これは中編です
「一回ただいまぁー!」
「あれ?どうしたの?トキ君」
「あぁちょっとね…鱗滝さん木刀四本ありません?」
「あるが何に使うんだ?」
「しのぶと義勇、錆兎の修行に」
「そうか…」
「はい!」
「ほどほどにしてやってくれ」
「ニヒッ必ず三人ともを俺がいるうちに岩を斬らせます」
「そうか…任せたぞ」
「はい!」
「ところでどういう修行を」
「えっと俺が前山でやったことのある。山の走り込み往復三回(仕掛けあり)と俺との競争(仕掛けあり)をやります!」
「トキ君競争ってどういうものなの?」
「えっと頂上に俺より早く着けば勝ち負ければ腕立て腹筋100回」
「えっと~ほどほどにね?」
「カナエ俺がそんなにひどい人間だと思ってたの?」
「そんなわけないじゃない」
「そっか…じゃあ行ってくる!」
そう言ってトキ君はいなくなった。しのぶ頑張ってね!
「よぉーし!お前ら山走るぞ!」
「え?」
「まずお手本見せるね?」
「ちょっと待って!」
「どうした?しのぶ」
「トキさんどういうことですか!?」
「えっと何かこの山仕掛けがあるらしいからそれ避けながら山を三回往復してね?それ終わったら頂上まで俺と競争わかった?」
「それはわかりました!だったらなんでこの修行をするんですか?錆兎さんと富岡さんが困ってます!」
「理由はね、いつでも落ち着いた呼吸ができるようにするためだよ!」
「落ち着いた…」
「そう!まず落ち着いてないと岩なんて斬れるわけないからね!だから頑張れ」
「はい!」「わかった」「なるほど」
「じゃあ頑張れ!」
そして私は山を走った。それは私が思っていたのよりも過酷で辛かった、特に仕掛けを避けながら走るのが特に辛かったと私はおもっている。でもこの訓練はトキさんが言ったように呼吸の特訓になると走っているなかで感じた。
疲れないように呼吸をするコツ。足に力が入りやすくする呼吸の仕方。先を見て行動する力がつくと思った。これらのことをトキさんと姉さんは、完璧にできて今は鬼殺隊に入っている。でもコツはわかった!今なら岩も斬れる気がする。
俺は、あの人トキさんは不思議と信じられる人だと思った。俺には姉がいた…早くも死んでいった親の代わりに俺を育ててくれた大好きだった姉が…でもそんな姉も結婚前夜急に現れた鬼から俺を守って死んでしまった。そのあとだなかなか人が信じられなくなったのは…それでも鱗滝さんのところへ来て錆兎や真菰と出会って仲良くなれて嬉しかった。それから始まった修行も苦しいものだったが、姉さんを殺した鬼を殺すために俺は鬼殺隊に入りたい。でも岩が斬れないそれは錆兎もそうだったそして真菰だけが岩を斬り試験に向かった。そして無事真菰が帰って来てくれたのはそのトキさんのおかげだと今聞いた。だから俺はこの人を信じて修行をする。
「よしっ!次は競争だよ!俺はハンデとして刀持ってやるね?あと心配しなくても刀は抜かないよ!」
「わかりました」
「この石が地面に落ちたらいっせいに走ってね?じゃあ!」
そして石を真上に投げ石が落ちてくる…そして数秒石が落ち一斉に走り始めた。
「トキさん!はや!!」
「…ん!?」
「なんなんだあれは?」
「走らないと!」
そして少年少女はトキのスゴさが改めて実感した。
次は修行終わります~
トキが柱になったとして初めての承子は?
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義勇
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炭次郎
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無一朗
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カナエ…柱になるのが早くなるけど
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その他(感想で誰が良いか言ってね?)