ワンの回数は3回だよ3回?(1回違いなら誤差でしか)ないです。
今回もほんへであまりふざけられなかったのであとがきで暴走します。
お気に入り、感想ありがとナス!
「俺だって殺す覚悟はあるんだよっ!!ざまあみやがれ!ぎゃはははっっっ!!」
奈落へと落ちていく萌樹と雫に対して大きな声で叫ぶ檜山。その顔は狂気で染まっていた。狂ったように笑い続けている檜山に対し、若干気圧されながらも光輝が確認をする。
「今のは…檜山がやったのか…?」
「そうだよ、やってやったぜ。ざまあないね、ぎゃははっ、………」
檜山の笑いが突然止まり、顔が蒼白になって脂汗が浮かび上がる。そして目が虚ろになり、なにかをうわごとのように呟きだす。
「ひぃっ、ああああ見られている見られている見られている見られているこっちに来る来る来る来る来る増えた増えた増えた……」
「檜山、檜山!どうしたんだ!しっかりしろ!」
急に様子がおかしくなった檜山に光輝が呼びかける。しかし檜山はそれに反応を返さない。それどころか呟きの声の大きさが少しずつ大きくなっていく。
「ああああああああすぐそこにいるよ見てるよあの
もはや最後の方は言語ですらなかった。相手の発した言葉を自動で翻訳する〝言語理解〟の技能でもただの何かの羅列にしか聞こえないということはそれにはもはや何の意味もこもっていなかったのだろう。
「ねぇ、南雲君と雫ちゃんになにしたの!なんであんなことを!ねえ!」
そこでようやく状況を理解し始めた香織が狂ってしまった檜山に詰め寄る。
「ねぇ光輝君、それ貸して?今すぐここで殺らないと…」
「い、いやダメだ。そんなことを香織にさせられないっ!それにまだ本当にしたのかを本人から聞けていないだろう?それに雫ならきっと生きている!だから大丈夫だ」
「南雲君は?南雲君はどうなの?それにもし生きていたとしても目には目を歯には歯を、だよ?似たような目にあわせないと…迷宮でならそんなものをどうしたってバレないから…なんで貸してくれないの、ねぇっ、光輝君っ」
「い、いや…」
ハイライトの消えた目で光輝に迫る香織。そして光輝は檜山の狂気に完全に気圧されてしまい、雫を奈落へと落としたことに怒るよりも檜山の前から離れたいという思いと香織に檜山を渡した場合に目の前で起こるであろうスプラッタへの恐怖、それとわずかばかりの香織を犯罪者にしたくないという思いに板挟みになり、檜山と香織の間に立ち尽くしていた。
「落ち着け」
メルド団長が香織に近づき手刀で意識を奪う。そして香織と檜山を担ぐと全員に撤退の指示をだす。
「あ、ありがとうございます」
ようやく場の変化について行けた光輝の感謝の言葉でその場にいたクラスメイトたちも放心状態からもどる。
「ああ…だがお前も勇者なんだ。狂気に負けるな、場の空気に飲まれるな。はあ、これから教皇様や王様になんと説明すればいいのだか…」
メルド団長はぼやきながら精神的に不安定になった生徒たちを誘導しながら迷宮から脱出し始めた。
―*―*―*―*―*―*―*―
萌樹たちが奈落へと落ちて5日後、いまだに香織は眠り続けていた。騎士団とクラスメイト一行は迷宮を脱出した次の日に高速馬車で王宮まで帰ってきていたのだが他のクラスメイトたちの状況も香織ほどではないがあまりよろしくなかった。無能と蔑まれていたハジメはともかく、学校で人気のあった萌樹と雫が目の前で底の見えぬ大穴へと消えていったのだから無理もないだろう。さらにクラスのリーダー的存在である光輝も部屋に引きこもったままである。これによって、生徒の内の幾人かは鬱に、他にもふさぎ込んでしまっている生徒が多くいた。王宮も萌樹と雫という召喚者のなかでもとりわけ大きな力を持つ二人が死んでしまったことで大慌てであり、教会側は他の生徒を殺め、本人自体がすでに狂っている檜山をどう処理するかで揉めていた。
「う、うん…ここは…?南雲君は…?雫ちゃんは…?………南雲君っ!雫ちゃんっ!」
ようやく眠りから覚めた香織。その音を聞いて香織の介抱用に専属としてあてられていたメイドが部屋へ入ってくる。
「香織様、お目覚めになられましたか。今お食事を手配いたしますのでしばらくお待ちください」
「そんなことよりここは?今は何日?南雲君は?雫ちゃんは?」
そう香織は叫びながら、入って来たメイドに恐ろしい剣幕で掴みかかり体を揺らそうするが力が入らずそのまま地面に倒れこみそうになる。
「あ、あれ…?」
「香織様がお眠りになられてから今日で5日目でございます。その間何も食べていらっしゃらなかったので体がうまく動かないのでしょう。今はお休みになられてください。それとここは王宮でございます。萌樹様、雫様、ハジメ様は迷宮からお戻りになられておりません」
「そ、そんな…」
メイドに体を支えられながら香織は再びベッドに横になる。するとそこへ光輝と龍太郎が香織の目が覚めたということを聞き、部屋に訪れてきた。
「入るぞ、香織?」
「嫌、来ないで光輝君」
香織が傍にいたメイドに鍵を閉めるように言い、光輝たちは部屋に入ることができなかった。
「香織、雫はきっと生きているはずだ。だから訓練を再開して雫を迎えに行こう。だから出てきてよ、香織」
光輝は部屋にいる香織に諭すように優しく話しかける。しかしその声には以前のような覇気は感じられなかった。
「帰って。もう光輝君なんか見たくもない。なんであの場であれを殺らせてくれなかったの?あんなのは死んで当然、そうだよね?光輝君。そうだ、今からあれを殺しにいかないと…」
扉越しにも伝わる香織のどす黒い殺意、それが恐ろしくなってしまい光輝たちは扉の前から急いで逃げ出してしまう。
「ねえメイドさん、ナイフって今持ってるかな?」
「いけません、香織様。もう一度お考え直し下さい。そのような短絡的な行動に出ると後で後悔されることになると思います」
「私は後悔なんかしないよ。だから、ほら?早く頂戴?嫌なら私はもらえなかったとしても別にいいよ?そうしたら首を絞めて殺してくるだけだから」
そのような会話を香織がしているとにわかに外が騒がしくなる。断片的に聞こえてくる内容から分かったのは檜山が自室で死んだらしいということ。香織はそれを知るとよろめきながらも部屋を飛び出し檜山の部屋へ向かおうとする。メイドが後をついてきているようだったが香織は気にせずに移動する。香織が部屋の前に着くとそこでは光輝と教会所属の騎士が言い合いをしていた。
「騎士さん、そこをどいてもらえない?私はあれの死体を直接見たいの。綺麗なままだなんて許せないからぐちゃぐちゃにしてバラバラにしてやりたいの」
後ろから香織の狂気混じりの声がしたため光輝は身をこわばらせる。そして震えた声で香織に声をかけた。
「か、香織、外に出てきたんだね。だけど死体にそういうことをするのはいけないと思うぞ」
「うるさい、光輝君は黙ってて。それで騎士さん?そこを通してもらえる?」
ひぃっ、という情けない声とともに光輝は尻もちをつきながら後退していく。香織は無言を貫く騎士に対し埒があかないと思い、部屋を出るときに気付かれないように回収していた紙の魔法陣に手を当てる。
「無理やりにでも通してもらうね。〝縛煌鎖〟」
すると騎士の足元から現れた無数の光の鎖が騎士を縛り付ける。騎士はそれを振りほどこうとするがそれはびくともしなかった。
「いけません!香織様!」
そうメイドが叫びながら走ってきたがそれも香織がもう一度唱えた〝縛煌鎖〟により妨げられる。そして香織は扉を開けると中の状況を目にした。
「あはははっ!死んでる、死んでる!」
その部屋の中では壁にうたれた杭にかけられたロープで首を吊り、力なく宙を漂う檜山がいた。
「でも綺麗なままだと嫌だよ。だから、ねっ!」
香織は魔法陣が書かれた紙を大量に取り出す。そしてそれに魔力を注ぎ次々に詠唱していった。
「〝光絶〟〝縛煌鎖〟〝光刃〟〝天絶〟〝封禁〟」
光の壁は檜山の体内に生み出され、鎖はねじ切るように強く縛り付ける。そして手に光の刃を生み出し、それで切り裂きながら少し離れた位置に発生した光の牢が檜山の死体を貫く。血に濡れながらも香織は笑い続ける。
「香織様っ!もうお止めになって下さい!」
メイドの声も香織には届かない。どこで間違ってしまったのか王宮の運命の針は、生徒達の精神は、もはや取り返しのつかないぐらい大きく狂い始めてしまった。
前回投稿してすぐの感想にはあとがきの事しか書かれてなかったんですがそれは…
前回の新説が野獣先輩のア○ナル並にガバガバで学会追放を食らったので学会に戻れるように今回は素晴らしい新説を用意してきました。
あ、あと投稿日時がTDNの日(勝手に決めた)の夜の810タイムです。こだわりました。
それでは新説です。ネタが少し古いので分からない兄貴は呼び飛ばして、どうぞ。
野獣先輩椎名深夏・真冬説
114514人の学者により議論され、様々な説が唱えられてきた野獣先輩、別名田所もしくはSCP-114514-JP。様々な姿をもつとされているが恐らく最も正解に近い説をこじつけられたのでそれを公表したいと思う。それは…
野獣先輩椎名深夏・真冬説
野獣先輩が女の子である時点でこの説は成り立っているようなものだが詳しい根拠を述べていく。
根拠①
野獣先輩はインタビューの発言より学生であることが判明している。
それは真の姿である椎名深夏・真冬が学生だからであるからだろう。
根拠②
野獣先輩はホモである。
なので野獣先輩の真の姿である椎名真冬がBL好きなのも当然である。
根拠③
野獣先輩は空手部に所属している。よって運動が得意であると言える。
椎名深夏も運動が得意である。
根拠④
野獣先輩はネット上で人間の鏡であると言われている。
椎名真冬はゲームを壊し泣いている男の子のソフトと自分のものを入れ替え、その子を笑顔にした。よって彼女も人間の鏡である。
根拠⑤
野獣先輩はネット上で人間の屑であると言われている。
椎名深夏はしょっちゅう主人公に暴力をふるっているので人間の屑とも言える。
根拠⑥
野獣先輩は人間の鏡と屑、その二面性が重要である。
椎名深夏・真冬は上記の理由によりそれを満たしている。
根拠⑥
椎名真冬はとても美しい儚い雰囲気を持った美少女である。
よって仮の姿である野獣先輩の時にアイスティーを淹れてしまうのも無理はないだろう。
根拠⑦
椎名深夏は胸が大きい。
野獣先輩の姿になるとその柔らかさが失われるため、野獣先輩は大きい枕を使っている。
根拠⑧
生徒会シリーズはギャグ性が高い。
野獣先輩の名言も汎用性とギャグ性が高いのは彼がこの世界の住人であるからだろう。
そしてこの説の最大の根拠と言えるのが次の二つである。
根拠⑨
深夏、真冬をローマ字で書くと次のようになる。
MINATU MAHUYU
この中気に食わないH,U,Yを墓地に送りNを召喚し並び替えると…
MANATU INMU
となる。これは椎名深夏・真冬が合体して野獣先輩となった証拠であるだろう。
根拠⑩
椎名深夏・真冬の誕生日は
9/6 2/22
である。
これを組み合わせ、計算すると
9^2*(6+2+2)=810
である。これも椎名深夏・真冬が合体して野獣先輩となった証拠であるだろう。
よって椎名深夏・真冬が野獣先輩の真の姿だと言えるだろう。