空の境界 『TheLost・of・Newworld』 作:レイノート
まあ、強鯖のいない私には無理だったんだよ(諦め)
今回から皆のヒロイン?浅上藤乃ことふじのんが出ます。
上手くかけているか不安ですが、よろしくお願いします
とある地下のBAR。薄暗くベッタリと黒で塗りつぶされた場所。もう何年も使われずにいるのか、部屋全体が埃まみれであった。
使い込まれていたであろうテーブルや背もたれが壊れかけているの椅子が放置されており、現在では不良達の溜まり場として使われていた。
そんな場所に五人の少年と一人の少女がいた。
こんな人の目のない所で行われることは大抵ろくでもないことだけだ。今彼等がしている行為はそういうことだろう。快楽だけを求める愚か者が必死に快感を得ようと一糸もまとわぬ少女へと暴行を働いてた。その行為に愛があるわけもなく、少女はただの道具としてか扱われていない。
この光景を目の前で見ている少女は動じない。どんなに嫌がっても感覚というものは全身へと伝わる。だがどれだけ少年らが行為を行っても、少女は死人のように静まり、ピクリとも反応していなかった。まるで感覚がないように。
「(…………)」
その虚ろな目には何を写しているのか。この状況に絶望し、心を閉ざしたのか。それともこの行為そのものを何とも思っていないのか。
それを分かるのは少女一人だけ。少年らはそんな考えを頭の片隅にも置きはしないだろう。
ある時だった。なんの反応を示さない少女に痺れを切らしたのか、不良の1人が金属バットを持ち出してきた。ほかの四人の制止も聞かずに、少女の一糸まとわぬ背中に全力の一撃を叩き込んだ。
「ドガッ!!」
「カハァ!!?」
何か砕けるゴキッという鈍い音が辺りに響く。あまりの光景に不良達も唖然としてしまっていた。
先程までなんの反応も示さなかった少女がもがき苦しんでいたからだ。先程の音は骨か何か砕けた音だろう。
不良達もこの反応には笑みを浮かべていた。彼女の惨状が彼らの加虐心に火がつけた。頭の中では、どうやって少女を痛め付けていくかを考えている。
「(これが…痛み…久しく感じていなかった…なんでだろう…苦しくて…辛いはずなのに………どうして……どうして…こんなにも…心地がいいの…。)」
少女はこの状況を喜んでいた。本来であれば人として絶望しても可笑しい程の状況に笑みを浮かべる。
壊れている。この身が感覚を失った日から今日にかけて、ずっと分かっていたことだ。感覚を失ったのは、幼い時の自身が犯した罪の代償だと。ずっとずっと後悔していた。少女も理解していたであろう。己が常人とはかけ離れた
「ハハッ…ハッハ…アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
一生分の笑いを使い切るかのように壊れた笑いを続ける少女。
この笑いは歓喜、悲しみ、憤怒の想いが込められたモノだった。良心という器から溢れ出す黒く染まった負の感情。最早止める事など出来ない。トリガーはもう既に引かれてしまったのだから。
殺す。殺す。殺す。
不良の五人に対する殺意が湧き上がる少女。
先程まで虚ろだった眼はそこにはなく、確かな色が宿っていた。血のように濃い深紅。まるで不良達の血みどろの未来を予言するかのように…。
頭の中に浮かび上がる一つの言葉。呪いのように纏わり付くナニカ。
本能の赴くままに視線の先にある一人の不良に眼を向け、頭の中に浮かんだ呪文を唱える。
『凶れ…』
グチュリという生々しい音。これが何を指したモノなのか容易に理解できた。
「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
絶叫が響く。
暗闇の中、赤い液体を撒き散らして、不良がのたうち回った。
少女はそれを確認してから、凌辱の限りを尽くされたボロボロとなった体を壁に手をつけながら立ち上がる。
不良は足をやられたようだった。
左足を力いっぱい絞った雑巾のようにねじ曲がっており、潰された肉の割れ目からは折れたであろう骨が露出していた。
先程まで持っていた金属バットが遠くへ転がっている。恐怖の余りに這いつくばった体を必死に動かして、逃げようとする。
その無様な姿は芋虫のようだった。
少女は逃げようとした不良の左足を踏みつける。
「ッ!!!!?じょ、冗談だろう…?」
「冗談?そうですねぇ…」
最早逃がす気など毛頭になく、少女は再び不良へと眼を向けて、
「今までの
魔眼を発動した。
グチュリグチュリと鈍い音を立てながら、時計の秒針がゆっくりと進むように、不良の体は徐々にねじ曲がっていく。
「い、嫌だぁ!!死にたくない!!死にたくない!!」
どれだけ悲鳴をあげようと助けを求めようとも、彼の死ぬ未来に変わりはない。ねじ曲がる速度が早くなっていく。
「それじゃあ…サヨナラです。」
無慈悲な死刑宣告。
彼の声は途切れ、物を言わぬ愉快なオブジェへと変わり果てた。
少女は、自分の頬に温かいものが付着していることに気づいた。
舌を動かして口に含み、唾液と共に咀嚼する。
まずい鉄の味がした。
「あは」
思わず笑みがこぼれる。
ボロ雑巾と化した不良にいつまでも時間を割く必要はない。仲間の死を受け入れらず固まっている他の不良達へと体を向ける。
先ほどのようにじわじわと獲物を一人ずつなぶり殺していき、精神的にも肉体的にも追い詰めていくのが最善だ。
だが。
何だか
駄目だと思っているのに、弾けるような高揚感を抑えられない。
彼女は不良達に、今まで見せたことないほどの満面の笑みを見せつける。
「それでは皆さん…さようなら」
今宵、抑圧され続けた
残酷な描写って書くのが難しいですねぇ…
藤乃の心情を自分が考えられる限りで書いたつもりです。
こんな駄作ではありますがご意見、ご簡素をお待ちしております。