ハーメルンバンドリ作家合同企画(テーマ交換・オリキャラ無し)   作:大里野上

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 今回は、『ぶち抜け!サバゲー合戦!』というオリジナル作品を書いていらっしゃる、キャベツご飯さんです!
 この作品が二作目ということで、二次創作は初めてなのかもしれませんね。初めての二次創作、どの様な作品になっている気になりますね!

 テーマ「ヤンデレ」
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あたしだけのおねーちゃん

「ん……ん!?んーー!!」

 

 時刻は午後6時半頃、氷川(ひかわ)家の長女である紗夜(さよ)は、目覚めるのと同時に自分のありとあらゆるところに違和感を感じた。

 

 まず最初に紗夜が感じたのは、体の周りに紐が巻かれ、身動きが取れない状態になっていたこと。次に感じたのは、口もガムテープでふさがれていたこと。極めつけには、この部屋が妹である日菜(ひな)の部屋であること。

 

(喋れないうえに身動きも封じられ、何もできなくなったわね……日菜もいないみたいだし、一体どういうことなのかしら)

 

 紗夜は今の状況に戸惑いながらも、冷静に考えているようだ。だが、解決法は何一つとしてない。迷宮に送り込まれたような感覚に陥ってしまった。

 

 

 

 それから考えること約五分。ついに部屋の扉が開いた。

 

「やっほーおねーちゃん!調子はどう?」

(日菜……やっぱりあなただったのね!)

 

 ここに入ってきたのは、この部屋の主である日菜である。紗夜は警戒心を剥き出しにしているのか、日菜のことを鋭い目付きで見つめる。

 

 一方の日菜は、とても楽しそうな様子で、今にもお得意の「るんっ」という言葉を発しそうである。

 

「んん……」

 

「あはっ、そっか、おねーちゃんは喋れないんだったね!今解いて上げるよ〜」

 

 わざとらしい口調で喋りつつ、日菜は口のガムテープを剥がす。口元だけ開放された紗夜だが、ここで一安心だとは思っていないようだ。むしろ、怒りの感情が表に出始めている。

 

「……それで、日菜。あなたはなんでそんなことをしたの」

 

 冷たい声で言い放った紗夜。それに対して日菜は全く怯えてなく、依然として楽しそうに感じとれる。

 

 数秒ほど考えたふりをした日菜は、笑顔を崩さぬまま──

 

「あたしがなんでこんなことをしたかって言うとね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おねーちゃんのことが大好きなんだ」

 

 ──狂気を込めながら、愛の告白をした。

 

「……は?」

 

 紗夜は日菜の言っていることが伝わらなかった。というより、()のせいで何を言っているのか伝わらなかった。

 

「ずーっと待ってたんだ……おねーちゃんをこうやって縛る機会が出来ることを」

 

「ちょ、ちょっと日菜?」

 

 突如語り始めた日菜に紗夜が呼びかけて止めようとするも、日菜の勢いはさらにヒートアップしていく。

 

「おねーちゃんを誰にも渡したくなかった。他の人にも見せたくなかった」

 

「日菜」

 

「おねーちゃんの周りにいる人がウザかった。 おねーちゃんはあたしだけのものだもん」

 

「日菜!」

 

「こうすれば、おねーちゃんはあたしだけのモノニナルンダ……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

 

「日菜っ!!」

 

 自分の思いをさらけ出し続けた日菜は、紗夜の怒声が聞こえてやっと止まったような()()()()()

 

「ん?どうしたの?」

 

「さっきから何勝手な事言ってるのよ……私は日菜だけのものじゃないのよ!私に執着しすぎなのよ!!いい加減この縄を解きなさい!!」

 

 完全に怒っている紗夜を目にして、日菜は満面の笑みだが、どこかが歪んでる気がした。

 

「ふふふふふ、お姉ちゃんも面白いこと言うんだね……!あたし、るんってしてきたよ……!」

 

「え?ど、どういうこと?」

 

 困惑の表情を浮かべる紗夜。突然変化する日菜の感情についていけず、主導権を握られてしまった。

 

「いいねぇ、そのおねーちゃんの顔……あたしその困った顔大好きなんだ……あはっ!」

 

「日、日菜?ちょっと落ち着きなさい?」

 

「私は落ち着いてるよ?ずっとおねーちゃんが欲しいだけでさ……正直、おねーちゃんが生徒会の人、ましてや燐子ちゃんとかと一緒にいるのも嫌だったんだよ……?だから……おねーちゃんのことをいただきます♡」

 

 ガブッ!!

 

「んんっ……!?」

 日菜は勢いよく紗夜の首筋に噛みついた。もう紗夜は抵抗することすら思いつかなかった。ゆっくりと日菜の行動を受けいれていく。

 

 そして少しした後、日菜は噛み付くことをやめた。しっかりと紗夜の首筋にキスマークを残して。

 

「ぷはっ……これでおねーちゃんは私のものになったね……♡」

 

「はぁ……はぁ……」

 

「じゃあね、おねーちゃん!また明日会おうね……♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きだよ、おねーちゃん♡」

 

 バタン!!

 

 

(日菜……)

 

 

 その頃から紗夜は、日菜のことしか考えられなくなった。 

 

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