ONE REINCARNATION 作:海賊
では第6話お楽しみにください
「あっ、剣崎君少し待ってくれないかな」
「何だ、平田?」
帰りのHRも終わり、俺は席を立ち上がると平田に声をかけられた。最初は無視しようと思ったがここで無視をしてしまったら他の女子生徒たちとの交流が途絶えてしまうと思い平田の頼みを聞くことにした。
「いや、大したことじゃないんだけど、剣崎君と連絡先を交換したくって」
「あ〜、連絡先ね、別にいいけど」
「ありがとう、じゃ剣崎君の連絡先を教えてもらってもいいかな?」
「別にいいけど、ほら」
平田の頼みは俺と連絡先を交換することだった。別に平田と連絡先を交換することは嫌なことじゃないため了承した。すると、何故か平田自身が自分の連絡先を教えるのでは無く俺の連絡先を聞いてきた。
俺は少し不思議に思いながらも端末を取り出し連絡先を平田に見せた。平田は端末を覗き込み俺の連絡先を登録した。
「ありがとう剣崎君、あと、少し端末を覗いたけどもう僕以外と連絡先を交換してるんだね」
「あぁ、登校中に仲良くなってな、まぁそいつとは別のクラスだけどな、じゃ俺帰るからまた明日」
「うん、また明日」
なんかこの平田って原作に比べると少し不気味な雰囲気があるな、やっぱ原作と性格が少し違うのか?まぁいいか。それより今日はコンビニに寄ってみたいし早く帰るか。
俺は平田と連絡先を交換したあとそのまま教室を後にした。
✝
教室を出て廊下を歩いていると伊吹からチャットが届いた。端末を起動するとチャットの内容は以下のものだった。
【伊吹】
澪 今日帰りコンビニに寄らない?
コンビニのお誘いだった。俺は元々コンビニに寄るつもりだったので「いいぞ」と返信した。するとすぐ伊吹から返信が来た。
【伊吹】
澪 じゃ、下駄箱の所で待ってるから
俺は「了解」と返信し、伊吹を待たすとうるさそうだから伊吹が待つ下駄箱へと急いだ。
✝
「待たせたな」
「別にあんま待ってないし、大丈夫」
「そうか、じゃ、早速行こうぜ」
「えぇ」
下駄箱に到着すると、伊吹は端末を弄り暇をつぶしていた。俺は伊吹に声をかけると伊吹は俺に気づき小走りで俺に近づいてきた。どうやら、あまり伊吹を待たせていなかったらしく伊吹の機嫌は良いままだった。
俺たちは合流すると直ぐに目的地であるコンビニへと向かった。
「ねぇ、ポイントのことについてどう思う?」
「ポイント?ん〜まぁ、俺が言えることは少なからずポイントは残しておいた方がいいと思うぜ」
茶柱先生の口ぶりからは必ず毎月10万ポイントが貰えると思い込んでしまうがそれは違い、本当は必ずしも毎月ポイントを貰えるかは分からないのだ。これは俺が原作知識が無くっても茶柱先生の言葉からして分かる事だ。まぁほとんどの奴はそんなことを考えず後先考えずポイントを使いまくるだろうな。そうなれば原作通りDクラスの来月のポイントは0になるだろう。
「へぇ〜、やっぱ
「アンタもって?お前のクラスの中にも気づいてる奴はいるのか?」
どうやら、伊吹が所属しているCクラスに在籍している生徒の中にもポイントについて理解している奴がいるらしい。まぁCクラスでポイントについて理解出来ている奴は龍園と金田と椎名ぐらいだろう。
「確か、龍園って奴が気づいてたと思うけど、なんかニヤニヤしてたし」
「龍園ね〜、まぁ、取り敢えず龍園には気をつけた方がいいぜ」
「龍園に?アンタ龍園のこと知ってんの?」
「いや、直接の面識は無いけど、少し小耳にはさんでな」
「ふ〜ん、分かった。取り敢えず龍園には気をつけることにする」
「あぁ」
原作通りならば龍園の性格はアレなため、逆らうと伊吹にも被害がいってしまうだろう。まぁ実際伊吹は龍園に反発してアルベルトにほん投げられたりしてるしな、ここで龍園のことを言っておいても間違えは無いだろう。
✝
俺と伊吹はそれからこの学校のことを話しながらコンビニに向かい数分後何事も無くコンビニに到着した。俺は今日の夕食を購入するため弁当売り場に急ぎ、伊吹は生活用品が購入したかったのか生活用品が揃っている売り場に向かった。
結構このコンビニは弁当の種類が多かったが、悩んだ末大好きな麻婆豆腐を手に取りカゴの中に入れ伊吹がいる生活用品の売り場に向かった。
生活用品売り場では、伊吹がシャンプーやリンスやボディソープなど様々な生活用品を籠に入れていた。あの伊吹でもやはりシャンプーなどには拘りがあるらしい。俺は原作で綾小路が堀北に勧めた5枚刃を伊吹に勧めると伊吹は少し顔を赤くしながらも思いっきり俺の太ももに強烈な蹴りをおみまいした。
普通の人間なら、この蹴りを喰らった場合は普通に痛がるが俺は転生特典イマジンブレイカーが発動しほとんど痛みは無かった。そして逆に俺の太ももを蹴った伊吹が痛がっていた。俺の太ももはそんなに固くはないと思うだが・・・・・・。
「・・・・・・ねぇ、剣崎、これどう思う?」
「ん?無料コーナー?」
しばらく痛がっていた伊吹は何事も無かったように目に入った無料コーナーの存在を俺に聞いてきた。
「う〜ん、まぁ、あれだろ来月以降ポイントを貰えなかった生徒に対しての救済処置だろう」
「ふ〜ん、やっぱ龍園やアンタが言った通り少しはポイントを余らせた方がいいみたいだね」
この無料コーナーは、来月以降ポイントを一切貰えなかった生徒に対しての救済処置なのは確かだろう。まぁここでこんな処置をとっておかないといくら外部との連絡を遮断されていると言っても少しは問題視されるだろう。それを見越してこんな救済処置を用意したのだろう。
それから、俺と伊吹は無料コーナーからそれぞれ歯ブラシとボックステッシュなど2つの生活用品を籠に入れお菓子などが並んでいるコーナーを見ていると伊吹がある事に気づいた。駄菓子などが置かれている場所に1人の女子生徒が不自然な行動をしていた。この女子生徒は1年Aクラスの神室真澄だった。神室は万引きを坂柳に見られ脅さいいように使われている少し可哀想な女子生徒だ。
今回もまぁ、万引きをしようとしているのだろう。まぁよく入学式初日に万引きをしようと思ったな、俺は取り敢えず神室が駄菓子を鞄に入れる前に伊吹に耳打ちで先に支払ってから先に帰るように指示を出した。伊吹は少し不満げだったが、今度埋め合わせをすると言ったらすぐ了承してくれレジに向かった。なんとも動かしやすいのだろう。
俺は伊吹がレジに向かい、神室が鞄に駄菓子を詰め込んだのを見てから神室に近づき、神室の腕を掴みこう言った。
「おい、万引きは辞めた方がいいぜ」
「・・・・・・・・・!?」
「ちょっと、こっち来て!」
「はぁ?ちょ・・・・・・」
神室は万引きの腕に自信があったのか、俺に万引きをしている所を見つかったことに対して驚きの表情をしていた。だが、すぐ何時もの表情に戻り俺の腕を掴みそのまま俺を店の外に連れ出してしまった。