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第2話
~15年後~
道場に天然理心流の看板を掲げる男の姿があった。
「これまで長かったなあ」
男はこれまでも道のりを思い出しているのか感無量という感じでつぶやいた
「俺がこうして道場開くことができたのは芹沢さんのおかげだ」
「なぜ道場を開こうと思ったのだ?」
「芹沢さん、いつの間にそこにいたんですか」
「いつでもよかろう。それよりなぜ道場を開こうとおもっかだ」
「それは……」
ドタドタッ
複数の学生が二人の近くに駆け寄ってきた。
「なにをそんなにあわてているんだ」
「わりいな、天然理心流の道場ができるときいて慌てちまって」
「土方さんより先に門下生になろうと思って急いだんですよ」
「貴様らは全員門下生になりに来たということで構わんか」
「おう」
「かまわねえ」
「無論だ」
学生たちの返答に芹沢はフムとうなずいていった。
「それでは自己紹介してもらえるかね」
「土方歳三12だ」
「沖田総司5歳です」
「永倉新八小二だ」
「原田左之助小一だ」
「斎藤一4つ」
「……いつのまにいたんだ」
いつのまにかちゃっかり増えていた斉藤に芹沢が突っ込みをいれる。
と、そのとき道場の中から傷だらけの小さな少年が顔をだした。
「芹沢さん。道場の掃除終わったぞ」