理想の姉上を求めて三千里   作:仮面ライダーゲイツ

3 / 8
今回は感想で頂いたアイディアを盛り込んだ話になります。


どこに行きましょうか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

sideオウギ

 

「さて、結構急に旅に出ることになりましたが、どこに行って、何をしましょうか?」

 

母上に快く?送り出され村を出た僕ですが、ある程度歩いた後、足を止めてこれからのことについて考え、自分に自問自答しているのが現在。

 

さて、此処で恋姫において、各地がどんな感じに繁栄しており、どんな人物が治めているのかまとめてみようと思います。

 

まず、この国の首都である洛陽だ。此処には皇帝陛下や天子様達が住んでおり、各地から沢山の貢物が送られて、沢山の人が集まるところです。

 

しかし、優秀な人物が集まるわけではなく、宦官と言われる玉無しのオカマ擬きを中心に民を金を貢ぐ財布、いやゴミや石としか見ていない腐った人間共が蔓延っている魔境となっている為、人が増え繁栄していくより早い速度で人が死んでいき、麻薬、人攫い、奴隷売買といった闇が繁栄しています。

 

此処で安心して生きるには宦官が大将軍にコネを作るしかありませんが、はっきり言ってオウギが悪の味方をするわけにはいきません。

 

だからといって内部潜入して内から壊そうにも規模が大きすぎて無理と言えます。

 

という理由で洛陽に行くのは無しですね。

 

官位は一応貰っておけるなら欲しいが無理をしてでも欲しい訳ではない為、行くとしても最低限にしようと思います。

 

 

 

 

 

洛陽の次に繁栄していると思えるのは袁紹と袁術の袁家でしょうか?

 

豊富な兵力と兵糧、資金を有している為、戦争を行うには1番向いている勢力と言えます。

 

しかし、袁家は袁紹派と袁術派に分かれている為、力は半減しているとも言えるます。

 

人材も質より量という言葉が合うぐらい低スペックの武将が多い印象を受けます。

 

しかし、当主である袁紹と袁術はどちらとも能力はあるのに馬鹿な為、取り入るのは楽だというのと、給金がいいと言うメリットもありますが、やはり乱世を生き抜ける器では無いので仕えるのは無いのと、当主の座を奪うのも難しい為、無しですね。

 

 

 

 

 

次は涼州の馬騰と董卓ですが、現在地と反対方向であるのと、土地が痩せている為、貧しい上に他国からの侵略を受けやすい為、無しですね。

 

当主は優秀だというのに、残念です。

 

同じ理由で幽州の公孫瓚もダメです。

 

器用貧乏だし、何より、、姉上が将来的に来る可能性がある所だ。絶対に行くわけにはいかない!

 

姉上と一緒に戦場に立つ?、、、危なっかしい過ぎて想像するだけで胃が痛い!

 

姉上が振った剣が手からすっぽ抜けて、こちらに飛んで来るといった有り得ないことがあり得てしまうから本当に怖い!

 

 

 

 

姉上が来る可能性がある為に、平原、徐州、益州も無しですね!

 

徐州と益州も、当主が無能なのに孫乾やら、厳顔と言った有能な武将がいる為、僕が暗躍するのにはかなり苦労することになりますし。

 

本当、無能な人が暴走すると何かすると恐いですが、それを支えている有能な人は鍛えられてメンタル的に強くなっている為に厄介だと考える為、この2つも無しですね。

 

 

 

 

 

豫州の曹操の陣営は結構いい印象が強いですね。

 

完全実力主義な為、能力さえあればよっぽどの問題行動を起こさなければ能力に応じた地位と金銭などを貰うことができます。

 

更に、今は曹操、彼女は学生の身のため自分の信頼できる人物は夏侯惇と夏侯淵の2人のみの筈。

 

今から僕を売り込んでおけば重要視される筈です。

 

ですが、少々女癖が悪いのが球の傷ですね。

 

私は百合を本で楽しむぐらいの業の深さは持ち合わせていますが、実際に目の前でやられてしまうと、百合百合しい雰囲気で、少し居心地が悪くなるかもしれませんね?

 

という訳では、曹操の所は有りと言えますね。

 

 

 

 

さて、残りは名前もろくに思い出すことができないモブ陣営と、劉備陣営と孫堅陣営ですかね?

 

勿論!劉備陣営は有り得ません!

 

という訳では次に行きます!

 

 

 

 

 

それで、孫堅陣営は曹操陣営と同じで実力主義な為、一見居心地良く思えますが実は違い、完全に昔から支えてくれている人と、孫家の間に強く結びついている絆で成り立っている陣営の為、外部から入る隙はなく、もし陣営に入ることができたとしても壁ができてしまい、孤立する可能性が出て来るので、惜しいですが無しですね。

 

 

 

 

総合的に曹操陣営が1番だと思えますね。

 

後、何処か有りましたけ?

 

うーん、、、、、、、、、、。

 

 

「ちょいとそこのお前さん。少し聞きたいんだが、少しいいかい?」

 

考えている所に誰かが僕に話しかけてきたようだ。

 

「あ、はい。大丈夫ですよ。何か僕に御用でしょうか?」

 

話しかけきた人物は、痩せ型の中年男性でした。

 

僕と似た様な色の髪の毛に細目。

 

見たところ武具らしき物は身につけていない様だが、身体の肉付きが鍛えられた鋭い短剣の様に無駄な筋肉がない。

 

これは完全に、戦う為に鍛えられた身体だと分かる。

 

そして、この人物は、僕より強い。

 

僕が小太刀を抜くよりも早く、この人は僕を体術で取り押さえることが可能だろう。

 

だけれど、まぁ。戦うことにはならないと思いますが、早く離れるべきですね。

 

「いや、ねぇ。道を聞きたいんだけどなぁ。桃の花が綺麗に咲く村なんだけれども、知ってるか?小僧。」

 

「小僧呼ばわりですか。まぁ、貴方から見たら僕は未熟な小僧ですよね。村は知っていますよ。僕はその村から来たので、よければどうぞ。」

 

僕は村までの道が描かれた地図を投げ渡した。

 

トス!と片手でキャッチしたこの人は丸められている地図を開き、チラッと一通り目を通すと、元に戻して懐にしまう。

 

「ありがとうよ。しかし、いい地図だ。誰が描いた?」

 

「僕の自作ですが、お役に立てて何よりです。」

 

「ほう。小僧、お前若いのに良い仕事しやがる。お前は大成するぜ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「それにしても記憶ってもんはあてにならねぇもんだなぁ。数年ぶりに村に顔出そうと思ったら、記憶と道が違うの何の。嫌だねぇ、歳を取るって事は。」

 

そこで、一間開けてこの御仁は再び話し始める。

 

「それで、小僧。お前さんはなんで考え事なんてこんな所でしてたんだ?俺でよかったら相談に乗るぜ。これでもあちこち回って来たからな。ただ長生きしているだけの爺いだがこれくらいの役にはたつぜ。」

 

「成る程。なら、お願いしても良いですか?」

 

「爺いの所は否定しないんだな。」

 

「ふふ、何のことでしょうか?」

 

「食えねぇ奴だな小僧。」

 

少し肩を落としているこの人の様子を僕は薄笑いしながら話を続けた。

 

僕はこの人にどこに行くのか迷っていること、仕官することも視野に入れていることを伝えた。

 

「成る程ねぇ。有名どころの陣営は粗方、分析済みって訳か。なら、小僧。お前さんはどの陣営が今の所いいと思ってんだ?」

 

「今の所は曹家が1番かと思っています。」

 

「曹家?あぁ、曹騰の所か。あそこのお嬢ちゃんは鬼才って噂されているらしいな。それに偉く別嬪さんらしいじゃねぇか?なんだ小僧?やっぱり仕えるならむさ苦しいオッサンより可愛い嬢ちゃんがいいってか?お前さん見かけによらずムッツリだねぇ〜。」

 

「違いますよ。茶化さないでください。ただ、昔から仕えた人がいる所は固い主従の絆で結ばれていることが多いので、新参者は入りづらい。更に土地が痩せていて、地理的に遠い所も除くと、曹家が1番だと思っただけです。」

 

冗談のキツイこの人を睨みながら答えると、手を振りながらまた茶化し始める。

 

「そんな怖い顔すんなよ。冗談が通じねぇ小僧だなぁ。」

 

そして、キリッと表情を引き締めてから話を続ける。

 

「さてと、俺の意見を言わせてもらうぜ。俺には曹騰の所の他にもう一つ候補があるぜ。」

 

「ほう、めぼしい陣営は粗方挙げたつもりでしたが、不覚です。それで、その陣営は何処なのですか?」

 

「自分の失敗も素直に認められるなんて、やっぱり小僧。お前は妙に冷静だな?見かけ通りの年齢じゃないって疑っちまうぜ。」

 

「遠回しに年寄り臭いって言いたいんですか?早く、教えて下さい。」

 

「わかったわかった。そう急かすなよ。俺が新たな候補としてあげるのは、荊州の劉表のとこだ。」

 

「劉表殿の陣営ですか?」

 

劉表、恋姫において名前も挙がった記憶が無いモブ武将。

 

治めていた土地の荊州はいつのまにか孫策が治めていたり、影が薄い印象しかないのが本音です。

 

ただ地理的には此処からは比較的に近い(曹家よりは僅かに遠い)為、向かうのは難しくない。

 

荊州自体は、海や川に面している為、魚や塩などが豊富に取れ、干物や塩が名産であった筈。

 

そして、荊州はかなり広く、劉表はその広い土地を1人で治めている為、かなり条件はいい。

 

それに荊州は漢の海運の中心を担っている為、土地の価値はかなり高い。

 

しかし、海や川の恩恵を多く受けている代償に、洪水の被害に遭いやすく、海からの潮風により一部の地域では作物が育ち難い。

 

あれ?そういえば劉表の陣営には孫家の様な有名な武将もいなかった筈だ。

 

更に劉表の2人の息子は無能であるらしく、ただ親の劉表の権力を振りかざしてやりたい放題であるらしい。

 

劉表も洛陽に勤めていた頃は優秀だったらしいが、今は立場に甘えて贅沢を尽くす無能に成り果てたらしい。

 

つまりは、劉表の代わりに荊州を治めたら、邪魔する有能な人物は居らず、民にも感謝される筈だ。

 

つまりは、あり中のありだ。

 

「盲点でした!有難うございます。」

 

「これくれぇならかまわねぇよ。」

 

「行き先が決まりましたので、先を急がせていただきます。最後に貴方の名を聞かせてもらっても?」

 

「あん?あー。ハァーー。仕方ねぇな。ゲンホウだ。覚えなくてもいいぞ。」

 

「それは真名では?貰えるなら貰いますが、僕は劉岱です。後、忘れません。」

 

「覚えておくき満々かよ。それでお前さんは真名教えないんだな。まぁ、俺が勝手に預けたんだからいいんだが。」

 

「えぇ、なので真名を貴方に預けるのは次会うときにでも。それでは失礼しますゲンホウさん。」

 

「おう、もう会わないことを祈るぜ小僧。」

 

そう一言ずつ交わしてから僕は荊州に向けて走り出した。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

sideゲンホウ

 

つったく。なんて面の皮が厚いやつだ。親の顔が見てみたいって、俺か。

 

立派に育って何よりだが、あいつの腰の小太刀。

 

あれ、俺が秘密の場所に隠してたやつだよな?

 

まさか、あいつ見つけて、ヤバイ!

 

小太刀と一緒に艶本も隠してたんだぞ!?

 

このまま、戻ったらあいつに殺されちまう!

 

、、、、、、、、、やっぱり、帰るのは次の機会に

 

ガシ!と俺の肩を誰かが背後から強く掴んだ。

 

「やっと捕まえたわよゲンホウさん。さぁ、隠し部屋の物についてと、いきなり居なくなった事について、教えて貰いましょうか?」

 

ヤバイ、嫁が怖い。

 

「小僧!戻って来い!父さんを助け!、ゴフ!?」

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

オウギ陣営の文官又は軍師キャラ追加について。武力はオウギとクロウでどうにかなりますが、政治や軍略がわかるキャラがいません。何処から連れてくれば?

  • 朱里と雛里
  • 風と稟
  • 他の水鏡塾の生徒
  • うたわれるものキャラから
  • 他陣営の傘下に入る

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。