理想の姉上を求めて三千里   作:仮面ライダーゲイツ

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息抜きのお試し番外編を投稿しました。

遅いですが、恋姫革命の魏をプレイし始めました。

ちょっと、描きたくなったので曹操軍と関わらせやすい設定の番外編を投稿しました。

架空の役職や、カップリングが存在しますので、了承の上でご覧下さい。


番外編〜張純(ベナウィ)
理想の主人を求め、既に1話目


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side曹操軍一同視点

 

 

 

ある日、我々の領地で貴重な書物である太平要術の書が3人組の盗賊に盗まれる事件が発生した。

 

華琳様は自ら兵を率い、賊を追跡。

 

後一歩で捉えることができるという所で、国境という壁に阻まれ取り逃がしてしまう。

 

直ぐ様、賊が逃げ延びた国の代表に軍を派遣する許可を貰おうとしたが当たり前に断られてしまった事はまだ、記憶にも新しい。

 

 

 

しかし、突然賊が逃げ延びた国の相、陳珪殿が隣の街にまで来ているから早く入れて欲しいと伝令を飛ばして来たのだ。

 

誰が考えても、賊の件だと分かるが、今更どうしたというのかという気持ちがある中、数日かけておもてなしの準備を整え、陳珪殿をお迎えしたのが先程。

 

よく手入れされたサラサラの蒼の髪の毛を腰まで伸ばし、艶のある肌。

 

見たものを虜にしてしまうような魔性の笑みを浮かべて、独特の雰囲気と容姿の似た少女を引き連れ現れた陳珪殿。

 

今回訪れた内容はやはり、逃げ延びた賊に関してのことであった。

 

この前は、陳珪殿の軍隊が責任を持って対処すると言っていたはずだが、精鋭の軍隊が少ないという理由から賊を討伐できず、その数も3人から数百から千までに増加したという事であった。

 

華琳様が逃したのだから、そちらで対処しろという陳珪殿に、そちらで対処すると言ったのだから、此方にはもう関係ないと断る華琳様。

 

話が中々進まないと判断した陳珪殿は、ここで切り札を1枚投入する。

 

 

 

華琳様と犬猿野良中である袁紹殿に増援を頼み用意があるという事を、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「、、、、、、いずれにしても、太平要術の書は取り戻すつもりなのでしょう?今なら、貴女達に優先的にさせてあげると言っているの、」

 

「、、、、、、貴女、国を売るつもり?

義にうるさい陶謙ならまだしも、袁紹は野心の塊よ?その提案を受け入れはするけれど、その後どうなるのか分からない貴女でもないはずでしょうに、」

 

「あら、それこそ他国のことなど陳留太守、曹操殿には関係ないことでしょうに、、それとも、、、、、、、、、、」

 

 

 

 

 

「先に買っておきたいのは貴女だったかしら?」

 

 

貴女の考えはお見通しよ。と言わんばかりの笑みを浮かべ話し続ける陳珪殿。

 

これが挑発である事はこの場に居る全て者、将だけでなく兵すら分かっている。

 

 

「、、、、、、、、、、」

 

 

いくらなんでもここまで分かりやすい挑発には、華琳様も乗る気は無いらしい。

 

微笑む陳珪殿を前にして、静かに表情を変える様子は無い。

 

 

「言ったでしょう?逃した賊を再び捉える機会をあげると、」

 

 

再び陳珪殿がこちらが仕方が無く譲歩してあげるのだ、という程で切り出し、

 

 

「助けてあげるのはこちらよ。」

 

 

素早く、こちらの台詞だと言わんばかりに返す華琳様。

 

 

「「、、、、、、、、、、」」

 

 

その会話を最後に、華琳様も陳珪殿も黙ったまま、視線をぶつけ合う。

 

チリチリと火花が弾けているようにも感じる雰囲気の中、時間がゆっくり流れ行き、、、、、、、、、、

 

 

「、、、、、、、、、、いいわ。同盟という形で、引き受けてあげる。」

 

 

折れたのは華琳様の方であった。

 

しかし、これは華琳様が陳珪殿に論破された、威圧に負けたという訳では決して無い。

 

仮にも、彼方は王に代わり、国を治める相。

 

対して華琳様は、ただ領地を借り受け、統治しているだけの太守。

 

この国において、力こそが全て。我々には力が足りなかっただけだ。

 

武力でも、資金力でも、国力でも無い。

 

地位という力が今回相手より低かっただけなのだ。

 

 

「でも、遠征にかかる費用は全てそちらで出してもらうわ。賊を千人も余分に討伐してあげるのだから、同然よね?」

 

「、、、、、、、、、、」

 

 

しかし、ただでは終わらない華琳様。

 

此方は無駄な戦いをするのだから、そちらは費用を賄えと当たり前の要求をする。

 

殆どの領主は、地位が上の者から要求された事に対しては条件や断る事が出来ないが、我等が主人、華琳様違う。

 

当たり前のことなのだから、当然に要求する。

 

 

「、、、、、、、、、、」

 

 

笑みが消えた陳珪殿。全てが自分の思い通りに進んだと思った矢先に、全額の費用負担が求められるとは流石に思っていなかった様だ。

 

少し考える時間を開けてから、、、、、、、、小さくほぅと息を吐く。

 

 

「えぇ、それで結構よ。」

 

 

と、再び笑みを浮かべて了承した。

 

 

「半月持たせなさい。それで、その賊は一人残らず駆逐してあげる。」

 

「準備に半年と言われて助かったわ。こちらも州内の根回しをもう少ししておきたいから、その時点で改めて遣いを送るわ。」

 

 

ここまでで、今回の会談は終わりのようだ。

 

その後、娘の陳登を紹介し直ぐここから出立した陳珪殿。

 

2人を見送り終えると、謁見の間に将を集め、軍議を早速開く華琳様。

 

 

「あのお方、、、、、、、どこまでが本心だったのでしょうか?いくら戦力が心許ないとは言え、他国の兵を自領に引き入れるなど、、、、、」

 

 

心配そうな表情を浮かべ、疑問を口にする柳琳。

 

 

「さあね。けれど、これで貸しを作っておくのも悪くはないでしょう。もちろん、向こうに良いようにされないように、色々と根回しは必要だけれど、、、、、、、まずは許昌ね。」

 

「許昌というと、まさか。」

 

 

秋蘭が考え込むと、直ぐに華琳様が誰に伝令を送ろうとしているのか思いつく。

 

 

「秋蘭が思った通りよ。門前将軍、張純殿に根回しをお願いする事になるわ。」

 

「琶那(ベナ)様の元に遣いを送るのですか!?でしたら、その役目は私にお任せいただけませんかお姉様!」

 

 

何時もの穏やかな雰囲気を吹き飛ばす勢いで立候補する柳琳。

 

 

「安心なさい。元々、貴女に頼むつもりだったわ。でも、今はゆっくり汗でも流してからでも遅くわないでしょう?ねぇ、栄華?」

 

「く、出遅れましたわ、、。何故、柳琳ばかりに良い所を、、。前だって、柳琳が、、、、、、」

 

 

爪を噛みながら、ブツブツつぶやき続けている栄華は華琳様の言葉が聞こえていないようだ。

 

 

「はぁ、またね。この娘はなんでこんなに拗らせてしまったのか、、、、、、。栄華!」

 

「は、はい!なんでしょうか華琳お姉様!」

 

「休みたいのだけど、準備はできているのかしら?」

 

「はい!お風呂も、寝床も、お食事の準備も整えて御座います!」

 

「ならば、今日の所は解散!柳琳は明日以降、準備が出来次第出立しなさい。」

 

「「「「「「ハッ!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜一方その頃の許昌の執務室〜

 

 

 

「べ、ベナ。もう、おれは無理だ、、、、、、、。」

 

「北郷さん!私を置いていかないでください!私だけでは抑えきれない!」

 

「ベナ、お前に拾われたお陰で、生き延びた、、俺だから。お前に恩を返そうと、、、頑張ったんだぜ?でも、やっぱり俺は役立たずだったのかな?」

 

「北郷さん!いえ、貴方は役立たずではありません!貴方と居るととても楽しかったです!私に始めて親友ができたんだって思えました!だから私を置いていかないでください!」

 

「ベナ!」

 

「北郷さん!」

 

「すま、ん。やっぱり、もう無理〜、眠い、Zzz〜」

 

「北郷さん!起きてください!私だけではこの量の書類は処理出来ません!北郷さぁぁんーー!!!?」

 

 

翌日、処理済みの竹簡の山に埋もれた男性2人が、文官達に発見されたとか、されなかっただとか、、、、、、、、、、

 

 




ベナウィを本当は真名にしたかったんですが、感じにするのが難しかったのでベナにしました。

あと、柳琳と栄華、香風可愛い!
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