「お疲れ様です」
「「「お疲れ様でした!!」」」
午後4時職員室を出て溜め息を付く。
どうして今時の高校生はすぐに下ネタに走るのだろう...やはり思春期が原因か?
「溜め息吐いてどうしたんですか?」
横を見ると一人の女性が立っていた。
「五...中野先生ですか」
「なんですか!その残念そうな顔は!」
俺はそんな残念そうな顔をした覚えはないんだが...
「それより早く行きましょう」
はいはいと答えて教師用の玄関から出て車に乗る。五月も遅れてやってくる。
ちらりと横を見る、なんとも美人なんだ。沈みかかっている太陽が照らし出している。
「なんですか?上杉君いや、風太郎」
ニコッとした笑みはまるで女神みたいだった。
さて、自己紹介が遅れたな俺の名前は上杉風太郎。母校である旭高校で教師をしている。そしてこの隣にいる女性は上杉五月。俺の妻で世にも珍しい五つ子姉妹の末っ子でもある。今は同じ母校である高校で教師をしている。しかも俺が担任で五月は副担というなんとも仕組まれているだろとツッコミたくなるような組み合わせだ。さらに学校の都合上名前は旧姓「中野と名乗っている。
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車を止めてシートベルトを外して外に出る。
「早く行きましょう。待ってますよ」
「そうだな」
やって来たのは俺の家の近くにある幼稚園だ。
駐車場から約数十歩歩いて門を開ける。
「あ、お父さん、お母さん!」
タッタッタとこちらに一人の女の子が走ってくる。五月に似てセンスの欠片も...センスのあるヘアピンを着けていてる。
「あ、お父さんとお母さんですか!いつもお迎えご苦労様です!」
「こちらこそいつも五美(いつみ)がお世話になってます」
まぁ、俺はいつもというほどじゃないがな。大抵は五月が来ている。
今俺の足の裾を引っ張っているのは俺と五月と娘である。名前は上杉五美。母親の五月に似て敬語かつ俺と五月がキスをしようとした途端「不純です!」と言う。それ故凄く食欲旺盛。それに俺と同じく頭がいい。
「いえいえ。五美ちゃんいつもお利口で助かってますよ」
そう言えばまえに五月が五美のこと話してくれてたな。
『今日ね先生から「五月ちゃんには助かってますよ。いつも先頭に立って物事を済ませて、年下の子の面倒とかみてくれて」って言ってて。もう嬉しくて...』
その時の五月の笑みがニタァとしてて不覚にもブバァと飲んでいていたお茶を吐き出してしまった。
「そうですか...」
「お父さん、お母さん早く帰ろー!」
「あ、ああ。では、また。よろしくお願いいたします」
俺は五美に手を引っ張られながら幼稚園を後にする。
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日が沈み月が出てきて、俺たちは夜ご飯にしたんだが...
「「いただきまーす!!」」
二人とも食欲旺盛すぎる。五月に至ってはご飯7杯もおかわりをするようになっている。五美は5杯という信じられない光景を目の当たりにしているのだが...日常茶飯事なので気にしないようにしているが...こう毎日こうもたくさんご飯を使ってしまっては白米が心もとい。
「お前らあんまり白米おかわりしすぎるなよ。じゃないと...」
「「ん?」」
二人ともリスみたいに頬に食べ物を摘めている。
「これからはご飯おかわり2杯までにするように」
二人は青ざめた顔をしていた。頬に摘めているご飯を飲み込み抗議する。
「お父さんそれはダメです!ねぇお母さん!」
「勿論です!でないと餓死してしまいます!」
ねー!と二人顔を揃えて言う。
というか2杯で餓死するってお前の胃袋はブラックホールか?
とまあなんとか抗議して説得は出来た。
ご飯を食べ終え、テレビを見終え、風呂に入り五美はカーペットの上でスヤスヤと寝てしまった。
五月は五美を抱っこして布団の上まで連れていき、毛布を掛け、リビングに戻ってきた。
「全くお前ら親子は食欲旺盛なんだろうな」
「仕方ありません。お腹が満腹にならないんですから...」
満腹にならないってどういうことだ?とうとう腹の中にブラックホールでも買い始めたか?
しかし、ここで「太るぞ」と言ったら逆戻り効果となってしまう。
「ですが、風太郎の言うとおりご飯はこれから2杯にしますね」
「そ、そうか」
「その代わり...」
「え...」
五月はソファーに座っていた風太郎を押し倒し腰の上に股がった。
「風太郎を食べます」
そう言って五月は大胆にもキスをし、舌を絡ませてきた。
「なら、食べてみろ」
その後二人はお互いに甘いものをいただきました。しかしトイレと言って起きてきた五美にバレて中途半端な形で終わったことは本人たちも知るよしもなかった
次回から曲のタイトルを使ったタイトルになります