水人間のヒーローアカデミア   作:まーしー34

10 / 18
皆さんお久しぶりです!
リアルが忙しくなかなか更新出来ませんでした。
更新してない間に通算UA19000越えに感想 お気に入り登録や誤字報告もありがとうございます!
書き溜め等はなく思いつきで書いてますのでこれからも亀更新ですがよろしくです!


第9話 USJと敵襲来の巻 (1)

~大騒ぎした学級委員長決めとマスコミ事件の翌日

 

 

 

「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイトそしてもう1人の3人体制で見ることになった。」

午後のチャイムと同時に相澤先生が話し出した、相変わらず時間にピッタリなところを見ると本当に合理主義者だと思う。

前回はいきなりの「戦闘訓練」だったため今回は何をするのかと期待しつつも少しドキドキしていた。

 

「今回行うのは災害水難なんでもござれ『人命救助(レスキュー)訓練』だ」

相澤先生は「RESCUE」と書かれた札を掲げて宣言した。

(前回は「BATTLE」だったし何種類かあるんだ…)

 

「レスキューかぁ…今回も大変そうだな」

「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ? 鳴るぜ!!腕が!!」

「水難なら私の独壇場ケロケロ」

(私もレスキューヒーローを目指すものとしてこの訓練から学べるだけ学ばないと!)

私は心の中で決意するだけだったが他のクラスメイトは先生の言葉に反応して声を上げていた…先生の説明中に口を挟むと……

 

「おい まだ説明中」

相澤先生の鋭い眼光と低い声に静まり返る教室…思った通りだった。

 

「ったく… 今回戦闘服の着用は各自の判断で構わない、中には活動を限定する戦闘服もあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上準備開始」

少し呆れながらも相澤先生は説明を終え、教室の壁に格納されている「戦闘服ロッカー」を動かして教室を出ていった。

 

「さてと、早く準備しないとまた先生に怒られちゃうし早く着替えようか。」

私はクラスメイトにそう声をかけて戦闘服の入ったケースを取った。

 

「そうだね…相澤先生迫力凄いし…」

お茶子が私に続いてケースを取りに来たのを見て他のクラスメイトも次々にケースを持って更衣室へと向かった。

 

「ここはクラス委員長である僕が仕切るべきだった!!」

何故か膝から崩れ落ちてる飯田くんを除いて…

 

 

~屋外 バス乗り場

 

周りを見てみるとこの間の戦闘訓練で戦闘服が破損してしまった緑谷君以外は戦闘服を身にまとっていた。やっぱり自分で考えた戦闘服だからなるべくみんなも着たいのだろう。まぁ私もその1人なんだけど…

 

「バスの席順でスムーズに行くよう番号順に2列で並ぼう!!」

さっきの失態(?)を取り戻すためか飯田くんが先頭で音頭を取っていた。

しかし

「こういうタイプだった、クソウ!!!!!」

バスの席はボックス席ではなくお互いに向かい合う対面席だった為、またしても落ち込むクラス委員長だった。なんか頑張りは空回りしてるけど飯田くんには好感がもてると思った玲奈だった。

 

バスでの移動中に、私の向かいに座ってた梅雨ちゃんが口を開いた。

「私思ったことをなんでも言っちゃうの、緑谷ちゃん」

「あ!?はい!?蛙吹さん!!」

女の子と話し慣れていないのか、顔をほんのり赤くして分かりやすく焦る緑谷君と、

「梅雨ちゃんと呼んで」と相変わらずの梅雨ちゃん。そして梅雨ちゃんは緑谷君に顔を向けると

「あなたの『個性』オールマイトに似てる」と言った。

 

その言葉に緑谷君は酷く驚いたのか「あの」とか「えっと」しか言えずにワタワタしていた。

 

「待てよ、梅雨ちゃん。オールマイトはケガしねぇぞ?似て非なるアレだぜ」

ツンツンヘアーの切島くんが2人の間に口を挟んだ。

「しかし増強型のシンプルな『個性』はいいな!派手で出来ることが多い!俺の『硬化』は対人じゃ強えけど如何せん地味なんだよなー」

腕をガチガチと鳴らして硬化させながら話す切島くんに「すごくかっこいいよ!」と目を輝かす緑谷君。

 

「やっぱ派手で強えっつったらやっぱ轟に爆豪、水谷辺りだな」

「えっ?私?」

切島くんの話す事に耳を傾けていたけどまさか私に話が振られると思わなくって思わず驚いてしまった。

 

「そうだね、水谷さんの『個性』は強力だよね。戦闘訓練でも上鳴くんを封殺してたし底が見えない。一体どんな個性なの?」

「おい緑谷その話はやめてくれ…」

再び目を輝かせる緑谷君と何故か巻き添えを食らって落ち込む上鳴くん。あの戦闘訓練の後上鳴くんは男子にあの醜態を聞かされて落ち込んでいたらしい。少し申し訳なさを感じる…

 

「私の『個性』は…………」

と口を開きかけた瞬間

 

「お前らもう少し静かに出来ないのか?」

バスの助手席に座って居た相澤先生からまた鋭い目線と共に注意された。

 

その姿にまたクラスメイト一同は静まり返ったが正直私は助けられたと思った。『水流操作』と『個性』を騙るのか本当の事を言おうか迷ったからだ、でもまだ私には本当の事を言う勇気は無い…

 

ちなみにその後また『個性』の話になったが矛先は前回の戦闘訓練でビル1つを半壊させた爆豪に移った。またそこで騒ぎ出し相澤先生に

「お前らいい加減にしとけよ…」

と再び怒られるA組だった。

 

 

 

~雄英高校敷地内 USJ

 

相澤先生に一喝されて少しするとバスが止まった。目の前には某テーマパークのような巨大な施設が姿を現していた。

 

「「「「「「すっげーーー!!USJかよ!!!!」」」」」」

その巨大さに驚いたクラスメイトが声を上げていた。やっぱそうだよねUSJだよね(笑)

 

「水難事故、土砂災害、火事etc.、あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です その名も『U(嘘の)S(災害や)J(事故ルーム)』!!!」

宇宙服のようなコスチュームを身にまとったヒーローがその言葉と共に姿を現した。

((((((ほんとにUSJだった………))))))

 

「スペースヒーロー『13号』だ!災害救助で目覚しい活躍をしている紳士的なヒーロー!!!」

「わーー!私好きなの13号!!」

何故か誰かに説明している風の反応をする緑谷君と喜ぶお茶子を目にしながら私もテンションが上がっていた。

実は私の両親も主に火災現場を中心に活躍するプロヒーロー「フレイムバスターズ」であり、両親と13号は共に仕事をすることも多いため話はよく聞いていた。

尊敬する両親と肩を並べる13号の事も尊敬しているので、雄英高校の先生だったのを知ってとても嬉しかった。

 

「あれ?オールマイトは?」

「ほんとだ居ないね。まだ来てないのかな?」

この「救助訓練」は相澤先生と13号先生、そしてオールマイト先生の3人で行うと説明があったが、オールマイト先生の姿がどこにも見えなかった。

 

「…不合理の極みだなオイ」

13号先生となにやら会話をした後、ゲンナリとため息をつく相澤先生を見るとおそらく遅れてくるのだろうと思った。

 

「ったく…仕方ない始めるか」

改めて訓練開始を告げる相澤先生に待ったをかける13号先生。

 

「えー始まる前にお小言を1つ2つ…3つ………4つ」

(((((増える…)))))

 

何故か増える数字に少し動揺するクラスメイトを前に13号先生は話し出した。

「皆さんご存知だとは思いますが僕の『個性』は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」

 

「その『個性』でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」

緑谷君が13号先生の話を聞いてそう答えた。

 

13号先生はその言葉に答えると落ち着いた声で話を続けた。

「…しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう『個性』がいるでしょう。超人社会は『個性』の使用を資格制にして厳しく規制する事で一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる『いきすぎた個性』を個々が持っていることを忘れないで下さい。」

「相澤さんの『体力テスト』で自身の力が秘めてる可能性を知り、オールマイトの「対人戦闘」でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。」

「この授業では…心機一転!人命の為に『個性』をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのでは無い、救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。……以上ご清聴ありがとうございました!」

 

話し終えてぺこりと頭を下げた13号先生に生徒から拍手が送られた。私も思わず拍手を送っていた。やっぱり現役のヒーローからの言葉は心にズンと響くものがあった。

 

「そんじゃあまずは…」

拍手がなりやんだ後に相澤先生が話を切り出そうとした時に私は何かに気づいてしまった。USJの中央にある噴水の水がいきなり不自然に揺れ動いたのだ。そして噴水に目をやると、何か黒い小さな渦のようなものが見えた。

私は個性の関係で水の音や動きには人より敏感であるのだが…

 

「先せ………」

 

「一かたまりになって動くな!!!!!!!」

 

異変を相澤先生に伝えようと声をかけようとした瞬間、相澤先生が今まで聞いたことがない程の大声を上げた。

 

 

「なんだアリャ!? また入試ん時みたいなもう始まってるパターン?」

状況が飲み込めず的外れな事を言う切島くんに再び相澤先生は大声で警告した。

 

「動くな!!あれは『(ヴィラン)』だ!!!!」

 

歪んだ空間から次々に飛び出してくる人影と臨戦態勢をとる先生を目にしてようやく状況を把握したクラスメイトたちに動揺が走った。

 

「13号!!!生徒を守れ!!」

 

現れた『(ヴィラン)』の中心――――――人間の手のような物が身体の至る所に張り付いている男を見た瞬間、私はとてつもない寒気を感じた。

 

これが『(ヴィラン)』。プロヒーロー、そして両親が普段何と戦い、向き合っているのか。それは途方もない『悪意の塊』だった。




ここまで、読んで頂きありがとうございました!
少しでも「面白い」と感じてくれた方は《お気に入り登録》や現時点での《評価》をして頂けると、とても嬉しいです。

筆者は単純ですので高評価して下さるとめちゃくちゃ喜んで次の更新も頑張るようになります!(笑)

お手数おかけして申し訳ありませんが、下の広告下に評価ボタンがありますのでどうぞよろしくお願いします!

はい 毎度の如く進みが遅いです(笑)
原作の話を追っているのでどうしても会話が多くなってしまいますがお許しください!
次回では玲奈ちゃんと敵の戦闘を書きたいと思いますので気長にお待ちください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。