前話投稿後、やけに評価が伸びていると感じ、初めて日間ランキングを覗いた筆者でしたが、なんと総合59位、二次創作限定では47位にランクインしておりました!
おかげさまでUAも5000件以上増え4万目前に、高評価も多数頂いたようでものすごく嬉しかったです!
これからも投稿頑張りますのでよろしくお願いいたします!
都内 某所 とあるバー
繁華街から1本裏路地に入ったところに、1軒のバーがあった。外にはいつも「CLOSE」の札が掛かっている少し古ぼけたバーだ。
その中で突如空間が黒く歪んだ。
「…ちっ、予想外のことが起き過ぎた。脳無もやられ、手下共は瞬殺、おまけに子どもも強かった。完敗だ… 何よりも、平和の象徴は健在だった。話が違うぞ先生…」
死柄木が、不機嫌そうに首元をガリガリと掻きむしりながらモニターに向かって話しかけた。
「違わないよ、ただ見通しが甘かったね。」
「うむ…舐めすぎたな、敵連合なんちゅうチープな団体名で良かったわい…ところで、わしと先生の共作『脳無』は回収してないのかい?」
モニターからは落ち着いた男性の声が聞こえてきた。
「オールマイトに一撃の下に吹き飛ばされました。正確な位置座標を把握出来なければ、いくらワープと言えども探せないのです。応援が迫っていることもありそのような時間は取れなかった。」
転移を終え、ワープゲートからスーツを着た人型に戻った黒霧が「先生」と呼ばれた男の言葉に答えた。
「せっかくオールマイト並のパワーにしたのに…まぁ仕方ないか、残念。」
口では残念と言っているが、本当にそう思っている様には思えない口調で返答があった。
「特になんなんだあの水を使う女子生徒、ものすごく強かったぞ。黒霧が火災エリアに放り込んだから恐らくはくたばったと思うけど。あいつがいなかったらもっと生徒を殺せた筈なのに…」
忌々しげに死柄木が呟く。
「ほう、水の個性か、便利そうだが死んだならしょうがないな。それに今回のことを悔やんでもしょうがない!決して今回のことだって無駄では無かったはずだ、精鋭を集めよう!時間をかけてゆっくりと。我々は自由に動けない、だから君のような『シンボル』が必要なんだ。死柄木弔!!次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!!!」
そう死柄木に発破をかけるとモニターの電源は落ち、そこには砂嵐が残るだけだった…。
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USJ内 出口付近
「えっ?何事?」
竹筒から出てきた玲奈は、周りの状況を把握出来ていなかった。キョトンと小首を傾げる玲奈は、幼女になっていることもありいつもより可愛らしい印象になっていた。
「え、いやいや、こちらも驚いたんだけどね。皆から聞いたんだけども、あの脳無との戦闘からよく生還してくれたね。君の皆を守ろうとする勇気はヒーローにとっては不可欠なものだよ。でも1人で抱え込みすぎないように。でも本当にありがとう、よくやってくれた。」
オールマイトは、目の前で起きたことに驚きながらも、本当に「少女」になってしまった玲奈の手を握った。
「玲奈ちゃん!!よかった。うち、玲奈ちゃんが死んでもうたと思って…」
お茶子が真っ先に玲奈の元へ駆けつけて力いっぱい抱きしめた。
お茶子に続いて他のA組クラスメイトも玲奈の元へ駆け寄った。
「よかった!!よかったよ!!」
「済まなかった、ボクがもっと早く応援が呼べていれば…」
「…サラシ、ふんどし…はっ!?殺気!?」
「その格好も何ですし、どうぞ。」
上から滂沱の涙を流す緑谷、玲奈が無事だと知っても尚自身を責める飯田。こんな状況でも、脳内ピンクの峰田、個性で上着を作って玲奈に手渡す八百万だ。
「すまない、私は刑事の塚内という。すぐに事情聴取という訳にはいかないと思っていたが、水谷玲奈さんだったね。君はあの爆発をどう回避したんだい?聞くところによると、とても生きて帰れるような規模の爆発じゃ無かったらしいじゃないか。あの戦闘を終えて、まだ疲れているだろうに申し訳ないのだが、これだけ教えてくれないか?」
トレンチコートに身を包んだ警察官が玲奈に話しかけた。
「大丈夫ですよ、特に私にダメージは無いですし。私の個性は『水人間』身体を構成しているもの全てが『水』なんです。今は人型になっていますが完全に液体になることも可能なんです。なので私の身体が水蒸気爆発で蒸発しきってしまう前に、そこにある竹筒に身を隠したんです。あれは私のコスチュームでとても頑丈に作ってあるので。まぁ、完全に無事って訳でもないんですけどね。」
自身の短くなってしまった手足を見て、玲奈は自嘲気味に笑いながら説明をした。
なるほどね、と頷く塚内の横でオールマイトが口を開く。
「時に水谷少女、君はきちんと戻れるのかい?今はかなり縮んでしまっているが。」
「はい。私の身体に馴染んだ『水』じゃないといけないので、すぐに元通りとは行きませんけど1週間もしないうちに元に戻れますよ。」
玲奈はオールマイトにそう答えると、クラスメイトの方を向いた。
「皆、今までごめんね。私この『個性』のことがあまり好きじゃなくて、皆の前で嘘ついてたの。けどもう自分を偽るのはやめる。そんなんじゃ自分の目指す『本当のレスキューヒーロー』にはなれないからね。こんな私だけど、また仲良くしてくれるかな?」
玲奈は少し遠慮げにクラスメイトに自分の思っていることを伝えた。
「そんなの決まってるじゃん!もう私たち友達なんだよ?そんなこと気にしないでいいよ!」
三奈がそう言うと玲奈に抱きついた。三奈が抱きつくのを皮切りにA組女子一同で玲奈を抱きしめ、各々言葉をかけて言った。
男子は輪に入れなかったが、気持ちは同じだった。
「皆、ありがとね。」
そう言って笑う玲奈は、お日様のような晴れやかで暖かい笑顔だった。
「そういえば相澤先生と13号先生は?大丈夫なんですか?」
玲奈がハッとした様子でオールマイトに声をかける。
目の前の玲奈のことで頭がいっぱいだったクラスメイトも、オールマイトや塚内刑事に聞いた。
「イレイザーヘッドは両腕の粉砕骨折と顔面骨折だが、意識はもう回復しているらしい、後遺症も心配いらないそうだ。13号も裂傷は酷いが命に関わる怪我という事もない、復帰もすぐできるそうだ。」
大事には至らなかったという状況を聞き、胸を撫で下ろすA組一同に塚内が声をかけた。
「さあとりあえず雄英の方に戻ろうか、帰りは私たち警察と先生方で引率しながら戻るから安心してほしい。」
雄英に戻ったあとは、一人一人簡単な事情聴取を行い、今日は下校となった。
敵の襲来があったということで、翌日は臨時休校となったが、敵の襲来や事情聴取などで疲れきったA組一同は泥のように眠った者がほとんどだったそうだ。
もちろん玲奈も帰宅すると同時に、自身のベッドであるドラム缶の中に入って眠りにつくのであった。
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翌日 雄英高校
「皆ーーーー!朝のホームルームが始まる!席につけー!」
「ついてるよ。ついてねーの、おめーだけだ」
クラス委員長と言うことで、張り切りまくっている飯田に瀬呂がツッコミを入れていた。そして予鈴が鳴ると同時に。
「おはよう」
顔中や両腕に包帯を巻き、ミイラ男のようになった相澤先生がヨロヨロとしながらも教室に入ってきた。
「「「「「「「相澤先生復帰早ええええ!!!!」」」」」」」
無事とは知っていたがあまりの復帰の早さに驚くA組だった。
「俺の安否はどうでもいい、それよりもだ。まだ戦いは終わってねぇ」
生徒の心配をよそに教壇に立った相澤先生がそう話した。
「戦い?」「まさか…」「まだ敵がーー!?」「なになに?」
各々がそれぞれ反応をすると少し溜めて相澤先生が一言。
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「「「「「「クソ学校っぽいことキターァァァァァ!!!」」」」」」」」
教室に絶叫が響き渡った。今日もA組は賑やかだなと、微笑む玲奈だった。
玲奈ちゃんの活躍もあって相澤先生の後遺症は無し。
そして脳無も水蒸気爆発からの再生途中だったこともあり、オールマイトが滅多打ちをしなくても倒すことが出来たのでオールマイトの活動時間もそのままに!!玲奈ちゃん有能!!
ちなみに玲奈ちゃんは身体が戻りきっていないので、まだロリ玲奈ちゃんです。
ちなみにロリ玲奈ちゃんのサイズは
身長約120cm 体重約20㌔程になってます。ロリ玲奈より小さい峰田ェ…
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