社畜の軌跡   作:あさまえいじ

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第三十一話 ミリアムとハード

―――七耀暦1206年6月18日 ブリオニア島

 

 昨夜のミリアム襲撃から一夜明け、本日は鉄機隊の三人が揃っている。どうやら今後の段取りについて話をしているようだ。

 今回の実験で使用する神機をミリアムに見られはしたが捕らえることに成功した。これで情報が漏れることはない‥‥‥‥とは言い切れない。なぜなら現状ミリアムが消息を絶ったままであるため、情報局はその足取りを追ってくることは確実で、このブリオニア島に調査が及ぶのは最早避けることは出来ない。しかし、それも本日の夕刻までに手が及べばの話だ。

 元々、神機をこの島に隠したのは、霊力を神機に充填することが目的だ。神機への霊力の充填は本日の夕刻頃に完了する予定だ。つまり、その時刻まで持てば、後はミリアムを解放し、次の場所に移動することになる。

 ただ、情報局としても何らかの手を打ってくるのは明白だろう。鉄道憲兵隊を動かしてくるか、それとも領邦軍か、いきなり正規軍が出てくることはないだろうが、ジュノー海上要塞から《黒旋風》が来るかも知れない。‥‥‥‥どちらにしろ、夕刻までに誰かは調査に来るだろうし、必要であれば一戦交えることもあるだろう。さて、誰が来るか‥‥‥‥だが、その前に‥‥‥‥準備体操に集中しないといけないな。

 

 昨日のミリアム捕獲の件で、リアンヌ様に報告の際にデュバリィさんが、そろそろ体を動かしておく必要があると進言してくれた結果、晴れて体を動かすことを許された。ただし、鉄機隊の三人の目の届く範囲にいる事が条件だが‥‥‥‥。まあ、ともかく今の私は自由に歩くことが出来るようになった。

 うーん、と体を大きく伸ばし、長時間眠っていたため硬直した筋肉をほぐす。あー、体が固いな。まあ、ゆっくりとほぐしていこう。

 私はゆっくりと全身の筋肉に異常がないかチャックしていく。

 背中が固いな、それに肩回りの動きも悪いし、よし、もっと念入りに、全身をほぐそう。やっと、運動をすることを許されたんだ。いきなり動いて、筋断裂からのベッド行きは避けないといけない。

 スゥー、ホォォォォ、ゆっくりと息を吸い、ゆっくりと息を吐く。呼吸と共にやせ狼の先輩に習った体術の型をなぞる。ゆっくりと、ゆっくりと、呼吸のリズムに合わせて、体を動かし、全身に酸素を循環させる。

 以前、《痩せ狼》の先輩から体術に関して手ほどきを受けていた。『鬼炎斬』の練習のついでに、体の動かし方を教えてもらい、以降は徒手空拳での戦いも交えていた。あの時は勝率三割くらいだったが‥‥‥‥クロスベルに行って以降は手合わせ出来ていない。成長出来たと実感できていないのが、気になるところだ。

 ただ、体術に関しては《結社》随一の《痩せ狼》の先輩から手ほどきを受けたことは、色々なことで生かされ、非常に重宝している。体術は剣や槍でも応用が効くし、何より今回の様な準備運動に最適だ。‥‥‥‥よし、そろそろいいだろう。

 準備運動を始める事、一時間、漸く納得いくレベルまで筋肉がほぐれた、と思う。さて、早速第一歩を踏み出すか。今日の目標は神機の周りを歩いて、自身の体の調子を確認することだ。

 意気揚々と神機の周りを歩こうと、認識阻害を掛けている場所を越えた瞬間、

 

「あ、出てきた! ねぇねぇ、ボクとお話しようよ。あ、ボクの名前、知ってる? 知ってるよね、じゃあ、言ってみて!」

 

 猛烈な勢いでミリアムに話し掛けられた。

 

【‥‥‥‥】

「ブーブー、ノリが悪いな。もっと元気出さなきゃ、ね。あ、ボクの名前はミリアム。ミリアム・オライオン。さあ、言ってみよう!」

【‥‥‥‥何の真似だ】

「べっつに~、只ここでジッとしているのもつまらないし、折角だから情報収集でもしようかな、と思ってね。それで色々聞いたみたいな、と思ったんだよ」

 

 ミリアムはあっけらかんと自身の目的を話した。そこまでアッサリと答えるなよ、情報局はそういうとこは厳しいはずだぞ。思わず、そう声を上げそうになった。

 昨日は大人しかったのに、大人になったと思ったのに‥‥‥‥前言撤回だ。やはり全く変わってなかった。

 まあ、捕獲された上で尋問もしてこないことから、特に危害を与えられることはない、と判断出来たんだろう。身構える必要がないと思ったのだろう。そうなると、ただ捕まっているのも暇なのだろう。それはわかる。‥‥‥‥だが、こちらとしては《結社》の情報を漏らすわけにはいかない。それはかつての仲間だと言っても、だ。

 私はそう思って答えずにいたが、ミリアムは変わらずニコニコと笑って、私の反応を待っているようだった。

 ‥‥‥‥本当に変わらないな、思わず心の声が漏れそうになったが、グッとこらえた。

 

 ミリアムはトールズの中でも比較的、私と近い感じがしていた。

 初めて会ったのは、レクターさんが学院に連れてきたときだったが、初めて存在を知ったのはギリアスさんから連絡を貰ったときだった。

 情報局の新人をトールズに送るので面倒を見てやって欲しい、それを二つ返事でOKした。そのときに名前を教えられた。

 その時点で大体の事は察した。だが、実物を見た時に確信に変わった。戦術殻の使用に、情報局の一員、その時点で彼女も《鉄血の子供》であることを理解するには十分だった。‥‥‥‥かつて私が歩めなかった道の上にいることも、直ぐに分かった。

 私も以前、ギリアスさんから誘いを受けた。父さんと母さんが作った情報局に入り、ギリアスさんの事を手伝うこと、それが《鉄血の子供》として私がギリアスさんに求められたことだった。

 それくらいなら問題ない、そう思っていた。‥‥‥‥だけど、それは無理だった。私には私自身も知らなかった欠陥があった。それも当時は致命的なまでの問題があった。軍人に、いや軍服に‥‥‥‥怯えてしまった。

 軍服恐怖症、とでも名付ければいいのか、ともかく軍服を着た男性には、怯えて足がすくんでしまった。遠目に見る分には問題なかった。映像などでも特に異常はなかった。‥‥‥‥だが、自分の間合いに軍人、いや軍服を着た男性が入ると、頭の中が真っ白になったような気がして、体は震え出した。

 その原因は誘拐されたときのトラウマに起因するのではないか、と言われた。そのことを言われて思わず、なるほど、と理解してしまった程だった。

 あの誘拐から全てが始まった。私は心身に痛みを、家族と永久の別れを、そして、人間のおぞましさを経験した。もしあの時、誘拐されていなければ、そう思ったことは何度もあった。始まりの軍服には怒りを覚えるよりも‥‥‥‥恐怖を感じた。いや、もしかしたら今もそうなのかも知れない。だが、あの頃よりは私も大人になったからなのか、それとも内戦時に領邦軍とか正規軍とかと帝国中で戦い続けたからなのか、はたまたジュノー海上要塞を陥落させれたからなのか、意識は無くなった。

 だけど、今はともかく、誘われた当時の私はそのことで、《鉄血の子供》となる機会を失った。いくら能力が有ろうと、欠陥品は扱いにくいだろうと思い、自ら辞退させてもらった。失望させてしまったと、これで見捨てられるのではないかと、そう思っていた。だが、ギリアスさんもレクターさんも私を見捨てることはなかった。そのことには安堵したのを覚えている。

 

 その後、父さんと母さんの母校であるトールズ士官学院に入学を勧められた。軍人に成れないのに、それでもいいのか聞いても、問題ない、と答えられたので、入学を決めた。

 それに入学するにあたり、保護者のいない私の後見人をギリアスさんが務めてくれし、レクターさんは私の心身に関して、事前に手を回してくれていたため、身体検査や軍事教練での軍服を着用している軍人を呼ばない様に、配慮してくれていた。ナイトハルト教官にも事前に話を通してくれていたおかげで、可能な限り距離は取ってもらったりと配慮されていた。それに学院には母の元上官である、ベアトリクス教官がいたが、今にして思えば、おそらく私の事情も知っていたんだろう。その上で母の話をしてくれたりして、私の事を気に掛けてくれていた。今思い出しても、ご配慮頂いた教官方にも、事前に手を回してくれていたギリアスさん、レクターさんにも改めて感謝に堪えない。

 

 そんな常日頃からお世話になっていたギリアスさんとレクターさんから頼まれたミリアムの件には二つ返事で引き受けた。

 ただ、ミリアムの面倒に関しては、当初はどのように行っていいのか、分からなかった。そのため最初は可能な限り、自分一人でやらせようとしていた。テスト勉強の事、部活を決める事、全て影から見守り、もし困っているならば、手を出そう、そう思っていた。

 テスト勉強は、Ⅶ組のクラスメイトが、エマ・ミルスティンが面倒を見ていた。だが、部活に関しては、困っているようだった。調理部の部長が不在の折、懸命にカボチャを切ろうとしているようだったが、切れなかった。あまりに危なっかしいので、つい手を出してしまった。その後も何くれと世話を焼いていた。

 まあ、途中からユーシスに懐きだしたのには、‥‥‥‥まあ、その、なんだ‥‥‥‥何だか無性に腹立たしい思いだった。別にユーシスが悪いわけではないのは分かっているが、今だに何故だか分からないが、ムカムカしたのを覚えている。‥‥‥‥今にして思えば、私と彼女も生い立ちが近いと言うのもあったのだろう。私もミリアムも同じ作られた命だ。私は両親の記憶から、過去に『黒の工房』で作られた、と言う事が最近分かったが、ミリアムにしてもガーちゃんという戦術殻を持ち、製造番号『Oz73』と呼称していた事も踏まえて、そう言う事なんだろう。何処か、同族意識、みたいなものがあったんだろうな。私とミリアムには‥‥‥‥ん、そう言えば、トールズ第二のアルティナ・オライオンも私やミリアムと同じ、なんだったな。クロスベルでは、加減はしたとはいえ、殴ってしまったな。今更ながら‥‥‥‥とんでもない外道だな、私は。私と同じ生まれであり、年下であり、女の子である、アルティナ・オライオンを殴った、だと‥‥‥‥まあ、敵味方に分かれてしまった以上、同族意識など、ただの不純物、唾棄すべきものだ、気にすべきではないな。 

 

「ねえ、いい加減なんか喋ってよ。ボク、つまんないよ」

 

 考え事の最中にも、何度も何度も声を掛けてくるミリアムのおかげで、思考の海から強引に引き上げられた。

 やれやれ、これ以上騒がれても迷惑だし、彼女を捕らえたのは私だ。彼女が喧しいと私に苦情を言われかねない。仕方がない、これ以上の失点は避けねばならんな。

 私は根負けして、ミリアムの近くに腰を下ろした。

 

【で、何を喋ればいい?】

「! うん! えっと、まずは‥‥‥‥」

 

 どうせ今はやることがないし、何もさせてもらえない。お客様のご機嫌取りでもしてやるか。

 私はミリアムの話を聞いてやることにした。ただその後、長時間その場に座り込むことになり、足がしびれてしまった。

 やれやれ、これくらいの事で足がしびれるとは‥‥‥‥早急にリハビリが必要だな。

 

 

 

side リィン・シュバルツァー

 

 昨夜の夜にミリアムがブリオニア島に向かって以降、連絡が取れないことで行方を捜していた。ミリアムの目撃情報を聞き、ブリオニア島に向かったと言う事が分かった。その目撃情報をくれたのは以前のクロスベルで出会ったルーグマン教授だった。俺達は目撃情報をくれたルーグマン教授からブリオニア島の地図を貰い、ブリオニア島にやってきた。

 ブリオニア島を探索した結果、かつての内戦時に現れた《精霊窟》の様な遺跡が現れていた。そして、其処にはミリアムのポーチが残されていた。

 状況はミリアムが自力で脱出できない程の敵が待ち構えている。俺はヴァリマールを呼び、万全の状態で遺跡に足を踏み入れた。

 細心の注意を払い、遺跡の奥に進んでいく。すると、大きな扉の前に立つと、中から声が聞こえてきた。

 

「‥‥‥‥って、‥‥‥‥なんだよ」

 

 これはミリアムの声だ。おそらくこの先にいるみたいだ。

 

「みんな、敵はこの先だ。準備はいいな」

 

 俺の声にみんなは頷いた。頼もしい限りだ、成長したな。

 俺は意を決して扉を開け、中に駆けこんでいった。

 

【‥‥‥‥ゼロ】

「アーちゃん、リィンにⅦ組のみんなも‥‥‥‥スッゴイ、本当にピッタリだ!!」

 

 ミリアムが囚われていた。そしてそれを監視するように、執行者《社畜》がミリアムの傍に座っていた。

 だが、一体何がピッタリなんだ?

 

「待っていましたわ!《灰の騎士》」

 

 鉄機隊の《神速》のデュバリィが待ち構えていた。

 視線を《神速》から逸らさずに、ミリアムに声を掛ける。

 

「心配したぞ、ミリアム。全く、ユーシスが思い詰めるくらい心配していたぞ」

「えへへ、会議の前なのに悪いことしちゃったかな。それじゃあユーシスに聞いて、ボクを探しに?」

「ええ、ですが、流石に迂闊すぎます」

 

 ミリアムを叱るようにアルティナが言った。

 俺も言いたいことはあったが、それを言う暇はないだろう。なぜなら‥‥‥‥

 

「ふふ、流石ね。彼の言う通りになったわね」

「そうだな」

 

 俺の目の前に《神速》のデュバリィと同じ装いの二人の女性と‥‥‥‥

 

【さて、事ここに至っては仕方がない‥‥‥‥久しぶりに動くとするか】

 

 ゆっくりと立ち上がる執行者《社畜》。そして、その奥には‥‥‥‥

 

「‥‥その巨大な機体が新たな実験用の神機だな?」

「ええ、ですがこれまでの2機とは違いますわよ‥‥‥‥アイオーンTYPE-αⅡ、かのガレリア要塞を消滅させたタイプの改良機ですわ!‥‥‥‥まあ、その時ほどの力はないみたいですけど‥‥‥‥それでも貴方の騎神ごとき敵ではないでしょう!」

「なんかこの場所で霊力を補給してるみたいでさ~。折角見つけたんだけど、見つけたと同時に奇襲されて、捕まっちゃったんだよねー」

「迂闊すぎでしょう‥‥‥‥」

「ですがやはり、クロスベルの神機と同じみたいですね」

「何とか阻止すべきだろうが人質を取られているとなると‥‥‥‥」

 

 クルトが言う様に、人質を取られている場合、その人質を盾にしてくることも想定される。だが、

 

「いや、少なくとも傷つけられる心配はないだろう。《神速》しか知らないが彼女たちの誇り高さを知っている。人質を傷つけるような真似は絶対しないだろう。彼女たちの崇拝する主にかけて」

「な、な、な‥‥‥‥」

「ハハ、面白い若者だ」

「ふふ、女心をくすぐってくれるじゃない。デュバリィがよろめくのも無理ないかも知れないわね」

「よろめいてませんっ!」

【‥‥‥‥まあ、傷つけることが目的なら態々捕らえるなどはしないからな。こちらとしても出来うる限り穏便に事を進めたいのでな】

「穏便、だとっ‥‥‥‥」

 

 俺は《社畜》の言葉に口を噛みしめた。以前のクロスベルではユウナの家族を人質に取ったような男だ。その男が今度はミリアムを人質に取った上で、穏便、と言う言葉を使ったことに、憤りを覚えた。

 彼女達とは違い、《社畜》に対してだけは警戒が必要だと改めて思った。

 

「ここであったが千年目! 我ら鉄機隊の力、改めてみせてあげます!」

「フフ、そうだな」

「灰色の騎士といい、楽しませてもらえそうね」

 

 そう言って、鉄機隊の面々は各々の武器を取り出し、構えを取った。だが‥‥‥‥今だ《社畜》は動く気配がない。

 

「言っておきますが、貴方達の相手は我ら三人。《社畜》の仕事はありませんわ。寝ているといいですわ、どうせ起きてても出番はありませんわよ」

「フ、そうだな。彼の者達如き、我らだけで充分。其方は寝ているがいい」

「そうね、待ってても暇なだけよ、寝ててもいいわよ。少しうるさいかも知れないけど、気にしないで頂戴ね」

 

 鉄機隊の三人は《社畜》に向かって、そんな言葉は投げかける。

 

【ふむ、其方たち三人の心配はしていないが‥‥‥‥流石に其方たちに戦わせて、我だけ寝ていると言うのも外聞が悪いのでな―――手は出さぬが、ここでじっくりと見させてもらおう】

「まったく‥‥‥‥後で知りませんわよ」

 

 《社畜》は完全に手を出す気が無いようで、再びミリアムの傍に腰を下ろして、見物している。

 こちらとしては《社畜》が手を出してこないことは嬉しいが‥‥‥‥ミリアムの傍から離れないので、救出するのも難しい。

 だが、生徒達は今のやりとりを、挑発だと受け取った。

 

「なんですって!」

「へ、なめやがって!」

 

 挑発に対し、敵意を燃やすユウナとアッシュ。

 

「‥‥‥‥いや、悔しいが実力にはそれだけの開きがある」

「ええ、それにあの方にまで出て来られては‥‥‥‥」

「‥‥‥‥勝機はありません」

「っ、分かってるわよ!」

「チィッ!」

 

 それに対して、冷静に状況を分析するクルトにミュゼ、そしてアルティナ。

 個性の違う、五人だがうまく噛み合っていることに指導教官として嬉しく思う。

 

「ああ、だが《社畜》が参戦してこないとはいえ、彼女達も相当な手練れだ」

 

 俺は剣を彼女達に向け、生徒たちに檄を飛ばす。

 

「トールズ第Ⅱ、Ⅶ組特務科――――これより敵集団の制圧を開始する!」

「「「「おおっ!」」」」

 

「ふふ、《身喰らう蛇》、第七使徒直属―――」 

「鉄機隊が三隊士、お相手仕る!」

「いざ、尋常に勝負ですわ!」

 

 俺は全力で駆け、《神速》のデュバリィに斬り掛かった。

 俺の太刀と彼女の剣が奏でる音、それを合図に戦いは始まりを告げた。

 

side out

 




ありがとうございました。

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