社畜の軌跡   作:あさまえいじ

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よろしくお願いします。


第四章 帝都ヘイムダル
第四十七話 願い


―――七耀暦1206年7月15日 帝都ヘイムダル

 

「‥‥‥‥頭が痛い‥‥」

 

 残されたファイルを読んだ最初の感想がそれだった。

 

 ファイルにはHARDプロジェクト、その意味と目的が余すことなく記載されていた。

 とある人物の細胞から培養し、持ちうる限りの技術を全て、余すことなく注ぎ込み、作り上げた最高の器。それが‥‥‥‥『私』という存在だった。

 ファイルには私を構成する全て―――技術の出所、施した術式、実験の副産物、基にした存在、最終目的、それら全てが記載されていた。

 そして読んで思い至った結論が最初の言葉だった。

 自身がホムンクルスであることは最近知った。自身には役割があると、その時に知った。だから、何時か知ることになることも、それが今日、今この時であることであっても、理解できる。

 だが、この当初の計画とは大いに異なった状況となっている。

 前提条件も、完成時期も、ずれている。それ即ち最終相克では使えない、と言う意味だ。

 つまり『無駄』だった、と言う事だ。私が生まれた意味は‥‥‥‥まるで意味がなかった。

 イシュメルガ、いや、私を作った黒のアルベリヒからしてみたら『資金の無駄遣い』に他ならない。つまり、黒の工房からすれば、私を作った意味をなかった。意味があったとしたら、先代のアルベリヒ、私の創造主にとっての『最後の作品』ということだけだ。

 故に、黒の工房は私を追っていない。いや、そもそも廃棄したはずの存在だ。手間をかける気さえないようだ。

 

「‥‥‥‥そうか」

 

 結局、私に生まれた意味など‥‥‥‥なかった。

 

 

 ファイルを読んで、ぼうっと、しているうちに時間が経ち、いつの間にか昼に近くなっていた。

 気づけば起きてから何も口にしていない。腹が空いたな。

 ファイルに書かれている内容で少し頭が痛くなった。少し外に出てみよう、気分転換にちょうどいいだろう。

 ベッドから立ち上がり、クローゼットを開けてみると、服が一着だけ用意されていた。

 服の大きさからして、私用だと思われる。だが‥‥‥‥少し派手すぎないだろうか?

 しかし、生憎と今着ているのも、インナーくらいしかない。夜だったから、インナーで出ても誰かに出会うことはなかったので、良かったとしておけたが、流石に昼間にインナーだけで出るには憚られる。

 仕方なし、と考え、用意された一着――――――真っ赤なアロハシャツを着て、外に出た。

 ‥‥‥‥こんなの用意するのなんて、レクターさんくらいだろうけど、もう少しまともな服を用意して欲しかった。まあ、用意しておいてもらったなんだけど‥‥‥‥

 

 真っ赤なアロハシャツにベージュのカーゴパンツを着て、帝都の街並みを歩く。

 日が天辺に差し迫り、一番暑い時間帯に差し迫っていた。

 今日は暑いな。7月だし、雲一つない空模様。アロハシャツを着ていてもおかしくない気候で、特に街中を歩いていても、不審に思われることはない。

 しかし‥‥‥‥

 

「‥‥‥‥やれやれ」

 

 視線を感じた。いくつかの、探るような視線。

 その視線の出所まで探ってみた結果‥‥‥‥放っておくことにした。

 関わり合いにならない方がいいかな、と思って気にすることを止めた。それに昼を少し過ぎていたため、腹が減っていた。尚の事、相手にする気もない。

 しかし、生まれた意味がない存在でも、腹は減るんだな。‥‥‥‥一つ勉強になったな。

 ‥‥‥‥思考が後ろ向きだな。ああ、あんなもの見るんじゃなかったな。

 

 

「‥‥‥‥久しぶりだな」

 

 久しぶりの帝都と言う事で、昔よく通っていたレストランを訪ねた。ランチタイムの時間帯で、客は沢山入っている。

 私は店員さんに席に案内される前に、店長さんに声を掛けた。

 お久しぶりです、というと、あちらも覚えていて、久しぶりと声を掛けてくれた。厨房からシェフの年配のおじさんが出てきて、デカくなったな、とか、元気してたか、など話し掛けられた。

 多少の世間話をした後、席に通された。私が通されたのは4人掛けの角のボックス席だった。

 私の席の周囲は斜め前に黒いスーツにサングラスをかけた男性が座り、前の席にはこの暑い中、黒いコートを着て襟元を立て、サングラスをかけた水色の髪の女性がいて、そして隣には‥‥‥‥赤いアロハシャツにサングラスをかけた赤い髪の男性がウクレレを弾きながら、席についていた。私はそんな人たちに囲まれるような形で席に着いた。

 

「‥‥‥‥対象、席に付きました。どうぞ」

『了解。対象から、目を離すな。どうぞ』

 

 黒い服にサングラスの男性は小声で、何か―――おそらくは手首に仕込んだ通信機に何か話している声が聞こえた。そして、その返答も‥‥‥‥いや、丸聞こえだった。

 知り合いの声が聞こえた。だけど、そんな野暮なことは言わないでおこうと心に決めて知らないふりをした。

 だが‥‥‥‥

 

『パシャパシャ‥‥』

 

 黒いコートの水色の髪の女性の方からシャッター音が聞こえた。

 そのシャッター音は一回や二回などでなく、連続で何度も何度も聞こえた。

 普通であれば、注意するなど声を掛けるべきなのだろうが‥‥‥‥知らないふりをした。

 ‥‥‥‥知り合いに似すぎているが、知らない人だと思い込み、気にしないことにした。

 そして‥‥‥‥

 

『ポロローン♪‥‥』

 

 ウクレレの音が耳に入ってくる。

 赤いアロハシャツの赤い髪の男性が定期的に音をかき鳴らす。

 さっきから、こっちをチラチラ見てくる。そのたびにサングラスを上げたり下げたりして、こっちにアピールしてくる。

 ‥‥‥‥ああ、嫌だな。声かけたら絡まれるだろうな。

 もう隣の席のアロハシャツ野郎は正体を隠す気は無いようで、私が話しかけるの待っている。

 

『ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪‥‥』

 

 ドンドンと音が激しくなっていく。

 こっちを向いて、掛けていたサングラスはテーブルに置いて、素顔を晒して、必死にかき鳴らされる。

 反応したら負けかな、と思ってしまうこの現状、幸い周囲にいるお客は気にしていない。‥‥‥‥いや、違うな、これは完全にグルだ。どうやら私がこの店に来ると最初から想定されていたようだ。

 

 流石は情報局、私の行動は既に予測済み、と言う事か。結社の人間である私が、これから結社の人間とコンタクトを取るだろうと予測し、見張っているのだろう。だからといって‥‥‥‥この人選は無いんじゃないのか?

 黒いスーツのサングラスの男性はともかく、黒いコートの水色の髪の女性は鉄道憲兵隊ですよ、所属が違いますよ。そして極めつけのウクレレアロハ野郎は‥‥‥‥もっと忍べよ。いや、そもそも忍ぶ気すらなく、ただ面白がってるだけだろう。

 ハアァー、と頭が痛いのに、更に痛くなった。まるで頭痛が痛い、くらいの心境だ。

 

「‥‥‥‥お待たせいたしました」

 

 店員さんがランチを私の席に置いた。

 なんとか平静を保とうとしているのは良く分かるが、肩がプルプル震え、顔も引き攣っている。

 ‥‥‥‥申し訳ありません、心の中で平身低頭して謝罪した。

 とりあえず、折角のランチだ、冷める前に頂こう。

 周囲は今だ喧しいがそれでも反応しないように心に決めた。

 

「‥‥いただきます」

 

 ランチはチキンライスにハンバーグ、エビフライ、サラダ、スープと彩り鮮やかでボリュームのあるものだ。

 久しぶりのこの店のランチ、帝都にいた時にはよく来ていた。さて、お味はどうかな。

 ハンバーグを一口サイズに切り、デミグラスソースとよく絡め、口に運ぶ。

 うん、久しぶりだが、やはり上手い。丁寧に造られたハンバーグは噛む毎に旨味が溢れてくる。デミグラスソースも通っていた当時のままだ。時が経っても変わらない。

 一口、また一口と味わって食べていく。ああ、実にいいものだ。ただ‥‥‥‥

 

「‥‥‥‥対象、ハンバーグを切り分け、口に運びました。どうぞ」

『了解。対象から、目を離すな。どうぞ』

『パシャパシャ‥‥』

『ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪ポロン♪ ウオウオウオオオ!!!』

 

 ‥‥‥‥‥‥もう少し、静かに頂きたい。

 

 

「ああ、坊ちゃん。ゴクッ、こんなところで奇遇ですね。ゴクッゴクッ‥‥」

 

 いかにも、今気づきました、的な表情を作るウクレレアロハシャツ野郎ことレクター・アランドールは水をゴクゴクと飲んでいた。

 ウクレレ片手に大熱唱していたし、喉が渇いたのも致し方ない。

 私がランチを食べ終わり、食後のコーヒーを飲み終わるまで、一人コンサートをしていた。

 『星の在り処』が3週目に入った時に、流石に限界だったので、声を掛けた。‥‥‥‥掛けて、しまった。

 

「‥‥‥‥一体何をしているんですか?」

「何って、見て分かりません?」

「‥‥‥‥何を分かれと?」

 

 ウクレレ片手に大熱唱、ソロライブか何かとしか分からない。

 

「ほら、我々帝国情報局は大恩ある創始者のご子息たるハード・ワーク坊ちゃんの身の安全を第一に考えて、万全の警備体制を敷いているんですよ。そのために、鉄道憲兵隊からも応援を呼んだほどですよ」

『パシャパシャ‥‥』

 

 ウクレレをポロロン、と奏でながら言ってのける姿には全くその様に見えない。

 そして、水色の髪の女性は今も写真を取る手を止めない。

 

「‥‥‥‥どうしているんですか?」

 

 私が水色の髪の女性を指差し、問うと、

 

「ハード坊ちゃんのアロハ姿が見れるぞ、と言ったら飛んできました」

「なんでですか‥‥‥‥」

 

 普段は真面目で理知的な人なんだけど、どうして私に構おうとするのか、昔から良く分からない。

 トールズの入学式にも、何故かレクターさんと来ていたし、卒業式にも来ようとしていた。仕事を優先して欲しい、と言ったら、泣き出したし、うーん昔からクレアさんの琴線が良く分からん。

 

「まあ、いいです。で、どうして私を警護しているんですか?」

「‥‥‥‥まあ、アレだ。お前がまた変な事しないように見張ってるんだよ。執行者『社畜』が現れないとも限らないからな」

「‥‥‥‥そう、ですか」

 

 レクターさんの言葉に反応に困った。これはアレかな、私に対する警告的なモノかな。

 

「あー‥‥‥‥そのなんだ、今帝都は厄介事が起きてやがる。共和国の構成員が入り込んでるそうだ」

「共和国の?」

「ああ、姿を見かけて追いかけても、直ぐに見失うのさ。その対応に追われて、てんやわんやさ」

「姿を見失う‥‥‥‥」

「そう。だから、今帝都で厄介事が追加で起きると、俺達倒れちゃうわけよ。何処にいるかも分からない、結社の執行者『社畜』には、大人しくしておいて欲しいんだよ」

「‥‥‥‥まあ、きっと今は現れませんよ。今、きっとそんな気分じゃないでしょうし‥‥‥‥」

「まあ、じゃあ坊ちゃんの勘を信じさせてもらいますよ。ところで‥‥‥‥今、暇か?」

「暇‥‥‥‥なんでしょうね」

 

 色々と考えることは多い。あのファイルの事、結社への謝罪内容、そして‥‥‥‥私の在り方。

 出来るなら、じっくりと考えたい。だが、暇か、忙しいかと問われると、暇と答えざるを得ない。

 

「よし、じゃあ早速行くぞ。その前に、仕事着に着替えてからな」

 

 そう言って、レクターさんは店の奥に入っていき、直ぐにいつもの制服に着替えて現れた。

 

「じゃあ、行くぞ。クレア、お前も昼休み終わったんだから、さっさと仕事に戻れよ」

「分かっています。ではハードさん、お気をつけて」

 

 首からカメラを提げたまま、キリっとした表情で敬礼して、見送るクレアさんに、何とも言い難い思いを持ちながら、私はレクターさんの後をついて帝都の街中に進んでいった。

 

 

「よし、いけ!!!」

「‥‥‥‥」

 

 私がレクターさんに連れられてきたのはヘイムダル競馬場だった。

 帝都に住んでいたので、競馬場の近くを通ったことはあったが、入ったのは初めてだった。そして、馬券を買うのも初めてだった。

 レクターさんから買い方を教えられ、とりあえず買ってみる事にした。‥‥といっても、昼食くらいの分しかミラを持っていなかったので、それほど多くを賭けられるわけではない。

 手持ちを確認しながら、とりあえず、1000ミラを賭けてみることにした。結果は‥‥‥‥

 

「3-2か、またまた大当たりだな!」

「‥‥‥‥そうですね」

 

 当たった。これで3連勝、と言っていいのか分からないが、3レース連続で当たった。

 それほど、オッズが高い訳ではないが、確実に増えている。1000ミラが15000ミラに化けた。

 これはギャンブルにハマる人が出るのも無理はない。当てれば増える、まともに働くのも馬鹿らしいと考える人が出るのも仕方がない。‥‥‥‥だが、どうにも私の性に合わない。

 

「なんだよ、当たったのに嬉しくなさそうだな?」

「‥‥‥‥何が来るのか『分かる』のに、喜べますか?」

 

 この競馬場で一喜一憂している人たちは、どの馬が勝つのか分からない。だからこそ、持ちうる知識、経験、勘、運を使って当てようとしている。だけど、私には『分かる』。

 一目見ただけで、馬の良し悪し、馬場の状態、天候、それらの情報を統合し、合理的に判断し、近未来を予知することでどの馬が、いやレースの結果を予知できる。予知‥‥‥‥出来てしまう。

 だから、賭けることで確実に増やせてしまうギャンブルは罪悪感を覚えてしまう。

 

「喜んどけよ‥‥‥‥好きで得た力じゃないんだから使い倒しちまえよ。お前が負うべき罪悪感じゃないだろうが」

「‥‥‥‥そうかも知れませんが、私にとっては楽をして儲けるのは‥‥‥‥罰になりませんよ」

「また、おまえは‥‥‥‥」

 

 レクターさんが溜息を吐く。

 何度も繰り返してきた、このやりとり。私の力を肯定するレクターさんと否定する私、何度も繰り返し、結局は私が場を白けさせる。

 だが、それでも‥‥‥‥この力を肯定する訳にはいかない。多くの‥‥‥‥無駄な犠牲の産物、それが私であり、この力。きっとこれからも、私が終えるその日まで、永遠に否定し続けなければならない。

 きっと感情も、思考も、意志も、全てなければ、これほど悩むことなどないのだろうな。‥‥‥‥なんで、意志を持ってしまったのだろうな、ただの‥‥‥‥『器』でしかないのに。

 

「いいか、ハード。これから言う事を肝によく命じておけよ」

 

 珍しくレクターさんが真面目な顔をしている。その様子に若干身構えてしまう。

 

「‥‥‥‥なんですか?」

「生きていくにはミラがいる」

「‥‥そうですね」

「ミラを得るには様々な手段がある。コレ(競馬)も一つの手段さ」

「‥‥‥‥」

「これから、つらくても、苦しくても、働くのが嫌になっても、お前は生きていくんだ」

「‥‥‥‥」

「だから、覚えとけ。使える手段、どんだけ使ってでも、お前は生き抜け」

「‥‥‥‥クレアさんが見ていたら咎めるんじゃないですか、私にそんなこと言うと‥‥」

「言わねえさ、アイツは。お前が生きるためならな」

 

 レクターさんが珍しく真面目な顔をして話す、その様が何処か痛々しく見えた。

 

 

 

 side レクター・アランドール

 

 ‥‥‥‥多少は伝わったかな。

 多少でいいんだ、つらければ逃げればいい、それだけでも伝われば、それでいい。

 

 全く、あのオッサンも無茶しやがる。あんなもの見せるなんて‥‥‥‥

 『HARDプロジェクト』、その禁じられたファイルをハードに見せやがった。

 俺が最初に見せられた時、あまりの内容に思わずオッサンの事ぶん殴ってた。だが、オッサンはそれを当然の様に受け入れやがった。

 俺だって理解している、別にオッサンが悪い訳じゃない。だが、受け入れるにはあまりにも酷な内容だった。

 『OZ』、ミリアムやアルティナでさえ大概だったが、『HARD』は尚一層怖気が走った。

 挙句の果てには、時期が合わない、代替品が間に合ったから、廃棄した、ときたもんだ。‥‥‥‥思い出すだけでイライラしてくる話だ。

 ‥‥‥‥『HARDプロジェクト』を知るのはオッサンと俺以外だと局長のサイモンのオッサンだけだ。クレアには言えないし、筆頭殿にも言いたくはねえ。ましてやミリアムになんか話した日にゃ、Ⅶ組全員に知れ渡る。それだけは出来ねえよな。

 ‥‥やっぱりオッサンの言う通り、結社に渡した方が正解だったんだろうな。ハードを『守ってくれる』ところなんて、そこしかないんだろうな。『劫炎』を始めとした執行者、それに何より『鋼の聖女』殿がいる。彼女なら必ずハードを守ってくれる。それに例えハードが何者であろうと、受け入れてくれるのは結社の他にない。キワモノだらけの中なら、ハードは普通になれる。

 

 ‥‥‥‥やれやれ、本来なら帝国にお前のいるべき場所を作ってやるべきなのに、それが出来ねえのは、情けないやら、申し訳ないやら‥‥‥‥済まねえな、おやっさん、姐さん。御二方に受けた恩の何一つ返せそうにないぜ。

 だけどさ、俺もハードがこのまま終わっていいなんて、思っちゃいねえ。俺がハードを変えれなくとも、変えてくれる奴がいる。だから、俺の役目はそいつに逢わせる事だ。そっから先は‥‥済まねえが、頼むわ。

 

「よう、こんなところで何してるんだ‥‥‥‥シュバルツァー」

 

 ハード、ついでに一つ教えとくが、『学生時代の友人』ていうのは特別なんだぜ。

 




ありがとうございました。

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