覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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アイドルオタク

 昨日、弦巻父に言われた法律の話

 

 俺は今、そのことで悩んでいる

 

蓮「......どうする。」

 

 あいつら全員と結婚する方法

 

 これは最も大きな課題だった

 

 だが、それが解消されるこの法律

 

 正直、これは大きなチャンスだ

 

蓮(......でも。)

 

 それの条件が大きな問題だ

 

 2年以内に5人の子供を作る

 

 ただし、出産している必要はない

 

 つまり、俺が大学3年になる4月までに

 

 少なくとも5人が妊娠してる必要がある

 

蓮(バカな、あいつらは大学生、高校生もしくは中学生だぞ......?)

 

 あいつらがしたい事はたくさんある

 

 バンドの活動だってある

 

 あいつらの人生を狂わせるのは

 

 俺のしていい事じゃない

 

蓮「......ダメだ。考えがまとまらない。」

 

 俺はそう呟き、椅子から立ち上がり

 

 部屋の電気を消して

 

 取り合えず、その日は眠った

__________________

 

 一晩明け、俺はいつも通り大学に来た

 

 ここはいつも通り女子の声がうるさくて

 

 何と言うか居心地悪いことこの上ない

 

蓮「......」

リサ「蓮?」

蓮「ん、どうした?」

 

 人ごみの真ん中を歩き

 

 キャンパス内に入ると

 

 リサは首をかしげながら話しかけて来た

 

 俺はリサの方に顔を向けた

 

リサ「今日機嫌悪い?なんか、顔怖いけど。」

蓮「え、そ、そうか?悪いな。」

 

 俺はそう言いながら

 

 何とか笑顔を作った

 

 すると、リサは苦笑いを浮かべた

 

リサ「笑顔下手だねー。」

蓮「ひどいな。」

リサ「いやー、だって顔引きつってるし。」

 

 リサは楽しそうにそう言った

 

 それを見て、ただ可愛いと思った

 

 なんでこんな可愛いんだろう

 

リサ「あ、いつもの顔になった!」

蓮「リサが可愛いから治ったんだよ。」

リサ「っ......!///」

蓮「あはは、チョロいなーリサ。」

 

 俺は笑いながら廊下を歩き

 

 いつも講義を受けてる教室に向かった

__________________

 

 いつもの教室に来ると

 

 もうイケメンズがいつもの席にいた

 

 あの4人、俺の近くに来るんだよな

 

 まぁ、もういいんだけど

 

一誠「やっほー!蓮ちゃん!」

昴「今日は彼女と一緒やん!」

蓮「あぁ。」

 

 こいつらに関わるのも慣れた

 

 一緒にいれば案外、女子を避けてくれるし

 

 別に話せるほうの人間だし

 

勇人「おはよう、神谷。」

蓮「あぁ、おはよ。」

 

 俺は軽く挨拶をしながら

 

 いつも座ってる席に着いて

 

 リサも俺の隣に座った

 

雄馬「......」

一誠「雄馬ー?どうしたのー?」

雄馬「......なんでもない。」

昴「そうか?雄がかみやんに声かけんのは珍しいけど?」

雄馬「......」

蓮「?」

 

 太田は堂本と高尾にそう言われると

 

 席から立ち上がり、俺の方に近づいて来た

 

 どことなく険しい顔をしてる気がする

 

雄馬「この講義の後、食堂行くぞ。」

蓮「あ、うん。わかった。」

勇人(珍しいな。)

一誠(蓮ちゃん、断らないんだ。)

昴(あの2人は仲いいな~。)

 

 もう大体、話の内容が分かった

 

 だから、断ることができない

 

 そして太田の圧が凄い

 

雄馬「ならいい。後でな。」

蓮「おーう。」

 

 太田はそう言って席に戻って行った

 

 その瞬間、堂本が身を乗り出した

 

一誠「ねぇ~、俺も行っていい~?」

蓮「太田に殺されたいならいいんじゃね?」

一誠「うん、やめとく。」

 

 堂本が真顔でそう答えると

 

 教室に教授が入ってきて

 

 それからすぐ、講義が始まった

__________________

 

 長い長い講義を眠って

 

 終わる時間ピッタリで俺は目を覚ました

 

 リサはバイトがあるとコンビニに行って

 

 木崎、堂本、高尾は普通に帰った

 

 それで今、俺は

 

雄馬「......」

蓮(圧つよ。)

 

 太田は相変わらず圧を放っている

 

 イケメンの圧って怖いよなー

 

 とか、俺はそんな事を考えながら太田と対面してる

 

雄馬「神谷、お前に俺の秘密を教えよう。」

蓮「あぁ。」

 

 俺は軽く頷いた

 

 いや、知ってるんだけどね

 

 ていうか、もはや見たんだよなー

 

 そんな事を考えてると、太田が口を開いた

 

雄馬「俺は、アイドルオタクだ。」

蓮「うん、知ってた。」

雄馬「だが、昔からこうだったわけじゃない。パスパレが現れてこうなったんだ。」

 

 太田は何かを弁明するようにそう言った

 

 いや、何の弁明にもなってないんだけど

 

 て言うか、なんで弁明してるんだ

 

雄馬「全員好きだが俺はイヴちゃん推しだ。快活な女の子は良い。」

蓮「まぁ、それは分かる。」

雄馬「俺は第1回のライブから参加して、酷評されてる時代も応援し続けて来た。この子たちは絶対にいつか成功すると信じて。」

蓮「ふむ。」

 

 太田は珍しく熱心に語ってる

 

 なんだろう

 

 偏見もあるかもしれないけど、

 

 太田がアイドルオタクなのは面白いな

 

雄馬「俺は正直、お前の事を尊敬してる。」

蓮「......ん?」

雄馬「お前が現れてからパスパレの演奏技術は上がり、人気も上がった。今ではチケットを取るのも難しい。」

蓮「た、大変だな。」

雄馬「だが、それは嬉しい事だ。俺はお前を神だと思ってる。」

蓮「それはやめろ。」

 

 俺は真顔でそう答えた

 

 なんで、俺は神扱いされることがあるんだ

 

 瑠奈も俺のこと神だっていうし

 

雄馬「まぁ、それはいい。」

蓮「よくないよ?」

雄馬「正直、パスパレの5人全員がお前と交際してるのには驚いたが、まぁ彼女らもうわ若き乙女だ。仕方ない。」

蓮「理解ありすぎだろ。」

 

 そう言えば

 

 事務所の社長にそう言う噂があるって言ってた

 

 俺、よく今まで生きてたな

 

 顔知られてるし、闇討ちされててもおかしくないんじゃないか?

 

雄馬「パスパレファンの間ではお前は正しく神......一部ではお前のファンもいる。」

蓮「なんで!?」

雄馬「それもまぁ、いいだろう。」

蓮「良くないんだよ、さっきから。」

 

 もう情報量が多い

 

 取り合えず、太田がアイドルオタクで

 

 後はファンの間では俺も噂になってる

 

 うーん、疲れたな

 

雄馬「まぁ、こんな感じだ。」

蓮「あ、うん。もういいや。」

雄馬「俺はお前には友好的でいよう。これからもよろしく頼む。」

 

 太田はそう言って椅子から立ち上がり

 

 俺に笑顔を向けて来た

 

雄馬「これからもパスパレの事を頼むぞ。」

蓮「あ、あぁ。」

雄馬「じゃあな。」

 

 太田はそう言って

 

 食堂から去って行った

 

 俺はその後

 

 俺は置いてある珈琲を飲んだ

 

蓮(つ、疲れた。)

友希那「__あら、蓮じゃない。」

蓮「友希那?」

 

 しばらく座ってると

 

 向こうから友希那が歩いてきた

 

 多分、講義終わりなんだろう

 

 どこか疲れた顔をしてる

 

友希那「何をしてるの?」

蓮「ちょっとある奴と話しててな。友希那は今帰りか?」

友希那「えぇ、もう帰るわ。」

蓮「じゃあ、一緒に帰るかー。」

友希那「えぇ。」

 

 それから、俺と友希那は一緒に家に帰り

 

 家に帰ってからはとりあえず

 

 やるべき仕事を片付け

 

 一日の残りの時間を過ごした

 

 

 

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