昨日、弦巻父に言われた法律の話
俺は今、そのことで悩んでいる
蓮「......どうする。」
あいつら全員と結婚する方法
これは最も大きな課題だった
だが、それが解消されるこの法律
正直、これは大きなチャンスだ
蓮(......でも。)
それの条件が大きな問題だ
2年以内に5人の子供を作る
ただし、出産している必要はない
つまり、俺が大学3年になる4月までに
少なくとも5人が妊娠してる必要がある
蓮(バカな、あいつらは大学生、高校生もしくは中学生だぞ......?)
あいつらがしたい事はたくさんある
バンドの活動だってある
あいつらの人生を狂わせるのは
俺のしていい事じゃない
蓮「......ダメだ。考えがまとまらない。」
俺はそう呟き、椅子から立ち上がり
部屋の電気を消して
取り合えず、その日は眠った
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一晩明け、俺はいつも通り大学に来た
ここはいつも通り女子の声がうるさくて
何と言うか居心地悪いことこの上ない
蓮「......」
リサ「蓮?」
蓮「ん、どうした?」
人ごみの真ん中を歩き
キャンパス内に入ると
リサは首をかしげながら話しかけて来た
俺はリサの方に顔を向けた
リサ「今日機嫌悪い?なんか、顔怖いけど。」
蓮「え、そ、そうか?悪いな。」
俺はそう言いながら
何とか笑顔を作った
すると、リサは苦笑いを浮かべた
リサ「笑顔下手だねー。」
蓮「ひどいな。」
リサ「いやー、だって顔引きつってるし。」
リサは楽しそうにそう言った
それを見て、ただ可愛いと思った
なんでこんな可愛いんだろう
リサ「あ、いつもの顔になった!」
蓮「リサが可愛いから治ったんだよ。」
リサ「っ......!///」
蓮「あはは、チョロいなーリサ。」
俺は笑いながら廊下を歩き
いつも講義を受けてる教室に向かった
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いつもの教室に来ると
もうイケメンズがいつもの席にいた
あの4人、俺の近くに来るんだよな
まぁ、もういいんだけど
一誠「やっほー!蓮ちゃん!」
昴「今日は彼女と一緒やん!」
蓮「あぁ。」
こいつらに関わるのも慣れた
一緒にいれば案外、女子を避けてくれるし
別に話せるほうの人間だし
勇人「おはよう、神谷。」
蓮「あぁ、おはよ。」
俺は軽く挨拶をしながら
いつも座ってる席に着いて
リサも俺の隣に座った
雄馬「......」
一誠「雄馬ー?どうしたのー?」
雄馬「......なんでもない。」
昴「そうか?雄がかみやんに声かけんのは珍しいけど?」
雄馬「......」
蓮「?」
太田は堂本と高尾にそう言われると
席から立ち上がり、俺の方に近づいて来た
どことなく険しい顔をしてる気がする
雄馬「この講義の後、食堂行くぞ。」
蓮「あ、うん。わかった。」
勇人(珍しいな。)
一誠(蓮ちゃん、断らないんだ。)
昴(あの2人は仲いいな~。)
もう大体、話の内容が分かった
だから、断ることができない
そして太田の圧が凄い
雄馬「ならいい。後でな。」
蓮「おーう。」
太田はそう言って席に戻って行った
その瞬間、堂本が身を乗り出した
一誠「ねぇ~、俺も行っていい~?」
蓮「太田に殺されたいならいいんじゃね?」
一誠「うん、やめとく。」
堂本が真顔でそう答えると
教室に教授が入ってきて
それからすぐ、講義が始まった
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長い長い講義を眠って
終わる時間ピッタリで俺は目を覚ました
リサはバイトがあるとコンビニに行って
木崎、堂本、高尾は普通に帰った
それで今、俺は
雄馬「......」
蓮(圧つよ。)
太田は相変わらず圧を放っている
イケメンの圧って怖いよなー
とか、俺はそんな事を考えながら太田と対面してる
雄馬「神谷、お前に俺の秘密を教えよう。」
蓮「あぁ。」
俺は軽く頷いた
いや、知ってるんだけどね
ていうか、もはや見たんだよなー
そんな事を考えてると、太田が口を開いた
雄馬「俺は、アイドルオタクだ。」
蓮「うん、知ってた。」
雄馬「だが、昔からこうだったわけじゃない。パスパレが現れてこうなったんだ。」
太田は何かを弁明するようにそう言った
いや、何の弁明にもなってないんだけど
て言うか、なんで弁明してるんだ
雄馬「全員好きだが俺はイヴちゃん推しだ。快活な女の子は良い。」
蓮「まぁ、それは分かる。」
雄馬「俺は第1回のライブから参加して、酷評されてる時代も応援し続けて来た。この子たちは絶対にいつか成功すると信じて。」
蓮「ふむ。」
太田は珍しく熱心に語ってる
なんだろう
偏見もあるかもしれないけど、
太田がアイドルオタクなのは面白いな
雄馬「俺は正直、お前の事を尊敬してる。」
蓮「......ん?」
雄馬「お前が現れてからパスパレの演奏技術は上がり、人気も上がった。今ではチケットを取るのも難しい。」
蓮「た、大変だな。」
雄馬「だが、それは嬉しい事だ。俺はお前を神だと思ってる。」
蓮「それはやめろ。」
俺は真顔でそう答えた
なんで、俺は神扱いされることがあるんだ
瑠奈も俺のこと神だっていうし
雄馬「まぁ、それはいい。」
蓮「よくないよ?」
雄馬「正直、パスパレの5人全員がお前と交際してるのには驚いたが、まぁ彼女らもうわ若き乙女だ。仕方ない。」
蓮「理解ありすぎだろ。」
そう言えば
事務所の社長にそう言う噂があるって言ってた
俺、よく今まで生きてたな
顔知られてるし、闇討ちされててもおかしくないんじゃないか?
雄馬「パスパレファンの間ではお前は正しく神......一部ではお前のファンもいる。」
蓮「なんで!?」
雄馬「それもまぁ、いいだろう。」
蓮「良くないんだよ、さっきから。」
もう情報量が多い
取り合えず、太田がアイドルオタクで
後はファンの間では俺も噂になってる
うーん、疲れたな
雄馬「まぁ、こんな感じだ。」
蓮「あ、うん。もういいや。」
雄馬「俺はお前には友好的でいよう。これからもよろしく頼む。」
太田はそう言って椅子から立ち上がり
俺に笑顔を向けて来た
雄馬「これからもパスパレの事を頼むぞ。」
蓮「あ、あぁ。」
雄馬「じゃあな。」
太田はそう言って
食堂から去って行った
俺はその後
俺は置いてある珈琲を飲んだ
蓮(つ、疲れた。)
友希那「__あら、蓮じゃない。」
蓮「友希那?」
しばらく座ってると
向こうから友希那が歩いてきた
多分、講義終わりなんだろう
どこか疲れた顔をしてる
友希那「何をしてるの?」
蓮「ちょっとある奴と話しててな。友希那は今帰りか?」
友希那「えぇ、もう帰るわ。」
蓮「じゃあ、一緒に帰るかー。」
友希那「えぇ。」
それから、俺と友希那は一緒に家に帰り
家に帰ってからはとりあえず
やるべき仕事を片付け
一日の残りの時間を過ごした