覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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相談

 俺にはやるべきことが多い

 

 仕事、大学もそうだけど

 

 最近はあの話についても考えないといけない

 

 これを考えると眠れなくなる

 

 色んな思考が頭の中を渦巻いている

 

 今も俺は1人で椅子に座って考えてる

 

蓮「......(どうすればいいんだ。)」

 

 相変わらず、考えがまとまらない

 

 これはチャンスでもあり大きなリスクでもある

 

 こんな話は一生来ることはない

 

 でも、その条件を満たすために身籠る5人の時間も一生帰ってこない

 

 そもそも条件を満たすために子供を作るなんて

 

 本当にそれがあいつらにとっていいのか?

 

蓮(あいつらにはそれぞれの人生があるんだぞ?流石に難しいと言うか......無理だろ。)

 

 2年、この時間はあまりに短すぎる

 

 5年後なら卒業してるしまだ可能性があった

 

 でも、2年だ

 

 まだ、全員が学生と言われる年齢だ

 

 全く時間が足りない

 

蓮(そもそも、どう選べってんだよ。5人?)

 

 行動を共にすることが多くて

 

 一番安心できるのは、リサになる

 

 でも、これは今までとスケールが違うし

 

 これはもう頼りにするとかの問題じゃない

 

蓮「あーダメだ!......水飲んで落ち着くか。」

 

 俺は頭を掻いた後椅子から立ち上がり

 

 水を飲むために

 

 部屋を出てダイニングに向かって行った

__________________

 

 もう夜も遅いのもあって

 

 廊下は小さな灯りがあるだけで

 

 あいつらもメイドさんもいなかった

 

 俺はそんな廊下を歩きダイニングに来て

 

 端にあるウォータサーバーで水を入れた

 

蓮「......はぁ。」

 

 俺は1つ溜息をついた

 

 頭を使いすぎて気持ち悪くなる

 

 こんな頭使ったのは久しぶりだ

 

モカ「__誰かいるのー?」

蓮「......モカか?」

モカ「やっほー。」

 

 1人で椅子に座っていると

 

 モカがゆっくりドアを開け入ってきた

 

 いつも通り、緩い表情をしてて

 

 すごい和む

 

蓮「夜更しか?体に悪いぞ。」

モカ「蓮君がそれ言うのー?」

蓮「俺は良いんだよ。慣れてるから。」

モカ「だったらモカちゃんも大丈夫ー、慣れてるからー。」

蓮「ははっ、そうか。」

 

 俺が笑ってると

 

 モカはウォーターサーバーで水を入れ

 

 俺の隣に座ってきた

 

モカ「いやー、夜は水が飲みたくなるよねー。」

蓮「モカなら『パン食べたいー。』とか言いそうだが。」

モカ「パンは朝昼晩に限らないよー。」

蓮(すっごい熱意だな。)

 

 いつもの口調のままなのに

 

 モカのパンへの熱意が伝わってきた

 

 パンってすごいな

 

モカ「でも珍しいねー、蓮君がここで黄昏てるなんてー。」

蓮「そう言う日もあるんだよ。」

モカ「そうなんだー。」

 

 モカはそう言ってコップに口をつけた

 

 コップの中の水がすごい勢いでなくなってる

 

 飲むの早いな

 

モカ「はぁ~、この一杯のために生きてるね~。」

蓮「いや、何歳だよ。」

 

 俺は軽くそうツッコんだ

 

 モカはそれを聞いて笑って

 

 テーブルに肘をついた

 

 そして、俺の方をジッと見て来た

 

蓮「どうした?」

モカ「蓮君、悩んでるでしょ~?」

蓮「っ!」

 

 モカは笑みを浮かべたままそう言った

 

 自信ありげな瞳には

 

 困惑する俺の姿が映っている

 

モカ「分かるんだよね~。何となくだけど~。」

蓮「......」

モカ「まぁ、話してみなよー。」

 

 モカってエスパーなんじゃないのか

 

 いや、モカに限らず

 

 みんな俺の思考読み取り過ぎなんだが

 

 俺は半ばあきらめモカに話すことにした

 

蓮「......日本に一夫多妻が採用されるかもしれない。」

モカ「え?」

 

 モカは俺の言葉を聞いて目を丸くした

 

 まぁ、そりゃ驚くか

 

 俺がそんな事を考えてると

 

 モカは気を取り直した様子を見せた

 

モカ「それで悩んでるって事は、何かあるの?」

蓮「あぁ、それの条件が大問題なんだ。」

モカ「問題?」

蓮「......2年以内に子供を5人作ること。」

モカ「!!」

 

 俺は静かにそう言うと

 

 モカはさっき以上に目を見開いた

 

 ここまで驚いてるのは稀だ

 

モカ「な、なるほど、だから悩んでたんだ。」

蓮「そういう事だ。」

 

 俺はコップに口をつけた

 

 根本的な解決にはなってないけど

 

 誰かに話すと気持ちが軽くなる

 

 正直、助かる

 

モカ「蓮君はどうする気なの?」

蓮「まだ、考え中だ。この話はチャンスでもあるから。」

モカ(やっぱり、考えてたんだ。)

 

 多分、条件を満たす以外ないだろうけど

 

 なんとか期間内に方法を模索して

 

 なんとかしよう

 

蓮「話、聞いてくれてありがとう。ちょっと気が楽になった。」

モカ「いいよー。」

蓮「じゃあ、俺は部屋に戻るよ。おやすみ。」

モカ「あ、蓮君ー。」

 

 俺がダイニングを出ようとすると

 

 モカが声をかけてきて

 

 俺は足を止めて振り返った

 

 すると、モカはこっちに歩み寄ってきた

 

蓮「どうした?」

モカ「子供って5人何だよね~?」

蓮「あぁ、そうだが。」

モカ「......じゃあー。」

 

 モカは軽く頷くと

 

 俺の目を真っすぐ見て微笑んできた

 

 小さな光に照らされて、すごく綺麗だ

 

モカ「あたし、いいよー......///」

蓮「え?」

モカ「蓮君の子供、欲しいから///」

蓮「え、ちょ、モカ__」

モカ「ん......っ///」

蓮「!」

 

 モカはゆっくりキスをしてきた

 

 瞳は涙で潤んでいて

 

 息には段々と熱が籠って行く

 

モカ「ぁ、ん、ちゅ......っ///」

蓮(やっば、可愛い。)

 

 こんな必死なモカ、初めて見た

 

 いつもは余裕保とうとして

 

 結局できないのを見て可愛いと思うけど

 

 なんだろう、こっちもすごい可愛い

 

モカ「......あたしはね///」

蓮「モカ?」

モカ「蓮君が大好き......///」

 

 モカは小さな子でそう言い

 

 俺の背中に手を回して来た

 

 モカらしい柔らかい匂いが鼻孔をくすぐる

 

モカ「だから、蓮君の子供ほしいよ......?///」

蓮「......!」

モカ「ねぇ、蓮君......?///」

 

 何かを欲しがり懇願するような

 

 まるで媚びるかのような

 

 欲を掻き立てるような声

 

 なんでこいつらは俺の弱点に詳しいんだ

 

モカ「いつでもいいよ~、今からでも......///」

蓮「......もう少し、待て。」

モカ「!」

 

 俺は理性をフル回転させ

 

 モカを離しながらそう言った

 

 もう少しで流されそうだった

 

蓮「お前はまだ高校生だ。せめて、卒業まで待て。モカには進路決めたりとか色々あるんだから。」

モカ「うん......分かった///」

蓮「あぁ。」

モカ「じゃあ、練習しとこうよ~///」

蓮「え?」

 

 モカはそう言って

 

 俺の腕に抱き着いてきた

 

 練習って言ったよな、今

 

モカ「蓮君、その気になっちゃってるでしょ~?///」

蓮「っ!な、なんでわかった?」

モカ「分かりやすいんだもん~......それで、シたい~?///」

蓮「......いいか?」

モカ「うん~♡」

 

 俺とモカはそれからダイニングを出て

 

 俺の部屋に行った

 

 その時間は悩みとかを忘れる事が出来て

 

 心地良い時間を過ごすことが出来た

 

 

 

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