覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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合コン 前編

 今日は講義がある日だ

 

 最近は色々忙しかったりするけど

 

 単位落としたくないし、余裕持っとかないと

 

蓮「__ふぁ~、ねむ......」

一誠「あははー、相変わらず眠そうだねー。」

蓮「眠いに決まってるだろ。」

雄馬「多忙な奴だ。寝る時間も惜しいのだろう。」

昴「色々忙しいやろうしな!」

リサ「!?///」

蓮「セクハラじゃねぇか。」

 

 リサをちらっと見た高尾に

 

 俺は溜息を付きながらそう言った

 

 こういう場で言う事じゃないだろ

 

 まぁ、否定はしないが

 

一誠「あ、蓮ちゃん~。」

蓮「なんだ。」

一誠「いやー、実はものすごく言いずらい事があるんだけどー。」

蓮「(嫌な予感がする。)なら言うな。」

一誠「その、未玲がー......」

蓮「あー!言うな!!察した!!」

 

 俺は耳を塞いだ

 

 もう分かったぞ、このパターン

 

 どうせあれだろ、いつもの......

 

一誠「蓮ちゃんに完全にお熱みたいでさー。あの日から電話番号教えてとか色々言われてて。」

蓮「もう、知ってた......」

一誠「彼女いるよって言ったんだけど、まぁ、聞かなくてね。」

リサ「あー、前に助けた子かー。まーた落としたんだ。」

昴「いやー、かみやんも罪作りやな~!」

雄馬「アイドルを彼女にしてるような奴だ、一般の女なんぞ簡単だろ。」

 

 なんか色々言われてる

 

 もうちょっと、難易度を上方修正しない?

 

 このままじゃ俺の胃に穴が空いて死ぬ

 

一誠「それでさー、未玲が蓮ちゃん入れて合コン組んでって__」

蓮「断るっ!!」

リサ「も~、そんな怒んなくてもいいじゃん~。」

昴「リサちゃんは結構余裕やな?」

リサ「慣れてるからね~。蓮に告白する女子なんて何人もいたし。」

昴「何となくそんな気するわ~。」

 

 こいつら、好き勝手言いやがって

 

 誰が望んでこんな顔に生まれるんだよ

 

 薬と一緒だ、容量を守れ的な

 

リサ「友達付き合いも大学生活の一部だよ~。」

蓮「えぇ......」

雄馬「関わりたくない相手と関わるのは仕事をしていれば当り前だ。そういう意味で経験を積んでおくのは悪い事じゃない。」

リサ「そうだよ。ただでさえ、蓮は人付き合い下手なんだから。」

蓮「酷い......」

 

 確かに、弦巻家の力でごり押してるとこあるし

 

 下手って言う自覚はまぁあるけどさ

 

 なんでこんなにボコられてんの?

 

リサ「よしっ!仕方ないから蓮は貸してあげるよ!」

蓮「あの、勝手に__」

リサ「蓮?あたしの頼みだよ?」

蓮「......ハイ。」

一誠(従順だ。)

昴(意外とリサちゃんは尻に敷くタイプなんか?)

雄馬(なんだ、神谷も来るのか。大変そうだな。)

 

 どうする、考えろ

 

 どうしたら合コンをノーダメージで乗り切れる?

 

 来るのはあの堂本妹

 

 あれが最大値だとすると......

 

 そうだ、あの手があった

 

蓮「......ただし、1つ条件がある。」

リサ「日菜、千聖、イヴ、こころ、薫、瑠唯を連れて行く以外なら良いよ。」

蓮「」

 

 読まれてる

 

 流石、正妻枠と呼ばれる1人

 

 こうなったら、奥の手しかない

 

蓮「お願いします、千聖だけでも連れて行かせてください......でないと僕、死んでしまいます......」

昴(ガチ泣き!?)

一誠(ごめん、マジごめん。)

雄馬(これの写真撮ったら、売れそうだな。)

リサ「しかたないなー。千聖だけだよー?」

蓮「ありがたき幸せ。」

 

 こうして、俺は堂本企画の合コンに参加することになった

 

 帰ったら、千聖について来てくれるよう頼まないと

 

 来てくれないと、最悪死ぬ

__________________

 

 というわけで日曜日

 

 俺はいつものイケメンズと待ち合わせだ

 

 もう気が重い、行きたくない

 

蓮「__今日は来てくれてありがとうな。千聖。」

千聖「本当にあなただけよ?私を合コンに連れて行ける男性なんて。」

蓮「いやほんと、感謝してるって。」

 

 千聖は頼んだら2つ返事で引き受けてくれた

 

 余程、俺が死にしそうな顔をしてたんだろう

 

 いやぁ、助かる

 

 千聖がいれば牽制の強さも段違いだ

 

 本当は外見的に目立つやつ全員連れて行きたかった

 

 けど、それはリサお母様に封じられてしまった

 

 恐ろしい、恐ろしすぎる

 

一誠「あ、蓮ちゃーん!あれ、なんでそんなに死にそうな顔してるの?」

蓮「あ?誰のせいだ?もう一回言ってみろ?」

一誠「そ、そんな『お前を殺す。』みたいな目しなくても。」

勇人「前の講義はいなかったから見てないけど、相当大変だったみたいだな。」

雄馬「あぁ、主に一誠のせいだ。」

昴「そうやな。」

一誠「俺だけに責任押し付けないで!?リサちゃんも加担したじゃん!」

 

 あーもう、全然話が入って来ない

 

 イケメンズいるし大丈夫だと思うが

 

 これでもし、また注目されれば......

 

蓮(抑止力でこれ着けとこ。)

一誠「また変な眼鏡付けてる!?何それ!?」

蓮「弦巻製、クソダサ眼鏡改。前の反省を踏まえ、多少の事じゃ壊れないように改良され、強度が__」

雄馬「普通に欲しいな。」

昴「宴会とかで使えそう!」

千聖「外しなさい?」

蓮「......だよね。」

 

 俺は静かに眼鏡をはずした

 

 これでどうやって戦えばいいんだ

 

 千聖に上手く隠れて、良い感じに逃げるか

 

一誠「ま、まぁ、未玲たちもお店に到着したみたいだし、行こっか!」

千聖「そう言えば、今日の行先を聞いていないのだけれど、どこに行くのかしら?」

昴「カラオケ!盛り上がるし!」

千聖「!?」

雄馬「どうした?」

千聖「か、カラオケ。そう、カラオケ......」

蓮「あっ(察し)」

 

 千聖が頭を抱えてる

 

 もうこの時点ですべてを察した

 

 これ、普通にヤバい

 

一誠「行こっかー!」

昴「おー!」

勇人「そうだな。待たせすぎるのも良くない。」

千聖(......大丈夫かしら。)

蓮(大丈夫なのか?)

 

 やばい、心配になってきた

 

 そうだ、俺ってリサに歌禁止されてるんだ

 

 うむ......マズいな

 

 そう思いつつ、俺は流れに従って店に移動した

__________________

 

 色んな部屋から漏れ出た音がうるさい空間

 

 ここが所謂、カラオケと言う所か

 

 なんだこの陽!って感じの空間は

 

 いるだけで疲れて来る

 

一誠「__お待たせ~!未玲~!」

未玲「あ、お兄ちゃん!」

?「こんにちはー!」

?「わぁ~!ちょ~いけめん!」

?「この人、未玲のお兄ちゃんの友達でしょう!」

?「って、後ろに人だれ!?芸能人!?」

 

 そんな事を考えながら

 

 案内された部屋に来た

 

 そこには前見た堂本妹

 

 それと他に4人、堂本妹ほどじゃないがそこそこ顔がいい女がいる

 

 いやでも、このレベルなら千聖様効果が有効だ

 

一誠「ほら~、蓮ちゃん、そんな端に行かなくても~。」

蓮「......(こいつ、後で殴る。)」

雄馬「一誠、お前、後で殴られるぞ。」

勇人「まぁ、仕方ないだろう。いつもの事だ。」

一誠「いつもそんなに殴られてないよ!?」

昴「あれ、そうやっけ?」

千聖(何となく、大学で蓮がどうなのか分かったわね。) 

 

 取り合えず、俺は端っこに陣取り

 

 前に千聖、横に太田を配置した

 

 これで完璧な布陣が完成した

 

未玲「神谷さん!お久しぶりです!」

蓮「......っす。」

未玲「今日は頑張ってオシャレしてみたんです!どうですか?」

蓮「とても、似合うと、思います。」

昴(文節で区切っとる。)

 

 堂本妹が話しかけて来た

 

 千聖が目にいると言っても2番目に近い

 

 しかも、兄同様のコミュ力を持ってやがる

 

 簡単にまとめると、強い

 

未玲「神谷さんの前変わってくださいよー、白鷺千聖さん。」

千聖「蓮が望むならいいけれど、残念ながらそうではないみたいよ。」

未玲「え~!?」

蓮(さ、流石、千聖様!)

 

 天使、神、大魔王!(※褒めてます)

 

 俺にできない事を平然とやってのける!

 

 これが家の最強戦力の一角たる由縁!

 

一誠「じゃあ、みんな席に着いたし、飲み物頼もうか!」

未玲「自己紹介も、だね!」

蓮(始まる......)

千聖(蓮、体力持つかしら。)

 

 こうして、人生初めての合コンが始まった

 

 はぁ......

 

 俺、この時間中に吐いたりしないか

 

 もう、それが心配だ......

 

 

 

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