今日は講義がある日だ
最近は色々忙しかったりするけど
単位落としたくないし、余裕持っとかないと
蓮「__ふぁ~、ねむ......」
一誠「あははー、相変わらず眠そうだねー。」
蓮「眠いに決まってるだろ。」
雄馬「多忙な奴だ。寝る時間も惜しいのだろう。」
昴「色々忙しいやろうしな!」
リサ「!?///」
蓮「セクハラじゃねぇか。」
リサをちらっと見た高尾に
俺は溜息を付きながらそう言った
こういう場で言う事じゃないだろ
まぁ、否定はしないが
一誠「あ、蓮ちゃん~。」
蓮「なんだ。」
一誠「いやー、実はものすごく言いずらい事があるんだけどー。」
蓮「(嫌な予感がする。)なら言うな。」
一誠「その、未玲がー......」
蓮「あー!言うな!!察した!!」
俺は耳を塞いだ
もう分かったぞ、このパターン
どうせあれだろ、いつもの......
一誠「蓮ちゃんに完全にお熱みたいでさー。あの日から電話番号教えてとか色々言われてて。」
蓮「もう、知ってた......」
一誠「彼女いるよって言ったんだけど、まぁ、聞かなくてね。」
リサ「あー、前に助けた子かー。まーた落としたんだ。」
昴「いやー、かみやんも罪作りやな~!」
雄馬「アイドルを彼女にしてるような奴だ、一般の女なんぞ簡単だろ。」
なんか色々言われてる
もうちょっと、難易度を上方修正しない?
このままじゃ俺の胃に穴が空いて死ぬ
一誠「それでさー、未玲が蓮ちゃん入れて合コン組んでって__」
蓮「断るっ!!」
リサ「も~、そんな怒んなくてもいいじゃん~。」
昴「リサちゃんは結構余裕やな?」
リサ「慣れてるからね~。蓮に告白する女子なんて何人もいたし。」
昴「何となくそんな気するわ~。」
こいつら、好き勝手言いやがって
誰が望んでこんな顔に生まれるんだよ
薬と一緒だ、容量を守れ的な
リサ「友達付き合いも大学生活の一部だよ~。」
蓮「えぇ......」
雄馬「関わりたくない相手と関わるのは仕事をしていれば当り前だ。そういう意味で経験を積んでおくのは悪い事じゃない。」
リサ「そうだよ。ただでさえ、蓮は人付き合い下手なんだから。」
蓮「酷い......」
確かに、弦巻家の力でごり押してるとこあるし
下手って言う自覚はまぁあるけどさ
なんでこんなにボコられてんの?
リサ「よしっ!仕方ないから蓮は貸してあげるよ!」
蓮「あの、勝手に__」
リサ「蓮?あたしの頼みだよ?」
蓮「......ハイ。」
一誠(従順だ。)
昴(意外とリサちゃんは尻に敷くタイプなんか?)
雄馬(なんだ、神谷も来るのか。大変そうだな。)
どうする、考えろ
どうしたら合コンをノーダメージで乗り切れる?
来るのはあの堂本妹
あれが最大値だとすると......
そうだ、あの手があった
蓮「......ただし、1つ条件がある。」
リサ「日菜、千聖、イヴ、こころ、薫、瑠唯を連れて行く以外なら良いよ。」
蓮「」
読まれてる
流石、正妻枠と呼ばれる1人
こうなったら、奥の手しかない
蓮「お願いします、千聖だけでも連れて行かせてください......でないと僕、死んでしまいます......」
昴(ガチ泣き!?)
一誠(ごめん、マジごめん。)
雄馬(これの写真撮ったら、売れそうだな。)
リサ「しかたないなー。千聖だけだよー?」
蓮「ありがたき幸せ。」
こうして、俺は堂本企画の合コンに参加することになった
帰ったら、千聖について来てくれるよう頼まないと
来てくれないと、最悪死ぬ
__________________
というわけで日曜日
俺はいつものイケメンズと待ち合わせだ
もう気が重い、行きたくない
蓮「__今日は来てくれてありがとうな。千聖。」
千聖「本当にあなただけよ?私を合コンに連れて行ける男性なんて。」
蓮「いやほんと、感謝してるって。」
千聖は頼んだら2つ返事で引き受けてくれた
余程、俺が死にしそうな顔をしてたんだろう
いやぁ、助かる
千聖がいれば牽制の強さも段違いだ
本当は外見的に目立つやつ全員連れて行きたかった
けど、それはリサお母様に封じられてしまった
恐ろしい、恐ろしすぎる
一誠「あ、蓮ちゃーん!あれ、なんでそんなに死にそうな顔してるの?」
蓮「あ?誰のせいだ?もう一回言ってみろ?」
一誠「そ、そんな『お前を殺す。』みたいな目しなくても。」
勇人「前の講義はいなかったから見てないけど、相当大変だったみたいだな。」
雄馬「あぁ、主に一誠のせいだ。」
昴「そうやな。」
一誠「俺だけに責任押し付けないで!?リサちゃんも加担したじゃん!」
あーもう、全然話が入って来ない
イケメンズいるし大丈夫だと思うが
これでもし、また注目されれば......
蓮(抑止力でこれ着けとこ。)
一誠「また変な眼鏡付けてる!?何それ!?」
蓮「弦巻製、クソダサ眼鏡改。前の反省を踏まえ、多少の事じゃ壊れないように改良され、強度が__」
雄馬「普通に欲しいな。」
昴「宴会とかで使えそう!」
千聖「外しなさい?」
蓮「......だよね。」
俺は静かに眼鏡をはずした
これでどうやって戦えばいいんだ
千聖に上手く隠れて、良い感じに逃げるか
一誠「ま、まぁ、未玲たちもお店に到着したみたいだし、行こっか!」
千聖「そう言えば、今日の行先を聞いていないのだけれど、どこに行くのかしら?」
昴「カラオケ!盛り上がるし!」
千聖「!?」
雄馬「どうした?」
千聖「か、カラオケ。そう、カラオケ......」
蓮「あっ(察し)」
千聖が頭を抱えてる
もうこの時点ですべてを察した
これ、普通にヤバい
一誠「行こっかー!」
昴「おー!」
勇人「そうだな。待たせすぎるのも良くない。」
千聖(......大丈夫かしら。)
蓮(大丈夫なのか?)
やばい、心配になってきた
そうだ、俺ってリサに歌禁止されてるんだ
うむ......マズいな
そう思いつつ、俺は流れに従って店に移動した
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色んな部屋から漏れ出た音がうるさい空間
ここが所謂、カラオケと言う所か
なんだこの陽!って感じの空間は
いるだけで疲れて来る
一誠「__お待たせ~!未玲~!」
未玲「あ、お兄ちゃん!」
?「こんにちはー!」
?「わぁ~!ちょ~いけめん!」
?「この人、未玲のお兄ちゃんの友達でしょう!」
?「って、後ろに人だれ!?芸能人!?」
そんな事を考えながら
案内された部屋に来た
そこには前見た堂本妹
それと他に4人、堂本妹ほどじゃないがそこそこ顔がいい女がいる
いやでも、このレベルなら千聖様効果が有効だ
一誠「ほら~、蓮ちゃん、そんな端に行かなくても~。」
蓮「......(こいつ、後で殴る。)」
雄馬「一誠、お前、後で殴られるぞ。」
勇人「まぁ、仕方ないだろう。いつもの事だ。」
一誠「いつもそんなに殴られてないよ!?」
昴「あれ、そうやっけ?」
千聖(何となく、大学で蓮がどうなのか分かったわね。)
取り合えず、俺は端っこに陣取り
前に千聖、横に太田を配置した
これで完璧な布陣が完成した
未玲「神谷さん!お久しぶりです!」
蓮「......っす。」
未玲「今日は頑張ってオシャレしてみたんです!どうですか?」
蓮「とても、似合うと、思います。」
昴(文節で区切っとる。)
堂本妹が話しかけて来た
千聖が目にいると言っても2番目に近い
しかも、兄同様のコミュ力を持ってやがる
簡単にまとめると、強い
未玲「神谷さんの前変わってくださいよー、白鷺千聖さん。」
千聖「蓮が望むならいいけれど、残念ながらそうではないみたいよ。」
未玲「え~!?」
蓮(さ、流石、千聖様!)
天使、神、大魔王!(※褒めてます)
俺にできない事を平然とやってのける!
これが家の最強戦力の一角たる由縁!
一誠「じゃあ、みんな席に着いたし、飲み物頼もうか!」
未玲「自己紹介も、だね!」
蓮(始まる......)
千聖(蓮、体力持つかしら。)
こうして、人生初めての合コンが始まった
はぁ......
俺、この時間中に吐いたりしないか
もう、それが心配だ......