「__じゃあ、一回目の合同ライブの会議を始める。」
俺はそう告げた。
この場には全バンドが揃ってる。
「それで、今日は何を決めるの?」
「今日はライブのスローガンをまず決める。」
「スローガン?」
「あぁ。その方が方向性を決めやすい。」
「はい!」
香澄が手を挙げた。
「なんだ、案があるのか?」
「はい!」
「じゃあ、言ってみろ。」
「キラキラドキドキ、です!」
「悪くはないが、却下だ。」
「えー!」
「もう少しはっきりしたのがいい。」
「じゃあ、私から案があるわ!」
「こころか。まぁ、言ってみろ。」
「みんなを笑顔に、よ!」
「目的もはっきりしてるしいいんだが、
合同ライブだから、もう少し総合的なのにしよう。」
「じゃあ!あこも言いたい!」
「おう、言ってみ。」
「深淵なる狂乱の...えっと...バーンとしたライブ!」
「え?なんて?...まぁ、却下。」
「えー!」
「擬音は好ましくない。」
「はーい...」
「だ、大丈夫?...あこちゃん?」
「うん...」
「はい!レンさん!」
「イヴ?案があるのか?」
「はい!とっておきの案があります!」
「じゃあ、頼む。」
「ブシドーです!」
「え?」
「ブシドーです!」
「...」
「ブシドーは日本人の心...
ピッタリです!」
「よし、それはまた違う企画の時にしようか。
今回はバンドだからな。」
「そうですか...残念です...」
「ふむ...中々決まりずらいな...」
「あの、蓮。」
「?蘭、どうした?」
「私も案、あるんだけど。」
「言ってみてくれ。」
「エール、がいい。」
「エール?」
「うん。新学期とか始まってるから、
見に来てくれた人にエールを送れるライブがいいかなって。」
「なるほど。」
「いいわね。」
「あぁ。これなら、こころの案も組み込めるし。
いい案だ。」
「...このくらい当然。」
「あー蘭が照れてるー」
「モカ!///」
「じゃあ、今回のライブのテーマはエールで行く!
いいか?」
「うん!(はい!)」×5
「じゃあ、練習を始めるか。
後の事は俺に任せてくれ。」
そうして、練習が始まった。
________________________
”ロゼリア”
「__神谷さん。」
「ん?どうした紗夜?」
「あの、少しお願いがあるのですが...」
「お願い?」
「はい。私にギターを教えてください。」
「え?俺が紗夜にか?」
「はい。」
「一応、理由を聞こうか。」
「湊さんに言われました。
現時点で技術は神谷さんの方が上だと...」
「そんな事はないと思うが。」
「いえ、私も分かってるんです。
だからこそ、神谷さんに教えてほしいんです。」
紗夜の目は本気だ。
「...分かった、いいぞ。」
「!」
「時間がある時に連絡してこい。
大体は大丈夫だからな。」
「ありがとうございます!」
「あ、あと。」
「?__!?///」
俺は紗夜の頭に手をのっけた。
「もう少し肩の力を抜けよ。
焦ってもいい演奏は出来ないって友希那が言ってたからな。」
「は、はい...///」
「__おーい!蓮くーん!」
「なんだ、あこ!」
「ちょっとこっち来てー!」
「分かった!__じゃあ、頑張れよ紗夜。」
「あ...」
俺は紗夜の頭から手をどかした。
「?どうした?」
「い、いえ!なんでもありません!///」
「そうか?」
「はい///」
「まぁ、俺は行くな?」
「はい、頑張ってくださいね!///」
「じゃ、後で。」
蓮は走って行った。
「(何でしょうか...?動悸がおさまりません...///
神谷さん...///)」
________________________
「__あこ、どうした?」
「ここがどうしても出来なくて...」
「ここか?...えっと...」
俺は楽譜を確認した。
「えっとこの場合だと、燐子!」
「!は、はい...」
「悪いがこの部分を弾いてくれないか?」
「えっと...はい、わかりました。」
「じゃあ、あこ借りるぞ。」
「うん!」
「じゃあ、行くぞ燐子。」
「はい...!」
俺たちは演奏を始めた。
「(ここは詳しく教えないとな)」
「(やっぱ蓮君はすごいなー!)」
「(か、神谷君の演奏、すごい...!
あ、あと、かっこいい...///)」
演奏が終わった。
「こんな感じだ。
あこが失敗するのはここじゃないか?」
「うん。なんだか緊張しちゃって。」
「手、出してみ?」
「手?うん。」
あこは手を出した。
「それで何するの__!!///」
「落ち着け。手のマッサージだ。」
「え、えっと...///」
「あ、あこちゃん...?
(羨ましいな...)」
「...」
「あ、あの蓮君?///」
「...」
「な、何かしゃべってぇ...///」
「...」
「///」
数分後...
「__よし、終わり。」」
「...///」
「?どうした、あこ?」
「な、なんでもないよ!///」
「そうか?まぁ、多分それで大丈夫だ。」
「そう言えば、軽くなったような!」
「まぁ、やってみろ。」
「うん!」
「あ、あの...神谷君...?」
「ん?」
「私にも...して欲しいな...なんて///」
「燐子もか?まぁ、別にいいぞ。」
「じゃ、じゃあ、お願い...します///」
「おう、まかしとけ。」
俺はあこと同じマッサージをした。
「__よし、終わり。」
「...す、すごかった...///」
「おい、誤解を招く言い方はよせ。」
「蓮君!出来た!出来たよ!」
「よかったな。あこ。」
「蓮君のお陰だよ!ありがと!」
「そうか。まぁ、頑張れよ。
俺は他の様子も見に行かないとだからな。」
「うん!またね!」
「頑張って...くださいね...?」
「おう、またな。」
蓮は走って行った。
「(なんだろ?この感じ?
あこ、分かんないよ///)」
「(神谷君の...手...///)」
________________________
「__友希那、リサ、調子はどうだ?」
「悪くないわ。」
「ばっちりだよー!」
「そうか。ならいいな。」
「蓮、大変じゃないかしら?」
「?何がだ?」
「各バンドのレベルアップにライブの運営。
とても一人でこなす量じゃないわ。」
「そうか?まぁ、普通の俺ならそうなんじゃないか?」
「蓮、ほんとに大丈夫?」
「大丈夫だっての。
無理ならやってない。」
「そっかー!」
「まぁ、任せとけって。」
「そう。」
「じゃ、ほか行くな。」
「じゃあ、またねー!蓮!」
「頑張りなさいね。」
「おーう。」
________________________
”アフターグロウ”
「__あ、蓮じゃん。」
「お、蘭。さっきはありがとな。」
「別にいいよ。あれくらい。」
「あ!蓮さん!」
「よう!蓮さん!」
「神谷さん!こんにちわ!」
「こんにちはー蓮君ー」
「よう。それで、調子はどうだ?」
「いつも通りかな。」
「なら、安心だな。」
「あ、でも、少し教えてほしいところが。」
「ん?どこだ、ひまり?」
「えっと、ここなんですけど。」
「えっと、ここはな...
実演じゃ説明しずらいな。
ひまり、ベースの準備してくれ。」
「はい!」
ひまりはベースの用意をした。
「じゃあ、失礼するぞ。」
「え?__!?///」
「ちょ!蓮?!///」
「わ、わぁ///」
「蓮さん、やべぇな。」
「じょーねつてきー」
「じゃあ、覚えろよひまり。」
「は、はぃぃ!///」
俺はひまりのベースを補助した。
それによって、体は密着していた。
「__よし、こんな感じだ。
あの辺は難しいからな。」
「あ、ありがとうございました...///」
「ねー蓮君ー」
「ん?」
「モカちゃんにも教えてー。」
「ん?どこだ?」
「ここだよー」
「...よし、これなら実演できるな。」
「じゃあ、どーぞ。」
「さんきゅ。」
俺はギターを弾き始めた。
「__こんな感じだ。」
「おーなるほどー」
「あの部分はこうすれば__」
「なるほどー。じゃあ__」
俺はモカの質問に答えた。
「___ありがとうー蓮君ー」
「おう。...あと、モカ。」
「んー?」
「目の下、クマ出来てるぞ。」
「え?」
「分かるぞ。モカが努力してるのは。
皆の期待に答えるためだろ?」
「!///」
「もう少し、力抜け。
俺がサポートするから。」
「...うんー///」
モカはうつ向いた。
「あの、神谷さん!」
「つぐみ?」
「私も教えてください!」
「おう、いいぞ。」
「ここなんですが。」
「じゃあ、一回弾いてみてくれ。」
「はい!」
つぐみはキーボードを弾いた。
「__よし。分かった。
まずはだな__」
「(神谷さん、初めて会った時から思ってたけど、かっこいいな///)」
「___なんだが、分かったか?つぐみ?」
「え?あ、すいません!もう一回お願いします!」
「どうした?調子が悪いのか?」
「い、いえ!」
「そうか?じゃあ、もう一回説明するな?」
「はい!お願いします!
(今度は集中しないと!)」
________________________
”ポピパ”
「__あ!神谷先輩!」
「香澄か。調子はどうだ?」
「はい!神谷先輩のアドバイスのお陰で最高です!」
「そうか。...それで、有咲は何してるんだ?」
「え、あ、その...///」
「有咲はね、照れてるんだよ。」
「照れてる?なんで?」
「...それは有咲に聞いて。」
「そうか?」
「あ、ギター弾こうね。」
「分かった。また今度な。」
俺は周りを見た。
「...はぁ。」
「沙綾ちゃん、大丈夫?」
「うん、ありがとう、りみりん。」
「どうした?」
「神谷先輩。お疲れ様です。」
「お疲れ様です。」
「それで、どうしたんだ?沙綾?」
「実はですね...」
沙綾から事情を聞いた。
「__なるほどな。」
「はい...」
沙綾は家の手伝いで疲れてて失敗続きらしい。
「うーん。ちょっと待ってろ。」
「?はい?」
俺はあるものを取りに行った。
「__待たせたな。」
「あの、何を持ってきたんですか?」
「?アイマスクだ。」
「え?」
「蒸気でなんやかんやってな。
沙綾は技術は十分だ。
後は心の健康な。」
「えっと...?」
「じゃあ、行くぞ。」
「え?__!」
俺は沙綾を引っ張っていった。
________________________
「__いやー、こころに頼んでおいて正解だった。
仮眠室まで用意してくれるとは。」
「あの、なんでここに?」
「え?沙綾を寝かせるためだが?
ほら、寝てみ。」
「は、はい。」
沙綾は寝転んだ。
「じゃあ、アイマスク付けるぞー」
俺は沙綾にアイマスクをつけた。
「...あったかい。」
「だろ?...よしよし。」
「!?///」
「沙綾は頑張り屋だな。
でも、もう少し周りに頼れ。」
「ふぁ...///」
「全く、なんで一バンドに一人こういう子がいるんだ。
頑張るのもいいが、休むのも大事だぞ。」
「///...あの...?」
「ん?」
「神谷先輩、またこんな風に甘えさせてくれますか?///」
「いいぞ。今は寝てろ。」
「はい...__すぅ...」
「...寝たか。」
沙綾は一瞬で寝た。
「__あ、あの...」
「あ、りみか。」
「沙綾ちゃんは...?」
「寝たぞ。」
「そうですか、良かった...」
「りみは優しいんだな。」
「え?」
「沙綾が心配なんだろ?」
俺はりみの頭に手をのせた。
「沙綾はいい仲間を持ったと思うぞ。」
「///」
「じゃ、沙綾についててくれるか?
俺は他を回らないとだからな。」
「は、はい///」
「じゃあ、頼んだ。」
________________________
”パスパレ”
「__やっば、時間切れだ。
もう一回__。よし。」
「レンさーん!」
「パスパレか。」
「お疲れ様、蓮。」
「おつかれさまです!神谷さん!」
「蓮君!お疲れ!」
「おつかれ!神谷君!」
「まぁ、パスパレは大丈夫そうだな。」
「はい!」
「蓮の指導のお陰ね。」
「そうか。」
「蓮君は大丈夫ー?」
「仕事が多いらしいですけど...」
「何か手伝えることはある?」
「大丈夫だ。」
俺がそう言うと、パスパレは話し出した。
「?」
「__ねぇ、蓮。」
「ん?」
「このライブが成功したらですね///」
「レンさんの慰労会をしたいと思います!」
「慰労会?」
「うん!」
「別に気にしなくてもいいぞ?」
「ううん!私たちがしたいんだよ!」
「...じゃあ、まぁ、楽しみにしてる。」
「えぇ!期待してなさい♪」
「精一杯頑張ります!」
「おう。」
________________________
”ハロハピ”
「__あら!蓮じゃない!」
「蓮君先輩!」
「どうも、蓮さん。」
「こんにちは神谷君。」
「やぁ、蓮!」
「よう。ハロハピも問題なさそうだな。」
「えぇ!今日もいつも通りよ!」
「頼もしいな。」
「蓮は大丈夫かい?」
「みんなそれ言うな。
大丈夫だ。」
「困ったことがあったら私たちに言ってね?」
「協力しますから。」
「まぁ、本気で困ったら頼む。」
俺はしばらく話していた。
「__そう言えば、薫。」
「どうしたんだい?」
「薫が追い付けない役者って誰なんだ?」
「あぁ、その事か。
蓮もあったことがある子だよ。」
「俺が?」
「千聖だよ。」
「え?」
「私はいつか、千聖と肩を並べて舞台に立ちたいんだ。」
「なるほど。」
俺はあることを考え付いた。
「なぁ、薫。」
「どうしたんだい?」
「合同ライブ終わったら、千聖と舞台をする気はないか?」
「え?」
「二人で短くてもいいから。」
「構わないが、なぜだい?」
「俺が見てみたいからだ。」
「蓮、まさか...」
「?まぁ、先の話だ。
千聖にも言っておくぞ。」
「...あぁ。ありがとう。」
________________________
「__さて、全員回ったな。
大体は大丈夫そうだったな。」
俺は椅子に座った。
「__ぐっ...!」
頭痛が襲ってきた。
「(やっべ。連続で使うとこうなるのか...)」
俺は目をつぶった。
「(まだ、やらないといけない事はある。
急がないと。でも。)」
俺は目を開けて。
「一旦、寝るか。」
俺は一度、仮眠をとった。
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攻略情報
ポピパ:市ヶ谷有咲 山吹沙綾 牛込りみ
ロゼリア:氷川紗夜 白金燐子 宇田川あこ
アフターグロウ:青葉モカ 羽沢つぐみ 上原ひまり
ハロハピ:奥沢美咲 松原花音
パスパレ:丸山彩 白鷺千聖 氷川日菜 若宮イヴ 大和麻弥