覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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合コン 中編

一誠「__じゃあ、まず自己紹介から!」

 

 飲み物が運ばれてきたあと

 

 堂本の一声で合コンが開始された

 

 そのノリは正しく、陽!って感じで

 

 もう俺は若干ついていけてない

 

一誠「まず男子から!俺は堂本一誠!知っての通り、未玲のお兄ちゃんだよ!」

勇人「木崎勇人だ。趣味は乗馬で、時間があるときによく行ってる。」

昴「高尾昴でーす!関西出身!大学行ってまだ2か月やけど、もう単位落としそうでーす!」

雄馬「太田雄馬。今はモデルをしてる。趣味は......音楽鑑賞など。」

 

 そう言った感じでイケメンズが自己紹介をした

 

 堂本はもういいとして

 

 木崎は趣味乗馬?に、似合いすぎる

 

 そして高尾、それはまーったく笑えないぞ

 

 太田は......アイドル趣味を死ぬほど遠回しで言ったんだな

 

 まぁ、全く意味は変わって来るけど

 

一誠「次、蓮ちゃんの番だよ!」

蓮「......神谷蓮。弦巻家の跡取りで今は学生。」

雄馬(それは言っていいのか?)

勇人(一誠の妹は別として、他の4人の目つきが変わったぞ。)

千聖(蓮......)

蓮(えっ、なに?なんかマズったか?)

 

 千聖たちがなんかため息ついてる

 

 あ、そうだ

 

 彼女いるならいるって言った方がいいんだ!

 

蓮「彼女がいる。そこの千聖とか。」

千聖(そうだけどそうじゃないわよ!?)

未玲「はい!知ってます!」

蓮「......あ、はい。」

他4人(とか......?)

勇人(おぉ、女子たちの戦意をそいだ。その無神経さ、流石だ。)

昴(つ、強いな。)

 

 よ、よし、上手くいった(行ってない)

 

 なんか変な視線は消えたし

 

 この調子で行こう

 

未玲「じゃあ、次は女子!私から行くね!私は堂本未玲です!一誠お兄ちゃんの1つ下の妹で、神谷さんが、好きです......///」

蓮「」

千聖「白鷺千聖よ。今日は蓮の付き添いだから、あまり気にしなくてもいいわ。」

エリ「渡瀬エリでーす!今は読モしてまーす!」

ナナ「杉野ナナです!最近、お人形を集めてます♪」

クルミ「華井クルミです!SNSで絡んでくれたら嬉しいです!」

きりえ「山寺きりえです!うち、初めての合コンやけど、よろしく!」

 

 と、一通りの自己紹介が終わった

 

 堂本妹はもう良い、気にしたら胃に穴が空く

 

 それより、まず渡瀬エリ

 

 あれは筋金入りの陽キャだ、そんな雰囲気がある

 

 そして杉野ナナ、こいつはあざとい

 

 華井クルミは俺はSNSしてないし、関係ないな

 

 山寺きりえは......関西人っぽい

 

 よしっ、まとめ終わり(この間0.1秒)

 

一誠「未玲はもちろんだけど、みんな可愛いね~!」

蓮、雄馬、昴、勇人(シスコン。)

ナナ「未玲のお兄ちゃんって、あの堂本一誠だったんだ~!いいな~!」

クルミ「SNSフォローしてんだよねー!」

エリ「逆に神谷さんは見かけませんね?なんで?」

きりえ「あ、確かに。」

蓮「......」

千聖「蓮はSNSなどはしていないのよ。」

昴「あー、ポイポイ!」

蓮(......関わりたくない。)

 

 どうにかして乗り切りたい

 

 その為に、合コンについて下調べしてきた

 

 その中に、幹事を立てるのも大事とあった

 

 つまり、堂本に全部押し付ける手がある

 

未玲「私、神谷さんの事もっと知りたいです!」

蓮「......俺っすか。いや、何もないですよ、ほんと。」

雄馬(メンタルがやられてるな。)

千聖(打たれ弱いわね。夜以外。)

昴「例えば、未玲ちゃんはどんなこと知りたいん?」

未玲「えーっと、小さい時の話とか?」

 

 小さいときって、小学生くらいか

 

 まぁ、重要な部分は伏せるとして

 

 適当に何か話せばいいや

 

蓮「昔から、よく寝てました。」

未玲「へぇ!そうなんですか!」

勇人「神谷は講義中もずっとねてるからな。納得だ。」

ナナ「でも、首席合格なんですよね?ナナ、尊敬しちゃーう♪」

クルミ「それって所謂、天才ってやつですか?」

 

 そんなんじゃないそんなんじゃない

 

 裏で死ぬほど頑張ってるよ

 

 今までしてこなかった分の努力を清算してるよ

 

 最近は怒られて自粛気味だけど

 

一誠「蓮ちゃんって結構ナゾでさ~。プライベートのこととか全然話さないんだよね~。」

蓮「っ!(堂本、この野郎、後で夢に無数のGが出て来るようにしてやる......!)」

千聖(そんなキャラになってるのね。)

一誠「折角の機会だし、聞いてみたいなって!」

勇人「確かに、俺も気になるところだな。」

蓮(なにこれ?尋問大会?)

 

 あいつらとのことを話せないとしたら

 

 残るのは仕事仕事仕事だぞ?

 

 そんなのの何が面白いんだよ

 

蓮「し、仕事が忙しいし。な......?」

勇人「神谷は特にだろうな。なんせ、天下の弦巻だし。」

ナナ「大金持ちですよね~♪いいな~♪将来とか安泰って感じ~♪」

エリ「そもそも、何しても成功しそう!芸能界でもなんでも!」

未玲「分かる~!モデルとか俳優もして欲しい~!」

きりえ「でも、ファンクラブとかもうあるんちゃうん?うち、見たことあるけど。」

蓮「......い、いえ、そんな。滅相も。」

 

 そういう話、全部断ってるんだよ

 

 しつこいときは黒服様を召喚して

 

 こう、良い感じに消してもらってる

 

昴「かみやんも大変やなぁ。女の子みーんな興味津々やん。」

蓮「代わって......」

きりえ「もしかして、高尾君って関西人!?」

昴「そうやで!」

きりえ「実はうちもなんよ~!」

昴「そうなん!」

きりえ「ちょっと話そや!」

昴「オッケー!......ってわけで、1人は任せ!出来るだけ引き付けとくわ!」

蓮「高尾......!」

 

 やだかっこいい、惚れちゃいそうだわ(現金な奴)

 

 あのイケメン最強じゃないか

 

 今度一緒に、堂本をしばこう!(?)

 

エリ「きりっちもうゲットしてる!じゃあ、私は太田さんが良い!モデルの話とか聞きたい!」

雄馬「いいだろう。芸能界の闇から光まで何でも教えてやろう。」

蓮「!」

 

 今、太田が一瞬こっちを見て来た

 

 任せろって言ってる気がする(※正解)

 

 さ、流石、俺認定イケメン

 

 パスパレ全員のサイン入り写真集を贈呈しよう

 

一誠「良い感じにまとまって来たねー。まぁ、今回の目的は別に蓮ちゃんの彼女増やすことじゃないし、一番ヤバ......じゃなく、気になる子でも取りに行こうかな。」

ナナ「ん♪」

一誠「ナーナちゃん!話そうか!」

ナナ「はい♪」

 

 ど、堂本もだと!?

 

 まぁ、結局いつかはしばくけど

 

 今だけ感謝しとく

 

勇人「なるほど、皆、神谷を守る動きをしてるな。だったら、俺の相手は君かな。」

エリ「あらら、そういう感じなんですね。」

勇人「堂本未玲さんに近づきすぎると恨まれそうだし、君を指名しようかな。」

エリ「やだ~!言い方がやらし~!」

勇人「ははは、君はそう言うの、嫌いじゃないだろう?」

蓮(つ、つえぇ。)

千聖(流石は若社長ね。)

 

 こいつら、流石に女になれてる

 

 イケメンズ強すぎるだろ

 

 え、もう、女関係全部どうにかしてもらおうかな

 

千聖「あらあら、蓮はあまりものね。」

蓮「その言い方はどうかと思うけど、まぁ、いいや。」

千聖「そう言えば、喉が渇いたわね?水が飲みたいわ。」

 

 千聖はわざとらしくそう言ってきた

 

 やってること子供なのに妙に様になる

 

 芸能人オーラずるいだろ

 

蓮「俺が取って来るよ。お嬢様。」

千聖「あら♪ありがとう、蓮♪」

蓮「いいよ。俺ものど渇いたし。」

未玲「......」

蓮「じゃ、行ってくる。」

 

 俺は軽く手を振り

 

 飲み物を取りに部屋を出た

__________________

 

 部屋の中もうるさいけど廊下も変わらないな

 

 大声で歌ってる部屋の音とかヤバい

 

 能力で強化された聴覚じゃ脳みそが焼き切れる

 

蓮(......てか、こんな施設、家で間に合ってるんだよな。)

 

 あそこはカラオケ以上の規模があるし

 

 歌う奴らは全員上手いし

 

 ここなんて比にならないほどの癒し空間だ

 

蓮(女も好きじゃないし、うるさい場所も嫌いだし、さっさと帰りたいなぁ......)

 

 大体、始まって30分くらい

 

 イケメンズがそれぞれ女と話し始め

 

 いい感じに俺への注意が薄くなった

 

 今なら......逃げれるんじゃね?

 

 幸いにも、今日の持ち物は携帯と財布でポケットに入ってる

 

 千聖様さえ呼び出せれば、逃げられるんじゃ?

 

蓮(千聖様の演技力なら自然に出て来るなんて造作もないだろ。そうと決まれば__)

未玲「__あの、神谷さん。」

蓮「っ!?(しまった、想定外だ!)」

 

 俺の予想じゃ、兄貴とでも話してると思ってた

 

 でも、わざわざここに来た

 

 ......ちょっと、過小評価してた

 

未玲「今、帰ろうとしてましたよね?」

蓮「......さぁ、それはどうだろう。」

 

 こ、こえぇぇ

 

 なんでバレてるんだ?

 

 まさか、治したときに能力のなんらかの影響で脳が活性化してるのか?

 

 いや、そんな事はないはずだ

 

 そんなのがあるなら、あいつらがとっくに......

 

未玲「分かってますよ。お兄ちゃんから、そういう人だって聞いてます。」

蓮(あのバカ野郎!!)

未玲「やっぱり、未玲のこと、嫌いなんですか......?」

蓮「え?」

未玲「そう、なんですよね......」

 

 堂本未玲は悲しそうにそう言った

 

 正直、好きでも嫌いでもないけど

 

 こういう顔をされると罪悪感がある

 

未玲「助けられたあの日から、私にはこの人しかいないって思って、ずっと、神谷さんに会いたくて......お兄ちゃんに無理やり今日の合コンを企画してもらいました......」

蓮「お、俺よりいい人なんていくらでもいるって。今までにも、合コンみたいな事してればいただろ?」

未玲「私、合コンなんて初めてです......」

蓮「え?」

未玲「お兄ちゃんが連れてきてくれるって言うから、頑張って、来たんです......」

蓮「......」

 

 こ、心が痛い

 

 この外見なら、何回もしてるんだと思ってた

 

 俺のせいでわざわざなれない場に出て来るなんて

 

 なんか、ものすごく申し訳ない

 

未玲「神谷さんは未玲のこと、嫌いですか......?」

蓮「き、嫌いではない。」

未玲「だったら、もう少しだけ、いてください......」

蓮(ふ、ふむ......)

 

 普通の女だったら無視なんだけどな

 

 この子の場合はちょっと記憶を覗いてるし

 

 なんか、微妙な情があるんだよな

 

 しかも、泣きそうな顔されると弱いし

 

蓮「わ、分かった。もう少しな。」

未玲「!」

蓮「千聖に水持っていくから先戻ってて。」

未玲「やった!りがとうございます、神谷さん!」

蓮「う、うん。」

 

 堂本未玲はそう言って嬉しそうに戻って行った

 

 嘘ついてるとか演技とかじゃないのは分かるし

 

 ほんと、ああいうのに耐性付かないな......

 

蓮(はぁ......完全にチャンス逃した。)

 

 俺は頭を押さえたくなるのを抑え

 

 千聖に持っていく水を持って

 

 騒がしいであろう、元居た部屋に戻った

 

 

 

 

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