覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

114 / 170
夏休みの予定

 大学生にもテストと言うものはある

 

 うちの大学は大体7月の頭から始まる

 

 今日で大体10日前だ

 

 そうなれば、周りも少しずつ慌て始める

 

一誠「__あ、あぁ......勉強が進まない......」

雄馬「自業自得だ。」

蓮「馬鹿が。」

昴「大変そうやな~。」

勇人「あれほど備えて置けと言ったのに。」

リサ「あ、あはは......」

 

 ここにいる堂本もその1人だ

 

 想像通り、こいつは馬鹿だ

 

 それこそ、なんでこの大学に入れたかも謎なくらいに

 

一誠「蓮ちゃん助けてよ~!主席入学じゃん~!」

蓮「知らん。」

一誠「合コンのことまだ恨んでるでしょ!?」

蓮「別にそれはもう恨んでない。ただ単に面倒くさいだけだ。」

雄馬「俺もそう思う。」

勇人「そうだな。」

昴「仕方ない。」

 

 俺は別にテストは問題ないし、余裕もある

 

 けど、あのバカに教えるのは面倒くさい

 

 だから、出来るだけ関わりたくない

 

リサ「蓮はテストの備え出来てるんでしょ?」

蓮「あぁ、もう出来てるよ。困ったらいつでも頼ってくれ。」

一誠「俺との扱いの差!?」

蓮「当り前だろ。」

雄馬「妻と馬鹿なんて天秤にもかからんだろ。」

一誠「ふ、2人そろってひどい......」

 

 てゆうか、テスト終わったら夏休みか

 

 去年の夏休みって何してたっけ

 

 なんかすごい悩んでた気がするな

 

一誠「ねぇ、蓮ちゃ~ん?」

蓮「気持ち悪い。(なんだ?)」

勇人「本音と建前が逆になってるぞ?」

蓮「あっ、悪い。」

一誠「蓮ちゃん、初対面の時から遠慮ないよね。」

蓮「そんな事は良いから要件を言え。」

 

 俺は堂本をスルーし、そう言った

 

 全く、面倒くさい

 

一誠「夏休みさ、皆で蓮ちゃんの家に行きたいんだ!」

蓮「お前以外ならいいぞ。」

一誠「なんで!?」

蓮「冗談だ。半分はな。」

一誠「残りの半分はなに?」

蓮「お前への殺意だ。」

 

 にしても、家に来たいか

 

 まぁ、別に来てもいい

 

 だが、夏休みの予定がそれだっけってわけにもいかない

 

蓮「まぁ、冗談は置いといて、家に来たいなら別にいい。あいつらの部屋に入ったりしないならな。」

一誠「やったー!」

勇人「ほう、神谷の家か。」

昴「おもろそうやな~!」

雄馬「......まぁ、行こう。」

蓮(あ、オタク魂が溢れそうになってる。)

 

 さて、こいつらが家に来るのか

 

 じゃあ、夏休みの予定を考えておかないと

 

蓮「んー。」

リサ「蓮?どうしたの?」

蓮「いやー、なんでも。」

 

 高校生組の夏休みは7月下旬からか

 

 なにするかな~

 

 折角だし、去年の分もパーッと遊びたいな

 

蓮「じゃ、俺は寝るなー。ふぁ~ぁ。」

リサ「はいはい、おやすみー。」

雄馬「いつも通りだな。」

昴「おやすみ~。」

勇人「もう定番になりつつあるな、神谷の居眠りは。」

一誠「とうとう掛布団まで......」

 

 俺はそんな声を聞きつつ、眠りについた

 

 さて、寝ながら夏休みの予定でも考えようか

__________________

 

 講義終了後、俺とリサはすぐに家に帰ってきた

 

 俺は自室に戻ってベランダにある椅子に座り

 

 ボーっと外の景色を眺めている

 

蓮(夏休み、何するかなー?)

 

 夏に行く場所と言えば、どこだろう?

 

 パッと思いつくのは海とかだけど

 

 流石に37人で行くのもなぁ......

 

メイド「__ご主人様、どうなされましたか?」

蓮「ん?あ、メイドさん。」

メイド「何か悩んでいらっしゃるようですが。」

蓮「それがですね。」

 

 俺は突然現れたメイドさんに今考えてる事を説明した

 

 1人で考えても碌な案は出ないだろうし

 

 基本的には優秀なメイドさんに聞くのは良いだろう

 

メイド「__なるほど。」

蓮「なにかいい案はありませんか?」

メイド「ふっふっふ......」

蓮「!」

 

 そう尋ねると、メイドさんは不気味な笑みを浮かべた

 

 それを見て、猛烈に嫌な予感がした

 

 この顔をしてる時のメイドさんは碌な事をしない

 

 やばい、何考えてるんだ?

 

メイド「でしたら、プライベートビーチなどいかがでしょうか?」

蓮「プライベートビーチ!?そんなのあるんですか!?」

メイド「勿論。」

 

 どう考えても勿論じゃない

 

 普通なそんなの持ってないんだよ

 

 いやでも、これって好都合なんじゃ......

 

メイド「海......素晴らしい場所です。」

蓮「そんなに素晴らしいんですか?恥ずかしながら、一度も行った事がないもので。」

メイド「勿論、とても素晴らしいです。青い空、広い海......」

蓮(おぉ。)

メイド「可愛い奥様達の水着姿に、水で濡れ艶めかしく輝くからd__」

蓮「あんた何言ってんの!?」

 

 こんな事だと思ったよ

 

 この人、海の楽しみ方知らないだろ

 

 行った事ない俺ですら違うって分かったぞ

 

メイド「そうは言いますが、興味はあるのでは?」

蓮「それはもちろん。」

メイド「奥様方、きっとすごい水着を着てくれますよ?布面積が小さいものや、紐みたいなものも。」

蓮「え?......いやいや、だったらなおさら他人の目にさらすわけには__」

メイド「だからこそのプライベートビーチです。誰の目にさらすことなく、奥様達を独り占めですよ?(毎日そんなものですが。)」

蓮「......」

 

 いやいや、メイドさんの言う通りって保証はない

 

 しかも、そんな恥ずかしい恰好、皆がみんなするわけない

 

 きっと、可愛らしい水着を着るはずだ

 

 いや、それならそれで凄い見たいな

 

蓮「__よし!夏休みは海にしましょう!!(迫真)」

メイド「かしこまりました。手配いたします。」

蓮「お願いします。俺はリサ経由で全員に連絡を回します。」

メイド「それでは早急に取り掛かりますので、失礼します。」

 

 メイドさんはそう言って物凄い速さで部屋を出て行った

 

 一応言っておくが、メイドさんの誘惑に負けたんじゃない

 

 そう、俺は決して負けてない

 

 俺はあいつらの水着姿の妄想に負けたんだ

 

蓮「よし、リサの部屋行こ。」

 

 俺はそう言って立ち上がり

 

 2個隣のリサの部屋へ走り出した

__________________

 

蓮「__リサー!夏休みの__」

リサ「「きゃー!///」

蓮「ぐほっ!!」

 

 リサの部屋のドアを開けると

 

 何故か、プラスチックの桶が飛んできた

 

 それは俺の眉間に直撃し

 

 若干、よろめいてしまった

 

リサ「着替え中に入らないでしょ!!///」

蓮「大変......申し訳......ございません......」

リサ「もう!///用があるならちょっと待ってて!///」

 

 リサはそう言ってドアを閉めた

 

 ついテンションが上がりすぎてしまった

 

 でも、なんであんなピンポイントで桶を?

 

 コントロール良すぎじゃない?

 

 桶を投げる競技とかあればプロになれるぞ?

 

蓮(プラスチックなだけ、温情か......)

リサ「__は、入っていいよ......?///」

蓮「はい、お邪魔いたします。」

 

 俺は桶がぶつかった眉間を抑えつつ

 

 リサの部屋に入って行った

__________________

 

 リサの部屋は大体想像通り

 

 化粧品やらなんやらが数多く置かれている

 

 そして何より、すごくいい匂いがする

 

 同じ家なのになんでこんなに匂いが違うんだろう

 

リサ「で、何の用?」

蓮「あ、そうそう。夏休みの予定について話しに来たんだ。」

リサ「夏休み?あと1か月くらいあるけど?」

蓮「まぁまぁ、決めるなら早い方がいいだろ?」

リサ「まぁ、そうだね。」

 

 リサは首を傾げている

 

 さて、早く本題に移ろうか

 

リサ「予定って事は、どこか行くの?」

蓮「そうそう。去年とか、碌に遊びに行かなかっただろ?」

リサ「まぁ、去年は大変だったからねぇ......」

蓮「あぁ、間違いない......」

 

 俺とリサは去年を思い出して感慨にふけっていた

 

 去年の今頃とかなにしてたっけ?

 

 多分、咎のアップデート前で入院中くらいか

 

 あの時は、皆と付き合うなんて考えてなかったなぁ......

 

リサ「それで、どこに行く予定なの?言っとくけど、あたし達の期待値は高いよ~?」

蓮「行く場所は......海だ。」

リサ「海ぃ!?蓮が!?」

蓮「え?なんで?」

 

 行先を言うと、リサはこっちに身を乗り出して来た

 

 そんなに意外なのか?

 

 いや、別にそんなこともないだろ

 

 俺だって行こうと思えば海くらい行くし

 

リサ「蓮ってインドアなのに!?」

蓮「いやいや、ずっと家にいてもお前らが楽しくないだろ。」

リサ「ま、まぁ......(ずっと家にいたら1日中ベッドコースだろうなぁ。......)」

蓮「そして、来れには俺自身の欲望もある。」

リサ「欲望?」

 

 リサはまた首を傾げた

 

 もういっそ、リサに隠すことでもないだろう

 

 てゆうか、後でばれたら桶がまた飛んでくるし

 

 今のうちに自首しておく

 

蓮「俺はどうしても、皆の水着が見たい。」

リサ「!?///」

蓮「それはもうすごく見たい。」

リサ(何を自白してんの!?///......いや、嬉しいんだけどさ......///)

 

 ど、どうだ?桶は飛んでこないか?

 

 俺はそう考え顔面を守った

 

 けど、桶は飛んでくることなく

 

 リサは顔を赤くしたままうつむいていた

 

リサ「ま、まぁ?///そう言う事なら皆も断らないと思うよ......?///」

蓮「おぉ、そっか!」

リサ「あたしの所に来たって事は、皆に連絡回せばいいんでしょ?///」

蓮「そうそう。察しが良くて助かる。流石はリサだな。」

リサ「ま、まぁ、お嫁さんだし?///」

 

 流石に良妻候補筆頭だな

 

 いやぁ、助かる

 

 リサの存在ってマジでデカいんだよなぁ

 

 俺の抜けてる所を補ってくれるし

 

リサ「用はそれだけ?」

蓮「あぁ、だから、部屋に戻って仕事するよ。」

リサ「そっか。じゃあ、連絡しとくね?日程は?」

蓮「あ、まだ決まってないから、後でメイドさんに聞いてくれ。」

リサ「オッケー。」

 

 リサがそう返事し、俺は立ち上がり

 

 部屋を出るためにドアの方に歩いた

 

 そして最後に、リサの方を向いた

 

蓮「じゃあ、リサの水着姿、楽しみにしてるな!」

リサ「っ!!///」

蓮「じゃあな~。」

 

 俺はそう言ってリサの部屋を出た

 

 いや~、楽しみがあるのは良い

 

 どんなに仕事が大変でも乗り越えられる気がする

 

リサ(......水着、どんなのだったら喜んでくれるかな?///)

 

 今日の夕飯の時

 

 何故か全員が集まってて水着の好みを聞かれ

 

 飯が終わるまで2時間ほどかかったのは、別の話だ

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。