大学生にもテストと言うものはある
うちの大学は大体7月の頭から始まる
今日で大体10日前だ
そうなれば、周りも少しずつ慌て始める
一誠「__あ、あぁ......勉強が進まない......」
雄馬「自業自得だ。」
蓮「馬鹿が。」
昴「大変そうやな~。」
勇人「あれほど備えて置けと言ったのに。」
リサ「あ、あはは......」
ここにいる堂本もその1人だ
想像通り、こいつは馬鹿だ
それこそ、なんでこの大学に入れたかも謎なくらいに
一誠「蓮ちゃん助けてよ~!主席入学じゃん~!」
蓮「知らん。」
一誠「合コンのことまだ恨んでるでしょ!?」
蓮「別にそれはもう恨んでない。ただ単に面倒くさいだけだ。」
雄馬「俺もそう思う。」
勇人「そうだな。」
昴「仕方ない。」
俺は別にテストは問題ないし、余裕もある
けど、あのバカに教えるのは面倒くさい
だから、出来るだけ関わりたくない
リサ「蓮はテストの備え出来てるんでしょ?」
蓮「あぁ、もう出来てるよ。困ったらいつでも頼ってくれ。」
一誠「俺との扱いの差!?」
蓮「当り前だろ。」
雄馬「妻と馬鹿なんて天秤にもかからんだろ。」
一誠「ふ、2人そろってひどい......」
てゆうか、テスト終わったら夏休みか
去年の夏休みって何してたっけ
なんかすごい悩んでた気がするな
一誠「ねぇ、蓮ちゃ~ん?」
蓮「気持ち悪い。(なんだ?)」
勇人「本音と建前が逆になってるぞ?」
蓮「あっ、悪い。」
一誠「蓮ちゃん、初対面の時から遠慮ないよね。」
蓮「そんな事は良いから要件を言え。」
俺は堂本をスルーし、そう言った
全く、面倒くさい
一誠「夏休みさ、皆で蓮ちゃんの家に行きたいんだ!」
蓮「お前以外ならいいぞ。」
一誠「なんで!?」
蓮「冗談だ。半分はな。」
一誠「残りの半分はなに?」
蓮「お前への殺意だ。」
にしても、家に来たいか
まぁ、別に来てもいい
だが、夏休みの予定がそれだっけってわけにもいかない
蓮「まぁ、冗談は置いといて、家に来たいなら別にいい。あいつらの部屋に入ったりしないならな。」
一誠「やったー!」
勇人「ほう、神谷の家か。」
昴「おもろそうやな~!」
雄馬「......まぁ、行こう。」
蓮(あ、オタク魂が溢れそうになってる。)
さて、こいつらが家に来るのか
じゃあ、夏休みの予定を考えておかないと
蓮「んー。」
リサ「蓮?どうしたの?」
蓮「いやー、なんでも。」
高校生組の夏休みは7月下旬からか
なにするかな~
折角だし、去年の分もパーッと遊びたいな
蓮「じゃ、俺は寝るなー。ふぁ~ぁ。」
リサ「はいはい、おやすみー。」
雄馬「いつも通りだな。」
昴「おやすみ~。」
勇人「もう定番になりつつあるな、神谷の居眠りは。」
一誠「とうとう掛布団まで......」
俺はそんな声を聞きつつ、眠りについた
さて、寝ながら夏休みの予定でも考えようか
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講義終了後、俺とリサはすぐに家に帰ってきた
俺は自室に戻ってベランダにある椅子に座り
ボーっと外の景色を眺めている
蓮(夏休み、何するかなー?)
夏に行く場所と言えば、どこだろう?
パッと思いつくのは海とかだけど
流石に37人で行くのもなぁ......
メイド「__ご主人様、どうなされましたか?」
蓮「ん?あ、メイドさん。」
メイド「何か悩んでいらっしゃるようですが。」
蓮「それがですね。」
俺は突然現れたメイドさんに今考えてる事を説明した
1人で考えても碌な案は出ないだろうし
基本的には優秀なメイドさんに聞くのは良いだろう
メイド「__なるほど。」
蓮「なにかいい案はありませんか?」
メイド「ふっふっふ......」
蓮「!」
そう尋ねると、メイドさんは不気味な笑みを浮かべた
それを見て、猛烈に嫌な予感がした
この顔をしてる時のメイドさんは碌な事をしない
やばい、何考えてるんだ?
メイド「でしたら、プライベートビーチなどいかがでしょうか?」
蓮「プライベートビーチ!?そんなのあるんですか!?」
メイド「勿論。」
どう考えても勿論じゃない
普通なそんなの持ってないんだよ
いやでも、これって好都合なんじゃ......
メイド「海......素晴らしい場所です。」
蓮「そんなに素晴らしいんですか?恥ずかしながら、一度も行った事がないもので。」
メイド「勿論、とても素晴らしいです。青い空、広い海......」
蓮(おぉ。)
メイド「可愛い奥様達の水着姿に、水で濡れ艶めかしく輝くからd__」
蓮「あんた何言ってんの!?」
こんな事だと思ったよ
この人、海の楽しみ方知らないだろ
行った事ない俺ですら違うって分かったぞ
メイド「そうは言いますが、興味はあるのでは?」
蓮「それはもちろん。」
メイド「奥様方、きっとすごい水着を着てくれますよ?布面積が小さいものや、紐みたいなものも。」
蓮「え?......いやいや、だったらなおさら他人の目にさらすわけには__」
メイド「だからこそのプライベートビーチです。誰の目にさらすことなく、奥様達を独り占めですよ?(毎日そんなものですが。)」
蓮「......」
いやいや、メイドさんの言う通りって保証はない
しかも、そんな恥ずかしい恰好、皆がみんなするわけない
きっと、可愛らしい水着を着るはずだ
いや、それならそれで凄い見たいな
蓮「__よし!夏休みは海にしましょう!!(迫真)」
メイド「かしこまりました。手配いたします。」
蓮「お願いします。俺はリサ経由で全員に連絡を回します。」
メイド「それでは早急に取り掛かりますので、失礼します。」
メイドさんはそう言って物凄い速さで部屋を出て行った
一応言っておくが、メイドさんの誘惑に負けたんじゃない
そう、俺は決して負けてない
俺はあいつらの水着姿の妄想に負けたんだ
蓮「よし、リサの部屋行こ。」
俺はそう言って立ち上がり
2個隣のリサの部屋へ走り出した
__________________
蓮「__リサー!夏休みの__」
リサ「「きゃー!///」
蓮「ぐほっ!!」
リサの部屋のドアを開けると
何故か、プラスチックの桶が飛んできた
それは俺の眉間に直撃し
若干、よろめいてしまった
リサ「着替え中に入らないでしょ!!///」
蓮「大変......申し訳......ございません......」
リサ「もう!///用があるならちょっと待ってて!///」
リサはそう言ってドアを閉めた
ついテンションが上がりすぎてしまった
でも、なんであんなピンポイントで桶を?
コントロール良すぎじゃない?
桶を投げる競技とかあればプロになれるぞ?
蓮(プラスチックなだけ、温情か......)
リサ「__は、入っていいよ......?///」
蓮「はい、お邪魔いたします。」
俺は桶がぶつかった眉間を抑えつつ
リサの部屋に入って行った
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リサの部屋は大体想像通り
化粧品やらなんやらが数多く置かれている
そして何より、すごくいい匂いがする
同じ家なのになんでこんなに匂いが違うんだろう
リサ「で、何の用?」
蓮「あ、そうそう。夏休みの予定について話しに来たんだ。」
リサ「夏休み?あと1か月くらいあるけど?」
蓮「まぁまぁ、決めるなら早い方がいいだろ?」
リサ「まぁ、そうだね。」
リサは首を傾げている
さて、早く本題に移ろうか
リサ「予定って事は、どこか行くの?」
蓮「そうそう。去年とか、碌に遊びに行かなかっただろ?」
リサ「まぁ、去年は大変だったからねぇ......」
蓮「あぁ、間違いない......」
俺とリサは去年を思い出して感慨にふけっていた
去年の今頃とかなにしてたっけ?
多分、咎のアップデート前で入院中くらいか
あの時は、皆と付き合うなんて考えてなかったなぁ......
リサ「それで、どこに行く予定なの?言っとくけど、あたし達の期待値は高いよ~?」
蓮「行く場所は......海だ。」
リサ「海ぃ!?蓮が!?」
蓮「え?なんで?」
行先を言うと、リサはこっちに身を乗り出して来た
そんなに意外なのか?
いや、別にそんなこともないだろ
俺だって行こうと思えば海くらい行くし
リサ「蓮ってインドアなのに!?」
蓮「いやいや、ずっと家にいてもお前らが楽しくないだろ。」
リサ「ま、まぁ......(ずっと家にいたら1日中ベッドコースだろうなぁ。......)」
蓮「そして、来れには俺自身の欲望もある。」
リサ「欲望?」
リサはまた首を傾げた
もういっそ、リサに隠すことでもないだろう
てゆうか、後でばれたら桶がまた飛んでくるし
今のうちに自首しておく
蓮「俺はどうしても、皆の水着が見たい。」
リサ「!?///」
蓮「それはもうすごく見たい。」
リサ(何を自白してんの!?///......いや、嬉しいんだけどさ......///)
ど、どうだ?桶は飛んでこないか?
俺はそう考え顔面を守った
けど、桶は飛んでくることなく
リサは顔を赤くしたままうつむいていた
リサ「ま、まぁ?///そう言う事なら皆も断らないと思うよ......?///」
蓮「おぉ、そっか!」
リサ「あたしの所に来たって事は、皆に連絡回せばいいんでしょ?///」
蓮「そうそう。察しが良くて助かる。流石はリサだな。」
リサ「ま、まぁ、お嫁さんだし?///」
流石に良妻候補筆頭だな
いやぁ、助かる
リサの存在ってマジでデカいんだよなぁ
俺の抜けてる所を補ってくれるし
リサ「用はそれだけ?」
蓮「あぁ、だから、部屋に戻って仕事するよ。」
リサ「そっか。じゃあ、連絡しとくね?日程は?」
蓮「あ、まだ決まってないから、後でメイドさんに聞いてくれ。」
リサ「オッケー。」
リサがそう返事し、俺は立ち上がり
部屋を出るためにドアの方に歩いた
そして最後に、リサの方を向いた
蓮「じゃあ、リサの水着姿、楽しみにしてるな!」
リサ「っ!!///」
蓮「じゃあな~。」
俺はそう言ってリサの部屋を出た
いや~、楽しみがあるのは良い
どんなに仕事が大変でも乗り越えられる気がする
リサ(......水着、どんなのだったら喜んでくれるかな?///)
今日の夕飯の時
何故か全員が集まってて水着の好みを聞かれ
飯が終わるまで2時間ほどかかったのは、別の話だ