どうやら、俺は死ぬほどトランプが弱いらしい
ババ抜き、大富豪、ダウトで惨敗し
罰ゲームで歯の浮くようなセリフを散々言わされ
もはや歯が抜け落ちて逝った(嘘)
いや、そんなことはどうでもいいか
なぜなら......
蓮「__着いたぞ、海ー!!」
そう、ここは弦巻家の所有する無人島
広大な自然に白い砂浜、そして青い海と
ここはまるで楽園のような島だ
だが、まだ俺の楽園は完成してない
楽園には天使が必要だ、違うか?
蓮(それにしても、あいつら、どんな水着着るんだろうか。)
この前聞いたけど、教えてくれなかったんだよな
なんか、新鮮な反応が欲しいらしい
俺が持ってる情報は驚くような水着ってだけだし
色々と謎だ
蓮(驚くかー。)
こう言うのもなんだが
俺は今まで自分でも驚くような人生送ってんだぞ?
そんな俺が驚くなんて相当だぞ?
リサ「__れーん!お待たせー!」
ひまり「お待たせしましたー!」
蓮「おーう!全然、待ってな__ぶふっ!!!」
俺はあまりに驚いて、思い切り吹き出した
別荘の方から歩いて来る皆は全員同じ水着
いや、そこまではよかった
問題は、水着の種類だ
蘭「どうかな、これ?///」
イヴ「私達、一生懸命選びました!///」
蓮「えっとぉ......?」
ましろ「に、似合いませんか......?///」
皆、何かを期待したような目を向けてくる
これは......どう反応するべきなんだ?
いや、もちろん似合ってるんだけどさ
でもそうじゃないよね?
なんで全員が似たような紐の水着を着てるんだ?
確かにメイドさんとそんな話してたけどさ!
蓮「似合うよ?似合うけどさ......」
36人「?」
蓮「なんでそうなったー!!?」
夏休みで初めての旅行の出だしは
なんとも情けない、俺の叫び声から始まった
__________________
あれから数分が経ち
俺は何とか情報を整理する事が出来た
どうやら全員、俺が喜びそうな水着を考えた末
見えるか見えないか際どいくらいの水着になったらしい
あいつらの俺へのイメージって一体......?
蓮「俺の喜ぶ水着の認識、共通過ぎない......?」
リサ「あははー、でも、嬉しいでしょ?」
蓮「いや、すごい嬉しいけどさ。普通の人間だったら驚くだろ。」
リサ「だよねー。」
俺は今、リサと遊んでる皆を眺めながら話をしてる
そのリサも案の定際どい水着を着てるんだけどな
リサ「で、どう?あたし達の水着。」
蓮「エロ可愛い(正直)」
リサ「直球すぎない!?///」
蓮「あ、ごめん。つい。」
本音を吐き出しちゃったよ
でも、そう言い表すしかないよね?
彼女は全員可愛いし水着はエロいし
こころ「いくわよー!はぐみー!」
はぐみ「おっけー!こころん!」
あこ「悪魔の水......!」
紗夜、燐子「きゃ!」
あこ「ふっ、決まった......!」
紗夜「宇田川さん!」
パレオ「チュチュ様ー!一緒に泳ぎましょう~!」
チュチュ「パレオ!溺れるわよ!!」
六花「わ、私が手を繋いでましょうか......?」
チュチュ「Shit!子ども扱いしないで!」
レイ「ふふっ、そうだね。チュチュは大人だよ。」
ますき「そーだなー(適当)」
蓮「すごい眺めだな、これ。」
リサ「蓮、鼻の下伸びてるよ?」
蓮「いや、これは仕方ないだろ。」
これは流石に鼻の下伸びるだろ
普通の水着よりも露出する面積が多い
むしろ局部のみを隠してるというのにそそられる
蓮「リサもリサでー......すごいな。」
リサ「なにー?襲いたくなっちゃった?///」
蓮「え、いいのか?」
リサ「ふぇ!?///」
蓮「冗談だよ。流石に。」
まぁ、半分は本気だけどな
けど、流石にモラル的にな?
俺、モラルのある変態になりたいんだ
アリス「蓮さん!一緒に遊びましょう!」
蓮「アリス!」
アリス「は、はい?」
蓮「おお俺は、アリスをそ、そんな風に育てた覚えはないぞぉ!?」
アリス「えぇ!?」
いや、さっきまで鼻の下伸ばしてたけどさ
アリスは流石に話が別だわ
やることはやっちゃてるけどさ
アリスはこう言うことしないんだよ(面倒くさい男)
リサ「いや、育ててはないでしょ。」
蓮「痛っ!」
リサ「全く、面倒くさい父親みたいなこと言わないの。」
アリス「あ、あはは......」
蓮「い、いや、でもさ。」
アリス父に顔向けできないよ
いや、明るくはなったのはいいんだけどさ
エッチなのはいけない!!(今さら)
蓮「まぁ、見る男は俺しかいないし許そう。」
アリス「こ、こんなの、蓮さんの前でしか着られません......///」
蓮「おっ、おう。」
リサ「いや、ガチで照れてんじゃん。」
蓮「いや、なんだろ。不思議な感覚に襲われてるんだ。」
大切な娘で彼女なアリスのデレ......
このダメな事って気持ちと嬉しい気持ち
これらが混ざり合って、複雑だ
光源氏のメンタルが欲しい......
蓮「まぁ、俺らも遊ぶか。何する?」
アリス「ボールがあるので、それで遊びたいです!」
蓮「よし、それで行こう!じゃあ__」
リサ「はーい、ちょーっと待ってー?」
蓮「ん?」
アリスと遊ぶために海の方に行こうとすると
リサが俺の上に着てるラッシュガードを引っ張った
なんだ、どうしたんだ?
リサ「なーんで蓮だけ上着てるの?」
蓮「......脱がなきゃダメ?」
リサ「ダーメ☆」
蓮「えぇ......」
マジか......
あんまり気乗りはしないが
まぁ、ここにはこいつらしかいないし大丈夫か
蓮「はぁ、仕方ないか。」
リサ、アリス「!!///」
俺は着てるラッシュガードを脱いだ
うわ、水着ってこんな感覚なのか
小中学校はプール入ったことなかったし
こういうの初めてだな
リサ(わ、わぁー///今まで結構見てるけど、やっぱ良い体してるなー///)
アリス(か、かっこいい......///)
蓮「ん?どうした?」
リサ「い、いやー、前よりも鍛えられてるなーって///」
蓮「まぁ、軽い腹筋とかは暇があればしてるからな。」
リサ「そ、そっかー///(それだけでこの体とか、どんだけ神様に愛されてんの......?///)」
す、すごいジロジロ見られてるな
表には何の傷もないと思うけど
2人ともどうしたんだ?
蓮「行くぞー?」
アリス「は、はい///」
リサ「お、オッケー///」
俺はそう言って海の方に歩きだし
2人は後ろをついてきた
__________________
巴「おー!蓮さんが来たぞー!」
海まで来ると、巴が大声を上げ
それに反応して皆が近づいて来る
え、巴って警鐘なの?
モカ「おー、仕上がってるねー。」
たえ「ナイスバルクー。」
蓮「俺はボディビルダーか。そこまでは鍛えてないわ。」
七深「でも~、良い体してますね~///」
蓮「手冷た!?」
七深が胸らへんを触ってくる
なんか、セクハラする時の手つきっぽいけど
まぁ、いいや
友希那「珍しいわね?蓮がこういう時に出て来るなんて。」
蓮「海に来るのは初めてだからな。テンションが上がりまくってるんだ。」
あこ「ほんとだ、いつもより蓮君がキラキラしてるー!」
燐子(可愛い......///)
さて、遊んでいくか
ボールで遊ぶのなんて記憶なくした時にはぐみとキャッチボールした以来だが
多分、大丈夫だろ
透子「蓮さんノリノリだし遊ぼっか!」
蓮「よし!やるぞー!」
透子「って、何するの?」
蓮「......アリス、何するんだ?」
アリス「えっと、バレーですね!落としたら負けです!」
蓮「じゃあ、始めるぞー!」
俺はそう言って
取り合えず、安定の美咲の方にボールを打った
運動神経良いからな
安心だろ
美咲「わっ、と。」
こころ「ナイスよ美咲!友希那ー!」
友希那「え?」
急に来たボールにしっかり反応し
的確にこころの方にボールを打ち返す
ほらな?美咲なら安心だろ?
リサ「友希那!ボール行ったよー!」
友希那「え、ちょ、ちょt__」
緩やかに友希那に向かったボール
普通にやれば簡単に上げられる
だが、そこは歌以外はポンコツな友希那
スカッという効果音が付きそうなほど綺麗にボールを弾こうとした手は空を切った
友希那「......」
日菜「あははははは!!友希那ちゃんすっごーい!スカって!スカって行ったよ!」
紗夜「ひ、日菜!湊さん、気を取り直して行きましょう!」
友希那「え、えぇ。」
さ、紗夜がすごい気遣ってるよ
まぁ、今のは完全にヤバいしな
......俺もちょっと笑いそうだった
友希那「そこの笑いそうになってる蓮。」
蓮「え?」
友希那「行くわよ......!」
蓮「え、いや、ごめんって!」
友希那「問答無用よ!」
友希那はそう言って大きく振りかぶり
思い切り俺の方にボールを投げて来た
けど、遅い!しかも軌道がすごい山なりだし!!
蓮「ほい、アリス。」
アリス「はーい!巴さん!」
巴「おう!任せろ!ひまり、行くぞー!」
ひまり「はーい!」
ボールが順調に繋がって行く
皆、基本的に運動神経良い方なんだよな
一部苦手な子もいるけど、可愛いから良し
あこ「りんりーん!行ったよー!」
燐子「え、えっと、蓮君......!」
蓮「!」
蘭「あっ。」
ひまりから渡ったボールを燐子が上げ
また俺の方が飛んできた
けど、疲労には少しだけキツイな
でも、燐子のミスにしたくないし
気合で行くか
蓮「よっ......と!」
透子「はぁ!?」
俺は少し高い所にあるボールをジャンプして拾い
取り合えず、紗夜の方にはじき返した
おぉ、頑張れば結構いけるもんだな
リサ「リーチ長すぎでしょ!」
モカ「まぁ、軽く180㎝超えてますしね~。」
つぐみ「最近少し伸びたって言ってたよね?」
りみ「そ、そうなの?」
なんか、色々言われてるな
身長伸びたのはほんとだけど
紗夜「(取り合えず。)日菜!」
日菜「はーい!じゃあ......有咲ちゃんで!」
有咲「えぇ!?」
日菜は紗夜から渡って来たボールを有咲の方に打ち返した
軌道が低くて、結構勢いがある
有咲は運動かなり苦手だし、ちょっと危ないか?
有咲「え、ちょ、ちょっと??わわっ!」
蓮「有咲!?」
有咲の体が傾く
足も浮いてるように見えるし
あれは間違いなく転ぶ
そう思うと、自然に体が動き出した
有咲(うぅ、い、痛......くない?)
蓮「__大丈夫か?有咲。」
有咲「っ!!///」
俺は有咲の体を抱き留めた
なんか、初めて会ったときみたいだな
有咲は転びやすい運命なのか?
有咲「ちょ、顔近い......///」
蓮「ははは、顔真っ赤だな。」
有咲「う、うぅ///そんな、笑いかけるなよ......///そう言う気分になるだろ......///」
蓮「おっと、それはマズいな。TPOを弁えないと。」
俺は有咲を一瞬抱きかかえ
ゆっくり砂浜に立たせた
ふぅ、危なかった
有咲に怪我はなさそうだし、問題ないかな
有咲「な、なぁ、蓮先輩......///」
蓮「ん?どうした?」
有咲「その......えっと......///」
蓮(おーっと??)
有咲が俺の腕に抱き着いて来る
流れが完全にヤバいやつだな
いつもの流れだ
蓮「あー、その、我慢は__」
有咲「出来ない......///」
蓮「マジかー。」
有咲は内股になってモジモジしてる
ちょっと抱きしめただけなのに......
俺ってそう言う体質なのか?
蓮「......じゃあ、ちょっと離れるか。」
俺は有咲にそう耳打ちをし
皆の方を見た
蓮「有咲が気分悪いらしいから、ちょっと連れて行く!皆は遊んでてくれ!」
香澄「有咲は大丈夫そうですかー?私も__」
蓮「大丈夫大丈夫!俺が見てるよ!」
薫「まるで王子様の様だね。流石は蓮んだ。」
蓮「ははっ、そんないいもんじゃないよ。まっ、行ってくるわー。」
取り合えず、病人を介抱するように動く
もはや隠す必要があるかもわからないが
まぁ、大っぴらにするよいはいいだろう
りみ(あぁ、そういう事かぁ......)
リサ(あれは、そういう事だろうなー。)
モカ(触れない方がいいかな~)
千聖(全く、いつもの流れね。)
瑠唯(......羨ましいわね。)
レイ(あれは、1時間は帰ってこないかな。)
後ろから生暖かい視線を感じるが
まぁ、気のせいだろう
俺は自分にそう言い聞かせ
有咲と一緒に別荘の方に歩いた