あれから1時間半が経った
俺と有咲は急いでシャワーを浴び
まるで何事もなかったかのようにビーチに戻った
そして、今......
麻弥「蓮さん!右に3歩ですよ!」
はぐみ「行き過ぎだよ!少し戻って!」
こころ「そのまま叩きなさい!」
蓮「お、おう?」
目隠しをつけられ、スイカ割をしてる
振り下ろした棒が何かに当たり
その何かが割れたような感覚があった
イヴ「流石蓮さんです!ブシドーです!」
蓮「ちょ!今の格好で抱き着くのは__」
イヴ「ダメ、ですか......?」
蓮「問題ないな。うん、何も問題ない。」
イヴ「やったー!大好きです!蓮さん!」
蓮「あぁ、俺も好きだ。」
今日もイヴは可愛い
同率世界一可愛い
ますき「イチャイチャしてんなー。」
蓮「ますきも来るか?」
ますき「......後で///」
蓮「そうかそうか。」
ふむ、ますきも可愛いな
人前ではまだ恥ずかしいんだろう
いや、普通の事なんだけど
透子「蓮さーん!一緒に写真撮ろ!」
蓮「写真?」
透子「そそ!2人で記念にさ!SNSにはあげないから!」
蓮「あぁ、別にいいぞ。」
透子「やったー!」
透子は手を振り上げて喜んでる
写真くらいで大袈裟と思うが
まぁ、俺は滅多に撮らないもんな
透子「ちょっとだけしゃがんで!」
蓮「おう。この位か?」
透子「うん!ばっちり!」
け、結構しゃがまないといけないな
身長差20㎝くらいあるし
これは仕方ないか
透子「はい、チーズ!」
透子のそんな声と共にシャッター音が鳴った
流石に透子は写真を撮るのが上手い
透子「蓮さんは写真でもかっこいいよね~。」
蓮「そうか?」
透子「蓮さんが蓮さんじゃなかったら速攻でSNSにあげて『彼ピ♡』とか言って自慢してるよ。」
蓮「ふーむ。」
なるほど、SNSか
みんなやってるんだよな
蓮「SNSかー。」
透子「お、蓮さんも興味ある感じ?」
蓮「まぁ、皆やってるし。それに、偶にやってほしいって言われるんだよな。」
どうせ俺の顔なんて広まってるし
いっそのこと開き直って始めるのもいいかもしれない
気を付けることは大量にあるが
透子「まっ!もし始めるなら教えてね!」
蓮「分かった。」
まぁ、考えといて
それで、始める時には透子を頼ろう
透子「じゃ!遊ぼ!」
蓮「あぁ、そうだな。」
それから、俺は透子と一緒に皆の方に戻り
海で泳いだりして、思う存分遊んだ
海なんて初めてだからテンション上がり過ぎて
ちょっとだけガス欠気味になったんだがな
__________________
蓮「あー......」
今、俺は自分の部屋で休憩してる
外はもう日が落ちかけてて、暗くなってる
いやー、遊んだなー
蓮(海なんて、生まれて初めてだったな。)
白いほどに冴え返った陽光
冷たくて、口に入ったら塩味がする海水
火傷しそうなほど熱くなった砂浜
それらの要素で夏って事をアピールして来る
蓮(こんなに楽しいんだな、海って。)
今まではこの性格と背中の傷が理由で行かなかった
まぁ、性格に関しては俺が悪いが
背中のに関してはあいつらのお陰で大丈夫になった
蓮「......て言うか。」
あいつらの水着、すごかったな
メイドさんの言う通りになった
あんなにすごいとは思わなかったが
いやぁ......
蓮(ありゃ、他には見せられないな。プライベートビーチで良かった。)
普通のビーチならキレてたな
あれは俺しか見ることは許さない
もし俺以外に見た奴が居たら能力で記憶消す
蓮(やっべ、まだ一日目も終わってないってのに、なんか満足しちまってる。)
まだあと2日もあるってのに
ほんと、俺の貧乏性は治らないみたいだ
少量で満足しちまうよ
『prrrrr』
蓮「んぁ?」
ベッドで寝転んでると、枕元に置いてる携帯が鳴った
誰だ?
あいつらな訳ないし......
蓮「へーい、もしもーし。」
一誠『やっほー!蓮ちゃ__』
蓮(ブチッ)
やべ、画面見ないで出ちまった
プライベート用だからって気を抜き過ぎた
あー、ダルイ
『prrrrr!prrrr!prrrrr!!』
蓮「__くどい!」
一誠『あ!やっと出た!』
蓮「んだよ......」
出ちまったよ
あまりに鬱陶しすぎて
こいつ、マジでしつこいな
一誠『今、イツメンで集まってるんだけどさ~、そこで蓮ちゃんに茶化しの電話かけようって話になって~。』
蓮「そうかそうか。死ね。」
一誠『おうっ、ストレート......そう言うと思ったよ。だから俺がかけたんだ......』
蓮「お前も欲しがってるじゃねぇか。」
一誠『うん、ちょっとイジリとしては美味しく感じてる。』
マゾかよこいつは
彼女たちがそうなのは全然オッケーだが
男のそれは......キモイな
蓮「てか、太田もそれ乗ったのか?」
一誠『蓮ちゃん?多数決って知ってる?』
蓮「なるほど。大体わかった。」
太田は反対したんだな
流石はナンバーワンイケメン(蓮認定)
いやぁ、あいつ、良い奴だなぁ......
蓮「それで、何の用だ?」
一誠『いや、特にないけど?』
蓮「帰ったらしばく。」
一誠『ごめんって!』
蓮「たくっ。」
まぁ、現実に戻るのには丁度いいか
昼間にちょっとすごい時間過ごし過ぎたし
雄馬『神谷か?すまんな、このバカが。』
蓮「ん、太田か?」
向こうは馬鹿から太田に変わったみたいだ
堂本のバカより低い、渋めのイケボだ
蓮「仕方ない。太田に免じて多数決の多数に参加したバカ以外の2人は許そう。」
一誠『あれ~?俺は?』
蓮「知らん。」
雄馬『一誠はこっちでもシメとく。帰ってきたらお前もシメてやれ。』
一誠『え、ちょっとまっ__』
蓮「あぁ、任せる。」
よし、バカのことは任せよう
帰ってからの奴の処遇はまた考えるか
雄馬『じゃあ、そろそろ切るぞ。旅行、楽しめy__!?』
蓮「太田?」
未玲『神谷さんですか!?未玲です!あなたの未玲ですよ!』
蓮「未玲!?」
な、なんで未玲が!?
あいつら4人で集まってるんじゃないのか?
蓮「な、なんでそこにいるんだ?」
未玲『ファストフード店に入ったら、偶々お兄ちゃんたちがいて、蓮って声が聞こえたんです!』
蓮「そ、そうか。」
にしても、すごい勢いだったな
電話越しでも伝わって来た
どんだけ必死なんだ......
未玲『神谷さんは今、彼女さん達と旅行中なんですよね!?しかも海!』
蓮「あ、あぁ。そうだが。」
未玲『な、なら!///私も神谷さんに水着の写真を送ります!///』
蓮「なに!?」
一誠『未玲!?』
未玲の言葉に、俺は驚いた
向こうにいるバカの驚いた声も聞こえた
いや、そりゃそうだろ
蓮「い、いや、わざわざそんな__」
未玲『これも、神谷さんの彼女になるためにアピールです!///すごいの着るので、楽しみにしててくださいね!///それでは!///』
蓮「お、おい__って、切れてるし。」
未玲は恥ずかしさを紛らわせる様に電話を切った
え、マジか......
これから、未玲の水着の写真送られてくるのか?
......彼女たちに見られたらヤバいな
蓮「......」
よし、頑張って隠し通すか
千聖様には何とか黙っててもらおう
問題の先延ばしでしかないけどな
はぐみ『蓮君先ぱーい!そろそろご飯だよー!』
蓮「おぉ、もうそんな時間か。すぐ行く。」
はぐみ『早く一緒に行こー!』
蓮「おーう。」
俺はそう言ってベッドから降りた
その後は部屋から出てはぐみと一緒に歩き
晩御飯が待ってるテラスに向かった
さて、今日の夜は何するんだか