旅行三日目
と言っても、今日は少し長く船に乗って
そこで遊んだり、色んなものを見たりする予定だ
蓮「朝だなぁ......」
なんか、今日もベッドが狭く感じる
さて、今回は誰がいるんだか
イヴ「んにゅ......」
アリス「うぅん......」
蓮「この2人か。」
天使コンビか
なんて言うんだろうな
ポ〇モンで言うバージョンで対になってる2体みたいな
そんな感じだな
蓮(時間は......まだ5時か。起こすのは悪いな。)
なんとか、すり抜けるか
そう思いながら、俺は2人の間からすり抜け
布団を綺麗に掛けなおした
蓮「よし、抜けれたな。(にしても。)」
この2人、マジで天使だな
可愛いにも程がある
妹気質の2人だから余計にそう思う
蓮(......写真撮りてぇ。)
そんな気持ちが出てきた
この姿はマジで残したい
けど、許可もなしに撮るのはなぁ......
イヴ「ん......」
アリス「ぅん......」
蓮「!?」
俺が悩んでると2人は少し体をよじって
それから、なんと、手を繋いだ
その姿は仲の良さそうな姉妹みたいで
まぁ、死ぬほどかわいい
蓮(よし、撮るか。)
その結果、こうなった
俺は超高速で携帯を手に取り
メイドさんに教えてもらった音のないカメラアプリを起動
そして、一瞬でシャッターボタンを押した
蓮(......ふむ。)
取り合えず新しいのと思ってこれ買ったけど
普通にカメラの画質良いな
最新機種ってみんなこうなのか?
蓮(おっ、そうだ。)
俺はあることを思いつき
窓の方に歩いた
そして、カメラを外に向けた
蓮(折角SNS始めたんだし、綺麗な景色でも撮って投稿してみるかー。どうせ誰も見ないから、記録程度に。)
透子曰く、そう言うものらしいし
取り合えず写真撮って、それを投稿した
いやぁ、今まで何が楽しいのか分かんなかったけど
こうしてみると結構面白いもんだな
蓮「......さてと。」
携帯の操作もそこそこにベッドの方に向き直った
今は、この2人を眺めてたい
と言うわけで、俺はベッドの脇に椅子を置いて
仲良く寝てる2人のことを見ていた
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あれから少し時間が経った
俺たちは最後の朝ご飯を食べて
各自、荷物をまとめて船に乗せたりした
リサ「いやー、あっという間だったねー。」
蓮「そうだなー。」
それで今は甲板から海を眺めながらリサと喋ってる
このダラダラした空気
いやぁ、楽だ
リサ「皆楽しそうにしてて良かったね。」
蓮「リサはどうだった?」
リサ「楽しかったよ!いい思い出も出来たし!」
蓮「それは良かった。」
完全な思い付きだったけど
皆楽しんでくれたみたいでよかった
リサ「蓮はどうだった?」
蓮「そりゃあ楽しかったぞ。初日はすごい衝撃的だったけどな。」
リサ「あれはー......ちょっとヤバかったなって思ってる///」
蓮「そうだな。まぁ、俺はまた見たいって思ってるけど。」
リサ「いいけど......///」
次あれ着るときは絶対に行為に及んでる時だな
個人的にはあことかも見たいな
なんでかって?趣味だ!(迫真)
蓮「さて、そろそろ出発だ。皆いる......な。」
リサ「いるよー。」
蓮「よし。」
なら、心配はないな
じゃあ、いったん室内に戻るか
したいことあるし
蓮「じゃあ俺、トイレ行くついでに携帯取ってくるわー。なんか困ったことあったら呼んでくれ。」
リサ「はいはい。行ってらっしゃーい。」
蓮「おーう。」
俺はそう言ってその場を離れ
一旦、室内に戻った
皆は甲板にいるし、さっさと取りに行くか
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“リサ”
蓮と離れた後、あたしは皆と集まってる
旅行での事とか、帰ってからの事とか
色んなことをそれぞれ話してる
透子「帰ったらどうしますー?」
リサ「バイトもあるけど、お祭りとか行きたいよねー!」
ひまり「いいですね!浴衣とか着たいなー!」
透子「じゃあ、ウチで着付けします?」
リサ「おー!流石ー!」
夏休みはまだ始まったばっかり
しかも、大学生だから今までよりも夏休み長いし
やりたいことはいくらでもあるなー
リサ「まぁ、1日は休みたいよねー。」
ひまり「そうですねー。」
リサ「明日は1日くらい寝ちゃいそう。」
旅行中は結構夜更かししたからなー
精神的には元気だけど肉体的には疲れてる
なんであことかは元気なんだろ
透子「じゃあ、あたしは一旦実家に行って、浴衣の準備してきます!」
リサ「あ、お願い__」
蓮「__お、おーい!リサー!」
リサ、透子、ひまり「?」
3人で話してる途中
慌てた様子で蓮がこっちに走って来た
てか、あんなに焦ってるのも珍しいかも
どうしたんだろ
リサ「ど、どうしたの?」
蓮「け、携帯壊れた!」
リサ「えぇ!?」
蓮はそう言いながら携帯を見せてきた
けど、特別壊れた様子はない
ただ、通知が大量に着てるだけで......って、通知?
ひまり「あれ、それって、SNSの通知じゃない?」
蓮「え?」
透子「ほんとだ。」
リサ「......(なんだろーこの予感ー。)」
今まで何回か感じた、やらかしの予感
蓮ってそういうとこあるし
まさか......
リサ「蓮、ちょっと見せて?」
蓮「あぁ。」
リサ(あー......)
あたしは蓮の携帯を受け取って
画面を操作し、アプリを立ち上げた
まぁ、ホーム画面の時点で察したけど......
リサ「......あの、蓮?」
蓮「なんだ?」
リサ「これ、壊れてないよ。ただ、リプとフォローの通知がきまくってるだけだね。」
蓮「え?」
え、なんで?
別に自撮りとか上げてるわけでもないし
投稿も今朝、部屋からとったんだろうなって写真くらい__
リサ(『イケメンすぎ!!!』、『自撮り求む!』、『アイドル???』)
なんか、蓮の姿バレてる
おかしいな
この写真、海しか映ってないんだけど
ひまり「あの、リサ先輩?」
リサ「どうしたの?」
ひまり「ここなんですけど、蓮先輩、写ってないですか?」
リサ「え、どこ?」
少しじっくり写真を見てみる
何の変哲もない、海の写真
でも、よく見るとその中に一つだけおかしな点があった
そして、今回の原因が分かった
リサ「は、反射で蓮が写ってるね......」
蓮「なに!?」
透子「な、なるほど。だからこんな異常事態になってるんだ。」
ひまり「いや、写り込みだけでこれっておかしいんだけどね?」
全くもってその通りだよ
こんなの普通にあり得ないからね?
自撮りとかならともかく写り込みって......
蓮「これ、どうすりゃいいんだ......?」
透子「が、ガンバ!いっそ開き直るのもいいかもよ!」
ひまり「そ、そうそう!いつか役立つことがあるかもだし!」
蓮「そう言うもんか......?」
リサ(あぁ、蓮ってなんでこんなとんでもないやらかしをするんだろ......)
あたしは青い空を見上げながら、そう思った
取り合えず、何かあった時の為に黒服の人に言っとかないと
はぁ......ほんとに蓮は......