今日は9月6日、休日だ
あたし達の夏休みは終わりに近づき、高校生の皆はもう学校に行ってる
そんな日にあたし達は忙しく動き回ってる
リサ「__よーし、順調だねー!」
今は、大学生組が動いて、あたしは料理兼総括役をしてる
他の皆は飾りつけとか、司会とか、余興とか
そう言う風に役割分担をしてる
成海「今井さん、飾りつけの方はある程度完成した。他の進捗は?」
リサ「順調だよ!ありがとうね!お手伝いまでしてくれて!」
成海「蓮の誕生日を祝うなんて久しぶりだからね。協力は惜しまないさ。それよりも、子ども達も呼んでくれてありがとう。」
リサ「そっちの方が蓮も喜ぶと思うし、お礼なんていいよ!」
今日は蓮の誕生日当日
9月6日......語呂合わせしたらちょっと不吉だけど
これより早かったら、あたし達が気付く前に過ぎてたし
麻弥「リサさん!司会側の流れについての確認をお願いします!」
透子「余興の方もお願いしまーす!」
リサ「オッケー!」
成海(今井さん、蓮ほどじゃないにしても、化物じみてないか?)
こんな感じで、こっちの準備は着実に進んでる
後は、最終確認して、蓮を呼び出そう
時間稼ぎ班は上手く行ってるかな?
__________________
“蓮”
何の変哲もない休日
俺はなぜか、リサに家を追い出された
理由は分からないが、まぁ、何かあるんだろう
一誠「__いやー!新作美味しいねー!」
雄馬「うるさいぞ。周りに迷惑だ。」
昴「いっちゃんはこれが平常運転やんなー。」
勇人「まぁ、もう少し静かにした方がいいがな。」
蓮「なんでお前らがいんだ。」
俺はため息交じりにそう言った
てか、マジでなんでいんだ?
俺の行き先が分かってたみたいな感じだったぞ
勇人「俺たちは偶然通りかかっただけだよ。」
蓮「それにしては、すごいピンポイントなんだが。」
昴「まぁまぁ!偶然ってあるやん?折角会ったんやし、一緒に遊ぼや!」
一誠「そうそう!」
まぁ、いいや、暇だし
別に何もすることないし
蓮「てか、お前らって夏休み何してたんだ?」
雄馬、勇人「仕事。」
一誠、昴「遊んでた!」
蓮「清々しいくらいにイメージ通りだな。」
俺はコーヒーを口に含んだ
うん、つぐみの淹れたコーヒーには及ばないな
なんかこう、普通に美味しいだけだ
蓮「で、遊ぶたって何するんだ?俺は別にここで駄弁ってるだけで十分なんだが。」
一誠「えー!もっと大学生らしい遊びしようよー!」
蓮「んだよそれ。」
一誠「それはもう、なん__」
蓮「ナンパとか言ったら殺すぞ。」
一誠「ごめんなさい。」
といっても、バカと高尾は活発だ
このままってのは無理だろう
蓮(つっても、なにするか。)
昴「折角の機会やし、かみやんの彼女たちの話とか聞きたいな!」
蓮「ん?」
一誠「コイバナってやつだよ!」
蓮「なんでお前らと。」
勇人「まぁ、興味はあるが。」
雄馬「ほどほどに。」
え、この2人って、そういうの興味あるんだ
いや、木崎は割と俺に興味あるのか
すごい調べてたし
蓮「つっても、何を話すんだよ。」
一誠「そりゃあ、彼女の好きな所とかさ!」
蓮「んー、まぁ、いいだろう。」
一誠(いいんだ。)
昴(いいんか。)
雄馬、勇人(いいのか。)
蓮「ちゃんと聞けよ。まずは香澄から__」
~2時間後~
蓮「それで、アリスはよく甘えて来てくれて、それはもう天使なんだ。分かったか。」
一誠、昴、雄馬、勇人「お、おう。」
中々、楽しいな
改めてあいつらの魅力を確認できた
てか、喋ってたら会いたくなて来たな
うん、やっぱりあいつらは特別だ
一誠「蓮ちゃんはほんとに、彼女たちが大好きなんだね。」
蓮「当たり前だろ。」
一誠「じゃあ、蓮ちゃんに任せても大丈夫そうだ。」
蓮、雄馬、昴、勇人「!」
堂本はそう言って、ふっと笑った
いつもと雰囲気が違う
マジなやつらしい
一誠「未玲は、大切な妹だ。ちゃんと幸せになってほしい。」
蓮「......」
一誠「別に、誰かと付き合うとか、結婚するとかだけが女の子の幸せとも思ってなかったけど、未玲にとってはそれが幸せで、その相手が蓮ちゃんだった。よかったよ。」
そう言って、俺を真っ直ぐ見る
いつものおちゃらけがない、真っ直ぐな目だ
一誠「未玲のこと、よろしくね。」
蓮「あぁ、任せろ。世界一幸せにしてやる。」
昴(え、ええ話や!)
雄馬(偶にはまともなことを喋るんだな。)
勇人(これが、人の人生を背負うという事か。)
いい感じだ
誰かを幸せにするプレッシャーはこうでないといけない
当然のように、重くないといけない
蓮「いい重さだ。堂本。」
一誠「珍しいね、名前呼ぶなんて。」
蓮「普段は別にいいかなって。」
一誠「出来れば呼んでほしいな。」
蓮「なんかやだ。」
一誠「俺、一応、義理のお兄ちゃんになるんじゃ......」
蓮「それとこれとは話が別だ。」
一誠「あ、うん。」
なんか、こいつの名前を呼ぶのは嫌だ
なんでかは分からないが
まぁ、別にいいだろ
昴「話はまとまったみたいやな!」
雄馬(まとまったのか......?)
勇人「じゃあ、そろそろ行くか。」
ん?何言ってんだ?
どこか行くとかの話してたっけ?
してなかったよな?
勇人「連絡が来た。準備は整ったみたいだ。」
蓮「なんのことd__」
昴「ほら!いくで!」
一誠「愛しの彼女たちが待ってるよ!」
蓮「なに!?行くぞ、今すぐ!」
雄馬(こいつの愛はぶれないな。)
取り合えず、帰ろう
何が起きてるかは全く分からないが
あいつらが呼んでるなら、行こう