覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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将来

 さて、どうしたものか

 

 彼女がまさか蓮の家のメイドになっていたなんて

 

 正直、全く予想がつかなかった

 

 ていうか、なんで蓮は気づいてないんだ?

 

 いや、確かに、理由として考えられるものはあるが

 

一誠「ねぇねぇ、メイドさんと何かあったの?」

成海「いや、何かあったのは俺じゃなくて、蓮なんだよ。」

昴「おー、またかー。」

 

 これは、どうしたものか

 

 彼女なりに動くタイミング考えてるんだろうけど

 

 すごく心配だ

 

 だって......

 

成海(すっごく不器用な子だったからな......)

勇人(大変だな。)

雄馬(同情する。)

 

 これにはさすがに頭を抱えた

 

 必要と思えば、俺が手を出すことも考えないとな

 

 余計なことだと怒られそうだが

__________________

 

 “蓮”

 

 パーティーが始まって1時間ほどが経った

 

 思った以上に色んな人が来てくれている

 

 俺って思った以上に人望あるんだな

 

リサ「楽しんでるー?」

蓮「おぉ、リサ。そりゃあもう、楽しんでるよ。」

リサ「よかったよかった!」

 

 すごい楽しい

 

 飯は上手いし、歌とかマジックとかお笑いとかしてくれるし

 

 皆はいつも通り可愛いし

 

 いいなー、こういうの

 

リサ「じゃあ、蓮の気分も上がってきたところで!そろそろプレゼントタイムにしようかー!」

蓮「プレゼントもあるのか。」

紗夜「それはそうでしょう。」

有咲「逆になんでないと思ってんだ?」

 

 なんとも冷静なツッコミを入れられた

 

 いやー、至れり尽くせりだな

 

 パーティーだけで満足感高いのに

 

リサ「流石にこの人数分のプレゼントってなると多すぎるから、各バンドとかで一つって感じだよ。じゃあ、まずはポピパ!」

香澄「はい!私たちはこれです!」

 

 そう言って香澄が取り出したのは、1枚の写真だ

 

 なんだ?

 

沙綾「蓮先輩、デスクワークばっかりでしょ?だから、マッサージチェアを買ったんだ!」

蓮「マジで!?」

りみ「いつも、すごく頑張ってますから......!」

たえ「いつまでも健康でいてねー。」

有咲「って言う事で、部屋に運んでもらえるようにしてるから。いつでも使ってくれ。」

蓮「ありがとう。使わせてもらうよ。」

 

 な、なんて、良い子たちだ

 

 安い買い物じゃないだろうに......

 

 これで、もっと頑張れるな!

 

リサ「いいプレゼントだねー!じゃあ、次はAfterglow!」

モカ「はいはーい!あたしたちからはー。」

ひまり「お財布を送りまーす!」

蓮「おぉ。」

 

 ひまりはそう言って、高そうな箱を出した

 

 これは俺が見てもわかる

 

 マジな奴だ

 

蓮「すごいな。開けてみてもいいか?」

つぐみ「いいですよ!」

 

 ということで、俺は丁寧にリボンをほどいて、箱を開けた

 

 中身は言ってた通りの長財布で、しっかりとした皮素材だ

 

 それで中はカード入れるとこも十分あって、機能性も抜群

 

 それに......

 

蓮「なんか、夕焼けみたいな模様があるな。」

巴「有名な職人さんに作ってもらった、世界に一つだけの財布だ!」

蘭「よく持ち歩くものだし、蓮のいつも通りにあたし達がいればいいなと思って。」

 

 すっごいいいじゃん

 

 これは絶対に大切にしよう

 

 そして、一生使う

 

蓮「ありがとう。大切にするよ。」

リサ「蓮、ずっと同じ財布使ってたし、蓮をよく理解してるプレゼントだね!じゃあ次、パスパレ!」

日菜「は~い♪」

イヴ「私たちも特別に作ってもらいました!」

 

 今回、そう言う感じの多いんだな

 

 気合いの入り方すごいな

 

麻弥「と言うわけで、ジブン達は靴です!」

千聖「お仕事用のはあるから、これは普段使い用よ。蓮はそういうの無頓着だから。」

彩「いつまでもかっこいい蓮君でいてね!」

 

 流石は千聖様やイヴがいるパスパレだ

 

 センス的なものを感じるな

 

 皆、ちゃんと考えてくれて嬉しいな

 

リサ「靴かー!これは結構盲点だったかも!流石はアイドル!次はあたしたち、Roseliaからだよー!」

蓮「おっ。」

友希那「やっと出番ね。」

紗夜「と言うわけで、私たちからはこれです。」

蓮「これは?」

 

 紗夜に渡されたのは、デカい袋だ

 

 見た感じ、服っぽいな

 

 リサと燐子いるし、つまり......

 

あこ「Roseliaは、これからの季節に着れる、秋服と冬服だよー!」

燐子「皆で蓮君に似合いそうな色合い、種類を話し合って、選んだよ。」

リサ「蓮は服選ぶのへったくそだからね!あたし達が教える組み合わせ通りに着てれば大丈夫だよ!」

蓮「ありがたい。」

 

 俺、マジでファッション関連は分からないからな

 

 今日、それ関連が多いので大体察するだろうけど

 

 いやぁ、これでしばらく大丈夫そうだな!

 

リサ「その服着てデートしようねってことで、あたし達は以上!次はハロハピだよ!」

こころ「やっと来たわね!蓮!受け取りなさい!」

蓮「勢いすごいな。」

 

 こころが持っているのは、勢いとは正反対に小さい

 

 ポピパと同じパターンか

 

薫「私たちからのプレゼントは車だよ。」

蓮「......ん?」

はぐみ「蓮君先輩に似合いそうなかっこいい車だよ!」

蓮「いや、聞こえなかったわけじゃないよ?」

 

 え、車?

 

 マジで言ってる?

 

 確かに、今教習所にも通ってるけどさ

 

 もう少しで免許取れるけどさ

 

美咲「車って早々買うものじゃないし、しばらく乗るものじゃん。つまり、しばらくは、あたしたちが選んだ車に乗るわけで。」

花音「蓮君のこと、少しだけ独占した気分になれるよね......♪」

蓮「嬉しいけどさ、どうやって買ったんだ?」

美咲「うちにはこころいるじゃん。」

蓮「あっ(察し)そうだった。」

 

 こころはそりゃ、なんでも買えるよな

 

 正直びっくりしたけど、貰ったならちゃんと乗るか

 

 最初に乗せるのはハロハピかな

 

リサ「な、なんか、すごいもの見たけど。まっ、いつかあたし達も乗せてね!じゃあ、次はRAS!」

チュチュ「やっと来たわね!」

パレオ「どうぞ~!こちら貢物になります~♪」

蓮「言い方!?」

 

 言い方不味いだろ

 

 ま、まぁ、いいや

 

 RASのプレゼントは......ギターか?

 

蓮「ギター、だよな?」

六花「はい!チュチュさんが選んだ、最高品質のものです!」

レイ「蓮ははなちゃん達に貰ったギターがあるけど、色んな種類のギターを使ってみるのもいいかと思って。」

ますき「まっ、ギター被るけど、思い出として両方使うのもいいんじゃねぇか?」

 

 まぁ、そうだよな

 

 ギターって言っても色々あるし

 

 何よりチュチュが選んだのだしな

 

 性能面は間違いないだろ

 

チュチュ「タエハナゾのギターも悪くはないけど、あなたには最高クラスのギターが相応しいわ。もっと上を目指しなさい。」

蓮「俺、そっち側じゃないんだけどな。まっ、チュチュに言われたなら、頑張るよ。歌も。」

チュチュ「それは.......Don’t start///」

蓮「なんで!?」

 

 なんで、歌だけは拒否られるんだ?

 

 リサ曰く下手じゃないらしいし

 

 これは、皆に聞いてもらう必要があるな

 

リサ「さ、さぁ!次行こう!モニカの皆、いける!?(蓮が歌にやる気になるとやばい!)」

ましろ「は、はい!(軌道修正しないと!)」

 

 リサが慌てたようにそう言って、すぐにましろが手を挙げた

 

 いつもはあんなに引っ込み思案なのに

 

 今日は積極的で嬉しいな(少し違う)

 

透子「じゃ、あたし達からはこれ!」

七深「空気清浄機~♪」

蓮「おぉ、ありがてぇ。」

瑠唯「神谷さんのお部屋ではよく声を出してしまうので、神谷さんのためは前提として、私たちにも有益なものですね。」

つくし「ルイさんぶっちゃけすぎ!?///」

 

 ま、まぁ、確かにそうだな

 

 ボーカル組とかは特に気を付けないといけないし

 

 てか、逆になんで今までなかったんだ?

 

蓮「ちゃんと付けとくよ。ありがとな。」

モニカ「はい!」

 

 これで、バンドの皆からは貰ったな

 

 色々とすごいものもらったけど、ありがたく使おう

 

 実用的なの多かったしな

 

リサ「じゃあ、アリスと新彼女の2人も渡しちゃいなよ!」

アリス「はい!」

未玲「頑張ります!」

明日香「すっごい出ずらいですけどね......」

 

 おぉ、わざわざ用意してくれてたのか

 

 いやぁ、嬉しいな

 

アリス「私は、手袋とマフラーを編んでみました。冬に使えるようにと思って。」

蓮「おぉ、手作りか!嬉しいなー!夏でもつけたいくらいだ!」

アリス「暑いですよ......?」

 

 まぁ、そうなんだけど

 

 それくらい嬉しい

 

 手作りのものって、グっと来るよな

 

未玲「私はアロマキャンドルです!私の好きなにおいは神谷さんの匂いなんですけど、今回は妥協して2番目に好きな匂いのものにしました!」

蓮「よかった。妥協してくれて。本当に。」

 

 これって、一歩間違えたら俺のアロマキャンドルでも出来てたのか?

 

 ......か、考えないでおこう、こんな恐ろしいこと

 

 流石にそんなことはできないだろう

 

明日香「あー、私は駅前にあるお店で買ってきた和菓子です。結構いいやつで、食べ物なので、扱いには困らないかと思って。他の人に比べたら地味ですけど。」

蓮「いや、すごい嬉しいよ。明日香も一緒に食べよう。2人で、お茶でも飲みながら。」

明日香「っ!///.......は、はい///」

未玲「いいな~!」

リサ「早速いちゃついてるね~!これは今後に期待だね~!」

 

 そう言えば、もうすぐこの2人も来るんだよな

 

 いやー、また賑やかになるな

 

リサ「じゃあ、次は子ども達からのプレゼントだよ!久城君!」

成海「はいはい。瑠奈ちゃん、ほら、行っておいで。」

瑠奈「はい!」

蓮「おっ。」

 

 孤児院の代表は瑠奈か

 

 瑠奈と出会ったのも大体1年前か~

 

 偶に孤児院に顔出すけど、みるみる元気になったな

 

 様付けは治らないけど.......

 

瑠奈「神谷様!お誕生日おめでとうございます!」

蓮「ありがとうな、瑠奈。」

瑠奈「えへへ!」

 

 俺は瑠奈に色紙を渡された

 

 そこにはいろんなメッセージが書かれてる

 

 いやぁ、なんだか目尻が熱いな

 

 子ども達にこんなに慕ってもらえてて嬉しいな

 

成海「嬉しそうだね、蓮。」

昴「見たことない顔してるやん。」

蓮「マジで嬉しいぞ。こういうの、すごく良い。」

一誠「その優しさをちょっとは俺に向けてくれても......」

蓮「しばくぞ。」

雄馬「ムリだろ。」

勇人「ムリだろうな。」

一誠「ひどい!」

 

 さて、この色紙は額縁に入れて飾るか

 

 ちょうどいいサイズの、メイドさんに探してもらお

 

蓮(子供達にはお土産たっぷりやらないとな。)

瑠奈「神谷様!」

蓮「ん?」

 

 考え事をしてると、瑠奈に大きな声で呼ばれた

 

 俺はそれに反応して、声の方に顔を向け、首を傾げた

 

蓮「どうした?」

瑠奈「一つ、お願いがあるんです。いいですか?」

蓮「お願い?まぁ、俺に出来ることなら。」

瑠奈「えっと、えっと、その......」

 

 瑠奈は少しだけモジモジとして

 

 チラチラと俺の方を見てる

 

 そんな時間が数秒続いた後、意を決したように瑠奈が口を開いた

 

瑠奈「私、大人になったら、神谷様のお嫁さんになりたいです!」

蓮、彼女たち「へ?」

男子組「!?」

メイド「っ(!?)」

 

 んーと、これは聞き間違いじゃないよな

 

 確かに、お嫁さんって言ったな

 

 しかも、俺の

 

 え......?

 

瑠奈「だ、ダメ、ですか......?」

蓮「え?あ、あー、そうだなぁ.......」

 

 ど、どうする?

 

 この状況のベストな回答はなんだ?

 

 なんて答えるのが正解なんだ?

 

蓮「る、瑠奈が大人になって、まだそう思ってたら、か、考えようか。」

瑠奈「はい!ずっと私は神谷様が大好きです!」

蓮「そ、そうかー。嬉しいなー。」

 

メイド「......」

 

 や、やべぇ、とんでもないことになった

 

 瑠奈は今までの境遇を知ってるだけに無下に扱えない

 

 まぁ、瑠奈はまだまだ子供だ

 

 気持ちが変わることだってあるだろう

 

 瑠奈のことが嫌だとかそういうのじゃなく

 

 いろんな可能性があるんだよってことを知ってもらわないといけない

 

 そのうえでってなると......考えないといけないんだけどな

 

 その辺は未来の俺に任せよう

 

 

 

 

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