女の子の荷物って言うのは多いものだと、リサ大先生が言っておられた
まぁ、そんなの人によるんだろうけど
それでも、彼女は皆、俺よりは大分多かった
あの時は人数も人数だったし、俺も引っ越ししたばっかだったから出来なかったけど、今日は手伝える
蓮「未玲、この棚はこっちに置いていいか?」
未玲「はい!ありがとうございます!(重い物持ってる.....!///かっこいい......!///)」
俺はよさげな位置に棚を置いた
やっぱり、未玲の持ってる装飾はオシャレだ
みんなそれぞれの色の部屋になってるけど、未玲もそんな感じに仕上がりそうだ
透子「蓮さん!頼りになるねー!」
蓮「ははは、それならよかったよ。じゃあ、次はこっちの段ボールを片付けるな。」
未玲「あ、神谷さん!///それは!///」
蓮「ん?」
未玲の声を聞きながら段ボールを開けると、色とりどりの布が出てきた
なんだか様子がおかしいな
服と言うのはサイズが小さいし、材質も何か違う感じがする
ていうか、似たの見たことあるな
......うん
俺は全てを察し、段ボールを静かに閉じた
蓮(スゥー)
透子「流石、蓮さん!そーゆーとこ逃さないね!」
蓮「いや、マジでわざとじゃないんですよ。不幸な事故と言うか......」
未玲「そ、その、見るのはいいんですけど、心の準備はさせてください......///」
蓮「す、すみません。」
相変わらず、俺ってそう言うとこあるよな
と、取り合えず、この段ボールの件は記憶の彼方に封印しよう
蓮「じゃあ、他の運ぶよ。大丈夫なやつ教えてくれ。」
未玲「は、はい!そこの段ボールは__」
俺はそれから、ちゃんと未玲の指示を聞くことにした
やっぱり、人の話はちゃんと聞くべきだな
未玲の荷解き中、俺は心の底からそう思った
__________________
あれから急ピッチで荷解きを終わらせて、何とか早めに終わらせた
ちょうど昼時だ
と言うわけで、昼飯の為に明日香の部屋に来た
蓮「おーい、荷解きの進捗はどうだ―?」
明日香『え!?ちょ、ま__』
蓮「!?」
ドアを開けると、少し熱気がして
そして、面積の大きい肌色と、色とりどりの布が見えた
なんか、さっきも見たな、これ
明日香「あ、わ......っ///」
香澄「もー!///蓮先輩のエッチ―!///」
六花「れ、蓮先輩、そう言う所ありますよね......///」
蓮「す、すみません。」
俺はとりあえず後ろを向いた
こういう時は落ち着くのが大事だ
何度もこういう状況になって、リサに怒られてきてるんだ
もう慣れたもんだぜ(反省しろ)
蓮「に、荷解きどうかなーって来たんだけど、終わってそうだなー。」
明日香「は、はい///2人の手際が良かったので......」
蓮「そ、そうかー。」
明日香(お、お姉ちゃん、神谷さんは夜の方は激しいって......///)
と、取り合えず、出よう
泊まってるのが一番まずいし、開けっ放しもだめだ
よし、ダッシュで出よう!
明日香「そ、その、私、初めてなので......///優しくしてください......///」
蓮「何を!?」
香澄「お、落ち着いてー!」
六花「明日香ちゃん!?」
蓮「め、飯にするから、準備できたら来てくれ!」
俺はそう言って部屋を出た
我ながら、情けない姿だ
初日だから、ちょっとかっこつけようと思ってたのにな......
__________________
あれから10分後
俺はダイニングに来て、昼飯の時間になった
未玲と明日香に加え、今日荷解きを手伝ってくれたメンバーもいる
未玲「__これ美味しい!」
蓮「今日はメイドさんが作ってくれたからな。」
未玲「メイドさんってすごいんですね!」
透子「あの人ってなんでもできますよねー。」
今日のメニューはビーフシチューだが、すごい美味い
この家の人って市販のルーとか使わないんだよな
それですごい美味しいから、家事能力が高くない俺はすごいと思う
明日香「すごい。本職のメイドさんって、すごい。」
香澄「だよねー。私たちも家事とか教えてもらってるけど、まだまだ全然追いつけないよー。」
六花「手際もクオリティもすごいですよね。」
明日香「そうなんだ。私も教えてもらおっと。」
蓮「明日香は受験勉強優先した方がいいんじゃないか?」
明日香「まぁ、それもそうなんですけど、まだ2年生だし、勉強を教えてくれる人がいますから。少しくらい、彼女らしいことも頑張ろうかなって......///」
蓮「そうか。そう言う事なら、楽しみにしておくよ。」
明日香はいい子だな
俺も、家事の勉強とかしようかな
やっぱり、全部丸投げって、良くないと思うし
香澄「私が勉強教えてあげるよ!」
明日香「あ、それはいいかな。神谷さんに教えてもらうから。」
香澄「えぇ!?」
明日香の発言に香澄はショックを受けた顔をした
まぁ、香澄に勉強は、な?
むしろ、苦手なところも可愛いし
未玲「私も家事、頑張ります!今までしたことないですけど!」
蓮「未玲はしばらく忙しくなるだろうから、焦らずにな。」
未玲「あ、そうでしたね!」
まぁ、これは俺のお節介なんだけど
やっぱり、心配だったからな
これについては後々説明するか
蓮「さて、これ食い終わったら、家の中を案内するよ。」
メイド「__ご主人様。空いたお皿をお下げしますね。」
蓮「あっ、ありがとうございます__」
(パキンッ)
蓮「!」
メイドさんに皿を渡したとき、どこからか変な音がした
何か、金属がちぎられたみたいな
どこだ?
この部屋で金属と言えば__
蓮(上か__っ!?)
上を見上げると、いつもよりシャンデリアが大きく見えた
そして、それを見た俺は能力を発動し、周りを見た
この中で、一番危ないのは__
蓮「メイドさん!」
メイド「っ!?」
俺はメイドさんに多い被さった
そして、次の瞬間には、ガシャンと大きな音が鳴り響いていた
背中が痛いし、熱い
香澄、六花「蓮先輩!!」
透子「だ、大丈夫!?」
明日香、未玲「神谷さん!!」
皆が心配して駆け寄ってくる
よかった、意識はちゃんとある
クソ痛いけど、それほどでもないみたいだ
蓮「大丈夫大丈夫。」
香澄「よかったー......」
透子「てか、なんで落ちてきたの?」
蓮「なんか、金属がちぎれる音みたいなのしたし、劣化してたのかもな。(あっ。)」
皆と受け応えてると、ハッとした
そうだ、一番心配しないといけない人、いるんだ
......俺の下にね
蓮「メイドさん、大丈夫ですか?」
メイド「.....はい。」
蓮「いきなり、すみません。背中、痛くないですか?」
メイド「......こちらのセリフです。弦巻家の当主が身を挺して、たかがメイドを守るなど、信じがたいことです。」
メイドさんにお小言をいただいてしまった
まぁ、この家で働いてくれてる人はみんな、そう言うだろうな
でも......
蓮「たかがメイドじゃないです。この家に来た時から手助けしてくれて、話も聞いてくれる。俺は大切な人だと思ってますよ。」
メイド「......っ。」
蓮「おっと。」
俺がそう言うと、メイドさんはするっと下から抜け
すぐに俺を立たせ、破片をはたきとしてくれた
あんなことがあったのに、いつも通りだな
メイド「ありがとうございました。このご恩はいつか。」
蓮「気にしなくてもいいですよ。見ての通り、俺は何ともないので。」
メイド「......背中ケガしてるくせに。」
蓮「......バレました?」
流石に敵わないか
上手く隠せてると思ったんだけどなー
いや、メイドさんがよく気づく人ってだけか
蓮「まぁ、大丈夫そうなので、俺は2人の案内に行きます。」
メイド「かしこまりました。(ほんと、意地っ張り......)」
蓮「未玲、明日香、行こうか!」
明日香「だ、大丈夫なんですか?」
蓮「あぁ!去年は何回か刺されたし、それに比べれば楽勝楽勝!」
未玲「き、去年、一体何が......?」
透子「あたしたちも、ついて行きましょうか。」
香澄「うん。流石に心配だしね。」
六花「危ないと思ったら、ちゃんと病院に連れていきましょう。」
俺は皆と一緒にダイニングから出た
俺1人で案内しようと思ってたけど、3人も付いてくるらしい
人数多い方が楽しいし、これはこれでいいな
メイド「......弱虫が、強くなって......」