覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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甘え上戸

 メイドさんとの話が終わり、同窓会の会場に戻って来た

 

 ドアを開ける前から分かっていたが

 

 どうやら、もう場は出来上がってるらしい

 

成海「あ、戻って来たね。」

蓮「おう。」

成海「話し合いの結果は......聞くまでもないか。」

眞「......///」

 

 手を繋いでる俺たちを見て、成海は察したようだ

 

 まぁ、こいつは最初から分かってたっぽいし

 

 こうなることも、予想通りだったんだろう

 

成海「良かったね、眞君。」

眞「......あなたにしてやられたみたいになるのでお礼は言いません。」

成海「ははは、別にいいさ。僕はただ、10年も片思いして、メイドにまでなった君があまりに健気で応援したくなっただけだから。」

眞「......(いつか殴ろう。)」

蓮(あれ?もしかしてこの2人、仲悪い?)

 

 記憶の中ではそうでもなかったんだけどな

 

 俺が知らなかっただけか?

 

 てか、こんなに仲悪いことある?

 

成海「まぁ、何はともあれおめでとう。これでも、みんな心配してたんだよ?」

蓮「とてもじゃないがそう見えねぇよ。」

成海「待ってる間にみんな飲み始めちゃって。」

 

 まぁ、待たせて悪いという気持ちはあるけど

 

 出来れば、酔っ払いとは関わりたくないな

 

「おー!新カップルが戻って来たぞー!」

「眞―!おめでとー!」

「よかったねー!付き合えたんでしょー!///」

眞「え、えぇ、まぁ。」

「うおー!おめでとうー!飲め飲めー!」

 

 メイドさんは酔っ払いに詰め寄られている

 

 見てくれは怪しいサークルみたいだが

 

 まぁ、そんなことはないだろう

 

成海「まぁ、蓮もゆっくり食べなよ。」

蓮「あぁ、そうする。」

 

 俺は成海に言われた席に座って、飯を食べることにした

 

 飯の途中、メイドさんの方を見ると、旧友と話して楽しそうにしてた

 

 酒を飲みすぎてるのが少し気になったが.......

 

 まぁ、大丈夫だろ、メイドさんだし

__________________

 

眞「__れーんー///」

蓮「oh......」

 

 メイドさんだから大丈夫は、偏見が過ぎた

 

 俺の横にいる彼女は顔が真っ赤で、ふらふらしている

 

 うーむ......

 

眞「すきすきすき~♡らいすき~♡」

蓮(マズい。)

 

 今のメイドさんはフワフワしてる

 

 口調も少し幼く、ニコニコしていて、好意を言葉と態度でストレートに伝えてくる

 

 端的に言おう、可愛い

 

成海「おやおや、眞君も見事に出来上がってるね。」

眞「......///」

成海「?」

眞「......嫌い///」

蓮「えぇ......」

 

 成海が声をかけると、メイドさんはジッと成海を見て

 

 少しして、そんなことを言い出した

 

 酔ってまでこの態度って......

 

蓮「お前、何したんだ?」

成海「うーん、色々心当たりがあって、分からないな。(昔から、蓮への独占欲がすごかったからね。)」

眞「れーんー///こんな奴に構ってないで、私に構って~///」

蓮「おっと。」

 

 メイドさんはコテンと肩に頭を乗せて来た

 

 酔うと甘えるようになるとは......

 

 とんでもない破壊力だな

 

蓮「成海、これ、どうすればいい?」

成海「そうだなぁ。あ、そうだ。空き部屋があるから、そこで彼女を休ませてあげると良い。」

蓮「お、そうなのか。じゃあ、そうしよ。」

眞「きゃー///」

 

 俺はメイドさんを抱き上げ

 

 そして、成海に教えてもらった部屋に向かった

 

 その間、ずっとメイドさんは嬉しそうにしてた

__________________

 

 どうやら、空き部屋は予備の寝室らしい

 

 ベッドも机もあって、普通に住めそうだ

 

 俺はそんなことを考えながら、メイドさんをベッドに寝かせた

 

蓮「大丈夫ですか?」

眞「らいじょうぶ~///」

蓮「まぁ、大丈夫とは思ってませんよ。」

 

 正直、今のメイドさんをどう扱うべきか悩んでる

 

 こんな風になってるのは初めてだし

 

 それに、すごい可愛いから(迫真)

 

眞「れん~///だっこ~///」

蓮「あーはいはい。どうぞー。」

眞「わーい///」

 

 俺が腕を広げると、メイドさんはすぐに抱き着いて来た

 

 暖かくて、柔らかい感触で

 

 どこか、力強さを感じる

 

 抱きしめてなんとなく分かった

 

 やっぱり、メイドさんはすごい努力をしてきたんだと

 

蓮「.....」

眞「れん......?///」

蓮「ありがとう、眞。」

眞「ふぇ......?///」

 

 改めて、この人の努力を感じた

 

 多分、ものすごく辛かっただろう

 

 そして、俺の近くにいるのも、胸が痛かっただろう

 

 なのに、今まであんなに尽くしてくれて

 

 あまりにも健気で、いじらしくて、愛おしい

 

蓮「これからは、俺が幸せにするから。出来れば、普段でもこんな風に甘えて欲しいな。」

眞「んー///もう、しあわせだよー......///」

蓮「まだまだ、始まったばかりだよ。」

眞「じゃあ__]

蓮「!」

 

 俺は眞に体を引っ張られた

 

 眞はベッドに寝転んで、俺は押し倒したような体制だ

 

 そんな状況に困惑していると、眞は口を開いた

 

眞「もーっと、しあわせにしてー♡」

蓮「眞!?」

眞「私、しゅぎょーばっかりしてたから、はじめてだよー?♡」

蓮「......!」

 

 ブチっと俺の中で何かが切れる音がした

 

 明日香と未玲ともまだなのに、申し訳ないとは思うが

 

 この状況では我慢できない

 

 後で、謝ろう

 

蓮「出来るだけ優しくするけど、期待はほどほどで頼む。」

眞「うん......♡」

 

 俺は少しだけ深呼吸をして

 

 その後、眞に顔を近づけた

 

 これはもう、止まれない

 

 後先は、今は考えないでいよう

 

 

 

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