蘭たちのクラスで昼食を済ませ、いざ午後の部
午後からは、もう1人、デートする相手を呼んでる
その人、人生で文化祭とか無縁だったし
折角だから、呼んでみた
眞「__お待たせいたしました。ご主人様、未玲様、明日香様。」
蓮「あ、来てくれましたか。待ってましたよ。」
そう、メイドさんだ
記憶を見た時、文化祭とかの楽しい思い出が一つも無かったからな
この機会に楽しい思い出を作って欲しいと思った
未玲「メイドさんの服、可愛い~!(すごい頑張って準備したんだろうなー!)」
眞「ありがとうございます。」
明日香(すっごい気合入ってる。神谷さんとデートするのが楽しみで仕方なかったんだろうなぁ。)
3人の彼女が話に花を咲かせていて、非常に目の保養になる
さて、午後はどこに行こうか
眞「あの、ご主人様。」
蓮「ん?どうしました?何か気になる出し物とかありました?」
明日香(違うっ!)
未玲(褒めて欲しいんですよね!?あんなに気合入ってるんだもん!可愛いって言われたいですよね!?)
明日香、未玲(神谷さん、気付いてあげて!)
な、なんか、未玲と明日香からすごい視線を感じる
まぁ、それは一旦置いといて
メイドさんはどうしたんだ?
何か言いたげで、少し顔が赤い......
ふむ......分からん!
って、あ、いうの忘れてた
蓮「今日のメイドさんはいつにもまして可愛いですよ。」
眞「!///」
未玲、明日香(き、気付いた~!)
蓮「いつもの落ち着いた感じもいいけど、派手な感じもよく似合う。うん、すごい可愛いです。」
眞「ありがとう、ございます......///」
ちゃんと、彼女のことは褒めておかないとな
言葉にするって、大切だ
まぁ、俺が言ってるの事実だから、褒めてるかと言われるとちょっと微妙だけど
未玲(100点)
明日香(100点)
蓮「えっと、2人はなんで点数書いたホワイトボード持ってるんだ?」
未玲「そんなことは。」
明日香「置いておいて。」
蓮「あ、はい。」
2人はホワイトボードを片付けた
あれはなんだったんだ?
蓮「なんだったんだ......」
眞「ご主人様、そろそろ///」
蓮「あ、そうですね。じゃあ、行こうか。」
未玲、明日香「はい!」
眞「はい///」
さて、午後はどこに行こうか
出来れば、ザ・文化祭みたいなやつが良いんだけど
それがどういうのか、分かんないんだよなー
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今年の文化祭も合同で、花咲川ももちろん出し物が出てる
と言うわけで、午後は花咲川に来た
こっちもだいぶ人が多い
けど、周りからの視線は羽丘よりマシだな
蓮「こっちの皆は何してるかなー。」
未玲「どこから行きましょうか?」
明日香「お姉ちゃんの所も一応、行きたいですね。来てねって言われたので。」
蓮「メイドさんはどこに行きたいですか?」
眞「ご主人様に着いてまいります。」
で、ですよねー
メイドさんはそう言いますよねー
うーん、どうしようか
蓮「取り合えず、順番に回って行こうか。とりあえず、アリスのクラスから。」
明日香「言うと思った。」
未玲「やっぱりアリスさんかー。」
眞「ご主人様はアリス様に甘いですから。」
蓮「それはまぁ、許してください。」
俺はそう言いながら、アリスのクラスに向かうことにした
出し物何してるかは聞いてないけど
まぁ、行ってからのお楽しみだな
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アリスのクラスに来た
中からは、なんか色んな声が聞こえる
これは......
蓮「__アリス、来たぞー。」
アリス「あ!蓮さん!
教室に入ると、アリスが小走りで近づいてきた
その姿はまるで子犬のようで、可愛い
アリスが可愛くない時なんて無いんだけどな
アリス「3人も来てくれたんですね!」
未玲「はい!」
明日香「お邪魔します。」
眞「こんにちは、アリス様。」
アリスは俺たちが来たからか嬉しそうにしてる
こういう素直に喜ぶ姿はまだまだ子どもっぽい
いいことだ
蓮「それで、アリスのクラスはどんな出し物をしてるんだ?」
アリス「私たちはですねプラネタリウムをしています!」
蓮「ほお。」
結構、意外なところ来たな
でも、デートとしては良い感じだな
雰囲気もいいだろうし
アリス「それと、クラスの皆さんが私の歌を聞きたいと言ってくれて。途中で少し歌わせてもらっています。」」
蓮「おぉ!それは楽しみだな。」
未玲「アリスさんの歌って聞くの初めて!」
明日香「確か、天声の歌姫って呼ばれてましたよね。」
アリス「それは、少し恥ずかしいです......///」
プラネタリウムを見ながらアリスの歌を聞けるか
こりゃ、最高の贅沢だ
アリス「もうすぐ始まるので、座っていてください!」
蓮「あぁ。」
アリスにそう言われ、俺たちは席に着いた
さて、どんなものを見られるのか
非常に楽しみだ
『それでは、プラネタリウムが始まります。途中、あの愛染アリスさんが歌を披露してくださいますので、皆様お楽しみに。』
「おぉ......」
「一クラスの出し物でいいのか......?」
「軽く諭吉が飛んでいくくらいの価値あるぞ......」
やっぱり、アリスは有名だな
歌の道に進むというのも、多分、良かったんだろうなぁ
本人が選んだから、俺は何も言えないけど
未玲「__わぁ、すごい!」
明日香「え?こんなに映るの?」
眞「これは、驚きました。」
蓮(んー?)
俺はちらっと、プラネタリウムの機械の方を見た
そこには、どこかで見たことのあるマークがついてる
ていうか、家でよく見る......
蓮「弦巻財団からの提供って訳か......」
明日香「あぁ、なるほど(察し)」
これ、学園祭で使うのじゃないな
何らかのオーバーテクノロジー使ってるんだろうな
眞「......懐かしい。」
蓮「?」
眞「昔、ご主人様の隣で見た星々を思い出します。あの時は星座を説明できるようにお勉強していたのですが、ご主人様はすぐ寝てしまって。」
蓮「そ、そんなことありましたっけ?」
眞「はい。私、あの時は流石に泣きそうになりました。」
蓮(こ、心が痛い。)
全く記憶にない
そりゃそうだ、寝てたんだもん
過去の俺しっかりしろよ!
蓮「そ、それは、すみません。」
眞「いえ。今、こうして一緒に見られていますから......///」
そう言って、俺の手を握ってくる
この人の願いは、出来るだけ叶えてあげよう
多分、過去の俺はもっとやらかしてるだろうから......
蓮「今度は、本物の夜空も身に行きましょうか。」
眞「はい......///」
未玲「私もデート行きたいです。」
明日香「わ、私も......///」
蓮「もちろん。折角だし、ちゃんと行こうな。」
幸せな忙しいだな
折角だし、また全員でどこかに行ってみるか
イベントなんていくらあっても楽しいし
アリス『__それでは、私の歌を披露させてもらいます。』
蓮「おっ。」
アリス『では......』
さっきまで少し聞こえた話声がすべて消える
そして、アリスの深呼吸が聞こえた数秒後
この場の空気は一変した
アリス『~♪♪』
落ち着いていて、でも壮大
まるで星空のような歌声だ
プラネタリウムがなくても、鮮明に景色が見えてくる
前に聴いた時より、レベルアップしてる
未玲(すごい......)
明日香(主役が、プラネタリウムから愛染さんになってる。)
才能+小さい頃から磨き上げて来た歌唱力
でも、それだけじゃない
アリスの歌には、色々のってる
それは、思い出であったり、歌への愛であったりする
アリスにとって歌とは、美しい、家族との思い出そのものなんだろう
蓮「......だったら、全然違う。センスないな、俺。」
眞「ご主人様?」
アリスの歌は本人にとって大切なものだ
多くの人に見せるのではなく、胸に秘めておきたいものだろう
だとすれば、歌の道に進むなんて、そんなことは必要ないだろう
蓮「アリスの歌は自由で、あの子の為にあるべきだ。いや、自分自身で、それを選んでた。」
眞「......そうですね。」
蓮(俺も腹括らないとな。アリスが会社を継いだ時のために。)
俺が守れることばかりじゃない
アリス自身が乗り越えなければいけない時が必ず来る
それが怖くて、少し何とかならないかと考えてた
けど、それは無理みたいだ
眞「大丈夫です。アリス様なら。」
蓮「えぇ。俺も、そう思いまず。」
明日香(神谷さんの表情......)
未玲(すごく、嬉しそうに見える。)
俺は今のアリスの家族だ
アリスが進む道は尊重しよう
それで、帰って来た時、暖かく迎え入れればいい
アリス「__蓮さーん!どうでしたかー!」
蓮「あぁ、よかったよ。いい歌だった。」
アリス「っ!///......はい!///」
俺はアリスの頭を撫でた
こんなに小さくて華奢な少女が強くなってる
そんな子が進む道を見守るのは俺の役目だ
......まぁ、あまりにひどい奴がいるとボコボコにしてしまいそうだけど......
未玲(彼女であり妹であり娘、って言われてたっけ。)
明日香(これを見たら、なんとなく分かるかも。)
眞(......いいなぁ。)