覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

16 / 170
二章です!


二章 新しい日々
幕開け


 あの出来事から時が過ぎ、7月になった。

 

「__んー。ふぁ~。眠い。」

 

 俺はいつも通りに目覚めた。

 

「えーっと、朝ごはんは...あ、昨日の残り物ある。」

 

 俺は朝食を食べた。

 

「いやー、平和だなー。

 数日前が嘘みたいだ。」

 

 俺は味噌汁をすすった。

 

 ピンポーン

 

「ん?誰だ?朝から。」

 

 俺は玄関に向かった。

 

「___おはよう、蓮。」

「おっはよ~☆」

 

 俺はドアを閉めた。

 

「ちょ!開けてよー!」

「...いや、なんで俺の家を知ってるんだ。

 おかしいだろ。」

「弦巻さんに聞いたわ。」

「こころに?

 え、あいつも知らないはずだ。」

「...黒服の人。」

「あ...(察し)」

 

 俺は色々と察した。

 俺はドアを開けた。

 

「それで、何しに来た。」

「え?蓮が寝坊してないかなーと思って!」

「そうよ。」

「じゃあ、寝坊してないから大丈夫だな。

 じゃあ、俺はこれで...」

「女子を家の前で放置するの?」

「......」

 

 二人を家に入れた。

________________________

 

「__へぇ!広い家じゃん!」

「まぁ、金は有り余ってるからな。」

「...一人で一軒家って寂しくないの?」

「うーん、考えたことなかったな。」

 

 俺は考えてみた。

 

「...寂しいとかはないな。」

「そう。」

「それで、二人は飯は食ったのか?」

「うん!もう食べたよ!」

「私も済ませたわ。」

「なら、いいか。

 ...じゃあ、俺は着替えてくるからゆっくりしててくれ。」

 

 俺は自室に行った。

________________________

 

「__それにしても、俺の家の場所がばれるって、

 プライバシーも何もないな。まぁ、困ることはないんだが。」

 

 俺は制服を着た。

 

「なんか久しぶりだなーこの制服も。」

 

 俺は久しぶりの制服に不思議な感覚になっていた。

 

「さて、行くかな。」

 

 俺がかばんを持ち、扉を開けると...

 

「...何やってるんだ、お前ら?」

「げ!」

「げ、って、それで何してたんだ?

 こんなとこ何もないだろ?」

「いやー、家の中が気になっちゃってー」

「何もなかっただろ?この辺には空き部屋があるだけだし。」

「そ、そうだねー」

「...蓮の着替えを手伝うと言っていたような。」

「え?」

「ちょ!友希那!」

「...リサ、どういう事だ?

 怒らないから言ってみろ。」

「いやー、蓮が服で窒息しちゃうと思って...」

「いや、どんなに弱いんだよ!?」

「でも、確かに可能性はゼロではないわね。

 流石よリサ。」

「いや、限りなくゼロだよ、俺を何だと思ってるんだ。」

「でも、心配だし...」

「また倒れたら...」

「いや、大丈夫だよ。

 むしろ、女子二人に着替え手伝わせてる状況の方が問題だよ。」

「仕方ないかー。今日は諦めるよ。」

「よし決めた。お前らはもう家に入れない。」

「ちょ!嘘だって!」

「身の危険を感じる冗談はやめろ。全く...」

 

 俺は時間を確認した。

 

「時間だな。行くか。」

「あ、もうこんな時間。」

「そうね、行きましょうか。」

 

 俺たちは外に出た。

________________________

 

「__おはようございます。神谷様。」

「!?なんで黒服の人が?!」

「それは__」

「おはよう!蓮!」

 

 後ろからこころが出てきた。

 

「こころ、何でいる?」

「蓮を迎えに来たのよ!学校まで送るために!」

「いや、流石にリムジンで学校に行こうと思わんだろ。

 常識的に考えて。」

「私は気にしないわ!」

「俺が気にするわ!」

「おはよう、弦巻さん。」

「おっはよー!こころ!」

「あら!友希那にリサじゃない!

 二人も乗って行くかしら?」

「いや、俺は__」

「蓮は強制よ。」

「なんでだよ!」

「もしも、通学中に蓮が事故にあったら大変だわ!」

「いや、あの__」

「乗りなさい!蓮!

 友希那とリサも!」

「いいの?」

「やったー!」

「いや、俺は」

「蓮、乗るわよ。」

「乗ろうね?」

「...はい。」

 

 俺は半ば強引に車に乗った。

________________________

 

「__蓮、何か欲しいものはあるかしら?」

「そうだな、強いて言うならスペースが欲しい。」

 

 今の状況は、右に友希那、左にリサ、膝の上にこころと言う、

 人によってはない居て喜ぶような状況なわけだが

 

「狭いわ!なんでこんなにスペースがあるのに、俺の周りに集まるんだよ!」

「仕方ないじゃない。ここにいたいんだもの。」

「そうだよー蓮ー」

「とてもいいわ!」

「いや、なんでだよ。

 俺の隣、もしくは膝の上なんて、

 何がいいんだ。」

「え!?いや、それは...///」

「蓮だから...///」

「?...聞こえないんだが。

 もう少し大きな声で言ってくれ。」

「~!///れ、蓮の変態!」

「なんで?!」

 

 身に覚えのない罵声を浴びせられた。

 

「...///」

「友希那、顔が赤いぞ?

 どうした?」

「な、なんでもないわ!///」

「?あぁ。」

「とーっても仲良しなのね!

 良い事だわ!」

「...こころは何時になったら降りてくれるんだ?」

「学校に着いたらよ!」

「まぁ、こころは妹みたいなもんだから良いか。」

「!!」

「?どうした?」

「...私は、妹、なの...?」

「い、いや、年下だし、性格的に妹みたいだなーって。」

「私は、恋愛対象に、ならないの...?」

「は?」

「私は蓮に女の子として、見られないの...?///」

「ふぁ?!」

「答えて...///」

「いやーそれは...」

「__到着しました。羽丘です。」

 

 黒服の人がそう言った。

 

「よ、よーし!学校に着いたな!

 楽しみだなー!あはは!」

「...仕方ないわね。」

 

 こころはそう言って膝から降りた。

 

「ありがとうございました。

 黒服の人。」

「いえ、ですが...」

「?」

「こころ様の話を今一度、一考していただけたらと。」

「...まぁ、あくまでみたいなものですよ。

 ほんとにそう思ってるわけじゃないです。」

「そうですか。安心いたしました。」

「いえいえ。」

「それでは、私たちはこれで。」

「はい。」

 

「蓮!さっきの話はあとで聞くわよ!」

「...はいはい。」

 

 そう言って、こころを乗せた車は走って行った。

 

「...ふぅ。」

「蓮。」

「ん?」

「さっきは弦巻さんと楽しそうだったわね。」

「あれを楽しそうと思うなら、

 お前は自分の目の心配をした方がいいぞ。」

「でも、こころって可愛いじゃん?」

「?そうだな。」

「そんな子にさーあんなに接近されて、

 ドキドキしなかったの?」

「そうだな、ある意味したぞ、

 ただしこれを恋と言うなら高所恐怖症の人は高いところに行けば何時でも恋できるがな。」

「...鈍感。」

「なんで?」

 

 またリサに身に覚えのない罵声を浴びせられた。

 

「あ!蓮君!リサちーに友希那ちゃん!」

「日菜じゃないか。珍しい。」

「今日は持ち物検査の日なんだよー」

「持ち物検査?」

「うんー、面倒だよねー」

「じゃあ、俺の荷物のチェックを__」

「あ、蓮君はいいよ!」

「いや、なんでだよ?!」

「私の独断と偏見だよ!」

「だよ!じゃねぇよ!

 他の生徒に示しがつかねぇよ!

 お前、自分の立場分かってんの!?」

「蓮君...!私の心配をしてくれるなんて、

 私、嬉しいよ!」

「いや、それもあるが。

 ...いや、むしろそれしか無かった。」

「仕方ないね。

 断腸の思いで蓮君の持ち物を検査するよ...」

「いや!重いわ!

 どんなに俺の荷物見るのに覚悟がいるんだよ!」

「だって、私は蓮君を信頼してるから...

 蓮君を疑うような真似は...」

「いや、信頼してくれるのは嬉しいぞ。

 でも、仕事はしろ。」

 

 俺は荷物を出した。

 

「えーっと...うん!大丈夫だよ!」

「全く...」

「あ!神谷さん!」

「おう、つぐみ。おはよう。」

「はい!おはようございます!」

「そう言えばつぐみは生徒会だったな。」

 

 俺は日菜の方を見た。

 

「あ、あの、蓮君?あんまり見られると私...///」

「...大変そうだな、つぐみ。頑張れよ。」

「は、はい!」

「ちょっとー!どういう事?!」

「いや、日菜の下につくと思うと、ゾッとして。」

「どういうことー?!」

「あ、皆さんは持ち物検査は済みましたか?」

「あぁ、日菜曰く、断腸の思いだったらしい。

 全く呆れ___」

「え?神谷さん、持ち物検査をやられたんですか?」

「え?」

「日菜先輩!どういう事ですか!」

「いや、俺が聞きたい。」

「だって、蓮君が私の立場的に示しがつかないからって...」

「まさか、日菜先輩を心配して...」

「いや、重い話風に言うのやめて?」

「神谷さんは優しいんですね!」

「いや、おかしいだろ。」

 

 俺は真顔でそう言った。

________________________

 

「いやー!朝から大変だね、蓮!」

「ほんとにだよ。日菜はともかくとして、つぐみまでだぞ?

 なんかの呪いかと疑ったぞ。」

「でも、日菜と羽沢さんの気持ちもわかるわ。

 蓮への信頼を裏切るような真似はしたくないもの。」

「だよね~」

「いや、疑うとかじゃねぇだろ。」

 

 教室に着いた。

 

「__あ、蓮。遅かったね。」

「おはよう!蓮さん!」

「おはようございます!」

「おっはー蓮君ー」

 

 俺はドアを閉めた(本日二回目)

 そして、クラスを確認した。

 間違えてなかった。

 

「__なんで、ここにいんだよ!」

「いや、蓮に会いたかったから。」

「そうかー慕ってくれる後輩がいて嬉しいなー

 ...じゃねぇよ!周りを見ろ!困惑してるじゃねぇか!」

「まぁ!細かいことは気にすんな!」

「細かくねぇよ!むしろ、この空間で一番でかい問題だよ!」

「まぁまぁ!これでも食べて落ち着いてください!」

「あ、コンビニスイーツだ。ありがと。」

「じゃあ、モカちゃんからは、山吹ベーカリーのパンをー」

 

 モカは大きな袋を出した。

 

「多い!嬉しいけど多いよ!

 どんなにあるんだ?!」

「えー...20個ー?」

「...まじだ。」

 

 俺は頭を抱えた。

 

「今日は何だ?家の前にいる同級生に、

 車で迎えに来る後輩、

 持ち物検査を断腸の思いでする生徒会、

 大量のパンをくれる後輩...?」

 

 俺は頭を抱えた。

 

「!れ、蓮!?大丈夫!?」

「そうだな、体は健康なのに頭が痛くなってきたよ。」

「大変!早く座って!」

「ちょ!」

 

 蘭に座らされた。

 

「えっと、まず水分!」

「待て!零れる零れる!」

 

 そして、しばらく時間が経った。

 

「__なんか、ごめん。」

「いや、心配してくれたんだろ?

 なら、いい。」

「そう。蓮は優しいね///」

「いや、普通だろ。」

「やぁ、蓮!」

「薫か。」

「今日も儚い朝だね。

 こんな日に君と会えて嬉しいよ!」

「あ、はい。」

「...反応が薄いね。」

「ここまで色々ありすぎて疲れたんだ。」

「大変そうだね...」

「まぁ、悪い事ではないんだがな。」

「そんな蓮は私という止まり木で羽を休めていきたまえ!」

「はえ...?」

 

 薫は両腕を広げた。

 

「さぁ!」

「さぁ!じゃねぇよ!」

「蓮、抱き着くなら私にしなさい!」

「なんで友希那も?!」

「じゃあ、あこに!」

「いつも間に来たんだ?!」

「さっきだよ!蓮君!」

「そうか、おはよう、あこ。」

「うん!おはよ!」

「だが、抱き着かないからな?

 だから、腕を下ろしなさい。」

「えー!」

 

 あこは渋々腕を下ろした。

 

「じゃあさ、蓮、私にしなよ!」

「蓮、私も、いいよ?」

「いーや!ここは私は行く!

 かかってこい!蓮さん!

 男の戦いをしようぜ!」

「蓮さん、私も空いてますよ!」

「蓮君ー美少女モカちゃんもいるよー」

「そもそも抱き着かねぇよ!

 あと、巴、お前は女だろ!」

「あ!そうだった!」

「あと、モカは自分でそれ言うのかよ!

 まぁ、認めてはやる!」

「おーありがとー蓮君ー」

「はぁ...どうしたんだ、今日は...」

「それはね、蓮。」

 

 友希那が話し出した。

 

「あなたが倒れた時、私たちはとても不安になったわ。」

「...まぁ、あの時は悪かった。」

「いいえ、蓮が倒れたのは私たちのせいよ。

 だから__」

「ん?」

「私たちは蓮に恩返しをするわ!」

「え?」

「つまり、そういう事さ...」

「どういう事...?」

 

 こうして、俺の新しい日常が始まった。

 色々不安な点があるがな。

 

 

 

 

 




感想などお願いします!

一章のタイトルは感想で頂いたものを使わせてもらいました!
出してほしいキャラなどのリクエストもあれば是非!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。