最近は色々あって、時間の感覚がおかしくなってたけど、世間はもう10月に入る
なんだかんだで大学もちゃんと出席してるし
彼女たちとも平穏に過ごせてる
いやぁ、平和っていいなぁ
こころ「れーん!」
はぐみ「おかえりー!」
蓮「おー、ただいまー。って、何してるんだ?」
大学が終わって家に帰ると、ハロハピのメンバーが掃き掃除をしてた
珍しいな
ここの敷地馬鹿広いから、いつもは眞以外のメイドさん達がやってるのに
薫「秋も深まって来たから、火を灯し、甘い一時を過ごそうと__」
蓮「あぁ、焼き芋しおうとしてたんだな。」
美咲「いや、理解するの早。」
はぐみ「蓮君先輩すごーい!」
まぁ、状況見て考えただけなんだけど
流石の俺でも触れないと相手の思考なんか読めない
......やっぱり、あいつらって超能力者なのか?
花音「折角だから、蓮君も食べていく?」
蓮「いいのか?」
こころ「もちろんよ!蓮がいると焼き芋がもっと美味しくなるわ!」
蓮「じゃあ、お言葉に甘えようかな。」
そう言って、みんなの方に歩く
改めて、ここの庭広すぎるよなー
よく掃除したな
花音「はい、ここ座って?」
蓮「手伝うぞ?」
美咲「いいよ。あたし達は蓮さんにご飯作るの好きだから。」
良い彼女だな
いや、この場合、俺がダメ人間じゃね?
今の時代的に......
はぐみ「みーくん早く火つけよ!」
美咲「はいはーい。」
美咲は落ち葉が集まってるところに近づき、チャッカマンで火をつけた
そして、少しずつ炎が大きくなっていって
アルミホイルで包まれたさつまいもが炎の中に入れられた
はぐみ「わー!どのくらいで焼けるの?」
美咲「まぁ、20分くらい焼いて、2分くらい冷まして完成かな。」
薫「美咲は頼もしいね。」
美咲「まぁ、こういうのって楽しいですから。あと、蓮さんに自分で作ったものを食べてもらうの嬉しいですから。」
花音「美咲ちゃんは良い奥さんになりそうだね。」
美咲はほんとにいい子だ
その上、超かわいい
なんて完璧な女の子なんだ
こころ「蓮、すごい顔してるわよ?」
蓮「美咲が可愛くてつい。」
美咲「聞こえてるよ......///まったく///」
美咲は顔を赤くしながら、さつまいもをこまめに動かしてる
焚火の匂いが良い感じだ
なんか、秋って感じがする
美咲「ほら、はぐみはあっちで蓮さんに遊んでもらって。」
はぐみ「うん!蓮君先ぱーい!」
蓮「おー、どうした。」
はぐみ「キャッチボールしよー!」
蓮「いいぞー。」
こころ「あら、蓮を譲らないといけないわね。」
俺はゆっくり立ち上がり、はぐみの方に歩いた
そして、グローブとボールを出し
軽く準備運動をした
美咲「こっちに来ないように気を付けてねー。」
蓮「分かってる。」
薫「頑張るんだよ、蓮。」
花音「無茶したダメだよ?」
蓮「そんな心配されることある?」
はぐみ「いくよー!」
はぐみはそう言って勢いよくボールを投げた
そのボールは低い弾道で、綺麗の胸元に来てる
それをグローブでキャッチすると、パンっと気持ちのいい音がした
蓮「おぉ、ナイスボール。」
はぐみ「蓮君先輩もー!」
蓮「おーう。いくぞー。」
俺もはぐみの方に向かってボールを投げた
流石にはぐみと比べると軌道は山なりだけど
まぁ、素人にしては上出来だろ
はぐみ「ナイスボール!蓮君先輩すごい!」
蓮「はぐみに比べると普通だけどな。」
薫「蓮は運動は苦手ではないんだったかな。」
美咲「基本的には苦手ですよ。でも、努力して、何とか出来るようになったって。」
花音「私たちを守れるようにってトレーニングしてたもんね。」
こころ「本当に、かっこいい旦那様ね。」
それからしばらく、俺ははぐみをキャッチボールをした
あんまり動かないけど、ジンワリと体が温まる
そうしてると、美咲がこっちに声をかけて来た
美咲「__2人とも、焼き芋できたよー。」
蓮「おぉ。」
はぐみ「わーい!焼き芋ー!」
はぐみは大喜びで美咲の方に走っていく
俺も歩いて行って、焚火の前に来た
美咲「ちゃんと冷めてると思うけど、気と付けてね。」
蓮「おう。」
俺は美咲から焼き芋を受け取って、さっき座ってた場所に座った
すると、すぐにこころが俺の横に座って来た
こころ「一緒に食べましょ?」
蓮「おう。」
俺とこころはさつまいもに付いてる新聞紙とアルミホイルをはがし
そして、中身に口をつけた
ほくほくで、熱くて、スイーツみたいに甘い
これ、美咲が焼いてくれたのもあってうまさ100倍だ
蓮「美味い。」
こころ「そうね!あ、蓮!食べさせあいっこしましょ!」
蓮「あぁ、いいぞ。」
こころ「じゃあ、あーん!」
こころは笑顔で焼き芋を差し出してくる
俺はそれに口をつける
これは、美咲とこころ2人分の加算がされてる
自分のより美味く感じる
こころ「蓮のもちょうだい!」
蓮「おぉ。あーん。」
こころ「あーん!」
俺も焼き芋を差し出すと、こころは嬉しそうに食べる
この小動物感
今すぐ抱きしめたくなるが、流石に焼き芋落としそうだからやめておこう
こころ「美味しいわ!」
蓮「そうだな。」
こころはさっきよりも嬉しそうにしてる
広い庭で彼女と並んで焼き芋を食べる
こういうのなんだよ
こののんびりした感じ
トラブルとかまぁ、程々でいいんだよな
蓮「こういうのんびりした日常を過ごすのが理想なんだよな。」
こころ「そうね。こういうのも楽しいわね。」
この生活を維持するためにちゃんとしないとな
そのためには......
こころ「蓮の理想を守るために必要なものは理解しているわ。」
蓮「だよな。」
こころ「だから、改めて言っておくわ。」
蓮「?」
こころは俺の耳元に口元を近づける
ふわっとシャンプーか何かの匂いがして、吐息も近くに聞こえる
それに、こころの顔も少し赤らんでいて、いつもの天真爛漫な雰囲気は鳴りを潜めてる
こころ「あたしと赤ちゃんを作りましょう?♡」
蓮「!」
こころは色っぽい声でそう言った
その声に心臓が跳ねあがる
そして、こころの吐息が少しずつ、激しくなっていく
こころ「蓮はもっと、ワガママになってもいいのよ?♡あたし達は全部、受け入れるから♡」
蓮「それは......」
こころ「自分の心に問いかけてみて?♡冷静な判断も大切だけれど、蓮が誰と子作りをしたいかだって、大切な判断基準よ?♡」
蓮「......」
こころは強いな
俺が迷って目を逸らしてることに真っ向から向かって行ってる
真似できる気がしない
蓮「......ほんとにいいのか?」
こころ「いいのよ♡あたし達は蓮と一緒にいる未来が一番大切だもの♡」
蓮「......じゃあ、まずはこころ。」
こころ「えぇ♡」
心当たりがないわけじゃない
けど、本当にそれでいいのかと思ってた
だから、話そう
こころが言ってた部分を考慮して、俺が選んだ子に
蓮「これ食べ終わったら、話してくる。」
こころ「えぇ、行ってらっしゃい♡待ってるわよ、蓮♡」
蓮「あぁ。」
俺は焼き芋を頬張り、すぐに食べ終えた
そして、ハロハピの皆に挨拶をして
急いで家の中に入った