覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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デート

 学祭に行ってから、みんな勉強にやる気を出してる

 

 この調子なら、何とかなるだろう

 

 俺はあんまり役に立ってないけど、そこは都合よく目を瞑らせてもらおう

 

蓮(さて、どこにするかな~。)

一誠「なに悩んでるの~?」

蓮「メイドさんとのデート予定を確認中だ。」

昴「おぉ~ええなぁ~。」

 

 まぁ、一応の確認だ

 

 予定自体はずっと考えてたし

 

 てか、ガチガチにしすぎても疲れるから、軽く決めてるだけだし

 

リサ「いいなぁ~、あたしも行きたいな~。」

蓮「また今度な。スイーツでも食べに行くか?」

リサ「いいね~!良さそうなとこ調べとくよ!」

蓮「サンキュー。」

 

勇人「良い彼女さんだな。」

雄馬「そうだな。」

一誠「デートの行き先考えるの丸投げって、結構いるからね~。」

昴「提案してくれるのは助かるよな~。」

 

 準備は概ね出来てる

 

 後は当日、何も起きないことを祈るだけだ

 

 俺の不運が発動しないように

__________________

 

 “眞”

 

 今日は一般的にはいたって普通の平日

 

 ご主人様も奥様方も学校に行き、家には使用人だけがいる

 

 私もいつも通りメイドとしての職務を全う__

 

眞(蓮とデート蓮とデート蓮とデート♡)

 

 出来るわけもなく、今にも踊りだしてしまいそうです

 

 明日はそう、ご主人様とのデート

 

 楽しみで楽しみで仕事ができません

 

眞(早く、明日になって欲しい///でも、今日のご主人様はご主人様で、それを楽しむのも......///)

 

 我ながら、重い女だと思います

 

 一日の内30時間はご主人様のことを考えてますし

 

 部屋に入った時は必ずベッドの匂いを嗅ぎますし

 

 ご主人様のすべてを愛してやまないですし

 

眞(早く会いたい早く会いたい早く会いたい)

 

 明日は念願の2人きりでのデート

 

 しっかり、気合いを入れて準備をしないと

 

 ご主人様にがっかりされたら、生きていけません

__________________

 

 日が落ちて来て、少し暗くなっています

 

 そんな時間に私は家の前にいます

 

 そう、今日はご主人様......蓮とのデートです

 

 楽しみすぎて落ち着きません

 

蓮「__おっ、早いな、眞。」

眞「ご主__蓮......!」

蓮「お待たせ。」

 

 しばらく待っていると、蓮が家から出てきました

 

 いつもよりもオシャレで、かっこいい

 

 昔は可愛かったのに、今はこんなにかっこよくなって

 

 なんだかすごく変な気分になる

 

蓮「うん、今日は特に綺麗だな、眞。」

眞「!///......あ、ありがとう、ございます///」

 

 嬉しい

 

 蓮にこんなに褒めてもらえるなんて

 

 気合い入れた甲斐がありました

 

蓮「行こうか。」

眞「はい......///」

 

 蓮はそう言うと私の手を握り、ゆっくり歩きだしました

 

 昔と違って、大きな男の人らしい手

 

 正直、もうこの時点で胸がいっぱいですが

 

 デートはこれから

 

 私の心臓、持ちますかね......

__________________

 

 ゆっくり歩きながら、昔の話をして

 

 そうしているうちに、目的地に到着しました

 

 そこは、会食等でよく利用されるような高級ホテルの中にあるレストラン

 

 こういう場所に来るのは初めてではないですが、客として来るのは初めてです

 

蓮「どうだ?眞。」

眞「非常に参考になります。こういう下処理の仕方や味付けがあるんだと。ソースもどんな配合をしてるのか......」

蓮「職業病すぎない?」

 

 蓮は驚いたようにそう言います

 

 まぁ、恐らくそんなのでしょう

 

 今後のお料理に活かせそうだとすぐに分析を始めてしまいましたし

 

蓮「まっ、そこまで頑張ってるから、眞の料理は美味しいんだろうな。」

眞「......///(嬉しい///)」

蓮「でも、偶には頑張らないでいてほしいなーって、思ってたり。」

 

 蓮はニコっと笑みを浮かべながらそう言います

 

 無理して頑張ってるわけではない

 

 それを分かったうえで言ってるのは分かります

 

 きっと、蓮も同じですから

 

眞「自分の方が頑張ってるくせに。」

蓮「俺は良いの。」

眞「自分勝手な彼氏ですね。」

蓮「俺は皆の彼氏だからな。その分、頑張らないといけないんだよ。」

 

 普段は私たちのことを尊重してくれるのに、ここは頑なに譲らない

 

 頑固と言うかなんというか

 

蓮「それに、俺たちの子どもが生まれた時、少しでもかっこいい姿見せたいから。」

眞「っ///」

蓮「だから、勝手に体が動くんだ。」

 

 子ども......

 

 もうすぐ訪れるであろう、未来の話

 

 そう、もうすぐで、蓮と......

 

眞「......頑張ってる姿も素敵だけど、お父さんの元気な姿の方が、教育にいいと思いますよ///きっと///」

蓮「確かに。」

眞「でも、蓮の体調はきっちり管理します///だから、大丈夫です///」

蓮「ははは、それは頼もしい。」

 

 私たちにとって、子どもを授かることは特別な意味を持つはずです

 

 でも、きっと、幸せになれる

 

 私たちは親の愛がどれだけ大切なものか、よく知っていますから

 

蓮「さ、そろそろデザートだ。コーヒーは飲むか?」

眞「いただきます。」

蓮「あぁ。頼んでおくよ。」

 

 それから、私たちはコーヒーとデザートをいただきました

 

 どれも超一流の仕事をしていたコース

 

 お料理とは奥が深いものだと思いました

 

 でも、それより、蓮と一緒にいられることの方が幸せで

 

 お料理のおいしさは食べる環境にもよる......と言うことがよくわかりました

 

蓮「__よし、じゃあ、次行くか。」

眞「次はどこに?」

蓮「景色の綺麗な場所、かな。」

眞「?」

 

 蓮はそう言うと、カードで支払いを済ませ

 

 私の手を握り、お店を出ました

 

 次は景色の綺麗な場所......

 

 蓮といれば、どこでも最高の景色なのですが......

 

 

 

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