朝5時のまだ薄暗い町を眞と歩く
今日も休みでいいのに、俺の身の回りのことをこれ以上他のメイドに任せたくないと言うので早めに帰ってる
なんていうか、愛されてるなー
蓮「そんなに急がなくてもいいだろー。」
眞「蓮のお世話は私の仕事です。1日以上他に任せると精神に異常をきたします。」
蓮「そんなに?」
それは大丈夫なのか?
なんだかんだで頼り切ってる俺が言えたことじゃないけど
まぁ、追々なんとかするか
蓮「まぁ、眞が幸せならいいけど、少しは気を付けてくれよ。」
眞「気を付ける?」
蓮「これから、1人の体じゃなくなるんだから。あんまり無理はしないでくれよ、ってこと。」
眞「!///」
そう言うと、眞は顔を真っ赤にする
最近、敬語使ってるときも表情変わりやすくなってるし
メイドの時と素の時の境界線なくなりかけてそうだな
俺としてはいいんだけど
眞「承知してます......///大切な、蓮との子どもですから......///」
蓮「なら、いいよ。もう少し、ゆっくり帰ろう。」
眞「///」
俺はそう言いながら、眞の手を握った
小さくて、可愛らしい手だ
こんな小さいのに、あんなに頑張って、メイドになって、今は恋人になった
そう思うと、もっと大切しないとって思う
眞「......はい///」
眞は小さく頷くと、歩くペースを少し遅めた
こういう風に2人で歩くのもいいな
落ち着いたら、2人で散歩に行ったりするのもいいかもしれない
__________________
“リサ”
えー只今、季節は過ぎて12月に突入しました
年末もうっすら見えてきたころ
あたし達は蓮の話を聞いて驚愕してる
なんと、メイドさんが妊娠したというのだ
それだけじゃなくて、日本に一夫多妻が採用されて
その条件が5人の子どもを作る事
そして、その5人ももう決まってるってこと
なんかもう、頭がいっぱいいっぱいだ
リサ「そ、そんなことになってたんだ......」
蓮「黙ってて悪かったな。皆に不安を与えないようにタイミングを見計らってたんだ。」
友希那「別にいいけれど、なぜ私じゃダメだったのかしら。」
燐子「多分、大学に入学したばかりからだと......」
あこ「あこもまだ2年生だしねー。」
紗夜「色々考えたのでしょう。」
蓮「まぁ。」
まぁ、納得だね
蓮からすれば、出来るだけあたし達の人生を優先して
出来る限りそう望んでる子......で選んだと思う
でもそうなると......
美咲「なるほど、そう言う事か。」
はぐみ「いいな~!」
花音「私たちはもう少し我慢だね。」
こころ「アリスも一緒なのね!一緒に赤ちゃんを育てましょうね!」
アリス「はい!」
アリスは結構、意外だったかな
まっ、ちょっとは蓮のワガママも入ったんだろうなって予想は付くけど
これは良い傾向かな
香澄「有咲おめでとー!」
たえ「ここに赤ちゃんいるの?」
有咲「まだいねーよ!」
りみ「よかったね......!」
沙綾「蓮先輩のお嫁さん同率一番乗りじゃん。」
ひまり「なんで黙ってたのー!」
蘭「羨ましい。」
モカ「あはは~すみませんな~。」
巴「まっ、いいじゃないか!あたしらにとっちゃ良いことだ!」
つぐみ「そうだね!私たちはもう少し後でもいいし!」
皆も納得してる
蓮が選んだし
ますき「蓮も思い切ったな~。」
レイ「あの時の進路調査ってこのためだったんだ。」
蓮「まぁな。」
パレオ「私でも良かったんですよ~!」
チュチュ「蓮がすごい目で見られるわよ。」
六花「流石にお二人は......(年齢的に......)」
イヴ「私ももしかしたら......」
千聖「お仕事に専念するし、イヴちゃんのことを考えてのことでしょうね。」
彩「そうそう!もう少し待ってよう?」
麻弥「この先、何年も一緒ですしねー。」
日菜「あたしは蓮君が欲しいって思ってくれた時でいいや~。」
ましろ「もう1年早く生まれてれば......」
透子「おっしー!」
つくし「私はもう少しあとでもいいかな。」
瑠唯「神谷さんと普通の恋人としての時間を楽しむのもいいわ。」
七深「まだ子ども育てるイメージ湧かないしね~。」
未玲「なんか、すごいことになってる!?」
明日香「法を変えるようなことをしてるって......スケール大きすぎて頭おかしくなりそう。」
意見はそれぞれあるけど、概ね問題なさそう
むしろ、ちょっとテンション上がってるね
子どもどうこうって言うより、一夫多妻の方かな
蓮「それなんだが、これから眞も今までみたいには動けないし、他の4人も苦労することがあると思う。その時に手を貸してやって欲しい。」
リサ「うん!任せといて!」
千聖「私たちもいつかお世話になることもあるでしょうし。」
友希那「出来る限りのことはするわ。そうよね、みんな。」
彼女たち「はい!(うん!)」
こころ「心強いわ!」
モカ「お世話になりま~す。」
アリス「あ、よ、よろしくお願いします。」
有咲「よ、よろしくお願いします。(す、すげぇことになってる。)」
眞「本来ではお世話をするべき立場ですが......よろしくお願いいたします。」
なんていうか、面白くなってきたね
蓮がこのタイミングでこれを言ってくるってことは、そろそろ始めるつもりってこと
これは、結構、忙しくなりそうだな~
蓮「俺が主体でやるって言うのはそうなんだけど、どうしてもって時があるだろうから。皆がいてくれると安心だ。」
リサ「まっ、あたし達に任せてよ!それより、蓮はやるべきことに集中して。あたし達、本気で期待してるよ?」
蓮「あぁ、分かってる。その時が来たら......」
蓮はそう言いながら、小さく微笑んだ
多分、あたし達の求める未来がもうすぐそこに来てる
それの為に、しばらくは頑張らないと
蓮ばかりの負担にはしたくないからね