蓮「__この、歌声は...?」
アリス「だ、誰ですか!?...って、神谷さん...?」
蓮「盗み聞きして悪いな。」
アリス「い、いえ、大丈夫です。ですが、なぜここに...?」
蓮「いや、ある奴に呼ばれて__」
美咲「__蓮さん、いるの?」
アリス「奥沢さん?」
美咲「あれ?アリス?」
蓮「知り合いなのか?」
アリス「えっと、同じクラスで、お友達なんです。」
美咲「うん、そうだよ。」
蓮「なるほどな。...って、なんで美咲はここが分かったんだ?」
美咲「さっき羽丘の制服着た人が音楽室の方行ったって聞いたから。」
蓮「あー、歌声に釣られてな。」
美咲「歌声...あ、アリスか。」
蓮「そう言えば、アリスは何者なんだ?」
アリス「え?」
蓮「あの歌声は普通じゃない。
次元が違う。」
アリス「あの、それは...」
美咲「アリスは歌姫だよ。」
蓮「歌姫?」
美咲「聞いたこと無いの?」
蓮「いや、歌を聞くようになったのが最近でな。」
美咲「これだよ。」
美咲は携帯画面を見せてきた。
蓮「えっと、奇跡の歌声、天声の歌姫?」
美咲「こういう事。」
アリス「それは言い過ぎなんですが...」
蓮「いや、確かにここまで言われるのも納得した。」
俺は考えた。
蓮「なぁ、美咲。」
美咲「どうしたの?」
蓮「アリスの歌ってネットに上がってたりするのか?」
美咲「あるよ。はい。」
美咲はイヤフォンを差し出した。
蓮「さんきゅ。」
俺は歌を聞いた。
蓮「(__やっぱり。)」
歌を聞き終わった。
美咲「どうしたの?蓮さん?」
蓮「アリス。」
アリス「は、はい?」
蓮「この歌はどんな気持ちで歌ったんだ?」
アリス「気持ち...?」
蓮「俺はさっきお前の歌を聞いた、それは凄いと思った。
だが、この歌はどこかおかしい。」
アリス「!」
蓮「お前はこの歌を望んだのか?」
アリス「__!」
美咲「アリス!」
アリスは走って音楽室を出た。
蓮「...」
美咲「蓮さん...」
蓮「...悪い、今日は帰るよ。」
美咲「ちょ!蓮さん!?」
俺は羽丘を出た。
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家に帰ってきた。
リサ「__あ!おかえり~蓮!」
蓮「あぁ。」
リサ「...何かあった?」
蓮「...別に何もない。」
リサ「嘘。だって怖い顔してるもん。」
蓮「...」
リサ「無理には聞かないけどさ、抱え込んだら駄目だよ?」
蓮「...あぁ。」
俺は部屋に行った。
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蓮「(...何があるって言うんだ。
あまりに違う歌声、父親からの追手、
そして、あの表情...)」
俺は考えた。
蓮「(親子間でのいざこざ?
でも、それじゃあ歌に何の関係が?
そもそも、歌と親子関係は別問題なのか?)」
蓮「__分かんね。」
時間は過ぎていった。
リサ『れーん!ご飯だよー!』
蓮「あぁ、今行く。」
俺はリビングに降りた。
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友希那「来たわね、蓮。」
蓮「あれ?皆も来てたのか。」
紗夜「はい。皆でご飯を食べたいと。」
蓮「そうか。」
俺は席に座った。
あこ「じゃあ!いただきまーす!」
夕飯を食べ始めた。
燐子「美味しい...です。」
友希那「そうね。流石リサだわ。」
リサ「普通だよ~?」
紗夜「私も、もっと練習しないと。」
あこ「リサ姉すごい!」
蓮「そうだな。」
俺は夕飯を食べ進めた。
紗夜「あの、神谷さん?」
蓮「なんだ。」
紗夜「先ほどから気分がすぐれないようですが、どうしましたか?」
蓮「なんでもない。」
友希那「いや、何かあるわね。」
蓮「...なぜそう思う?」
友希那「いつもとあまりにも違うもの誰だって気付くわ。」
ロゼリアの皆は俺を見てる。
蓮「皆に話すことじゃない。
...少し出てくる。」
紗夜「神谷さん!」
俺は家を出た。
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俺は公園に来た。
蓮「分からない。俺はどうしたらいい。正解は何だ?」
俺は考える。
蓮「あれはただ事じゃない。何が起きてる?
...ん?」
雨が降ってきた。
蓮「やっべ、どこか...あ。」
俺は雨宿りできる場所を見つけた。
蓮「__ふぅ、急に降ってきたな。」
向こうから人が走ってきた。
蓮「(あの人も急な雨か大変だな。)」
そんな事を思っていると。
その人は俺に向かって走ってきた。
蓮「な!(刃物!?やばい、逃げれな__)」
刃物は深々と俺に刺さった。
蓮「っ...!!!」
???「...君には大人しくしてもらう。
その包丁は前の分だ。」
蓮「な...んだと...?」
???「覚えてないか?」
フードを取った。
蓮「!お、お前は...!」
???「昨日ぶりだな。
俺は関剛三。愛染アリスを追うものだ。」
蓮「なぜ、アリスを追う...!」
関「愛染アリスは必要なのだよ。
あの方に。」
蓮「あの、方だと...?」
関「おっと、話過ぎた。
私はここで退散するとしよう。」
蓮「!ま、待て...!__っ!」
俺は倒れた。
蓮「(クソ、血を流し過ぎた。
身体に力が入らねぇ、あと、い、しきも__)」
俺の意識はそこで途絶えた。
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