蓮「__ん......?」
とある深夜、俺は不思議な感覚に襲われ目を覚ました。
蓮(なんだ?重い......じゃない、なにかいる?)
パレオ「__おはようございます。蓮さん♪」
蓮「......パレオ?」
パレオ「はい♪」
不思議な感覚の正体はパレオだった。
パレオは嬉しそうな顔で俺の上に乗ってる。
月の明かりに照らされた彼女はすごく綺麗だ。でも。
蓮「取り合えず、降りてくれないか?」
パレオ「あ、申し訳ありません。」
そう言ってパレオは俺の上から降りた。
俺はすぐに電気をつけ、ベッドに座った。
蓮「__さて、パレオ。」
パレオ「はい?」
蓮「この際、俺の家を知ってた事はいい。でも、なんで俺の上に乗ってた?」
パレオ「えーっと、眠っていたので?」
蓮「いや、普通に起こしてくれてよかったんだが。」
俺はため息をつきながら、立ち上がった。
蓮「まぁ、何か飲み物でもだすよ。」
パレオ「あ、お構いなく~」
蓮「俺も飲むからついでだ。」
パレオ「そういう事でしたら~」
俺たちはリビングに向かった。
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俺はリビングに来ると、冷蔵庫から飲み物を出した。
蓮「__パレオ、何を飲みたい?」
パレオ「うーん、水でしょうか?」
蓮「水?そんなのでいいのか?」
パレオ「はい!」
パレオがあんまりにもいい笑顔でそう言うので俺は水を入れて、パレオに出した。
パレオ「ありがとうございます!」
蓮「おう。」
俺は麦茶をパレオは水を飲んだ。
蓮「そう言えば、チュチュはどうしたんだ?」
パレオ「チュチュ様は自室でお眠りになっています!」
蓮「まぁ、普通ならそうだろうな。」
時計を見てみると夜中の一時、普通なら寝てる時間だ。
でも、じゃあ、なんでパレオはここに?
蓮「......咎。」
俺は咎を発動させた。
今回のパレオには不審な点がある。
まず、なんでここに入れたか、RASは俺の家の鍵を持ってない。
そして、チュチュの放置。パレオの性格ならチュチュを放置するなんてありえない。
パレオ「どうしました?蓮さん?」
蓮「ここに何をしに来た?今日のお前はおかしいぞ。」
俺はパレオの挙動を観察した。
おかしな挙動はない。いつもと同じだ。
蓮「言っておくが、今の俺の目からは__」
パレオ「やはり、素晴らしいです......!///」
蓮「__は?」
俺が問い詰めようとすると、パレオは恍惚とした表情を浮かべその発言をした。
俺はそのパレオを理解できなかった。
パレオ「あのライブの時もそうでした。その真っ赤な目......///」
パレオはそう言いながら俺の膝の上に座った。
蓮「お、おい、パレオ?」
パレオ「まるで吸い込まれてしまいそうな深い赤色の瞳......///」
蓮「な、何言ってる?」
パレオ「......取り乱しました。」
パレオは俺から離れた。
パレオ「申し訳ありません。本当の事を話します。」
蓮「?」
パレオ「今日は蓮さんにお礼を言いたくて来たんです。」
蓮「礼?」
パレオ「......チュチュ様を認めてくれて、ありがとうございました。」
パレオは静かな声でそう言った。
パレオ「あの時、チュチュ様の心は深く傷ついていました。ですが、蓮さんが助けてくれて、とても助かりました。」
蓮「いや、あれは俺がむかついてだな。」
パレオ「それでも、チュチュ様は救われましたよ。」
蓮「......そうか。」
パレオ「それで、先ほどのお話なのですが///」
蓮「ん?」
パレオ「パレオはチュチュ様を救ってくれた時の蓮さんを見入ってしまいました///」
蓮「へ?」
パレオは恍惚とした表情をまた浮かべ、こっちに近づいてきた。
パレオ「これはおそらく、恋情......恋です///」
蓮「は、はい?」
パレオ「ご確認ください///」
蓮「は?確認?どうやって?」
パレオ「こう、です///」
パレオは俺の手を胸元に持っていった。
手にはやわらかい感触がある。
蓮「ぱ、パレオ!?」
パレオ「......聞いてください///」
蓮「聞く?」
俺は少し落ち着きを取り戻すと、パレオの心音が伝わってきた。
まるで運動をした後のように大きな鼓動を感じる。
パレオ「お分かりいただけましたか?///」
蓮「......あぁ。」
パレオは俺の手を放した。
パレオ「これが、パレオの気持ちです///」
蓮「......そうか。」
パレオ「蓮さん、愛しています///」
パレオはそう言った。
俺は驚きを隠せなかった。
パレオに出会ってから日も浅い、そんな子に告白されてるんだから。
パレオ「__それでは、今日はもう帰ります!」
蓮「え?」
パレオ「蓮さんはすぐに返事が出来る人ではないでしょうし、急かすこともないですから!」
蓮「......正解だ。」
俺がそう答えるとパレオは俺にまた近づいてきた。
パレオ「......パレオはどんな愛でも受け入れますよ?たとえ、数あるうちの一つでも、です。蓮さん♡」
まるで、蛇が首に巻きついて来てる感覚。
中学生とは思えない。
パレオ「それでは♪」
そう言ってパレオは家を出ていった。
俺はそこで意識が途切れた。
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