友希那「今回出番のない私よ。」
蓮「まぁ、これから新しい章なわけだが。」
友希那「そうね、これから色々とありそうね。」
蓮「あぁ、疲れそうだなぁ。」
友希那「そうね。」
蓮、友希那「......(何話そう(かしら)」
蓮「......友希那、やることは分かるな?」
友希那「......えぇ。」
蓮、友希那「本編開始。」
崩壊
病院の一室。
機械的な音が心臓の音に合わせて一定間隔で刻まれる。
包帯からは血がにじんでおり、怪我の痛々しさが伝わってくる。
蘭「つぐみ、何があったの?」
横では、つぐみの連絡を受けすぐに駆け付けたアフターグロウメンバーがいる。
モカ「蘭ー。つぐだって混乱してるんだからー。」
ひまり「蓮さんの横で気絶してたらしいけど、大丈夫?つぐ?」
巴「そうだぞ。ゆっくりでいい。」
つぐみ「う、うん。落ち着いた。」
あの出来事からすぐ、蓮とつぐみは病院に運ばれた。
つぐみはパニックで蓮は......
蘭(多分、蓮は能力を使ってギリギリで致命傷は避けてる。でも、それでもこの怪我......)
モカ「でも、奇跡だよー。」
巴「あぁ、この怪我だけど。骨折はない、出血はひどいが。」
ひまり「うん。」
つぐみ「でも、あの時の子供は......」
蘭「子供?」
バン!!!
突然、勢いよく病室の扉が開いた。
おばさん「おい!クソ男!」
アフターグロウ「!?」
おばさん「おい!あの男はどこだ!」
ひまり「ちょっと、あなたは誰ですか?」
巴「後、病院内だ。」
おばさん「うるさい!あの男を出せ!」
モカ「さっきからあの男あの男ってー、誰のこと言ってるんですかー?」
おばさん「さっきここに運ばれただろ!出せ!」
巴「さきに何しに来たか話せ。押しかけてるのはそっちだ。」
おばさん「うちの子供を車で轢かせて金をむしるつもりだったのに、あの男が邪魔して私がもらうはずの金がない!だから、受け取りに来た!」
モカ「......うわー。」
おばさんはそんな事を叫んだ。
おばさん「あの男はそこか、起きろ!」
巴「やめろ!」
おばさん「うるさい!どけ!」
蘭「いい加減にして!」
ひまり「そうだよ!そもそも、子供轢かせるって何!?最低!」
つぐみ「ひ、人とは思えない......」
おばさん「自分で生んだんだからいいんだよ!外野は黙れ!」
もう、こいつは駄目だ。
チュチュ「__ナンセンスね。」
蘭「だ、誰?」
チュチュ「こんばんは。私達はRAISE A SUILEN。蓮の良き友人よ。」
モカ「あ、聞いたことあるー。」
チュチュ「それで、そこのばばぁ。」
おばさん「口の悪いガキね!」
チュチュ「あなた、はっきり言ってクズね。自分の子供を金稼ぎの道具にするなんてナンセンス。信じられない。」
おばさん「うるさい!黙れ!誰が何といおうとそこのクズ男が全部悪いんだ!」
チュチュ「また__って、止まりなさい、パレオ。」
おばさん「__!!」
パレオ「......はい。」
パレオはおばさんの首に手を伸ばしていた。
一歩遅ければ、パレオは......
レイ「落ち着いて、パレオ。」
ますき「ぶっ飛ばしてやりやい気持ちは分かるが、ここは病院だ。」
パレオ「じゃあ、外なら......いつでも。」
おばさん「!?」
殺す、パレオの目はそう訴えている。
光がない、相手を凍り付かせるような目だ。
おばさん「な、何よ、私も生活のために。」
パレオ「あらぁ、あの世なら全部タダですよぉ♪今すぐ外に出てください、送ってさしあげます♪」
チュチュ「やめておきなさい。手を出せばパレオ、あなたもあれと同レベルよ。」
六花「そ、そうですよ。パレオちゃん。」
パレオ「......さっさと消え失せてください。私の気が変わる前に。」
おばさん「だ、誰が......」
パレオ「通告は、しました。この先何が起きても、私は何一切、保証しませんよ?」
おばさん「くっ......」
おばさんは病室を出て行った。
それと同時にパレオをベッド上の蓮に近づいた。
パレオ「なんて痛々しいお姿......。この無数の傷をすべてパレオが引き受けられれば......、この綺麗な血も肌もなにもかも守れると言うのに。」
蘭「......この子もこの子でやばい。」
ひまり「分かる。」
チュチュ「突然、申し訳ないわ。でも、蓮との連絡が付かなくて探してたら偶々、救急車に運ばれるのを見つけたの。」
巴「いや、それはいいんだ。それよりも、さっきはありがとな。」
チュチュ「やったのはパレオよ。あの子、珍しく落ち着いていなかったわ。」
モカ「あれはやばいねー。鬼気迫ってたー。」
ひまり(じゃあ、あの子も蓮さんを?)
パレオに続いて、ますき、レイ、六花の三人も蓮に近づいた。
レイ「大丈夫?蓮?」
六花「わっ、痛そう......」
ますき「男、見せたんだな。蓮。」
パレオ「!__蓮さんの目が!」
全員「!」
蓮の目が少し開いて来てる。
もうすぐ目を覚ますと言う事だ。
その場全員が蓮に駆け寄った。
蘭「蓮!」
モカ「大丈夫ー、蓮君ー。」
ひまり「蓮さん!?」
巴「気合いだ!蓮さん!」
つぐみ「れ、蓮さん......」
蓮「......んっ、ここは......」
蓮は目を覚ました。
しかし、様子がおかしい。
蘭「蓮、どうしたの?」
蓮「?」
ひまり「大丈夫ですか?」
巴「痛いか?」
蓮「?」
モカ「お腹すいたー?パンあるよー?」
つぐみ「のど、渇いてますか?」
蓮「?」
蓮は周りを見回してる。
変な行動だ。
チュチュ「起きたわね。流石ね、蓮。」
ますき「大丈夫か?事故の後だし混乱してたりしないか?」
レイ「どうしたの?何か探してるの?」
六花「あ、お見舞いのフルーツです!」
パレオ「蓮さーん!あなたのパレオが来ましたよー!」
蓮「えっと......」
次の瞬間、蓮が発したのは信じられない言葉だった。
蓮「あなた達は誰で、蓮と言うのは僕の事ですか?」
全員「え?」
空気が凍った、そして、何かが壊れる音がした。
この後来た、ガールズバンドメンバーも、蓮の言葉を理解することは誰一人としてできなかった。
パレオ「チュチュ様~!!!」
チュチュ「あー!もう!うるさい!」
パレオ「蓮さんが、蓮さんが私を忘れてしまいましたぁ~!!!」
チュチュ「分かった!分かったから離れなさい!!」
パレオ「夜を一緒に過ごした仲なのに~!」
チュチュ「......ん?夜?」
パレオ「?」
チュチュ「パレオ、それはどういう事?」
パレオ「あ、えーっと。」
チュチュ「そう言えば、夜中にいなかった時があったわね。」
パレオ「あ、し、失礼しま~す......」
チュチュ「あ!パレオ!......次回に続くわ。」