覚醒救世主と夢を目指す少女達   作:火の車

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話が進まないですね。一体、何話する気なんでしょう?

それはそうとここからハロハピ編です!


天才と異空間

 俺は学校にいる。

 

「ふぁ~...眠い...」

「__あ!神谷さん!」

「ん?麻弥か?」

「はい!おはようございます!」

「あぁ、おはよ。てか、早いな。」

「今日は演劇部の活動がありまして。」

「演劇部?」

「はい!」

「麻弥は演劇に出たりするのか?」

「い、いえ!ジブンは裏方っすよ!

 そもそも、ジブンは演劇に向いてないっすから。」

「そうか?アイドルだしビジュアルもいいからいいと思うが?」

「え?!///」

「?」

「(い、今、神谷さんが褒めてくれったっす!///)」

「まぁ、頑張れよ、部活。」

 

 俺は教室に向かおうとした

 

「あ、あの!」

「うん?」

「演劇部に来てみないっすか?」

「演劇部に?」

「はい。ぜひとも神谷さんに見てもらいたいです!」

「うむ。...まぁ、いいぞ。」

「じゃあ!行きましょう!」

「お、おう。」

「~♪」

 

 俺は麻弥について行った。

________________________

 

「__ここっすよ!神谷さん!」

「おう。」

 

 俺たちは部室に入った。

 

「__儚い...!」

「!?」

 

 部室に入ると、いきなり

 儚いと言ってるやつがいた。

 

「おや?麻弥と...そっちの君は?」

「この人は神谷蓮さんです!薫さん!」

「神谷蓮だ。」

「神谷蓮?どこかで...」

「?」

「...まぁいい。私も自己紹介しよう。

 私は瀬田薫だ。薫と呼んでくれ。」

「おう。よろしく、薫。」

「それで、蓮は何の用でここに来たんだい?」

「麻弥に来てほしいと言われてな。」

「麻弥が?珍しいね?」

「そうなのか?」

「あぁ。」

「(じゃあ、なんで俺は呼ばれたんだ?

 ...まぁ、いいや。)」

 

 俺は話しを進めることにした。

 

「それで、活動って何をするんだ?」

「今日は近々ある舞台の練習さ。」

「へぇ、薫は何の役だ?」

「私は主役さ。」

「うん、そうだろうな。

 むしろ、似合いそうなのが薫くらいしかいない。」

「そうかい?」

「あぁ。」

「嬉しいね。そこまで私を評価してくれるなんて。」

「見た目は王子そのものだからな。

 (発言は詩人?みたいだが。)」

「薫さんは本当に王子様ですよ!

 なんたって、学校の人気者ですから!」

「へぇ、すっごい。」

「まぁ、練習を始めようか!」

 

 そうして、演劇部の練習が始まった。

 

「__へぇ。(レベル高いな。特に薫。役に入り切ってる。)」

「どうですか?神谷さん?」

「すごいな。薫は特にな。」

「ですよね!」

「あぁ、少なくとも学生のレベルは超えてる。」

 

 俺はしばらく薫の演技を見ていた。

 

「__ふぅ。」

 

 どうやら練習が終わったみたいだ。

 

「お疲れ様、薫。」

「あぁ、蓮。」

「いい演技だった。」

「ありがとう。」

「お疲れ様です!薫さん!」

「あぁ、麻弥もありがとう。」

「...どうした?薫?」

「?何がだい?」

「浮かない顔をしてるみたいだが?」

「...ふむ。」

「そうですか?」

「何というか、満足してない。

 良くは分からんが。」

「...分かってしまうかい。」

「え?そうだったんすか?」

「あぁ。」

「どうしたんだ?」

「今の私の演技じゃ、あの子に届かないからね。」

「あの子?」

「あぁ。その子は私よりもはるかに上にいる。

 早く追いつきたいんだが...」

「...賢明に、そしてゆっくりと。速く走る奴は転ぶ。」

「!そ、それは!」

「?知ってるのか?」

「シェイクスピアの。」

「あぁ、ならわかるだろ?」

「あぁ。」

「薫なら追いつく。着実に歩んでいけばな。」

「そうか...」

「あぁ。」

「ありがとう、蓮。」

「気にするな。」

「儚い...!」

「へ?」

「それは薫さんの口癖なんですよ。」

「すごい口癖だな。」

「あぁ...!儚い...!」

「...キャラ濃いなー」

 

 こんな感じに朝の時間を過ごした。

________________________

 

 放課後だ。

 俺は校門を出ようとしてた。

 

「__神谷さん!」

「ん?麻弥と薫?」

「神谷さん!気を付けてください!」

「は?」

「___わーーー!!!」

「__は?」

 

 本日の天気。

 晴れのち、女の子。

 

「か、神谷さーん!」

「な、なんで...?」

「あなたが神谷蓮ね!」

「誰だ...?」

 

 俺の上に乗ってるのは金髪の女の子だ。

 

「私は弦巻こころよ!」

「弦巻こころ?」

「やぁ、こころ。」

「あら、薫じゃない!」

「知り合いなのか?」

「私たちはバンド活動をしててね。

 こころはリーダーなんだ。」

「そうか。」

「__なになに?何の騒ぎ?

...って、蓮?!」

「何をしてるの?」

「リサと友希那か、奇遇だな。」

「あの、蓮?」

「なんだ?」

「こんなところで、そう言うのは良くないよ...?///」

「?」

 

 俺は自分の状況を確認した。

 えっと、ここは学校で周りには人が一杯、

 俺の上には女の子、体勢的に...

 

「__ちげぇよ!」

 

 俺はそう叫んだ。

________________________

 

「__それで、こころだったか。

 何しに来た。」

「あなたに会いに来たの!」

「俺に会いに?なぜ?」

「この間のパスパレのライブ、見させてもらったわ!」

「そうか。」

「そのライブを手伝ったのが蓮と聞いたの!」

「まぁ、そうと言えばそうだが。」

「それで、思ったことがあるの!」

「?」

「あなたは皆を笑顔にできるわ!」

「通訳プリーズ。」

 

 俺はあまりにぶっ飛んだ発言についていけなかった。

 

「あなたは皆を笑顔にできるわ!」

「...意味が良く分からないんだが。」

「多分、こころさんは一緒に何かしたいんじゃないかと...」

「そうなのか?」

「そうよ!」

 

 こころの意図はつかめた。

 

「何かすると言われても、俺にできる事なんかたかが知れてるぞ。」

「それは私が判断するわ!それでどうかしら?」

「...まぁいいが__」

「じゃあ!決まりね!」

 

 言い終える前に決定した。

 

「...それで、何をするんだ?」

「次のライブは孤児院の子たちの前でするわ!」

「孤児院?」

「えぇ!みんなを笑顔にするの!」

「悪くないな。」

「そうでしょ!」

「いいだろう。全力で協力しよう。」

「ありがとう、蓮!」

 

 こころは嬉しそうだ。

 

「それじゃあ!行くわよ!」

「え?どこに?」

「私の家よ!」

「はい?」

 

 俺はこころに引っ張られていった。




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