Roseliaの夢の舞台
その話は度々聞いてた
それが、もう、明日に迫ってる
フェスまでの間、
俺はあいつらの所に行けない
友希那に止められたからだ
蓮「......」
まさか、こんな連続で緊張で寝れない日があるなんてな
まじで、安心して寝れやしない
蓮「ほんと、一瞬だな。」
今年の春に羽丘に来て
友希那とリサに出会って
ライブ見にいって
そこで能力使ったら
友希那に協力しろって言われ
なんだかんだ、ライブも結構したなー
蓮「......すごいな、時間って。」
友希那「__蓮?」
蓮「え?友希那?」
友希那「こんばんは。」
俺が独り言を呟いてると
友希那がリビングに入ってきた
時刻は0時を回ってる
蓮「いや、何してるんだよ。」
友希那「会いたかったから、来ちゃったわ。」
蓮「あ、はい。」
明日にはフェスだってのに
早く寝て早く起きて
イメトレでもしろや
とか、思う事は色々あるが
俺は友希那を迎え入れることにした
蓮「まぁ、座れよ。」
友希那「えぇ、ありがとう。」
友希那はそう言って、
俺の横に座った
それからしばらく、
俺たちは無言になった
蓮、友希那「......」
こういう時、なんて声をかけるんだろう
頑張れ、はなんか違うし
あー、マジで何言えばいいんだ
友希那「ねぇ、蓮。」
蓮「なんだ?」
友希那「蓮は後悔してないかしら?」
蓮「ん?なにが?」
俺は友希那の言葉に首を傾げた
後悔?なんでそんな事?
友希那「あなたは、あまりにも無理をしすぎたわ。普通に生きてれば、絶対にしないレベルの。」
蓮「あー、そういうこと。」
友希那「それもこれも、最初に誘った私のせい。だから、気になってたの......」
友希那は沈んだ声でそう言った
俺は軽く頭をかいた
蓮「まー、確かに無理はしてたかもな。」
友希那「そう......」
蓮「でもさ。」
あんまりこういうこと言いたくないんだけど
友希那を安心させないといけない
蓮「その分、楽しいことだってあった。」
友希那「!」
蓮さん「お前ら出会って、結構ライブにも関わって、馬鹿なことして、それが楽しかった。」
友希那「......」
蓮「それは、俺がいくら無理しても絶対に手に入らなかったものだと思う。だから、無理はしてないと一緒だ。」
友希那「蓮......」
なんだかんだ、ぶっ倒れたりしたけど
あいつらといるのは最高に楽しい
俺の腐りきった人生が、
あいつらのおかげでいいものになった
蓮「友希那は俺の能力の根源を覚えてるか?」
友希那「確か、過去の恐怖心と殺意、だったわよね?」
蓮「あぁ。」
友希那「それが、どうしたの?」
蓮「俺は能力があったから、お前らに出会えた。だから、今はこの能力も愛おしく感じるよ。」
友希那「!」
ほんと、最近らしくない
いや、ここに来た時かららしくない
俺がこんなに人間に固執するなんてな
過去の俺に今の俺を見せてやりたい
友希那「本当は、フェスの後に言うつもりだったのだけれど。」
蓮「ん?」
友希那「今、言うことにするわ。」
そう言うと、友希那は
ソファに置いてる俺の手に手を重ね
俺の目を真っ直ぐ見つめた
友希那「ねぇ、蓮。」
蓮「ど、どうした?」
友希那「私、あなたが好きよ///」
蓮「......そっか。」
友希那「あなたの笑顔に惹かれて、あなたが離れそうになって、段々と私は蓮に執着するようになった。」
蓮「っ!」
友希那「だから、この告白の答えがどうなっても、絶対に私から離れないで。」
そう言う友希那は力強かった
イエス以外の答えを言わせる気は無いらしい
それを抜いても、俺の答えは早かった
蓮「分かってるよ、友希那。」
迷いなくそう答えた
俺だって、今の楽しい時間を手放したくない
これからもずっと、あいつらといたい
蓮「そろそろ、話は終わりだ。」
友希那「え?」
蓮「明日、本番だろ?早く寝て、明日に備えろよ。」
俺はそう言って
ソファから立ち上がった
だか、その時、
服の裾を掴まれた
蓮「どうした?」
友希那「お願いがあるの......///」
蓮「お願い?」
友希那「一緒に寝て......///」
蓮「はい?」
友希那は顔を真っ赤にさせ
消え入りそうな声でそう言った
蓮「いや、何言ってるんだよ。」
友希那「お願い。私に勇気をちょうだい///」
蓮「う、うーん。」
そう言われるとなんだか
断りづらいものがある
俺は少し、ため息をついた
蓮「まぁ、そういうことならいいぞ。」
友希那「!///」
蓮「ほら、さっさと寝るぞ。」
それから、俺と友希那は寝室に行き
床に着いた
それからは信じられないくらい
早く眠りにつくことができた
__________________
翌日の朝
俺が目を覚ますと、
もう友希那はいなかった
まるで、夜ことが夢だったように
いつも通りの朝だ
蓮「......」
だが、昨夜のことが夢でないのはわかってる
ベッドに友希那の匂いが残ってる
それが、友希那がいたという
何よりの証拠だ
蓮「俺も出るか。」
そう呟いてから
俺は外に出る準備をし
フェスが開かれる会場に向かった
__________________
会場についた
かなり広い会場だ
ここで、あいつらが......
蓮「......」
いや、今の心配はそれだけじゃない
俺自身の問題もある
このライブが終われば、
俺はあいつらの気持ちに対する答えを出さないといけない
どのくらい、待たせたんだろう
蓮「......いや。」
もう、決まったのかもしれない
友希那に告白された時に
もう、答えは出てたのかもしれない
?「__おや、君は。」
蓮「?」
?「初めまして、神谷蓮君。」
その男は全身黒い服で身を包んでいる
俺はこの人を知ってる
だって、見たことがあるから
蓮「初めまして、友希那のお父さん。」
友希那父「やはり、君も来ていたね。」
蓮「お宅の娘さんの招待ですよ。」
友希那父「そうか。来てくれてありがとう。」
友希那父は柔らかい笑顔を浮かべている
そして、続けて話しかけてきた
友希那父「神谷君は今日のライブをどう思う?」
蓮「そうですね、Roselia最高のライブでしょうか。」
友希那父「僕もそう思うよ。」
蓮「あなたこそ、自分がかつて立ちたかった舞台に娘が立つ気分はどうですか?」
友希那父「そうだね、少し寂しく感じるよ。」
蓮「!」
友希那父は確かに寂しそうな声でそう言った
そして、続けて話した
友希那父「ここに立つということは、友希那は僕の手の届かないところに行く。」
蓮「......」
友希那父「娘の晴れ舞台、祝福したい気持ちもあるけど、やはり寂しいものだね。」
これは、俺に理解できない気持ちだ
父親だからこそ、こう思うものだから
俺には分かるなんて言えない
友希那父「でも、頃合なのかもしれないね。」
蓮「?」
友希那父「友希那ももう、小さな子供じゃないから、自分の進む道は自分で決められる。その道の先に誰がいるかも分かってる。」
友希那父は俺を見ながらそう言った
この人、やっぱり知ってたのか
だから、夜に俺の家に行く事を容認してた
友希那父「そろそろ始まるみたいだ。」
蓮「はい。」
俺と友希那父はステージ上に目を向けた
そこにはあいつらが、Roseliaが立ってる
全員、迷いなんて無い
ただ、音楽と向き合うだけ
そんな顔をしてる気がする
あこ『__1.2.3!』
あこの合図と共に演奏が始まった
俺はその演奏を見て、驚いた
今までとは全く違う
より力強く、儚く
まるで、曲がLOUDERが
天に向かって消えていくような
そんな風に感じる
蓮(そうか、あいつらは。)
あいつらの演奏は駆け抜けるように
だが、確かな存在感を放ち
終わりを告げた
ホールのボルテージは最高潮
ここまで盛り上がるライブは早々ないだろうな
友希那父「__僕は友希那の所に行くよ。君はどうする?」
蓮「後で、行きます。」
友希那父「......分かった。」
友希那父は友希那達のところへ向かった
俺はその場に残り
ライブの余韻を噛み締めている
蓮「すごい、ステージだった。」
そんな言葉が漏れる
間違いなく、過去最高のライブ
あいつらも今頃、
気持ちが溢れ出してるだろう
蓮「俺も、行こう。」
そう呟いてから
俺はRoseliaの元に向かった
__________________
Roseliaの周りには
他のバンドの奴らもいる
ポピパ、アフターグロウ
パスパレ、ハロハピ
そして、RAS
全員が全員、Roseliaを祝福してる
リサ「__あ!やーっと来た!」
蓮「お疲れ様、リサ。」
リサ「うん!もう、最高!」
リサは今にも飛び跳ねそうだ
それだけ、最高なステージだったんだろう
蓮「少し、高みってやつが見えた。」
リサ「!」
蓮「多分、あれが__」
友希那「__蓮。」
蓮「友希那。」
俺が話してると
友希那が近づいてきた
俺は友希那の方を向いた
友希那「今日のライブの感想は、聞くまでもないわね。」
蓮「あぁ、その通りだ。」
友希那「ねぇ、蓮。」
蓮「なんだ?」
友希那「やっぱり私は音楽が、歌が好き!」
友希那は満面の笑みでそう言った
俺はその顔を見て、少し笑った
蓮「そっか、よかった。」
友希那「それと、もう一つ。」
蓮「?」
友希那「蓮もやっぱり、好き!///」
蓮「!」
友希那「蓮が会場にいると思ったら、力が出て、音楽が好きな気持ちと蓮が好きな気持ちがあわさって最高の歌が歌えたわ///」
蓮「......そうか。」
俺がそう答えると
後ろから、肩に手が置かれた
これは、リサだ
リサ「決断の時、だね。」
蓮「あぁ、分かってる。」
友希那「後悔がないように選びなさい。」
リサ「いっそ、あたし達全員でもいいからね☆」
蓮「......さぁな。」
俺はそう言って
後ろに振り返った
蓮「今日は、おつかれ。」
リサ「あれ?帰るの?」
蓮「......これ。」
リサ「?」
蓮「お前らのライブの成功祝い。」
友希那「バイキング?しかも、貸切ね。」
リサ「えぇ!?」
蓮「全員連れて行ってこい。その間に答え考えとく。」
俺はそう言って
軽く手を振りながらその場をさった
友希那「本当に蓮は......」
リサ「いつまでも格好つけだね!」
こうして、Roseliaの夢の舞台
FUTURE WORLD FESが終わった
そして、次は俺の番だ
蓮「__俺が、好きなのは。」
答えは決まってる
そいつかそいつらか分からんが
俺は思いを告げに行かないといけない
すぐに、伝えにいく
俺はそう心の中で呟いた
今夜、0時に新作投稿します。
活動報告に設定のっけます。
次でハーレムエンドにします。