FUTURE WORLD FESが終わり
少し、時間が経った
もう、12月23日だ
蓮「......」
あの日から、答えはほぼ決まっている
でも、本当にこんな事でいいんだろうか
あいつらに失望されたりしないだろうか
その不安がずっと、頭をよぎっている
蓮(最低だな、俺。)
こころ「__蓮、お邪魔するわね!」
蓮「こ、こころ。」
俺が考え込んでると
こころがリビングに入ってきた
俺は心の方を向いた
こころ「どうしたの?蓮?」
蓮「......」
こころは心配そうに俺の顔を覗き込んでる
俺はそんなこころの顔を持ち上げ
唇を奪った
こころ「ん......!?///」
蓮「......」
少しして、俺はこころから離れた
こころは激しく息を切らしている
こころ「れ、蓮......?///」
蓮「こころは今、怒ったか?」
こころ「い、いえ、その、嬉しかったわ......///」
こころは恥ずかしそうに答えた
俺はその様子を見て、
少し、息をついた
蓮「そうか......」
こころ「ど、どうしたの?///」
蓮「少し、話を聞いてくれないか......?」
こころ「?」
俺はこころに洗いざらい話した
こころは静かに話を聞いてくれた
そして、話が終わった
こころ「__そう。」
蓮「情けなくて、すまん。」
こころ「......」
こころは何も言わない
まともに顔を見る事が出来ないから
こころの表情が分からない
そう思ってると、こころが口を開いた
こころ「それを、皆の前で言いなさい。」
蓮「え?」
こころ「準備はしてあげるわ。」
こころはそう言って
リビングから出て行った
俺は一人、その場に残された
蓮(話す、だと?今の話を聞いて何でそんな結論に......)
こころの真意は理解できない
でも、少し考えれば、
これは良い事かもしれない
失望されれば、刺されるなりなんなりなればいい
それで、いい
俺はそんな事を考えながら
その日を過ごした
__________________
翌日、インターフォンが鳴り
外に出ると、そこには、
黒塗りの車が止められていた
そして、その前にはこころが立っていた
こころ「行きましょう、蓮。」
蓮「......あぁ。」
俺はそう言って、
こころと一緒に車に乗り込んだ
蓮(どんな結果になっても、あいつらを不幸にはしない。)
拳を固く握った
その時、横から、こころの手が視界に入ってきた
蓮「っ!!」
こころ「大丈夫よ、蓮。」
こころは優しい声でそう言った
そして、俺の手を握ってきた
こころ「蓮の気持ちを、正直に言いなさい。」
蓮「......あぁ、分かってる。」
こころ「着くまで、こうしてましょ。」
それから、目的地に着くまで
こころは俺の手を握っていた
__________________
目的地に着いた
俺とこころは車から降り
建物の中に入った
そして俺は舞台袖に案内された
蓮「__っ!」
隙間から向こうを見ると
もう、あいつらは全員、集まっている
一気に嫌な汗が噴き出して来た
こころ「じゃあ、あたしも向こうに行くわね。」
蓮「......分かった。」
こころはそう言って
あいつらがいる方に行った
俺は大きく深呼吸をした
蓮(刺されようが慣れっこ。死んだら仕方ない。甘んじて受け入れろ。)
俺は心の中でそう呟いた
そして、表情を引き締めた
蓮「行こう。」
俺はそう呟き
舞台の上に出て行った
__________________
舞台上に出ると
さっきよりも圧を感じる
心臓がすごい動いてる
破裂するんじゃねぇのか?
蓮「__お、おはよう。」
俺がそう言うと、
全員が挨拶を返してくれた
俺は再度深呼吸をし
本題に入ることにした
蓮「今日、ここに集まってもらった本題を話す。」
俺はそう言って、
話を始めた
蓮「俺は今、この場にいる31人に告白された。そして、答えを出した。」
31人「!!」
蓮「答えを言う前に頼む。俺の言う答えを聞いて失望すればいくらでも罵倒してくれ、殴ってくれてもいい。」
俺はそう前置きして
目の前にいる全員に答えを言った
蓮「俺は、お前たち全員が好きだ!!」
31人「!!!」
これが、俺が出した答え
俺は結局、誰にも優劣をつけられなかった
つける勇気なんてなかった
蓮「俺はここにいる、全員が大事だ!一人一人に命を懸けていいと思ってる!!だから、全員を選びたい!!!」
もう、どう聞いても最低だ
殺されても文句は言えない
俺は静かに目を閉じた
チュチュ「__crazyね。蓮。」
蓮「っ!」
ますき「まさか、マジでそう来るとはな。」
チュチュとますきはそう言ってきた
言い返す言葉なんてない
俺は甘んじて、罵倒を受けるのみ__
チュチュ「でも。」
ますき「悪くはねぇな!」
蓮「え......?」
俺は2人の言葉に驚き
目を見開いた
すると、次々とあいつらは話し始めた
香澄「全員で蓮先輩と付き合えるの?いいじゃん!」
有咲「まぁ、誰も不幸にならねぇし。」
たえ「私が蓮先輩の立場なら絶対に決められない。」
りみ「31人だもんね?私も無理......」
沙綾「蓮先輩なら全員愛してくれるだろうし、最適解じゃないかな?」
と、ポピパが
蘭「悪くないね。」
モカ「元から、蓮君は共有財産みたいなところあったしー。」
巴「むしろ、この人数を受け入れるんだ!男だぜ!」
ひまり「まぁ、蓮さんだしねぇ。」
つぐみ「私もいいと思う!蓮さんは不可能を可能にできる人だから!」
アフターグロウも
彩「31人で彼女かぁ、なんだかすごいね!」
日菜「あたしは元々、お姉ちゃんと2人でもよかったし、いいかな!」
千聖「あらあら、蓮はわがままさんね♪」
イヴ「昔、武将には多くの妻がいたと聞きます!つまり、ブシドーです!」
麻弥「英雄色を好むと言いますし、ジブンも賛成です!」
パスパレも
友希那「まさか、リサの言ったとおりになるなんて。」
リサ「あはは~、まぁ、いいじゃん!」
紗夜「そうですね。当初、私も日菜と2人での予定だったので。」
燐子「私も......2人の時間を作ってくれるなら......///」
あこ「お姉ちゃんと一緒!?最高だね!」
ロゼリアも
こころ「一夫多妻の国もあるわ!みんな笑顔になるし、賛成よ!」
花音「ふぇ~、流石、蓮君だなぁ。」
はぐみ「皆、笑顔だね!はぐみも大賛成!」
薫「蓮はたくさんの愛を望むのか。儚い......!」
美咲「まぁ、蓮さんに限って不幸にするなんてないだろうし、結婚考えれるならいいかなー。」
アリス「蓮さんの独占はどっちにしても難しいですしね!」
ハロハピとアリスも
レイ「すごい道を選んだね。でも、蓮なら出来そうだね。」
六花「あの日の続き、期待できるんでしょうか......?///」
パレオ「パレオは数あるうちの一つでも構いませんよ~!」
チュチュ「ほら、これが答えよ?」
ますき「頑張れよ!蓮!」
RASも、肯定した
俺は全員の言葉を聞いて
開いた口が塞がらなくなった
いやいや、え?マジで?
こころ「これが答えよ!蓮!」
蓮「え?あ、あぁ。」
友希那「じゃあ、何か宣言しておきましょう。」
蓮「宣言?」
リサ「全員幸せにします~とか愛します~とか?」
あぁ、そういう事
そう言うのは確かにしておいた方がいい
俺はそう思い、全員の方を見た
蓮「俺はお前ら全員を愛するし、幸せにする!だから、俺と付き合ってくれるか!」
俺がそう問いかけると
全員、一斉に答えた
31人『もちろん!喜んで!』
蓮「......よ、よかった。」
俺は足の力が抜け
その場に座り込んだ
蓮(なんか、すごいことになったけど。)
俺はあいつらの姿を見て
少し、笑った
蓮(相手があいつらで、良かった。)
友希那「じゃあ、行きましょうか。」
蓮「ん?」
沙綾「全員と付き合うわけだし。」
モカ「全員で抱き着いてみよー!」
蓮「......え?」
その声と同時に
全員、俺の方に近づいて来た
31人『蓮~♡』
蓮「え?いや、あの、ちょっと、落ち着いて__」
俺のそんな声は届かず
全員に抱き着かれると言う事になった
このパターンは......やばい
蓮(い、息、が......!)
息が持たず
意識が遠のいてきた
視界がグラグラしてる
蓮(い、しき、が......)
リサ「蓮!?」
巴「やべぇ!?泡吹いてるぞ!?」
麻弥「蓮さん!?」
パレオ「し、死んじゃいやです~!」
俺はあいつらの声を聴きながら
意識を手放した
__________________
”精神世界”
咎『__また、人で窒息したのか。』
蓮「いやー、そうなんだよ。」
もう慣れたもので
咎も普通に話しかけてくる
俺は苦笑いで答えた
咎『それにしても、全員と交際開始か。これは傑作だな!』
蓮「いや、俺も真剣に考えたんだよ。」
咎『知ってるっての。まぁ、頑張れよ!』
蓮「あぁ、ありがとう。」
咎『夜の方もな。』
蓮「黙れ貴様。」
たくっ、咎は何を言ってるんだ
話が早いにもほどがあるだろ
咎『お、そろそろ戻れそうだな。』
蓮「あぁ。」
咎『じゃあな、色男。』
蓮「やめい。」
俺はそんなやり取りをしながら
意識が戻っていく感覚を感じた
__________________
蓮「__はっ!」
手放してた意識が戻った
いやぁ、この感覚にも慣れたなぁ、俺
紗夜「だ、大丈夫ですか......?」
蓮「ん?」
周りを見ると
全員、落ち込んでるみたいだ
気絶したこと気にしてるのか
りみ「ご、ごめんなさい......」
ひまり「つ、つい......」
薫「すまなかったね......」
日菜「ごめん......」
蓮「くっ、あはは!」
俺はその様子がおかしくて笑った
全く、こいつら反応が面白いわ
蓮「別に気にしてないよ。慣れてるし。」
レイ「い、嫌な慣れだね。」
蓮「年間、かなーり気絶したしな。」
俺は笑いながらそう言った
いやぁ、すごいなれだなぁ
蓮「さてと。」
俺はその場で立ち上がり
全員の姿を見た
蓮「お前ら、可愛いな。」
31人『!?///』
蓮「あはは、いいなこれ。」
俺は笑いながらそう言った
いやぁ、面白いなぁ
蓮「あ、えーっと、お前ら?」
こころ「どうしたの?」
蓮「これから、よろしくな。」
俺がそう言うと
各々、色々な言葉をかけて来た
聞き終えると
俺はまた、全員に話しかけた
蓮「じゃあ、まぁ、どっか行くか。」
モカ「蓮君の家行こー。」
千聖「これからの事も話し合わないといけないわね。」
イヴ「備えあれば憂いなし!ですね!」
巴「じゃあ、蓮さんの家だな!」
蓮「俺の家かー?まぁ、いけるな。」
こうして、俺は全員と付き合う事になった
不誠実だとか色々あると思うけど
全員、俺が幸せにする
それが、こんな俺を受け入れてくれた
こいつらに出来る、恩返しだから