「__ここが私の家よ!」
「え...?」
こころが指さすのは物凄い豪邸だった。
「え?家?」
「そうよ!上がって!」
そうして俺は家に入った。
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「...中もすごいな。」
「そうかしら?あ、ここよ!」
「そういえば、俺は何のために連れてこられたんだ?」
「今日は薫以外のメンバーと会ってもらうわ!」
「薫以外のメンバーか。」
「みんないい子よ!入って!」
そう言ってこころは扉を開けた。
「__あ!こころん!」
「こんにちは!はぐみ!」
扉を開けると、元気そうな女の子が最初に近づいてきた。
「あの、こころちゃん?」
「どうしたの?花音?」
「そっちの人は...?」
「ん?俺か?俺は神谷蓮だ。」
「あれ?どこかで聞いたことがあるような...?」
「?」
「......あ!千聖ちゃんから、新しい担当さんって!」
「千聖?知り合いなのか?」
「うん!お友達だよ!」
「ほう?」
俺はあることに気付いた。
「そういえば、メンバーは薫以外でこれで全員なのか?
一人足りない気がするんだが?」
「ううん、後一人いるよ。」
「__お待たせしました~」
「ミッシェル!」
「ミッシェル~!」
入ってきたのはクマの着ぐるみだった。
「...え?着ぐるみ?」
「あれ?そこの人は?」
「蓮よ!」
「神谷蓮だ。」
「えっと、ミッシェルです。
今はこころ達がいるんで、後で自己紹介します。」
「あ、あぁ。」
「ふふ、驚いた?」
「あぁ。この上なく驚いた。
てか、なぜ着ぐるみを着てるんだ?」
「...色々、あるんだよ?」
「色々?」
「そろそろ打ち合わせをするわよ!」
こころがそう言った。
「あ、ちょっと待って~。」
「あら?どうしたの?ミッシェル?」
「今日は用事があるんだ~」
「そうなの?」
「うん~ごめんね~」
「いいわよ!」
「じゃあ、またね~」
そう言ってミッシェルは出ていった。
「じゃあ!打ち合わせを始めるわ!」
それから、打ち合わせが始まった。
「__お待たせ。」
「あ!美咲!」
「みーくん!」
「打ち合わせ進んでる?」
「えぇ!ばっちりよ!」
「うん!」
「美咲ちゃん、メモとってるよ。」
「ありがとうございます、花音さん。」
「えっと、誰だ?」
「あー、さっきのミッシェルの中の人の奥沢美咲です。」
「じゃあ、美咲だな。」
「はい。よろしく、神谷さん。」
「おう、よろしく。」
美咲は椅子に座った。
「ふぅ...」
「今日もお疲れ、美咲ちゃん。」
「いえいえ、慣れてますから。」
「ほれ、水。」
「ありがとうございます。」
「(なんて言うか、苦労してそうだな。)」
「それじゃ!続きを話すわよ!」
そうして、打ち合わせは進んでいった。
「__こんな感じね!」
「ふむ。」
「どうかしら?蓮?」
「いいんじゃないか。」
「そう!よかったわ!」
「今回の問題点は薫さんが練習にあんまり来れない事かな?」
「そうなの?」
「そうだよ...って、はぐみ聞いてなかったの?」
「うん!」
「まったく...」
美咲はため息をついていた。
「なぁ、美咲。」
「はい?」
「薫は何の楽器だ?」
「え?ギターですけど?」
「なら大丈夫だ。俺が代わりをしよう。」
「え?!」
「出来るの?神谷君?」
「あぁ。」
「素晴らしいわ!お願いするわね!」
「あ、ギターは...」
「ここにあるわ!」
「え?どっから出てきたんだ?」
「...こころに常識は通用しませんよ。」
「...何となく察した。」
「二人とも...」
そんなこんなで練習が始まろうとしていた
「___。よし。」
「何をしてるの?」
「準備だ、花音。」
「準備?」
「あぁ。」
そんなこんなで練習が始まった。
「(__うん、やっぱりできるな)」
「(すごい。これで三回目って言ってたのに。)」
「(す、すごい、神谷君。)」
「__ここまでよ!」
練習が終わった。
「蓮君先輩すごいね!」
「そうか?」
「えぇ!すばらしい演奏だったわ!」
「何年もしてるみたいだった!」
「プロと言われても違和感ないですね。」
「そんなにか?」
評判は良かったみたいだ。
「じゃあ、今日は解散よ!蓮、またお願いね!」
「あぁ。」
そして、この日は解散した。
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ハロハピで練習を始めて一週間。
中々馴染めたと思う。
「__蓮さん。飲み物。」
「お、さんきゅ。」
一番変わったのは美咲だろう。
名前で呼ぶようになったし。
「美咲は着ぐるみで大変じゃないか?」
「まー、大変だけど、慣れたかな。」
「慣れ、か。」
「うん。」
「...だがな、美咲。」
「?」
「疲れたら、甘えてもいいぞ。
頑張りすぎはよくない。」
「面倒くさがりの蓮さんが言えば説得力があるね。」
「だろ?」
「じゃあさ、蓮さんに甘えてもいいの?」
「ん?」
「なんて、冗談__」
「別にいいぞ?」
「え?」
「美咲は頑張ってるからな。俺でいいならいくらでも甘えていい。」
俺は笑顔でそう言った。
「...」
「美咲?」
「じゃあ、また今度、甘えさせてもらいますね。」
「おう。何時でも来い。」
「うん。じゃあ、行くね。」
「あぁ、また頑張れよ、美咲。」
美咲は歩いて行った
「(いつでも甘えていいんだ...
じゃ、また甘えさせて貰おかな///)
そうして、ライブの日は着々と近づいてくる。
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