あれから二週間がたった俺は魔法をさらに特訓していた
手元には杖があるが正直あまり意味がない為ほとんど鈍器を使っている。
そして今のステータスというと
渋谷健太 16歳 男 レベル:10
天職 賢者
筋力 100
体力 100
耐性 100
敏捷 60
魔力 2000
魔耐 100
技能 全属性適性[+光属性効果上昇][+闇属性効果上昇] [+氷性効果上昇]・魔力操作・複合魔法・高速魔力回復[+瞑想]・魔力感知・無詠唱・消費魔力軽減・魔法威力増加 ・家事【+料理の達人】【+洗濯】【+掃除】言語理解
魔力チートが止まりません。
俺は基本闇と光を重視した魔法を使い精神攻撃や支援の立ち回りをする。
というのも圧倒的にこの戦い方をする人がいなかったのである
闇は精神干渉することに長けている魔法でありどちらかというと敵にデバフを与えることが多く、俺はスリープからのナイトメアという、悪夢を見させるコンボを実現。
もちろん他の魔法も使えるのだが威力に適正があったらしく一度国一である結界を壊してからは俺は自重し始めている。
「……ふぅ。」
俺は風魔法の制御をしてウインドカーテンをいう風で周辺の弓矢の威力を落とすという自主練に励んでいた。
魔力の扱いは最近は慣れてきていて無詠唱、魔法陣なしでの魔法は俺の十八番になっている。
魔法という概念においては俺と白崎が断トツで適性が高く、既に実戦に出ても問題ないと言われるほどだった。
自主練が終わると俺は軽く汗を拭く
「……制御じたいは簡単だな。後は雷のエレキネットでも確かめてようかな?」
とことん嫌がらせやサポート能力に長けていると思う。
「何やってるの!?」
すると大きな声で白崎の声がする
俺が少し驚いたように声が響いた方につまりはやがて、訓練施設からは死角になっている人気のない場所に向かうと
ボロボロになったハジメがいた。
「……おい。」
俺の低い声に全員がこっちを見る
「どういうことだ?」
すると4人がやべぇという矢先にすると俺は魔法を発動させる
スリープからのナイトメア
俺の十八番とも呼べるコンボに4人はあっけなく眠ってしまい。今頃は悪夢でうなされているだろう
「……主犯はあの四人か。」
「あんた容赦ないわね。」
俺が何をしたのか分かったのであろう八重樫は呆れたように俺を見る
「ん?あいつらが勝手に寝て今頃はちょっと悪い夢を見ているだけだろ。俺は何もしてないよ。」
「……さすがに無理があるでしょ。」
呆れながらに呟く八重樫
「てか、明らかに手慣れていたな。」
「そんないつもあんなことされてたの? それなら、私が……」
何やら怒りの形相で檜山達を睨む白崎を、ハジメは慌てて止める。
「いや、そんないつもってわけじゃないから! 大丈夫だから、ホント気にしないで!」
「でも……」
「南雲君、何かあれば遠慮なく言ってちょうだい。香織もその方が納得するわ」
「俺もまだ納得してないけどな。大丈夫か?」
俺は手を差し出すとそれに捕まり立ち上がるハジメ
「だが、南雲自身ももっと努力すべきだ。弱さを言い訳にしていては強くなれないだろう? 聞けば、訓練のないときは図書館で読書に耽っているそうじゃないか。俺なら少しでも強くなるために空いている時間も鍛錬にあてるよ。南雲も、もう少し真面目になった方がいい。檜山達も、南雲の不真面目さをどうにかしようとしたのかもしれないだろ?」
「お前なぁ。」
俺は頭を抱える。さすがに俺は呆れてものが言えない
元々ハジメは錬成師。非戦闘系のジョブだ。それなのに強くなる必要はなく元々は武器の制作や修理に回すべきなのだ。
「ごめんなさいね? 光輝も悪気があるわけじゃないのよ」
「アハハ、うん、分かってるから大丈夫」
「本気だからことたちが悪いんだけどな。」
俺は呆れた様子でそういうと八重樫も自覚しているのか目を逸らす
「ほら、もう訓練が始まるよ。行こう?」
ハジメに促され俺たちは訓練施設に戻る。
そして未だに俺も、ハジメもこの時はまだ予想だにしていなかったんだ。
……これが最後の訓練になるということを。