「Chara!今日はクリスマスだよ!」
AsがCharaに明るく声をかける。そう言えば今日は12月25日。確かにクリスマスだ。…けどサンタの登場は昨日の夜から今日の朝にかけてのはず…地下世界では違うのかな?
そんな風にちょっと考え始めたボクとは違ってCharaは冷静にAsに言葉を返していた。
「クリスマス……。ああ、もうそんな時期なのか。地下は季節が分かりづらいからな…気づかなかったよ」
「もう! クリスマスを忘れるような悪い子にはサンタクロースは来ないんだよ?」
「だとしたらそこで考え込んでるBellも怪しいな」
名前を呼ばれたので顔を上げてみると二人してボクを見ている。Asは信じられない、と言いたげな瞳で。逆にCharaはニヤニヤと悪戯を成功させたような笑みだ。
二人の会話をあまり聞いていなかったこともあってとりあえず首をかしげてみるが反応はない。一体何の話をしていたのだろうか。
しかしクリスマスとなると、Charaは怪しいがAsは未だにサンタクロースの存在を信じていそうだ。まさかそれを教えるわけにもいかないし、とりあえず何でもないように過ごすとしよう。
「ああ、クリスマスって言えば………」
Charaにちょっとした手品を使ってボクからだってバレないようにプレゼントを贈ったことがあったっけ。ボクも子供だったからチョコレートくらいしか贈れていなかったけれど、今年はもっと豪華にいきたいな。
「Bell、クリスマスがなんだって?」
「……アハハ、思いついたことを忘れちゃった…」
「BellってCharaみたいに変なところで抜けてるよね~」
「私みたいにってどういうことだ、As」
ワ―キャーと二人で騒ぎ始めたのをしり目にボクは考えを巡らせる。まぁ、けど一先ずは……。
「二人とも、ボクちょっとSnowdinまで出かけてくるよ」
「「いってらっしゃい!」」
プレゼントでも、買いに行こうか。
時間はかなりたって、その日の夜。
ボクは二人のベッドの傍に立っていた。三人で一緒に今日はサンタクロースを見るまで起きていようとしていたけれど、二人は早々に寄り添いながら眠ってしまった。
そんな二人を写真に残せないことを嘆きながらも、ボクは買ってきたそれをそれぞれの枕元に置く。そうして二人の頭を撫でながら一つ言葉を落とす。
「
少しくすぐったそうにする二人をもう一度だけ撫でて、ボクは自分のベッドにもぐりこむ。今日はいい夢を見ることができるだろうって確信を胸に。
次の日の朝、ボクはAsの絶叫でたたき起こされた。
「Chara! Bell! 今年はサンタクロースが二人いるの!?」
「むぅ…As、うるさい…もうちょっと寝させてよ…」
ボクよりも先に起こされたらしいCharaが眠たげな目をこすりながら体を起こして、そして固まる。
「今年のサンタクロースは仕事が早いな」
ぼそりと呟かれた言葉だったが、ボクにははっきりと聞こえていた。どうやら、ボクのトリックは見破られていなくて、Charaはずっとサンタクロースのことを信じていたようだ。……これからも見破られないようにしなければ。
「…って、サンタクロースが二人……?」
ボクの枕元を見てみればプレゼントが一つ。……それもそうだ。どうして気付かなかったのだろう。考えてみればボクが動かなくてもママとパパが動いていたんだ。
けれど……だとしても。
「二人の笑顔を見れてよかったな……」
『二人の笑顔を見て来年もまた用意するというケツイを抱いた。』………なんてね。
Asriel
サンタクロースの存在を信じている。多分結構後まで気づかない。
Chara
表向きはこれといって態度にでたりなどないが、内心で思いっきり信じてるし来て嬉しかった。
Bell
所謂"家庭での"サンタクロースの正体を知っている。地上ではCharaにプレゼントを用意して自分からだと気づかれないように渡したりしてた。方法は別れるときにワザと音を立てて落とし、Charaが自分に渡しに来たところで「サンタクロースからのプレゼントだよ!」と言う……子供らしい単純な方法。
サンタクロース
普通に終わらせるつもりだけど別のルート書いた方がいい?率直なご意見をお聞かせください
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幸せな優しい世界を書きなさい
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うん、(みんな)殺しちゃおう
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AU的な世界にBellを入れるとしよう
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全て書かなければ生き残れない!
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駄文重ねようとしてんじゃねぇ、ドカスが