Bellの病気がついに家族のみんなにも気づかれた。Bellが倒れたところにパパとママが居合わせたのだ。
当然そこに私もいたが、誤魔化すよりも先にママがBellの症状に気が付いた。
そしてその場にいなかったAsも倒れる音を聞きつけてやってきて、ママからの説明を受けて知った。
「どういうことなの……」
「なんで、あの子が…」
「僕、Bellと遊んでたのに気づかなかった…」
「……………」
順にママ、パパ、Asの発言だ。私は無言を貫いた。
口を開いたら、私は全部を話してしまいそうだった。Bellに聞いたことを全部。ソウルを使った計画のことまで全部。
それを言ってしまったら二度と彼らを地上に送るチャンスがないことをわかっているから何も言えなくて、でも言ってしまいたくて。
私は初めて心の底からBellを恨んだ。こんなことならば知りたくなかった。知らなかったら私はこんな気持ちにならなくてすんでいたのだ。
知らなかったら、私はBellのソウルを使うなんて思いつかなくて済んだのに。
「ねぇ、Charaは大丈夫なんだよね…?」
もし地下にきたニンゲン全員がBellのようになるとしたら、そんなことを考えている心底不安げな顔でAsが私に問いかける。
私はやはり無言で頷くだけにして答えた。
その後訪れた重い沈黙に私は耐えられなくなって、口を開こうとした時だった。
「ボクも、大丈夫、だよ」
明らかに回復していないだろう体を壁に支えてもらいながらBellが部屋に入ってきたのだ。
どうにかして普段通りに立って笑おうとしている姿を見たけれど、見ていられなくって私は服を掴む自分の手を見た。
ママは立ち上がってBellに抱き着いたようだ。Bellのいたあたりから声を抑えて泣く声が聞こえる。
Asも、パパもそれに習ってBellを抱きしめたのか近くにあった気配がすべて遠ざかる。
それがまるで私の未来を言い当てているかのように思えて、けれど私は動けないでいた。
「Chara」
たったの一言、Bellに名前を呼ばれて少しずつ顔を上げる。Bellは優しく笑っていた。そうして、私に手を差し伸べていた。
私はその手を取ってBellを引き寄せる。As達には聞こえないように小声で文句を言い続けた。
どれだけ強い言葉で罵ってもBellは私の背を優しく叩いてくれていた。まるで子供をあやすみたいなことだったけど、私はそれを続けられるうちに勢いを失ってしまった。
そして言葉が無くなったとわかると今度はBellは私の頭を撫でてくる。ママが私にしてくれているみたいに。
「Bellのバカ……」
どうにか、泣きそうになりながらもそれだけは言えた。本当にBellはバカだ。計画を私に話したらどうなるのかを知っているくせに話したり。
こうして、自分のソウルを利用する奴に優しくしているんだから。本当に、Bellはバカだ。
けれど私はこうしてそのバカにいいように扱われている。本当なら私はカンカンに怒っていたはずだ。けれど今私の心の中にあるのはどうしようもない混ざり合った感情だった。
さっきから、Bellの手は滑り落ちるみたいに私の髪を撫でては重りでもつけてるみたいにゆっくりと上がって、また落ちるように撫でるを繰り返している。
この行動すら負担にしかならないのだ。けれどそんな行為を私にしてくれているという事が嬉しい。けれどこれも近いうちに無くなってしまうという悲しさがある。
なんでこんなことをしたんだって言う怒りもある。Bellと一緒に居られて楽しかった思い出が駆け巡っている。
全部が全部混ざり合って、でも混ざり切らずにそれぞれが主張して。私の心はかき乱されている。他の誰でもない、Bellに。
「ホントに、バカ……」
ついに腕が持ち上がらなくなったのかBellはもう撫でてくれない。体を預けるみたいに私に体重が少しずつかかっている。
私だけじゃ支えきれない。けどAs、ママ、パパもBellを支えてくれる。ついに体を全部預けられてから少しの間そのまま固まっていた。
そしてBellの入ってきた扉からまた別のモンスターが現れる。
W.D.Gaster…Bellの協力者だ。けれど、私はこいつにBellを渡したくない。Bellのソウルをこんなよく知らない奴に渡したくなんてない。
けど、それがBellの望みだったから。仕方なくW.D.GasterがBellのソウルを見ることを許した。
Asも、ママもパパも無言でそれを見つめていた。きっと、初めて見るのだろうニンゲンのソウル。
キラキラと光を受けて七色に色を変える透明なソウル。Bellの純粋さを表してるみたいで、本当にきれいだった。
「……。出直すとしよう」
それだけポツリと残してW.D.Gasterは立ち去った。ママとパパはBellの体をよく腰かけていた木のそばで眠らせてあげようと提案して、AsがBellを埋めることに反対した。
私は、Bellのソウルを胸に抱えながら動くことができなかった。動きたくなかった。動かなかったら時間も動かないと信じて、動くことをしたくなかった。けれど現実はいつだって非常だ。
「Chara。Bellのソウルもちゃんと一緒にしてあげよう」
「…………………………うん」
すごく、すごく長い間答えることを考えなかった。けど答えなきゃいけなくてちゃんと答えた。Bellのソウル。透明で、七色に輝くソウル。
それは、とってもきれいだった。そんなきれいなソウルをBellの胸に抱えさせてから棺桶に入れて、埋める。
けれど夜が明ける頃にはBellの胸にはハートのロケットだけしか残されていなかった。
もう少しだけ、ここに居させて。
Do whatever you want. I'm go back home.
普通に終わらせるつもりだけど別のルート書いた方がいい?率直なご意見をお聞かせください
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幸せな優しい世界を書きなさい
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うん、(みんな)殺しちゃおう
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AU的な世界にBellを入れるとしよう
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全て書かなければ生き残れない!
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駄文重ねようとしてんじゃねぇ、ドカスが