ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第010話 決戦 vs ヒュンケル

オレはマァムと落ち合うためパプニカ城跡へ向かった。

しばらくするとマァムがやってきた。どうやら無事に脱出できたらしい。

 

「マァム!無事で良かった!」

 

「えぇ、リョーマも無事で良かったわ。」

 

オレ達はダイ達のところへ向かい合流した。そしてそれぞれの持っている情報を交換した。

 

・アバンがヒュンケルの父の仇であるというのは誤解で、実はヒュンケルの父はハドラーに殺されていたこと

・ヒュンケルはその誤解をヒュンケルの父の遺した貝殻の遺言を聞き知ったこと

・誤解を知ったうえでオレに襲い掛かってきたこと

・ダイ達がヒュンケルに敗れたとき、クロコダインがやってきて助けてくれたこと。

・クロコダインはダイ達をかばって生死不明の状態であること。

・ヒュンケルの剣は鎧にもなり、魔法が一切通用しないこと。

・ヒュンケルは空裂斬を修めてないにも関わらず放ったアバンストラッシュは空裂斬を修めているダイのアバンストラッシュよりも威力が高かったこと。

・ヒュンケルの剣技は恐ろしくレベルが高いこと。

 

「あとレオナ姫の事なんだけど、オレの探した範囲では見つからなかった・・・」

 

「そう・・・ごめんね。私が捕まったばかりにあなたの調査を中断させちゃって・・・」

 

「いや、マァムが無事に脱出出来て良かったよ。」

 

ダイの表情は複雑だったが・・・

 

「なあに!姫様なら無事なはずじゃ!ワシは途中で別れてしまったが、姫様にはパプニカ最強の三賢者が常についておる。」

 

とバダックさんが言った。それを聞いてダイの表情が少し明るくなった。

 

すると外から大きな声が聞こえてきた。

 

「聞こえるか!アバンの弟子どもよ!オレは貴様らに決闘を申し込む!明日の正午、オレの居城の闘技場まで来い!」

 

「どうするダイ?オレ達はこんなの受ける義理はないぜ?」

 

とポップが言った。

 

「でももし万が一レオナが捕まってたら・・・」

 

「そうだよな。このまま奴をほっとくのもって感じもするしな。」

 

オレ達はヒュンケルの決闘を受ける事にした。

 

 

 

次の日の正午。

 

オレ達はヒュンケルの指定した闘技場までやってきた。

そこには既に鎧を纏ったヒュンケルがいた。

 

「ヒュンケル!あなたお父さんの遺言を聞いたでしょ?どうして私たちが闘う必要があるのよ!」

 

マァムがヒュンケルに訴えかけた。

 

「うるさい!オレにいまさら・・・いまさらどうしろと言うのだ!オレはもう魔王軍には戻れん。だがお前たちとの決着を付けねばならん!」

 

「分かった。ヒュンケル!オレはお前の決闘を受けて立つ!」

 

「ダイ、オレじゃなくてオレ達だ」

 

オレはダイの言葉を修正した。

 

ダイ達の話を踏まえるとヒュンケルの鎧は魔法じゃなくても火遁が効くかどうかはだいぶ怪しい。ダイが手も足も出ない程の剣の腕前となれば写輪眼を使ったとしてもいきなり接近戦を持ち掛けるのは危険すぎる。

 

(ここは・・・。)

 

オレは手裏剣を腕の術式から取り出して雷遁のチャクラを纏わせ手裏剣をヒュンケルに向かって投げた。そして印を組み

 

「雷遁・手裏剣影分身の術!」

 

雷遁を纏った手裏剣が分身し、雷遁を纏った無数の手裏剣がヒュンケルを襲った。

 

(鎧を着てたとしても雷遁を纏わせれば防ぎきれないはず!)

 

だがヒュンケルは剣で全て切り払ってしまった。オレは雷遁で切れ味と強度を上げていた無数の手裏剣がいとも簡単に切り払われてしまったことに驚愕した。

 

「強度と切れ味を高めた刃による攻撃か。確かにスゴイ魔法なのかもしれんが、オレの剣は魔界の名工によって鍛えられた一振り。オレの剣技と合わせて貴様ごときに敗れる代物ではない。」

 

(魔法じゃないんだけどな・・・、もうその辺のツッコミはなしだ・・・)

 

ダイは鋼の剣でヒュンケルに襲い掛かった。ヒュンケルはいとも簡単にダイの攻撃を捌いていく。まるで相手になっていない。ポップは何か呪文を唱える準備をしていた。マァムは戦闘態勢を取っていない。どうやらまだ説得を諦めていないようだ。

 

(こいつ相手に様子見はチャクラの無駄みたいだ・・・なら!)

 

「雷遁・影分身の術!」

 

オレは雷遁で作った影分身をヒュンケルに襲わせた。かなりチャクラを消耗する影分身だが、影分身がやられたとしてもヒュンケルが雷遁に感電して一瞬のスキを作る事が出来るはず。

 

「さらに、雷遁・雷獣追牙!」

 

ダイと雷遁で作った影分身と雷遁で作った雷獣の波状攻撃だ。これには流石のヒュンケルも余裕で捌くというわけにはいかなかったようだ。対応に余裕がなくなっている。

 

「なめるな!」

 

ダイをふっ飛ばし、雷遁で作った影分身を切払った。その瞬間オレの狙い通りヒュンケルは雷遁に感電し、硬直した。

 

「ぐぁぁ!」

 

「いまだ!行け!」

 

雷遁で作った雷獣がヒュンケルを襲う。

 

「こんなものでオレを倒せると思うなぁ!ブラッディースクライド!」

 

ヒュンケルは硬直を一瞬で解き、雷獣を操っているオレにブラッディースクライドを仕掛けてきた。オレは写輪眼でその動きを先読みし、辛うじてヒュンケルの攻撃をかわしたが、雷獣は消えてしまった。

 

オレの攻撃が失敗するや否やポップが呪文を唱えた。

 

「ラナリオン!」

 

上を見ると上空が積乱雲に覆われていく。

 

「ダイ!いまだ!」

 

「分かったポップ、ライデイン!」

 

上空から雷がヒュンケルを襲う!

 

「うぉぉぉぉ!」

 

流石のヒュンケルも雷はかわせなかったようでライデインの直撃を受けていた。そしてヒュンケルはその場に倒れこんだ。

 

「やった、やったぞぉ!予想通り鎧は壊せなかったが中身は黒焦げだ!」

 

どうやらポップとダイの間であらかじめ作戦があったらしい。

しかしヒュンケルはすぐさま立ち上がり、ポップを殴り飛ばした。

 

(あの鎧は雷も防ぐのか?いや、効いている。ヒュンケルの防御力が並外れているだけだ。ならば!)

 

「ダイ、ポップ、マァム、伏せろ!雷遁・麒麟!」

 

オレは上空の雨雲を利用して雷遁・麒麟を使った。だが、雷遁は発動しなかった。

 

「バカな!なぜ発動しない!」

 

(麒麟はチャクラを必要としないはずだ!なぜ発動しない!)

 

「どうやら命運尽きたようだな、ダイ!リョーマ!闘魔傀儡掌!」

 

ヒュンケルの手から闘気の糸が発生し、オレとダイの手足を捉えた。

 

 




2019/10/25
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。
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