ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第013話 脱出バルジ島!

バルジ島から煙が上がっているのが見える。

 

「オレは先に行く。土遁・軽重岩の術!」

 

オレは気球を飛び出し軽重岩の術で先にバルジ島へ向かおうとしたところダイに呼び止められた。

 

「待って、リョーマ。オレも行く!」

 

オレはダイを背中に乗せ軽重岩の術でバルジ島へ向かった。

 

バルジ島から聞き覚えのある声が聞こえてくる。フレイザードの声だ。

 

「ヒャヒャヒャヒャ、これでパプニカもおしまいだな!」

 

バルジ塔ではフレイザードが自分の作ったツララでレオナ姫に突き刺そうとしていた。

オレはクナイをフレイザードに投げて止めようとしたが、それよりも早くダイは自分の持っていたナイフをフレイザードに投げていた。ダイの投げたナイフはフレイザードに突き刺ささりフレイザードの注意がこちらに向く。

 

「てってめえら、生きていやがったのか?」

 

フレイザードはどうやらオレ達が死んでたと思っていたらしい。

 

「フレイザード!レオナから離れろ!」

 

ダイがフレイザードに向けて凄い気迫で言い放った。

あたりを見るとエイミさんと同じ服を着た三賢者らしき男女が倒れている。早く手当をしないとまずそうな状況だ。

 

「ダイくん!来てくれたのね!それにあなたは・・・」

 

「ご無沙汰しております。レオナ姫、お約束通り誕生日会の料理を作りに参りました。」

 

ダイは鋼の剣でフレイザードに斬りかかった。オレも写輪眼を発動させ、クナイでフレイザードに斬りかかる。フレイザードは応戦するがオレ達の攻撃を捌ききれていない。どうやらフレイザードの接近戦能力はヒュンケルよりかなり下のようだ。

 

(この石をつなぎ合わせたような体の構造・・・。コイツの防御力を試してみるか・・・)

 

オレはフレイザードの体を見て防御力が低いと感じ、螺旋丸で攻撃した。

 

「螺旋丸!」

 

螺旋丸はフレイザードにヒットし、フレイザードの右腕がふっとんだ。どうやらフレイザードは見た目通り防御力も高くないようだ。

 

(このまま押し切ればこいつは倒せる!)

 

オレ達がフレイザードと闘っていると、ポップ達の乗った気球が到着した。

 

「ダイ、リョーマ大丈夫か?」

 

みんなバジル塔に到着したようだ。

するとフレイザードが突然不敵に笑い始めた。

 

「グワーハッハッハッ。ウヒャヒャヒャ。かかったな!貴様らが全員そろうのを待ってたぜ!」

 

フレイザードはオレのふっ飛ばした右腕を再生した。

 

「氷炎結界受法!」

 

フレイザードがそう唱えるとバルジ島の西と東から地鳴りとともに炎と氷の棟が現れた。

 

「これぞわが氷炎魔団の不敗を支える究極の戦法。もはやてめえらにゃ全く打つ手はねぇ!なすすべもなくのたまうちまわりながら全滅するしかねぇのさ」

 

「ふざけんな!ちょっと地震をおこしたぐらいでなんでオレ達を全滅できんだよ!」

 

ポップはフレイザードのセリフに反論した。

 

「じゃあ、試してみな!」

 

「吠え面かくなよ、メラゾーマ!」

 

ポップは呪文を唱えたが呪文が発動しない。

 

「どうなってるんだ?」

 

マァムも魔弾銃を試みたが発動しない。次にダイもフレイザードに斬りかかったが、先ほどと違い、フレイザードに全く効いている様子がない。フレイザードはそのままダイを地面に叩きつけた。

オレも螺旋丸を試みたが螺旋丸が発動しない。

 

「ククク、ようやくルールが飲み込めたようだな!あの炎魔塔とあの氷魔塔がオレの体の核に作用してこのあたり一帯に強力な結界陣を張っているのさ。この結界陣の中ではオレ達以外の奴は力も呪文もすべて封じられてしまうのさ!つまりお前らの戦闘力は今並みの人間以下って事なのさ!」

 

「くっ、きたないぞフレイザード!正々堂々と闘えないのか!」

 

「うるせぇな、オレは闘うのが好きなんじゃねぇ!勝つのが好きなんだよぉ!」

 

そのままダイをオレ達の方に蹴り飛ばした。

マァムがダイを受け止めた。

 

「ダイ!逃げるのよ!生き残ったひとだけ何とか救って気球でこの結界の外に逃げるの!それしか手はないわ!」

 

「おれはいやだよ!あんな卑怯な奴に負けたくはない!」

 

ダイとマァムが口論しているとフレイザードはレオナ姫の方向へ向かっていった。

 

「冗談じゃねぇ、せっかく結界を張ったのに逃げられちゃ元も子もねぇ・・・」

 

フレイザードはレオナ姫の首を掴んで上に掲げた。するとレオナ姫の周りを氷が覆っていく。

 

「絶対逃げようなんて気が起こらないようにしてやるぜ!クカカカカカ!」

 

「レオナ~!」

 

ダイは今にもフレイザードに斬りかかりそうなのをマァムが必死で止めている。

 

「こいつは伝説の禁呪法で凍り付かせたものだ。どんな力でも砕けねぇし、どんな呪文でも溶かせねぇ。オレの命を絶たない限りこの場から動かせねぇってわけだ。ほうら、これでも逃げるのかい?お姫様を見捨ててとっととずらかるなんてそんなこたぁできねぇだろぉ?勇者はつれえよなぁ~!」

 

ダイは地面に伏して悔しがっていた・・・。

 

(落ち着け・・・、このままだと全滅だ・・・。状況を確認するんだ。奴は力と呪文を封じると言った。チャクラはどうなる?螺旋丸は発動しなかった・・・。だが写輪眼は発動したままだ。仮説でしかないが、忍術については体外で発動できないだけで、体内で発動させる術については封じられていないのではないか?これに賭けるしかない!)

 

オレはダイの後ろから手刀でダイを気絶させた。

 

「リョーマ?」

 

みんなが驚いておれの方を見た。

 

「マァム、みんなを連れて気球へ行ってくれ!ここはオレが食い止める!」

 

「あなた一人で危険よ!」

 

オレは飛雷針の術のマーキングが入ったクナイを見せた。

 

「オレは後でコイツで撤退する。」

 

そしてマァムにそのクナイを渡した。

 

「マァム達が脱出した後オレはそこに向かって飛ぶ!それを持って脱出してくれ!」

 

「待って、あなただって忍術が封じられているんじゃないの?飛雷針の術使えるの?」

 

「大丈夫!オレの目を見てくれ、写輪眼は発動したままだ。忍術に奴の結界は効いていない。」

 

オレは半分嘘をついた。オレの力は抑えられているし、螺旋丸も発動しない。ただ写輪眼が発動し続けているだけだ。

 

「待たせたな、フレイザード!オレが相手だ!」




2019/10/25
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。

2019/10/26
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。
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