ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第025話 新術完成

ザムザが超魔生物に変身するとマァムがいくらダメージを与えてもすぐに回復してしまった。

 

「なんて奴なの!こうなったら閃華裂光拳!」

 

マァムの拳が光だし、マァムはその拳でザムザを攻撃した。マァムの攻撃した箇所が崩れ落ちる。

 

「げぇ、なんだこれは!回復しない!」

 

ザムザはマァムの攻撃に驚愕していたが、マァムは輝く拳で攻撃し、攻撃された箇所は枯れるように崩れ落ち回復しなかった。

 

「なんだ、一体どうなっているんだ?」

 

不思議だったのはザムザだけでなく、味方であるオレ達も同じ思いだ。すると大会に参加していたうちの一人で白い布袋を被った小男がどことなくあらわれてオレ達に説明してくれた。

 

「あれは、閃華裂光拳。回復呪文のホイミと武神流拳法を併用し、インパクトの瞬間爆発的な威力を生み出してマホイミと同じ効果を得る拳だよ。」

 

(理屈はよく分からないけど、ホイミを拳法で強化してマホイミにしてしまう技か・・・ん?そうだ!これだ)

 

布袋を被った小男の話を聞いている間にマァムがちょっとしたピンチに陥っていた。マァムの拳がザムザによってスライム状のもので覆われてしまったのだ。手をスライム状のもので覆われてしまってはホイミが使えないため、閃華裂光拳は使えない。マァムは徐々に押されていく。

 

オレは眠っているダイをポップの下へ連れていき、仙人モードになりマァムを援護する。

 

(正直パワーもスピードも竜魔人には及ばないけどこの回復力は厄介だな・・・)

 

オレは白い布袋の小男の話からヒントを得たオレは現在開発中の新術を試みる事にした。

 

「マァム、ちょっと時間稼ぎお願い!」

 

「OK、分かったわ。」

 

(今まで難しかったのは螺旋丸全体をいきなり雷遁の性質変化をしようとしていた事だ。そうじゃなくて少しの雷遁チャクラでも螺旋丸の乱回転を利用して、チャクラの静電気を沢山発生させてそれを利用すれば螺旋丸全体に雷遁の性質変化を与えられるんじゃないだろうか。試してみるか・・・)

 

オレは仙人モードを解いた。初めて試みる術の威力が強くなり過ぎないようにするためだ。螺旋丸の中に少しだけ雷遁チャクラの性質変化を行い、螺旋丸の乱回転とこの雷遁チャクラを利用してチャクラの静電気を発生させ、螺旋丸全体を雷遁チャクラに性質変化させていった。

 

(できた!)

 

「マァム!どいて!雷遁螺旋丸!」

 

オレはマァムに襲い掛かるザムザに向かって雷遁螺旋丸を仕掛けた。雷遁螺旋丸は普通サイズの螺旋丸であるにも関わらず、まるで飴細工のようにザムザの身体に風穴を空けた。

 

「ゲェ!この超魔生物の肉体をいとも簡単にだと!なんだその技は?!」

 

(この攻撃ならば奴の回復速度よりも早く奴に致命傷を与えられる!)

 

新術に確かな手ごたえを得たオレは再び仙人モードに入った。大玉螺旋丸の一部に雷遁チャクラの性質変化を与え、大玉螺旋丸全体を雷遁チャクラに性質変化させていく。

 

(ちょっと時間がかかるのが難点だな・・・でも)

 

「くらえ、ザムザ!仙法・大玉雷遁螺旋丸!」

 

オレは大玉雷遁螺旋丸でザムザに攻撃した。ザムザの身体のほとんどが一瞬で消え去った。

 

「ぐぁぁぁぁ!」

 

ザムザは超魔生物の変身が解け、右腕と頭部だけが残った。

 

「ぐ、な、なんて技だ・・・だが、オレの研究は父に受け継がれる・・・いつか超魔生物は貴様を超える強さを手に入れる・・・」

 

ザムザはそういうと額に着けていた飾りを宙へ投げ、飾りはどこかへ飛んで行ってしまった。そして飾りを投げたザムザは灰と化してしまった。

 

「やったわね、リョーマ!スゴイ術じゃない!」

 

「リョーマ、すげぇ術だな。」

 

マァムとポップが駆け寄ってきた。

 

「いやいや、マァムの技がヒントになったんだよ。そこの人がオレにマァムの技について解説してくれて・・・マァムの知り合い?」

 

「私の武闘家の師匠よ。私はこの人に格闘技を教わってたのよ。」

 

マァムが白い布袋を被った人物について紹介すると男は白い布袋を取った。

 

「ワシはブロキーナ。マァムの師匠じゃ。」

 

(こ、この人が・・・しかしなぜ布袋を被って参加を?)

 

「マァムよ、ワシはお前の上達具合を見るために老体にムチ打ってこっそり参加してみたが、どうやらお前はもう立派な武闘家じゃ。これから仲間と共にゆくのじゃろう?がんばるのじゃぞ。」

 

「老師!ありがとうございます!」

 

「ってことは、マァム戻ってきてくれるのか?」

 

「うん、みんなまたよろしくね!」

 

ブロキーナ老師はマァムに別れの挨拶をすると山へ帰っていった。

 

しばらくするとダイが目を覚ました。どうやらガスが抜けきったようだ。

 

「あれ?何があったの?」

 

ダイは目の前に広がる闘技場の荒れ果てた状態を見て驚いていた。オレ達はダイにダイが寝ている間に何が起こったかを説明した。

 

「そっか、全然気づかなったや。ゴメン」

 

「いや、あれは仕方ないよ。ダイのいた位置がたまたま悪かった。」

 

ダイは睡眠ガスにやられて今回の闘いに参加できなかったことを申し訳なさそうにした。

 

 

大会の賞品になってた覇者の剣はザムザから提供されたものであった事もあり、調べたところ偽物である事が分かり大会は中止になった。

 

「ちぇっ、結局ダイの剣探しは振り出しか・・・」

 

ポップがぼやくと

 

「いいじゃないか、マァムが戻ってきたんだし、リョーマも新しい術の開発に成功したみたいだし。」

 

ダイは前向きにポップのぼやきを返した。

 

「まぁ、そうだな。マァムの帰還とリョーマの新術完成でよしとするか!」

 

オレ達はパプニカに戻る事にした。

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