ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第026話 偵察

ダイの新しい剣探しが振り出しに戻ったオレ達はマァムを加えパプニカに戻ってきた。

 

「おかえりなさい、マァムも久しぶりね。修行の成果はどうだった?」

 

レオナが帰ってきたオレ達を出迎えてくれた。

 

「ふふ、今度闘いの中でお見せするわ。」

 

「楽しみにしてるわね。ところでダイ君の剣探しはどうなったの?それでロモスへ行ったって聞いたけど・・・」

 

「それがさ・・・、ロモスで開かれた大会の賞品が偽物だっていう事が分かって大会は中止・・・、まさにくたびれ損だったぜ。おまけに超魔生物とかいうとんでもない化け物も出るしよ」

 

ポップがぼやいた。

 

「ところでさ、レオナがやってたことって何だったの?なんか大分忙しかったみたいだけど」

 

ダイがレオナに尋ねた。バランと闘ってパプニカに帰ってからレオナはやる事があるといってずっと忙しそうにしていた。

 

「そうね。そろそろ話してもいいかしらね。今度世界中の王国でサミットを開くのよ。魔王軍に対して人間同士協力して立ち向かいましょうってね。」

 

「世界中の王様がここに集まるのかい?」

 

「すごいや、流石レオナ!」

 

オレ達はレオナのやっていたことに驚いた。

 

(まさかオレ達に隠れてそんな大きな事をやっていたとは・・・。アバンの書の言葉から自分にしかできない事を見つけたんだな。)

 

「ところで新しい剣探しだけど、テラン王に聞いてみるのはどうかしら。テラン王は世界中の伝説に通じその知識量は並々ならぬものと聞いているわ。」

 

レオナは詰まったオレ達の剣探しにテラン王を紹介してくれた。

 

テラン王のところへ行くとテラン王のところにはベンガーナで知り合った占い師メルルがおり、ダイの剣について占ってもらった。オレ達はその占いに基づきランカークスという村へ行くことになった。

 

(ここで一緒に行ってもオレにできることはないな・・・。なら今のうちにあれを調べておくか・・・)

 

「なぁ、みんな。オレは一旦みんなと別行動をとろうと思う。」

 

「えぇ!どうして?」

 

ダイが驚いたように聞いてきた。

 

「クロコダインの話によると魔王軍の軍団は全てで6つ、そのうちオレ達は既に4つを潰したと言える。そろそろ敵の戦力も絞られてきたはずだ。ならそろそろ敵の本拠地がどこなのか調べた方がいいかと。」

 

「クロコダインに聞けばいいんじゃねーか?」

 

ポップが返してきた。

 

「クロコダインの話によると魔王軍の本拠地のあったはずのところに今は本拠地がないらしい。そもそもその本拠地には大魔王バーンはいないとのことだ。」

 

「じゃあ、お手上げじゃねーか。」

 

「何かあてはあるの?」

 

ダイがオレに尋ねてきた。

 

「この前ザムザが研究データを魔法でどこかに飛ばしてただろ?オレはあの方角に魔王軍の基地、もしくはその基地に繋がるヒントがあると思うんだ。」

 

「そっか、あれは研究データって言ってたからね。行き先はザボエラのいるところってことだもんね。」

 

「そういうこと!」

 

「でも一人で危険だよ!行くならオレも!」

 

「ダイは新しい剣探しがあるだろ?」

 

「うっ」

 

ダイはしぶしぶながら納得してくれた。

 

「じゃあ、私が一緒に行くわ」

 

マァムがオレに同行を申し出た。

 

「いや、オレ一人で行く。人数が増えると見つかりやすくなるし、オレ一人ならいざってとき飛雷針の術を使って逃げれる。」

 

と答えたがマァムはなかなか納得してくれない。

 

「リョーマはどうしていつもそんな一人で無茶ばかりするのよ!レオナを探す時も、バルジ塔の時も、バランの時もバランの時なんて死んじゃったくせに!」

 

どうやら前々からオレの行動に思うところがあったようだ。

 

(・・・そう言われてみればそう言われても仕方ない気がするな・・・。かといってこの危険な偵察にマァムを連れて行くわけにはいかない。連れて行ったらいざという時、飛雷針の術で逃げれないからな・・・。)

 

オレはマァムに飛雷針の術のマーキング入りのクナイを差し出した。

 

「マァム・・・、もしオレがちょっとでもヤバいと思ったらそのクナイを目印に飛んで逃げてくる。約束する。」

 

オレはマァムに折衷案を提案した。

 

「分かったわ。あともう一つ約束して、何があってもバランと闘ったときに使った技を使わない事。もし使ったら絶交よ。」

 

「わ・・・分かった。」

 

(マァムに絶交されたくないな・・・。それは絶対嫌だ・・・。これから八門遁甲の陣は完全な禁術扱いだな・・・。)

 

ダイ達はメルルの占いをもとにランカークスへ向かい、オレはロモスへ向かい、ザムザの額の飾りが飛んだ方向へ向かって軽重岩の術を使って飛んだ。オレは道中仙人モードになりながら結界・天蓋法陣を使って飛んだ。何かあっても仙人モードの感知能力と天蓋法陣の探知で見落としを避けることができるからだ。

 

いくら飛んでも何も見つからない。地図によるとそろそろ海に出るころだ。

 

(ここまで来て何もないってことは、海の中か・・・、死の大地か・・・?)

 

オレはカールの北の海岸で飛雷針の術のマーキングをし、一旦体を休めるため飛雷針の術でロモスに戻った。

 

翌日飛雷針の術でマーキングのある場所へ飛び再び同じ方角へ軽重岩の術で飛んだ。しばらくすると死の大地と呼ばれるところに着いた。

 

(な、なんだこの妙なところは・・・)

 

オレは仙人モードのまま天蓋法陣を展開しながら死の大地を調査した。

 

(下に何かある・・・だが入り口らしきところがどこにもない・・・しかもこれは結界?)

 

するとオレの探知結界内に急に2人の魔物が探知された。

 

「おや、お客さんかな?」

 

オレの前にミストバーンとキルバーンが現れた。

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