ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第027話 偵察からの帰還

死の大地を探索しているとオレの前に突然ミストバーンとキルバーンが現れた。

 

「おや、お客さんかな?」

 

オレはとっさに身構えた。

 

(コイツら急に現れたぞ?)

 

「いらっしゃいと言いたいところだけど、そろそろ君達のレベルも上がってきて面倒くさくなってきたからね。そろそろ仕事させてもらうよ。」

 

(考えようによってはキルバーンの黒の結晶を回収できるチャンスだ!スキを見て封火法印で・・・)

 

オレは写輪眼を発動させ、印を組んだ。

 

「影分身の術」

 

オレは4体に分身し、それぞれクナイを持ち、ミストバーンとキルバーンに攻撃を仕掛ける。

 

ミストバーンは手をソード状にして、キルバーンは大鎌でオレの攻撃を受けていく。明らかにオレの方が押している。

 

(こいつらの攻撃くらいなら仙人モードの敵じゃない。黒の結晶の疑いのあるキルバーンよりまずはミストバーンからだ!)

 

「仙法・大玉螺旋丸!」

 

オレは2体に大玉螺旋丸を作らせ、ミストバーンに襲い掛かった。大玉螺旋丸はミストバーンにヒットし、闇の衣がボロボロになりながらミストバーンはふっ飛ばされた。

 

(今回は効いたか?いや、今回はダメージを与えたように見えるのに全く動きが変わらないように見える。どういうことだ?やはり何か秘密がある・・・)

 

「貴様!よくもやりよったな・・・!許さん!」

 

ミストバーンは怒り狂ったように襲い掛かってきた。

 

(前回といい、どうやら闇の衣の下には相当秘密にしたい何かがあるんだな。)

 

「闘魔傀儡掌!」

 

ミストバーンは指から暗黒闘気の糸を発し、オレの手足に絡みつく。

 

「ぐぁぁぁ!」

 

(相変わらずの威力だ。だが、仙人モードなら)

 

と思ったのも束の間仙人モードが解けてしまった。

 

(なぜだ?持続時間はまだあるはず!)

 

オレはキルバーンの大鎌から発生する奇妙な音に気が付いた。

 

(まさか・・・)

 

「ご名答。でもちょっとおそかったね。これでまず一人かな?」

 

(体が動かない・・・こうなったら!)

 

と思ったところで思い直した。

 

(ダメだ、八門遁甲の陣は使えない・・・。マァムに絶交されたくないしな・・・)

 

オレはこれ以上の探索をあきらめ、飛雷針の術でマァムに預けていたマーキング入りのクナイをめがけて飛んだ。

 

 

飛雷針の術で飛ぶと目の前にはマァムがいた。

 

「リョーマ、帰ってきたのね、無事で良かったわ。」

 

「ただいま」

 

オレはキルバーンの大鎌の後遺症でその場に倒れてしまった。

 

「リ、リョーマ大丈夫?」

 

「大丈夫・・・、約束通り八門遁甲は使わなかった・・・」

 

「バカ・・・・」

 

マァムは涙を目に浮かべながら安堵の表情を浮かべていた。

 

「奴らの本拠地が分かった。死の大地の地下だ。でもどこに入り口があるのかまでは分からなった。そもそも入り口なんてないのかもしれない・・・奴らは入り口なしで出入りしているみたいだった・・・」

 

オレは安心してしまったのかそのまま眠ってしまった。

 

 

気が付くとオレはベッドで横になっていた。マァムはオレの看病をしてくれていたのかベッドの横でうつ伏せになりながら座っていた。オレがマァムを起こそうと肩に手を掛けると咳払いする音が聞こえた。

 

「お邪魔だったかしら?」

 

レオナだ。

 

「いや、全然。」

 

オレは慌てて手を引っ込めた。

 

(いやいや、全然怪しい事なんてしてないのになんで慌てないといけないんだよ!)

 

「マァムはね。あなたが帰ってからずっと看病してくれてたのよ。感謝しなさいよ。」

 

「あとでお礼を言っとく」

 

「で、どうだったの?本拠地の探索は?」

 

オレは本拠地の場所、入り口の有無、キルバーンの大鎌の攻撃について話した。

 

「なるほどね。これで色々目算が立ったわ。ありがと、ゆっくり休んでて。あと、あんまりマァムに心配かけない事ね。マァムとの付き合いは一番長いんでしょ?」

 

「う、うん・・・」

 

「ねぇねぇ、ところでリョーマ、マァムのこと好きなの?」

 

レオナはいたずらな笑みを浮かべながら直球で聞いてきた。

 

「い、いきなり何を!」

 

オレは慌てふためいて答えてしまった。

 

「だって、リョーマのマァムに対する態度って私とか他の女の子と違うし・・・」

 

「いや、だってほらマァムとは長い付き合いだし・・・。」

 

「あ~ら、それを言ったら私だってリョーマとはロモス城の厨房で出会って以来の付き合いよ?ダイ君たちよりずっと長いはずよ?」

 

レオナは無茶苦茶な屁理屈で攻めてきた。

 

「そ、それは・・・」

 

(く、レオナの奴無茶苦茶な屁理屈で攻めてきやがって・・・)

 

「なぁに、私よりマァムがいいの?」

 

「い、いやその・・・」

 

「まあ、いいわ。これから闘いも激しくなるんだし、今のうちに自分の気持ちをはっきりさせといたほうがいいんじゃないかしら」

 

そう言い残すとレオナは部屋を出て行った。

 

(レオナの奴絶対オレで遊んでる・・・)

 

するとマァムが起きたようだ。

 

(やばい!聞かれてたかな?)

 

「マ、マァム、もしかして今の話聞いてた・・・?」

 

「え、え、何の話?」

 

(この反応、絶対聞いてたな・・・レオナにも言われたけどそろそろオレの気持ちについて考えてみるか・・・マァムの事が好きなのかどうか・・・)

 

 

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