ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第033話 ミストバーン攻略

「みなさん、ここは私とヒュンケル、そしてリョーマで足止めします。みなさんはバーンのもとへ」

 

アバンはダイ達に言った。

 

「そんなの無茶だよ!」

 

ダイが反対した。

 

「『すべての闘いを勇者のためにせよ。』。私はダイ君を如何に無傷でバーンの下へたどり着かせるかがこの闘いのカギになると思っています。だからここはね。」

 

「分かりました。」

 

ダイはしぶしぶ納得したようだ。

 

(さすが師匠パワー。説得力あるな。)

 

「なぁに、終わったらすぐに追いかけますよ」

 

「そういう事なら、多重影分身の術!」

 

オレは写輪眼を発動し、ミストバーンに襲い掛かった。仙人モードは使っていない。仙人モードはチャクラコントロールが難しいため多重影分身との併用ができない。

 

「闘魔滅砕陣!」

 

ミストバーンの周囲の影分身が暗黒闘気に縛られて動けなくなっている。

 

「かかったなミストバーン!」

 

「なんだと?」

 

「ダイ、今のうちだ!ミストバーンがこの技を出している間はこの場から動けない!」

 

「貴様!謀ったな!」

 

ダイ達はミストバーンをすり抜けて先に進んだ。

 

「先生、ヒュンケル、リョーマ。絶対追いついてきてね!」

 

ダイはそう言って先に行った。

 

ダイ達が行ったのを確認するとオレは影分身を解いた。

 

ミストバーンは残ったヒュンケルを見た。

 

「ヒュンケルだと?貴様、ヒュンケルか!貴様は死んだはず!なぜここにいる?」

 

「貴様を葬るために地獄から舞い戻ってきたのだ!行くぞ!リョーマと先生は手を出すな!」

 

ヒュンケルはミストバーンに斬りかかった。ミストバーンはデストリンガー・ブレードで応戦する。剣技ではヒュンケルの方にかなり分があるようでミストバーンは何回もヒュンケルに斬られていた。しかしミストバーンの動きはダメージを受けているそれではない。

 

「これで終わりだミストバーン!アバンストラッシュ!」

 

ヒュンケルはアバンストラッシュを放った。ミストバーンの衣の一部が破れ、ミストバーンはふっ飛ばされた。

 

「ヒュンケル、よくぞここまで・・・」

 

アバンはヒュンケルの成長ぶりに感心していた。

 

しかしミストバーンはアバンストラッシュを浴びたにも関わらず、何事もなかったように起きてきた。

 

「く、バーン様と連絡が取れぬ、だが貴様らを葬り去るにはこの闇の衣を脱ぎ払う他ないようだな。この衣をバーン様の許可なしに脱ぐ事がどれだけ罪深いことなのか貴様には分かるまい。」

 

ミストバーンは闇の衣を脱ぎ払った。ミストバーンのプレッシャーが何十倍にも膨れ上がっていく。

 

「衣を脱いだとて同じこと!」

 

ヒュンケルはミストバーンに斬りかかった。だがミストバーンに一切ダメージはなく、掌底でヒュンケルの右腕を吹き飛ばしてしまった。

 

「ヒュンケル!」

 

アバンが心配して駆け寄った。だがヒュンケルの吹き飛ばされた腕のあたりに塵芥が集まり再びヒュンケルの腕を形成していく。

 

「ヒュンケル?あなた・・・」

 

「見てのとおりオレは本当の死人なんです。今はリョーマの力でこの世に戻ってきてます・・・」

 

「そ、そうですか・・・・」

 

アバンは複雑な表情を浮かべた。

 

「でも、今ので何となく分かりましたよ。奴の秘密が・・・。次は私が行きます。」

 

アバンは斬りかかった。だがミストバーンはいとも簡単にアバンを吹き飛ばしてしまった。

 

(妙だ、アバンは本気で斬りかかったように見えない・・・何か別の目的が?)

 

「分かりましたよ、あなたの秘密が・・・凍れる時の秘法!」

 

「貴様、どうしてそれを!」

 

「なあに、私も使ったことあるんですよそれ。」

 

ミストバーンの問いにアバンが答えた。

 

「リョーマ、ミストバーンを足止めしてもらえますか?」

 

「分かりました。」

 

オレは仙人モードと写輪眼を発動した。

 

(ここは、蛙組手だ!スキを見て山土の術を!)

 

オレは蛙組手をミストバーンに仕掛けた。だが、やはりダメージが通る様子がない。オレが蛙組手でミストバーンと格闘戦を広げている最中ミストバーンは体勢を崩した。

 

(今だ!)

 

オレは土遁の印を組んだ。

 

「土遁・山土の術!」

 

ミストバーンの両脇から地面がせり上がり、ミストバーンを挟み込んだ

 

「今です!」

 

アバンはそのすきをついてミストバーンに羽を投げつけた。羽が五芒星を形成する。

 

「シャナク!」

 

アバンは呪文を唱えた。その瞬間ミストバーンの体にチャクラの流れが見え始めた。

 

(何だ?一体何をした?)

 

「き、貴様~!」

 

オレは確かめるために雷遁で覆ったクナイをミストバーンに投げた。クナイがミストバーンの頬をかすめ、ミストバーンの頬にキズができた。

 

(ダメージが通った!)

 

「き、貴様等~、この体に傷を!絶対に許さん!」

 

ミストバーンが激高した。ミストバーンの威圧感が高まっていく。

 

その時、ミストバーンの動きが急に止まった。どうやら何者かとコミュニケーションを取っているようだ。

 

コミュニケーションらしきものが終わるとミストバーンは黒いガス状の生命体と肉体に別れ、肉体の方はどこかへ飛んで行ってしまった。

 

「今長年お預かりしていたバーン様の肉体をお返しした。ダイ達はもう終わりだ。お前たちもすぐに後を追わせてやる。」

 

ガス生命体となったミストバーンはオレ達に襲い掛かってきた。

 

「空裂斬!」

 

アバンとヒュンケルは空裂斬をミストバーンに向けてはなった。だが二人の空裂斬はミストバーンによってはじかれてしまった。

 

「ぐふふ、こんなもの効かぬわー!」

 

ミストバーンはヒュンケルを目がけて突っ込み、ヒュンケルの中に入り込んでしまった。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

ヒュンケルの肌の色が色黒く変わっていく。

 

「くくく、ようやく手に入れたぞ。無敵の不死の肉体を」

 

どうやらミストバーンはヒュンケルを乗っ取ってしまったようだ。

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