ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第035話 激闘大魔王バーン

ダイとマァムがアバンの羽でダメージを回復し、戦線に復帰した。これで4対1となった。オレは写輪眼との相性もあって、天地魔闘の構えをしのぎ切ることができ、時間を稼ぐ事ができた。戦況はオレ達の方がかなり有利になった。しかしバーンの表情からは余裕がある。

 

(なんだこの余裕は?どうしてそんなに余裕がある?)

 

「余が余裕そうにしているのがなぜか気になるようだな。では貴様に教えてやる。」

 

バーンはオレ達に猛スピードで向かってきた。オレは写輪眼でかろうじて対応し、ダイも持ち前の反射神経でかろうじてかわしたが、アバンとマァムはバーンの攻撃をまともに受けて吹っ飛んでしまった。バーンは仙人モードで写輪眼を発動しているオレとダイを相手に互角の格闘戦をしていた。

 

「見たか!確かに余の天地魔闘の構えはかわされたが、普通に闘ってもお前たちよりは強い!」

 

そしてバーンの額の瞳が光り、光線がアバンとマァムを貫いた。アバンとマァムはヒュンケル達と同じく玉になってしまった。オレ達はそれを見てあっけに取られてしまった。

 

「どうしたスキだらけだぞ?」

 

バーンはオレ達のスキを見逃さず、オレ達にカイザーフェニックスと掌底を仕掛けてきた。ダイはまともにカイザーフェニックスを食らい、オレもまともに掌底を食らってしまった。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

(マズイ、今のであばらが数本逝った。)

 

オレは回復のため一旦隠れることにした。

 

「雷遁・雷幻雷光柱!」

 

オレから強烈な光が周囲を包んだ。バーンの目が眩んだと思われるスキにダイを連れて一旦物陰に隠れ、医療忍術で治療を始めた。

 

「おのれ、どこへ隠れた?まさか勇者ともあろうものが仲間を見捨てて逃げたわけでもあるまい。出てこぬのなら仲間の瞳を一つ一つ潰していくことにしよう。」

 

(まずい、ダイもオレもまだ全快には程遠い。)

 

その時、ダイが起き上がった。

 

「ダイ、お前の傷はまだ治っていない、もう少し待ってくれ!」

 

ダイは首を振ってオレに答えた。

 

「リョーマ、リョーマはいつもオレ達のために一人で無茶な時間稼ぎをしてくれた。今度はオレの番だ。今度はオレが時間を稼ぐよ。」

 

そういってダイはバーンの前に出た。

 

「バーン、勝負だ。」

 

「フハハハ、やはり勇者はこうでなくてはな。」

 

バーンは天地魔闘の構えだ。対峙する二人。ダイは中々仕掛けない。ダイはオレのために時間を稼ぐ気だ。

 

「怖気づいたか?ではこちらから行くぞ。」

 

バーンはダイに襲い掛かった。ダイはバーンの攻撃を受けるのがやっとだ。ダイの体勢が崩れた瞬間にバーンはカイザーフェニックスをダイに放った。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

ダイはその場に崩れ落ちた。

 

「そうら、止めをくれてやろう。勇者様の最期だ。ふはははは」

 

バーンはダイの首根っこを掴み持ち上げた。

 

(よし、医療忍術の治療が終わった。)

 

オレはダイの持っている飛雷針の術のマーキング入りのクナイを目がけて飛んだ。

 

「飛雷針斬り!」

 

オレは飛雷針の術でダイのところへ飛び、そのまま雷遁で覆ったクナイでバーンを斬りつけた。

 

「なんだと!」

 

バーンは突然の攻撃に驚き、ダイを離してしまった。オレはその隙にダイを担いでバーンと距離を取った。

 

「ダイ、ダイのおかげでオレの治療が終わったよ。」

 

オレがダイにそういうとダイは

 

「リョーマ、あとは任せたよ・・・」

 

と答えた。その瞬間バーンの額の瞳が光り、ダイも玉にされてしまった。

 

「あとは貴様だけだな。」

 

オレは忍術を使う事を諦め、雷遁チャクラモードを発動し、バーンに蛙組手を仕掛けた。

 

「ぬう、貴様、さっきまでとは違うな。」

 

オレはバーンと格闘戦を行った。今度は流石にオレの方が押している。

 

(このまま押し切ってやる。)

 

「ぬぅぅ、カイザーフェニックス」

 

バーンはカイザーフェニックスを撃ってきた。炎の不死鳥がオレを襲う。オレは完全にはかわし切れず、少し食らってしまった。

バーンはオレが避けている間にバーンの額の瞳で玉にした玉を持っていた。

 

(あの位置はマァムの?)

 

「余ばかりやられているのは不公平だからな、少しはお前の悔しそうな顔を見せてくれ。」

 

「やめろ、やめてくれー!」

 

バーンは玉からマァムを戻し、マァムの首の骨を折ってオレの方に投げつけてきた。

オレはマァムを受け止めた。

 

「マァム?マァム?」

 

マァムの体温がオレの腕の中で失われていくのを感じた。

 

「うぁぁぁぁ!」

 

マァムをオレは我を失い絶叫した。

 

「ようやく貴様の悔しそうな顔が見れたわ。これぞ溜飲が下がるというもの。安心しろ、貴様もすぐに後を追わせてやる。」

 

バーンは手刀の構えを取り、オレの首をはねようとした。

その時、オレの絶叫と共にオレの写輪眼の形が変わっていった。万華鏡写輪眼だ。

 

「貴様は絶対に許さん!天照!」

 

オレがバーンをにらむとバーンが黒い炎で燃え始めた。

 

「なんだ、何をした。マヒャド!」

 

バーンは万華鏡写輪眼で付けた黒い炎をマヒャドで消しにかかった。しかし黒い炎は一向に消える様子がない。バーンは消火を諦め、黒い炎の部分を自分の肉体ごと手刀で切り落とした。

 

オレはそのスキをついて攻撃を仕掛けた。

 

「仙法・超大玉螺旋丸」

 

オレはバーンに超大玉螺旋丸で攻撃した。自分の肉体を切り落としたばかりのバーンはかわし切れずそのまま超大玉螺旋丸をまともに受けてしまった。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

「バーン、お前に教えてやる。この万華鏡写輪眼は写輪眼を持つものが一番大切な人を失ったときに開眼するものだ。だから今分かったよ。マァムがオレにとって一番大切な人だったんだって。」

 

「人間如きが何を!」

 

バーンはオレの攻撃に驚愕したのも束の間、冷静に戻ったようだ。

 

「認めてやるぞ人間。お前は余より強い。魔界で敵なしの余よりもだ。どうやらお前を倒すには余も覚悟を決めねばならぬようだ。」

 

バーンはそういうと自分の額の目を抉り出した。

 

「一体何を?」

 

バーンを黒い岩が覆っていく。

 

「人間よ、お前の強さは人間どころかこの世のものとは思えん。だから悟ったのだ。お前に勝つには余が魔獣となるしかないと」

 

バーンはそういうとバーンを覆う黒い岩が巨大な魔獣をかたどり始めた。バーンは巨大な魔獣となった。

 




今回マァムが死んでしまいましたが、ハッピーエンドで終わる予定です。
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