ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~ 作:KANDAM
「ブラス、そこの妙な恰好をしたやつを攻撃しろ!」
クロコダインは鬼面道士にオレを攻撃するように命令した。でもオレの幻術に掛かってる鬼面道士はクロコダインの命令に反応しなかった。
「どうしたブラス!聞こえないのか?」
「無駄だ。ポップがお前に攻撃している間にちょっとこちらも色々と細工させてもらった。」
「おのれ―!貴様!一体何をした!」
「さあね。」
あとはマァムを助けて、ダイを回復させれば一気に形成逆転だ。
(あんなに怯えてたポップだって覚悟を決めたんだ。オレも覚悟を決めるか。オレだって後悔は絶対にしたくない!これは東大に受かろうと勉強していた時と同じくらい強い思いだ!)
「影分身の術!」
オレは初めて人目につくところで影分身の術を使った。誰の目から見てもみんなが知っている魔法でないのは明らかだ。しかもその見ている人々の中には王様もいるのだ。オレは自分のこの世界に来てからの楽しかった日々を守るために忍術を使う覚悟を決めた。
「なんだぁ?その魔法は?」
ポップがオレの影分身の術を見て驚いた。
「驚くのは後だ!クロコダインに攻撃するぞ!」
影分身一体をクロコダインに突っ込ませ、オレはマァムを縛っている目玉のモンスターにクナイを投げつけた。クナイはモンスターの目玉を貫通し、マァムは触手から解放された。
「けほけほ、ありがとう、リョーマ。」
「後は・・・」
「リョーマ、ダイは私に任せて」
と解放されたマァムは足元に落ちている大きな銃のようなものを拾い、ダイに向けて銃を発射した。
「えっ?」
マァムがダイを銃で撃ったのを見てオレは呆気にとられた。
「大丈夫よ!」
銃で撃たれたダイは立ち上がった。どうやら先ほどまでダイを動けなくしていたダメージは回復したらしい。
その頃、クロコダインを攻撃していたオレの影分身とポップはクロコダインの反撃によってふっ飛ばされ、影分身は消えてしまっていた。
「貴様、妙な魔法を使いおって、許さんぞー!」
クロコダインはマァムを解放され、ダイを回復された事で完全に逆上していた。
だが本当に怒っていたのはダイだった。
「クロコダイン!たとえどんな理由があったとしても・・・オレのじいちゃんに悪いことをさせ・・・オレの仲間を傷つけたあんたを・・・許すことはできない!」
回復したダイは今までのクロコダインのやったことに対して完全に怒っていたのだ。そしてダイの額には竜のような紋章が輝きだした。
(なんだ?ダイのやつも写輪眼のような魔法以外の力があるのか?)
「来い!」
ダイはクロコダインに向かって吠えた。
「死ねぃ!」
クロコダインはダイに向かって真空の斧を振り下ろす。
ダイはなんとそれを素手で受け止めてしまった。そしてそのままクロコダインごと壁に向かって投げ飛ばしてしまった。
(あれを素手で受け止めて投げ飛ばしただと?なんてパワーだ!)
オレはダイのパワーに驚愕した。
「オレは!死んでも負けるわけにはいかぁん!むうぅぅぅん!」
投げ飛ばされて起き上がったクロコダインは右腕に力を込め始めた。オレの写輪眼にはクロコダインの右腕に危険なエネルギーが溜まっていくのが見える。それに対してダイは回復したばかりで武器を持っていないのに気が付いた。
(まずい!ダイは今丸腰だ!)
オレは土遁の印を組んだ。
「土遁・山土の術!」
クロコダインの両側からクロコダインを挟み込むように地面が盛り上がった。
「うぉぉ、なんだこれは!」
クロコダインは両側から盛り上がった岩に挟まれ動けなくなり、右腕からもエネルギーが逃げていった。
(今だ!)
オレは雷遁の印を組んだ。
雷状のチャクラがオレの右手から放出されているのが見える。そしてそのままクロコダインに向かって突っ込んだ。
「雷切!」
オレは雷状のチャクラを帯びた右手でクロコダインを貫いた。
「ぐふぅ!見事だ!お前たち人間の絆の力見せてもらった・・・できることならお前らと正々堂々と闘いたかった・・・」
そしてクロコダインはポップの方を見た。
「小僧おまえにも教えられたぞ・・・男の誇りの尊さをな・・・例え力が及ばなかったとしても自分の誇りに準じることの大切さをな・・・お前の勇気無くしてお前たちに勝利はなかった・・・」
「お前たちのような相手に敗れたのであれば全く悔いはない。むしろ誇るべきことだ・・・目先の勝利に狂ったオレはバカだった・・・」
クロコダインの目から涙があふれた。どうやら鬼面道士を人質に取って闘うのはクロコダインの本意ではなかったのだろう。そしてクロコダインは穴の開いた壁の方に向かった。
「負けるなよ・・・、勇者はつねに強くあれ・・・」
クロコダインはそう言うと壁の穴から外に雄たけびとともに飛び降りた。
すると街を襲っていたモンスター達は一斉に撤退を始めた。
クロコダインの飛び降りた所にカプセルのようなものがあった。察するにこれでダイの育ての親である鬼面道士を連れてきたのだろう。ダイがカプセルを拾うとそれを鬼面道士に向けた。
「じいちゃん、ごめん。もう少しこの中に入ってて。イルイル!」
ダイがそのカプセルを鬼面道士に向けて合図を唱えると鬼面道士はカプセルの中に吸い込まれていった。
「やった!やったぞぉ!魔王軍を追い払ったぁ!」
城の下から歓声が上がるのが聞こえてきた。
闘いが終わって、ロモス王が玉座に座り、オレ達はロモス王の前に膝をついた。
「ダイ・・・ポップ・・・マァム・・・リョーマそしてわが城の兵士諸君。みんな良く戦ってくれた。」
「特にダイ、リョーマ、この度の勝利はまさにお前たちのおかげじゃ、今日から勇者を名乗るが良い。」
「やったな、ダイ、リョーマ」
「おめでとう!ダイ、リョーマ」
ポップとマァムが祝福してくれた。
「ロモス王恐れながら申し上げます。この度の私の活躍は彼らの勇気や覚悟に触発されてのこと。私だけならここまでの事は出来なかったでしょう。勇者を名乗るのはダイ一人がふさわしいかと」
オレはこの闘いで覚悟が決まったのは彼らの覚悟、思いの強さに触れたからだ。そんなオレが勇者を名乗るなどおこがましいにも程がある。だからその思いをロモス王に伝えた。
「・・・王様、オレ・・・まだいいです。」
ダイも言った。
「何言ってんだよ!お前ら!」
ポップがオレ達の発言に驚いて言った。
「オレ一人の力じゃ勝てなかった・・・ポップ、マァム、リョーマそれにお城のみんなが力を合わせたから勝てたんだ!オレが勇者だっていうならみんなが勇者だよ。」
「だから・・・せめてもう少し強くなってみんなに迷惑かけずに戦えるようになるまで・・・勇者なんて呼ばないで下さい・・・」
「あいわかった!さらに大きな成長を期待しておこう!」
そしてオレ達はオレのレストランへと戻った。
これからの事を話し合うために・・・。
ちょっと今まで書いてたものを読み返してみましたが、文章のひどいことひどいこと。やはり大学受験時代の国語の成績が偏差値40台だったのはだてじゃないですね(笑)
余りにひどいので今後ちょくちょく文章を直していきます。基本的にストーリーは変わらないです。
2019/10/19
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。
2019/10/25
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。