ドラゴンクエストーダイの大冒険ー ~忍者に憧れた転生者~   作:KANDAM

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第008話 パプニカ到着

オレ達はロモス王の厚意でパプニカまで軍艦で送ってもらえることになりパプニカへ向かっていた。魔法の筒に一旦閉じ込めたダイの育ての親の鬼面道士はというとパプニカへ行く途中デルムリン島に立ち寄りアバンの遺したマホカトールの結界の中で魔法の筒から出したようだ。ダイは育ての親の鬼面道士とはあえて挨拶せず、オレ達は出発した。別れの挨拶は一度済ませたし、もう一度となるとまた別れがつらくなるからだそうだ。

 

ロモス王の軍艦は聖水を放出しながら進んでいた。そのため途中何度かモンスターが現れたがモンスター達は手出しできなかった。

 

「すげー豪華だな、流石王国保有の軍艦だ。」

 

ポップが感嘆していた。オレも同感だ。個人レベルで聖水を放流しながら船を進めるなど考えられない。

 

「まあ、モンスターが現れてもオレの呪文でパーっとやっつけてやるぜ!」

 

とその時海系モンスターが船の縁に乗りかかってきた。

 

「のわーーー!」

 

ポップは驚きで後ろにひっくり返った。

しかしモンスターは聖水に焼かれすぐさま撤退していった。

 

「パーっとねぇ・・・」

 

マァムの冷たい視線がポップに突き刺さる。

マァムのツッコミにみんな苦笑した。

 

「君達はパプニカに行きたいんだってね。大きな国は他にいくつもあるのにどうしてパプニカにいくのかね?」

 

船長はオレ達の行き先を不思議がっていた。

 

「へへへ、そりゃあなんたって、憧れのお姫様に会うためよ!なぁ~ダ・イ!」

 

「ええっ、べつにそれだけじゃないさ・・・!」

 

「そうか・・・よりによってパプニカの姫様とはな・・・」

 

「なんかまずいんすか?」

 

「魔法軍はその軍団をそれぞれの大陸に送り込み侵略を続け取るが、中でもパプニカは最大の激戦区と言われているんだ・・・聞いたところによるとパプニカのあるホルキア大陸は15年前魔王軍の拠点だったらしい・・・」

 

「ハドラーの?」

 

「それゆえか魔王軍の中でも最も恐るべき軍団がホルキア大陸奪還のために送り込まれているそうだ・・・だんでも不死身の軍隊だとか」

 

「不死身の軍隊?」

 

オレ達は驚いた。ダイの顔が強張っていく。よほどレオナ姫が心配なのだろう。

 

「おーい、そろそろ着くぞー!」

 

軍艦の乗組員の一人が声をあげた。

パプニカに着くと船長達は驚愕した。

パプニカの港町がゴーストタウンになっていたのだ。

 

「バカな!あの活気溢れるパプニカの港町が・・・。」

 

オレ達は港で軍艦を降りた。

 

「ありがとう!オレ達はここまでで大丈夫です。」

 

「うむ、君たちも気を付けてな。」

 

「なぁ、ダイ・・・、帰るまで待ってもらったほうがいいんじゃないかな・・・」

 

「何言ってるのポップ、船の人達を危険にさらすわけにはいかないでしょ!」

 

マァムはポップの提案を一蹴した。

 

ダイは船長達に挨拶するとお城の方へ向かって駆け出した。きっとレオナ姫の事が心配でたまらないのだろう。城に着くと城は敵の攻撃で廃墟と化していた。ダイは愕然としていた。

 

「ダイ、まだ無事じゃないと決まったわけじゃない。情報を集めるぞ。レオナ姫を助けに行くんだ!」

 

オレはダイを励ました。しかし実際のところ城がこの様子じゃ無事だとはとても言えない。

 

「うん、そうだね。こんなところで落ち込んでられないや。早くレオナを助けに行かなきゃ。」

 

(なんにせよ、取りあえずこの大陸の情報が欲しいな。このままじゃ何もできない・・・。)

 

「オレは一旦みんなと別れてハドラーのかつての拠点を調べて来ようと思う。オレなら変化の術を使って忍び込めるし、いざとなれば飛雷針の術でこっちに一瞬で戻ってこれる。もしそこが敵の拠点になっていたとしたらそこにレオナ姫が捕まってるかもしれない。」

 

オレはダイ達に情報を集めるためにオレ一人でハドラーのかつての拠点へ潜入する事を提案した。

 

「そんな!危険よ!」

 

「だったらオレも一緒に。」

 

「ダメだ!人数が多くなると敵に発見されやすくなるし、場合によってはレオナ姫を危険にさらすことになる。」

 

ダイが一緒に行くと食い下がったがオレはなんとかダイを説得し、マァムとポップもしぶしぶ了承した。

オレは一旦ダイ達と別れ、ロモス王にもらった地図をもとにハドラーのかつての拠点へと向かった。

 

ハドラーのかつての拠点にはガイコツのモンスターがたくさんいた。

 

「どうやら船長の言っていた不死身の軍団はハドラーのかつての拠点を拠点として使っているようだな。忍び込んでみるか。」

 

オレは変化の術でガイコツのモンスターに変化し、敵の拠点に侵入した。

 

どうやら敵のボスは出かけているようだ。

 

(今のうちにレオナ姫がいるか調べるか・・・)

 

モンスターは自分の知らない手段でコミュニケーションを取っているようだ。

 

(入るときは変化の術でなんとかごまかしきれたが、長時間はぼろが出るな・・・)

 

オレはモンスターの気配がないのを確認して通気口らしきところへと入り込んだ。流石に通気口にはモンスターがいない。

 

(ここからなら色んなところを探れそうだ・・・)

 

かつてのハドラーの拠点だけあって流石に広い。5時間くらい捜索したが、とても隈なく探したとは言えない。

 

(クソッ、これは完全に長期戦になりそうだ。だがレオナ姫がどこかにいる可能性がある以上放っておけない!)

 

通気口を探索していると隠し部屋のようなところを見つけた。隠し部屋には宝箱が一つ置かれていた。

 

(罠?いや、こんなところでありえないか・・・でも念のため・・・写輪眼!)

 

罠でないかを確認するため写輪眼で宝箱を確認した。中から弱々しいチャクラを感じるがどうやら罠ではなさそうだ。オレは宝箱を開けた。すると貝殻らしきものが入っていた。どうやら地獄の騎士バルトスというハドラーの側近がヒュンケルという子供に対して遺したメッセージらしい。地獄の騎士バルトスはアバンではなく、ハドラーに殺されたようだ。そしてアバンを恨むなと・・・。

 

(まあ、これはヒュンケルという子供に渡さなければならないな・・・。どこかで会えればいいが・・・)

 

しはらくするとモンスターの動きが何やら慌ただしくなってきた。

 

(ボスが帰ってきたか?)

 

オレは騒がしくなっている方向へ向かった。するとオレは信じられないものを見た。マァムが縛り上げられ、ミイラに担がれている。




2019/10/25
本編のストーリーに影響しませんが、読みにくいところ、台詞等を修正しました。
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